全国初、電子投票のまち新見市とは!
平成14年6月23日執行の、新見市長・新見市議会議員選挙で日本で初めての電子投票実施が行われた。
新見市は岡山県西北部に位置し、市制当初は39,000人の人口があり現在25,000人に減少してい
る。行政面積の80%が山林で新湊市の10倍(351Ku)の面積をがある。財政状況は平成14年度当初
予算額235億3,140万円で、平成13年度ベ−スの財政力指数0.310・公債費比率20.1・地方
債現在高209億と極めて弱い。
新見市が電子投票に踏みきった理由は幾つもあると思うが、私は山間地帯での開票に時間がかかり過ぎている
のが一番の大きな理由ではないかと思う。平成6年の執行された市議選では4時間25分を費やしている。
14年度執行された市議選では午後8時締め切り後、手作業の不在者投票集計も含めて9時50分に最終結果
を発表し、大幅な短縮は確認できたものの「不在者投票」こそ電子投票に踏みきる必要がある。
市町村合併と電子投票
電子投票での集計は二人で25分で完了。投票デイタ−入力は10分・集計は2分・不在者投票の入力作業13分。
候補者の顔写真は選挙ポスタ−や選挙運動用ホ−ムペ−ジに表示するように、候補者識別・公約・政策の情報
表示等も「電子投票特例法規」の見直しが必要である。
新見市は選挙執行費用として当初予算3,700万円であった。セキュリテイの問題を検討した結果
実施費5,900万円となった。電磁的記録式投票機システムの導入はレンタル方式として、入札
。全国で初めてとあって破格の入札が行われた。機械一式(154台)250万円也。このシステムを購入となれば
ちなみに1億6,420万円也。国民にとって、電子投票を一番やって欲しいのは地方選挙より国勢選挙である。
市町村合併を推進していく上で電子投票は欠かせないシステムである。
- 【参考資料リンク】
菊たみお OFFICE
tamio@mxa.mesh.ne.jp
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