四国一人旅 2007年11月15日(月)
桂浜〜龍馬記念館〜桂浜荘〜龍馬郵便局〜小高坂更正センター〜ホテル南水〜龍馬祭
☆2007年11月15日
龍馬祭の朝
今回旅の中で、朝体調が一番辛かったのがこの日だった。
6時頃には目覚めていたものの、まるで身体が動かない。
いや動かそうにも各節々が痛く、動かせない。
この日の夜の龍馬祭が一番肝心なので、
それに備えて、
このままお昼頃まで寝てようか、とも思ったのだが・・・、
とにかく、シャワーを浴びてから決めようと思い、
重い身体を起こし、バスルームまでなんとか這っていった。
シャワーを浴びてみると、徐々に力が湧いてくる。
着替えて行くとまた徐々に力、朝食をとってまた徐々に力で、
それがだんだんと勇気になり、計画通り午前中に桂浜に行くことにした。
桂浜の龍馬
上の写真は、一人旅では必ず撮るはりまや橋・・・、
今回は、その交差点を車の中から撮った。
左上隅にはからくり時計、8時20分をさしている。
さて桂浜であるが、9時前には到着した。
運転が出来るだけ、いく分動けるようになってはいるが、
龍馬の所までの坂道、一人で車椅子を漕いで行けるかどうか・・・。
せっかくここまで来たのだから以前の一人旅の時のように、
闘犬センターでサポートしてもらえるよう、
お願いしてみた。
闘犬センターの、屈強な男の人にお願いしたのだが、
その隣にいた若い女性が車椅子のアシストをかって出てくれて、
その方にサポートしてもらう事となった。
その女性は、普段から、お婆ちゃんの車椅子を押していて、押し方も分かっているのだそうだ。
嬉しかった。
龍馬に大接近
前回の一人旅の時も、「龍馬に大接近」の櫓が建っていて、
その時は意を決して上まで登ったのだが、
5年の歳月と、この日の体力の状況では、その挑戦は無理だった。
しかし、龍馬祭のその日、
今回の一人旅の気持ちを、真正面から龍馬に語ることが出来た。
初めて龍馬の前に一人で来たのが23歳の時。
それからもう、25年という四半世紀が過ぎている。。。
この先、私の人生が朽ちる時が来ても、
この銅像はその先も、きっと多くの人に勇気を与える事だろう、
そう思うと、この場所がとても愛おしく感じた。
龍馬像と再会を約束し、闘犬センターに戻り、
サポートしてくれた女性にお礼を言い、
闘犬センターで買い物をして、私は次の場所に向かった。
龍馬記念館
桂浜の龍馬像の次は龍馬記念館だ。
前回の一人旅の時から大きく変わったといえば・・・、
館内に近江屋の間取りが再現してあるのだ。
そう、まさに慶応三年の11月15日、龍馬暗殺の場所である。
高知の11月15日は誕生祭、お祭りの日であるから、
その日に近江屋の情景を見てしまうと、ゾクッとする。
しかしやっぱり、龍馬の日に龍馬記念館にこれることは有り難いことだ。
拝啓龍馬殿も書いてきたが、先日「飛謄」が送られてきて、そこに自分のが載っていて、
少々赤面したが、それも旅の思い出である。
龍馬記念館屋上
この屋上、今回が初めてだった。
というのも、エレベーター内のボタンを見たらRの階が・・・、
試しにそこを押すと屋上に!!!、
エレベーター出口から外までもスロープもあって・・・、
そうなると屋上散策になるわけだo(^o^)o
この日天気も快晴!
ここから見る桂浜や横波方面の眺めは、まさに絶景である。
しばらく潮風にあたりながら、その場を楽しんでみる。
ふと見ると隣は、桂浜荘。
そうだ、ここでお風呂に入ろうと思いついた。
桂浜荘展望風呂
桂浜荘は、龍馬記念館と駐車場を挟んで同じ場所にあり、
前回の一人旅では宿泊した場所でもある。
ただ、その時は部屋のお風呂に入り、
桂浜がバッチリ見える展望風呂には行かなかった。
この展望風呂は、午前10時からは外からの日帰り入浴も可能になる。
なのでこのお風呂にもトライしてみた。
入浴料を払い、風呂場に行ってみると、
最後のお客が出たところで、
それ以後は貸し切り状態になった。
右写真は湯船がハッキリ、外は色がとんでいるが、
実際のこの窓から見える景色は、手に取るように桂浜が!!!
入ってよかった。
オリエントホテルで
桂浜荘のお風呂を出た頃、メールが入る。
昨年のよさこい祭り全国大会の時、
土佐金話題から知り合うことの出来たaoaoさんからだ。
事前に「もし都合がつきそうなら」とメールを出しておいたが、
この日の午後なら大丈夫、と返事が来て、
ちょうどこちらも桂浜から市内に戻る予定だったので、
待ち合わせ場所をオリエントホテルのロビーとし、
落ち合うこととした。
昨年会ったとはいえわずか数分、
考えてみればこういう再会は、凄い再会といえよう。
龍馬郵便局
aoaoさんと無事ロビーで再会、
ひとしきり土佐金話題で盛り上がったが、
私が、龍馬郵便局に行く予定と、その理由をaoaoさんに話すと、
郵便局まで一緒に来てくれることになり、
とあるハガキの切手を貼るのも手伝ってくれた。
こういう行為はとても有り難く感じる。
今一度オリエントホテルまで一緒に行き、
そこでaoaoさんにお礼をいい再会を約束して別れるのだが、
私から、ハガキが届いた方。。。
四国一人旅の中の龍馬の日、
龍馬郵便局から龍馬スタンプで届いたハガキは、
実はこうした経緯で送ることが出来たのです。
小高坂更正センター
オリエントホテルに戻ってからも、
高知市内で行くべき場所はまだまだあった。
特に行きたかったのは、この小高坂更正センターだった。
ここではかなり以前からよさこいの鳴子を作っている。
しかも身障者が鳴子を作っているのだ。
おそらく私が30年前手にした鳴子も、
ここで作られたものといっていいだろう。
木工科副科長の友村さんのご厚意で工場を見学させてもらい、
夜龍馬祭で応援する為の鳴子も買わせていただいた。
(ナイスな記念品の鳴子もここから届くことになっている。)
ホテル南水
小高坂をあとにして、オリエントホテルに帰る道すがら、
上町にあるホテル南水にもよってみる。
ここは5年前宿泊したところで、
時間があれば中も覗いてみたかったが、
今回は外からだけにした。
中に入ってしまったら、しばらく出てこれないであろう。。。
それほど龍馬ファンには、心嬉しい展示物のある宿なのである。
まだ午後3時前だったのだが、さすがにここまで廻ると、
疲れも相当出てきてしまい、小休止のためオリエントホテルに戻る。
5時以降は龍馬祭、これから少しでも体力を回復しないといけないのだ。
龍馬誕生祭
この日も日が沈み、いよいよ龍馬誕生祭の時が迫ってきた。
田中商店さんは、5時過ぎにはホテルに来てくれることになっている。
準備万端でその時間にロビーに下りていくと、そこに田中商店さんはいた。
やっぱり再会は嬉しい。
人と人との出会いというのは、その先に再会の喜びまでも、
抱えてくれているのだと実感してしまう。
それまでの一人旅について話すが、龍馬祭の刻限も、
どんどん近づいてくる。
時計も午後5時半に近づく頃、
この2007年四国一人旅ページ作成を約束し、
田中商店さんとともに、上町の龍馬生誕の碑へと向かった。