98年51〜60試合の結果


第51戦○ 横浜 1対0 阪神
 (4位)  苦手阪神に完封リレー

横浜対阪神(6.16)静岡草薙球場

チーム名
阪神
横浜 ×


 苦手阪神に対し、今年は頑張っている。
試合は緊迫していた。阪神川尻、横浜三浦の先発で始まった試合は、両投手の投げ合いとなり、7回まで全く点数の入らない全く分からない試合であった。
しかし、8回裏に井上が殊勲のタイムリー打ち、一気に佐々木自らが持つ16連続セーブタイへの達成に横浜球場は息をのんだ。
試合は終わった。もちろん横浜の勝利でありタイ記録達成である。
昨年苦しめられた苦手阪神からの、価値ある記録といえよう!!


第52戦○ 横浜 5対4 阪神
 (3位)  佐々木また日本新記録

横浜対阪神(6.17)横浜球場

チーム名
阪神
横浜 ×


 この試合も、阪神先発中込と、横浜斉藤隆の投手戦かと思われた7回に、好投斉藤隆が阪神代打八木に3ランを打たれ、昨年の状況を考えると万事休すかと思われた。
 しかし阪神の代打攻勢で、投手も代わり横浜マシンガン打戦が息を吹き返し、3点をもぎ取り再逆転となる。もちろんこうなると、浜の大魔神の登場となる。9回をピシャリと押さえ、なんと苦手阪神戦で日本新記録となる17連続セーブをあげることになる。
これで、貯金4、首位と1ゲーム差の3位、団子状態であるとはいえ、これほどの戦力を持つ横浜ベイスターズは、まさしく38年ぶりの優勝する価値のあるチームであろう!!  なお斉藤隆が今期先発初勝利をあげたことを付け加えておこう。


第53戦○ 横浜 7対6 阪神
 (2位)  苦手阪神に大逆転3タテ!しかも今期3度目!

横浜対阪神(6.18)横浜球場

チーム名
阪神
横浜


 横浜先発の川村が序盤ピリッとせず阪神に3点を許すが、3回裏前回牛耳られてしまった阪神メイから進藤のソロ、鈴木尚の2ランで同点とする。しかし6回7回に追加点を許し6対3となってしまう。
 昨年までは、このままで終わるところが今年の横浜は違う!!8回にマシンガン打戦が爆発、3点を上げ同点とする。9回表を阿波野が抑え9回裏ローズのサヨナラで試合を決める。
 改めていうが、苦手阪神に今期3度目の3タテである。しかもどれも1点差の接戦、さらに働いてもらいたい中心選手が頑張った。
 今期初の貯金5、首位中日に0,5ゲーム差、実力と勢いの整ってきた横浜が一気に貯金を増やし、セリーグを面白くして欲しい!!


第54戦○ 広島 3対6 横浜
 (1位)  19年ぶり首位!(6月以降の)

広島対横浜(6.20)函館球場

チーム名
横浜
広島


 試合は、横浜先発野村が、7回を2点に抑える好投を見せ、その間にマシンガン打戦が爆発、同点、さらに逆転し、継投で一点は失ったが9回裏はハマの大魔神佐々木がセリーグタイの18試合連続セーブポイントを上げ、見事勝利をあげた。これで4連勝で中日と並んで首位となる。  横浜が6月以降、つまり50試合を経過して首位となるのは何と19年ぶり!!私は、その間ずっとファンであったがこんなにも忍耐強いものだとは思いもしなかった。  同率でもまだまだかまわないのである。今はこの時期貯金6となった事がまず第一だと思っている!!


第55戦○ 広島 4対7 横浜
 (1位)  5連勝、佐々木またまた新記録!

広島対横浜(6.21)函館球場

チーム名
横浜
広島


 先発戸叶、広島ミンチーで始まった試合だったが、初回・2回とマシンガン打戦の打棒と、広島守備陣のエラーがからみで得点を上げ、6点を叩き出しほぼ試合を決めたかに思われたが、戸叶の調子もパットせず、3回江藤に3ランを浴びてしまう。しかしその後は、両チームとも一点ずつ追加するに止まり、 またまた9回裏ハマの大魔神佐々木の登場となる。ガッチリ首位を固めるセーブは、セリーグ新記録となる19セーブポイントである。 貯金7、5連勝!!!  さあこれからヤクルト3連戦、貯金シリーズにしていきたい!!


横浜 対 ヤクルト  雨で中止

(6.23)平塚球場



第56戦○ 横浜 7対2 ヤクルト
 (1位)  ハマの番長三浦完投!!

横浜対ヤクルト(6.24)横浜球場

チーム名
ヤクルト
横浜 ×


 先発ハマの番長三浦と、昨年秋大事なところでノーヒットノーランされたヤクルト石井の投手戦で始まったが、2回中根の先制ホームランで、俄然横浜ムードになる。4回3点を追加し、5回表、ヤクルトに2点を返されるが、すぐに相手の守りの不備で、ローズの2ランへとつながる。さらに一点を加え、投げては三浦の開幕戦以来、55戦ぶり完投の珍記録となる。 ハマの大魔神佐々木へつなげる必勝パターンをもつ横浜にとって、こういう記録もご愛敬だと思う。
 これで6連勝貯金8。首位ではあるが、今現在あまり順位を気にすることなく、貯金を減らさず増やすということに意識を持っていって欲しい。


第57戦○ 横浜 3対1 ヤクルト
 (1位)  波留復活の猛打賞!!

横浜対ヤクルト(6.25)横浜球場

チーム名
ヤクルト
横浜 ×


 先発斉藤隆、川崎でやはり投手戦の様相で試合は始まった。
しかし、3回石井波留の12番コンビで、華麗に点を上げ、4回には駒田がしぶとく打点を上げる。6回表に1点の献上した斉藤隆に変わり7〜8回島田直也が押さえ、8回には貴重な追加点をあげ、9回のハマの大魔神佐々木への必勝パターン。もちろん9回を抑え20試合連続のセーブポイントを上げる。
目の前には、近鉄赤堀のもつ21連続セーブポイントの日本記録。
 次は巨人と東京ドーム決戦。もちろん何を差し置いても巨人戦に記録を狙う佐々木のことだから、ここで一気に新記録達成といきたい。
 今日は私の誕生日。この日に横浜が首位に起つのは、19年ぶりである。 なんと素晴らしい誕生日祝い。7連勝貯金9、今日はやけにお酒が美味しかった。   


第58戦○ 巨人 2対3 横浜
 (1位)  佐々木21連続セーブポイント!

巨人対横浜(6.27)東京ドーム

チーム名
横浜
巨人


 先発川村、趙で始まった1回の表、横浜鈴木尚の先制3ランで、リードをし、6回8回と巨人に1点ずつ献上しながら緊迫の試合の中で、投手リレーで守り結局はハマの大魔神佐々木のための試合展開となる。
 近鉄赤堀が持つ、21セーブポイントに並ぶための大切な試合。人間を越えた正義の大魔神に、強い巨人であろうとなすすべはなかった。最後のバッター清水を三塁フライにとり記録達成!!
 しかし、それ以上に8連勝首位死守、貯金10に我々の夢と希望がふくらむ。ハマの大魔神佐々木がいる限り優勝は揺るぎないのである!!


第59戦● 巨人 8対5 横浜
 (1位)  ああ、清原のサヨナラ3ラン(^-^;

巨人対横浜(6.28)東京ドーム

チーム名
横浜
巨人 3×


 先発野村、小野で始まった試合、またしても初回横浜が2点を先制し、リードしながら4回裏へ、ここで痛恨にもゴールデンルーキー高橋にタイムリーを打たれる。この1点は、点数以上に大きな重みがあり6回裏の逆転劇につながってしまう。またも高橋が打つのである。
 本来なら、この2対5で巨人の楽勝と言うことになるのだろうが、すぐ7回の表に波留の走者一掃の2ベースで、同点となる。ここが、ここが横浜の今年の強さなのである。
 しかし残念ながら勝ち越すことが出来ずに9回裏ワンアウト1.2塁、ピッチャー五十嵐の出来が良くなく、バッターボックスに清原。ここで劇的なサヨナラ3ランを打たれてしまう。
 この試合はとても重要な意味があると思う。6回に横山、9回に五十嵐が巨人打戦につかまってしまったが、これがシーズン終盤にプラスと出るかマイナスと出るか?
 私は巨人と優勝争いになった時に、この二人のこの経験が、是非プラスとなって欲しいと思うのである。捲土重来という言葉があるが、苦手意識ではなく、この借りを返すという意識で二人に頑張ってほしいと思いながら、これからの巨人戦をしっかり見ていきたいと思う。そういう意味で、この試合をプラスと見ていきたい!!


第60戦○ 横浜 13対10 広島
 (1位)  大逆転、横浜強い!!

横浜対広島(6.30)横浜球場

チーム名
広島 10
横浜 × 13


 先発戸叶、佐々岡で始まり、戸叶の不安なピッチングの中横浜が3回に2点を先制し、今日は大丈夫か?と思わせたが、4回表江藤に2ランを打たれ試合は一変、5回にも江藤の満塁弾を含む5点を取られ、2対7と勝負は決められたかに思われた。
 しかし6回佐伯の2ラン等で3点を加え追撃!2点差に追いすがるが、それを振るい払うかのように、江藤のこの試合3本目の2ランで、またしても試合を決められたかに思えた。
 しかし、しかし横浜の強さはスゴイ!8回に1点を加え、さらに佐伯の今試合2本目となる3ランで同点、進藤の2ランで勝ち越し、さらに石井琢の2ランで計8点逆に4点差を付けた。
 このあと島田直が、野村にソロホームランを打たれ、3点差となった9回、ハマの大魔神佐々木の登場!!見事3人で抑え21試合連続セーブポイントの日本記録まで付けた、スゴイ試合であった。

 さてこの10試合、9勝1敗というスゴイ勝率で、順位も4位から首位! 貯金も10!まさに貯金シリーズとなった。今後このように一気に貯金を重ねるのは難しいかもしれないが、2勝一敗のペースを基本に行けば、もうまちがいなく優勝である。
横浜の中継ぎがちょっと心配であるが、なんとかマシンガン打戦でカバーし、 この順位にプレッシャーを感じることなく、頑張ってほしい。


51〜60試合を終えて、9勝 1敗

1〜60試合を終えて、35勝 25敗


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(98年優勝への軌跡・項目)

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