準備万端?


赤ちゃんがうまれる前に、なにやらいろいろ買いそろえておかないといけないらしいので、友だちから「出産準備品リスト」なるものをコピーしてもらい、インターネットで安いと書いてあったベビーグッズ大型専門店にお買い物に行った。

 

「ええっと、まずは『耳っぴ』は、っと...」

(耳ではかる体温計。1秒ではかれるらしい。)

とりあえず、めずらしそうなものから入る...


「んで、湯温計、湯温計。」

「あ、いろいろある。どれにする?」

「私、くまさん。」

「おれ、マンボー。」

でも、2つもいらない(さらに、別に私たちは使わない)ので、結局マンボーの湯温計に。

(くまさんの湯温計より200円も高かった...)

「んで、あと入浴用品は?」

「ベビーバスに、湯上がりタオルに、沐浴布に、ベビー石鹸に、ヘアーブラシ...」

「ベビーバス?」

「ん...こういうかさばるもんは、実家に帰った時に買ってもらおう!」

(持つべきものは、親?)

「湯上がりタオル?ふつうのタオルとどこがちがうん?」

「...保留にしよう。」

「沐浴布?」

「...保留」

「んで、ヘアーブラシっと。」

「どうする?髪生えてなかったら?」

「そん時は、ロビン用にしよう。」

「なるほど、なるほど。」

マンボーの湯温計

「じゃ、つぎ服、服。」

「おおおおお、これは必需品だな。」

なんと、犬の刺繍のついたよだれかけを発見。センスのよさが光る(?)

「んで、ソックスとミトン、肌着...」

「ソックス?」

「これか?5〜7センチ?入るん、これ?」

「たぶん...でも、ほんまにいるん?」

「さあ...」

「で、ミトン?」

「手にもいるんか?」

「...らしい。」

新生児用の靴下とミトン

かわいいけれど...

1回も使わなかったゾ

何やらはじめて目にするものに、半信半疑ながら、とりあえずリストにのってた小物をそろえた。

「んで、あとは布団だの、毛布だの、いろいろ書いてある。」

「う〜ん...それは、ママにお願いしちゃおう!」

そう、とりあえず、ほんまに小物”だけ”をそろえた。

(高そーなやつは、ぜんぶ保留)

 

んで、20000円のお金がお財布から飛んでいき...

その晩から、我が家のおふろには、な・ぜ・か、マンボーの湯温計がぷかりぷかりと浮かぶことになった。

(さっそく使いたがる...)


そして、めずらしいもの好きのダンナ様は、帰るやいなや『耳っぴ』で検温。

「ぴっ」

ほんとに1秒で体温がはかれることに感動はしたが...測定結果は34.9度。

「34.9度?ほんまか、これ?」

「わあ、死んどる。それは死んどる体温じゃー。」

で、もう1回測ってみると、35.0度。

「わあ、やっぱり死んどる〜。」

理由はわからないが、箱には「0才〜5才まで推奨」の注意書きが...

表向き、赤ちゃんと大人とじゃー体の仕組みがちがうんじゃない?ということにしてしまったが...

もしかしたら...実は...ほんとに...死んどるんかも....きゃ〜!!