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3〜4ヶ月検診の次にやってくるのが6〜7ヶ月検診。 菜月、生後6ヶ月半。 湿疹で診察してもらったついでにこの6、7ヶ月検診を受けることになった。 そう、ほんとに「ついでに」だった。 |
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私の住んでいた神奈川県川崎市の宮前区というところは、実に実に赤ちゃんの多い地区だった。 神奈川県の中でも多い地区だったということは、たぶん、全国的に見ても、もっとも多い地域だったということで... 3〜4ヶ月検診といったって、4月前半生まれの子だけを集めたって何十人という大所帯になる、そんなところだった。 この3〜4ヶ月検診というのは保健所で受け、次の6〜7ヶ月検診からは、各自、自分で決めた病院の小児科で受けることになるんだけど、ある病院では、この6〜7ヶ月検診を受ける1ヶ月も前に検診の予約を取る日というのがもうけてあって、その予約が午前中の電話だけでいっぱいになってしまう、そんなところだった。 「少子化」なんてどこの国の話? そんなところだった。 だから、広島に引っ越してきて、 「先生、この間引っ越してきたばかりで、この子、まだ検診を受けてないんですけど。」 遠慮気味に言った時、 「ほうか、それじゃ、今からやりましょう。」 と言われた時には、なんだか拍子抜けした気分だった。 え?今から? |
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ところで、6〜7ヶ月検診というやつは何かというと... 由緒ただしき(かどうかは知らないけど...)育児書、『はじめての育児百科』(主婦の友社発行)によると、6〜7ヶ月検診というのは、 「寝返りやお座りなどの体の発達、タオルを使った手の機能の発達と心の発達、斜視の心配がないかということが診察の主なポイントとなります。・・・うんぬん、かんぬん・・・また生後6ヶ月ころからは、お母さんからもらった免疫が切れ、いろいろな感染症にかかりやすくなる時期。検診ではあわせて感染症に対する指導も行っていきます。」 なのだそうだ。 |
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が、そういう説明が別にあるわけではなく、検診は突然はじまる。 まず母子手帳を開いて、先生がひとこと。 「ふんふん、生まれが小さいわりにはおけえの。」 (字幕:生まれが小さいわりには大きいね) そして、母子手帳の6、7ヶ月検診のページを開き...そこには、いろいろな項目についての質問があり、それに対して「はい」「いいえ」に○をつけるようになっているんだけど、 「ええっと、母乳かの?ミルクかの?」 「母乳です。」 「はい、母乳...と。」 やはり、突然はじまる。 |
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そして、 「歯は何本生えとるかの?2本かの?」 「はい、2本です。」 「歯は2本...と。」
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「ええっと、寝返りはするかの?するの?するの?」 「あ、はい、します。」 「よしよし、寝返りはする...と。」
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「ええ、おすわりはするかの?するの?するの?」 「はい。」 「よし、おすわりはする...と。」
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「手を伸ばしておもちゃはつかむかの?つかむの?つかむの?」 「はい、つかみます。」 「おもちゃはつかむ...と。」
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「声はよぉ出よぉるかの?出よぉるの?出よぉるの?」 「はい。」 「声はよぉ出る...と。」
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「離乳食は食べとるかの?食べとるの?食べとるの?」 「あ、はい。」 「食べとる...と。」
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先生は、すでに最初っから「はい」のところに手をおいており... 半分、誘導尋問的だったりもする...(^^;;; |
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そんなわけで、なんだか少々押され気味のかーさんなのだったが、いつもと変わりなく、いたってマイペースの菜月しゃんは、というと... 胸囲や頭囲をはかってもらってる間、そのメジャーをかじってガシガシし...おいおい(^^ゞ 問診してくれてる先生の毛むくじゃらの手をしっかりつかんでグショグショし...おいおい(^^ゞ 返ってきた母子手帳をしっかり握って、レロレロなめまわしていたりするのだった。お〜い(^^ゞ
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はかってもらった身長、体重、胸囲、頭囲のサイズ欄には、参考までに、標準のサイズ、小さめな子のサイズ、大きめな子のサイズも記してあったんだけど... 菜月、頭囲45.2cmは、大きめな子の44.0cmをも上回るでかさであり... 引っ越しのごたごたで、どこにいっちゃったかわからなくなっていた44cmの帽子。 すでに探す必要がなくなっていたことが判明した瞬間であった。 赤ちゃんの身につけるものというのは、ほんとに実に実に短い命である...(T_T) |
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