うんちが苦手


赤ちゃんは、生まれたての頃は、なんとなんと1日に何度も何度もうんちをする。

お乳をあげる前におむつを替えて、お乳をあげた後にもう一度おむつを開いてみると、またまたそこにはうんちがあったりする。(^^ゞ

でも、お乳だけ飲んでいる時のうんちというのは、やわらかく、うんちらしからぬ、なんだかすこぉし甘酸っぱいようなにおいの、まったりとした(?)感じなもんだから、それほどうんちうんちはしていない。

(とは言っても、やはりうんちはうんちなんだけど...)

これが何ヶ月かすると、うんちの回数も、人間らしく1日に1回とか2回とかになってくるわけだけど、そのかわり離乳食が始まってくると、今度は、うんちうんちしたうんちになってくる。

つまり、人間らしい、それなりの匂いのあるうんちとなる。

というわけで、うんちらしからぬうんちを1日に何度も替えるほうがいいか、うんちらしいうんちを1日に1度か2度だけ替えるほうがいいかということになってくるのだけど...

ま、選択の余地などない。考えるまでもないことだけど...(^^ゞ


ちなみに、赤ちゃんのうんちは、離乳食で食べたものが、食べた形のまま出てきたりもする。

細く切ったほうれんそうなんか、切り口もそのままに細いまま、ちゃーんと緑色のまま出てくるし、にんじんは、にんじんらしくオレンジ色で出てくる。

そして、その中にまじって、青い色も出てきたりして...

「はて、いったい何を食べさせただろうか?」

とはたと考えこんだりするんだけど、実は、ティッシュの箱の紙片だったりするのだ。

ちゃぁんと「エルモア」と書いてある。(書いてない、書いてない)

なちゅきのやつ、箱かじってるだけかと思ったら、しっかり食べていたりする...なんたる。

ティッシュの箱を試食中の菜月

(生後8ヶ月)

ま、前置きはこれくらいにして...(長いって?)

不思議と、男の人はこの「うんち」が苦手である。(というのが今回の本題である)

おふろには入れてくれる、(母乳の場合はともかく)ミルクもやる、離乳食だってあげてみたりもする。

だけど、どうもおむつは替えれない、という人は多い。

おむつだって替えるぞ、という人の中でも、でもうんちは...という人は多い。

不思議だ。

いや、そりゃー私だって、別にことさらうんちが好きなわけではない(当たり前だけど)

だけど、嫌いなわけでもない。

少なくとも、おむつを替えるのに、うんちだから替えれないということはない。

別にどっちでも替えれる。

...って、そんなこと選り好みできる状況でもないのだけど。

遊ぶ...

(生後5ヶ月半)

寝る...

(生後5ヶ月)

「おれは、うんちだって替えれる。」

と男の人が言うと、

「へぇ、いいダンナ様ね。」

って言われるけれど、これだって変な話である。

それでほめてもらえるんだったら、私なんか、むちゃくちゃいい奥様である。( ̄▽ ̄)

だいたい、「うんちだって替えれる」って、声たかだかに言うあたりがすでにおかしいゾ。

うんちをしていれば、うんちを取る。

当然じゃーないか。

食べさせる...

(生後4ヶ月半)

そう、当然...なのだが、やはり、うちのダンナ様もうんちは替えれない。

正確に言うなら、替えれた時期もあったのだけれど、いつしか替えれなくなってしまった。

いつのまにか...知らないうちに...である。無念である。

今だって

「ちょっと手が放せんから、おむつ替えてくれないかなぁ?」

と言うと、とりあえずは替えてくれる。

だけど、うんちだと...

「た、民さん、これ、ちょっと、ちょっと。」

おむつを開いたまま、しどろもどろになる。

おふろにつける...

(生後7ヶ月)

ところが、ある日。

私がおふろに入っている間に、おむつを替えてくれようとしたのか、

「ねぇ、うんちしてた時のおむつってどうするん?」

ダンナ様が聞いてくるではないか。

(そうかそうか、とうとう改心したか)

「うんちだけティッシュでふきとってトイレに流すんよ。」

「ふ〜ん。」

 

「で、その後のおむつは、いつもどーしとるん?」

(そうかそうか、替えた後のおむつまで考えてくれるか)

「おむつは、そこのバケツにつけといて。」

「ふ〜ん。」

 

「でも、ふきとれんうんちは?」

(そうかそうか、そこまで丁寧にやってくれるか)

「バケツの水でおむつをすすいで、水だけトイレに流して捨てて、それから、おむつは...」

「ふ〜ん。水だけトイレに流すんだってさ。」

 

水だけトイレに流すんだってさ?

.....だってさ?

何?

 

よぉく耳をすませば、おむつを替えているのは、お義母さんだったりして...

ダンナは、おふろに入っている私と交信するための”ただの”仲介役だったりして...(゜O゜;)きゃぁ!!

「あ、お義母さん、後でやりますから、そのへんにおいといてください。」

突如、方針の変更となるのである。

おかしいと思った...このやろ。

おむつを替える...

(生後4ヶ月半)

そんな「仲介役な」ダンナなもんだから、私が先におふろに入ってて

「なっちゃん、連れてきてぇ。」

と言った時

「ちょっと待って。うんちしてたから。」

なんて言ったとしても、

「あ、そうなん?昨日、下痢してたけど、今日も下痢してる?」

聞いてみれば、

「いや、オレ、見てないからわからんけど...」

やっぱり、替えてくれてるのはお義母さんだったりする。このやろ。


のくせ、おむつ替えてて

「わ、うんちしてるわ。」

と言うと、ばたばたとやってくる。

そして

「あ、ほんとだ。くちゃい、くちゃい。なっちゃん、くちゃいくちゃいですよ。」

遠巻きにして大騒ぎする。

”珍しい物見たさ”というやつであろうか。このやろ。

 

菜月、生後8ヶ月。

父が再び、うんちを替えれるようになる日は訪れるであろうか?

訪れんだろーなー...はぁ(−_− )

ちなみに、おまるに座らせてみると...

お馬さんに乗ったみたいにおおはしゃぎ

トイレとは思ってない菜月

(生後8ヶ月半)