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この4月からチャイルドカーシートが義務化された。 子供を交通事故から守るためには、これはほんとによいことだと思う。 「注意1秒、ケガ一生」 「泣いても、騒いでも、チャイルドカーシートには乗せましょう」 確かにそうだ。 ぜひ実行したいものだ。 が...これがまたなかなか難しい。 |
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菜月、1歳と2ヶ月。 菜月をチャイルドカーシートに乗せておくということは、かえって危険ではないかと思われる今日この頃。 なんせ、チャイルドカーシートによい子で座っていられる時間は、10分にも満たない。 10分も座っていると、突然爆発し、ぎゃぁとうなりだす。 渾身の力で抜け出そうとする。 なんとか気を紛らわせようと、とっかえひっかえおもちゃを渡すのだけれど、渡したおもちゃを、今度は運転席めがけて、ぱ〜こらぱ〜こら投げつける。 「泣いても、騒いでも、チャイルドカーシートには乗せましょう」 だぁ? そんなの、やれるもんだったら、やってみろぉー いつも、かぁしゃんはそう思う。 「現実」は「理想」どおりにはいかない。 |
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なっちゃんが生まれる前、私は、ほとんど赤ちゃんというやつを見たことがなかった。 ま、目に入ったことはあるけれど、深く関わり合いをもつ機会というのはなかった。 だから、「育児」がどういうものかなんて、もちろん全く想像もつかなかったわけで... そんな時、にーちゃんちに拓ちゃんが生まれた。 はじめて間近に目にする赤ちゃんは、とても不思議な生き物で... 「うわぁ、ちっちゃいなぁ。」 「ぷくぷくだなぁ。」 って、ついつい、指先から頭の先まで観察しちゃったりして 「朱里ちゃん、拓ちゃん、髪もつれちゃってますよぉ〜」 「爪もずいぶん伸びちゃってますよぉ〜」 いろいろ目についたりもするわけだ。 |
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ところがところが、赤ちゃんの爪を切るというのは、ちょちょいと自分の爪を切るのとはわけが違うのだ。 赤ちゃんというやつは、じっとして爪を切らせてくれたりはしない。 起きている時なんてぜったいに切れない。 かと言って、寝てる時には、やりたいことがいっぱいあったりするもんだから、掃除機かけて、洗濯物入れて、アイロンかけて...と家事に追われているうちに、爪を切ろうと思ってたことなんて、つい忘れてしまう。 |
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こうして、 「切らなきゃ、切らなきゃ」 と思いつつ、1日たち、2日たち、爪ひとつなかなか切ってやれない。 しかも、寝ているうちに、と思ってぱちぱち切ってて深爪なんかしちゃった日には、せっかく寝かしたのに起こしてしまったりして... 「あああぁぁぁぁ、やってしまった...」 深く深く後悔することになるのだ。
私だって今ならわかる。 爪が少々長いくらい仕方がないのだ。 爪切るのだって、なかなかたいへんなのよ、と。 |
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髪を切るのもまたしかり。 髪を切るのは、爪を切るよりももっと難しい。 だって、寝てる間には切れない。 しかも、起きている間にも切れないじゃーないか。 はさみを目の前にちらつかせるだけで、菜月なんて目の色が変わる。 「かぁしゃん、それ貸して、貸して。」 たいへんな騒ぎになる。 最近では、公園に出かける時に、ジーンズのぽっけにはさみをしのばせて、砂場で夢中になっている菜月の目を盗みながら、ちょいちょいと伸びた髪を切ったりしている。 これなら、切った髪が散らかる心配もないし、顔や服にかかった髪の毛もぱっぱと気兼ねなく払いのけることができる。 我ながら、グッドアイデアだと自負しているぞ( ̄▽ ̄) |
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「拓ちゃん、シャンプーがだいっ嫌いでねぇ。この1週間で1回しかしてないんよ。」 朱里ちゃんから聞いていた時には、あまりピンとこなかったけれど... シャンプーっていうのも、なかなかむずかしい。 目に石鹸が入らないように、と仰向けに抱いて、頭に水を流すのだけれど... 菜月は、あおむけにされるのがイヤで、一生懸命起きようとする。 んで、一生懸命起きて、したたり落ちる水が目に入り、大騒ぎする。 それをまた仰向けに戻そうとするもんだから、ますます大騒ぎする。 シャンプーするたびに、どっと疲れる。 シャンプーひとつに、こんな労力を要するなんて考えもしなかったことである。 |
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「理想」を言えば、もちろん、安全のためには、チャイルドカーシートにしっかり座らせておくのがいいに決まっている。 爪だって伸びすぎないうちに切り、髪は目にかからないように短くし、シャンプーはこまめにして清潔にするのがいいに決まっている。 だけど、なかなか「現実」は「理想」どおり、というわけにはいかない。 |
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育児方法についても... こうすればいい、こうしたいと思うことはいっぱいある。 こうしたくない、ということだってある。
だけど、実際は... 食べさせたくないと思うお菓子ほどよく食べ... それならば、せめて歯磨きを、と渡す歯ブラシは、ポイポイ捨てられ... 「かぁしゃん、磨いてあげましょう。」 と、反対にこっちが歯磨きさせられていたりする。 しっかり運動させて昼寝をさせましょう、と言ったところで、いくら運動しても寝ないものは寝ないし... どんなに食べてほしいと思っても、食べたくないものはけっして食べない。 「赤ちゃんの好奇心を充分満足させてあげましょう」と本には書いてはあるけれど... ついつい、追っかけていっては、 「これこれ、ダメダメ。」 と取り上げて、大泣きされる。 保健婦をしているいとこでさえ、母乳で育てるすばらしさを唱え、赤ちゃんは母乳で育てましょうと言っていたはずが、いざ、自分の子供となると、しっかりミルクで育てていたりする。
言うのは簡単。 でも、いざやってみると、なかなかそうはならないものである。 |
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だけど、理想どおりにならないことにイラだっていたら、そりゃー毎日毎日イライラばかりしていなくちゃならない。 だから、爪だって髪だって少々伸びてたからって死にはしないし、シャンプーしなくたって人間どうってことはないのだ、というふうに開き直る。( ̄▽ ̄) 眠たかったら「寝るな」と言っても寝るし、食べたくなったらイヤでも食べるだろう、というふうに考える。
「開き直る」 これが、毎日、笑って暮らす秘訣なのだ。(たぶん) いやいや、なかなかたいへんなのだ。(ほんとに) いや、ほんとに...(^^ゞ |