かぁしゃんの1日


「朝まで誰にも邪魔されずにぐっすり寝れたらどんなに幸せだろう。」

菜月が生まれてから、毎日毎日思い描いてきた私の夢である。

「夜だけでもぐっすり眠れるようになったら、他のことはなんだってできる。」

ずっとそう思ってきた。

実に1年と数ヶ月もの長い間、菜月は、夜中も、2度3度起きてお乳を飲んだ。

とにかく、しんどかった。

寝れない、しかもそれが慢性となると、いつもいつも体には疲労感が残っていて、いつもいつも体の芯がどよぉ〜んとしているのだ。

とにかく夜さえぐっすり寝れれば...

かぁしゃんは、そればかりを願っていた。


菜月、1歳と4ヶ月。

そんな思いもようやくかない、菜月もお乳を卒業し、今まで何度も起きていたのがうそみたいに、夜はぐっすりと寝てくれるようになった。

「夜中起きずに朝まで寝れる」

やっと戻ってきた私の生活。

どれほどうれしかったことか。

朝もすっきり目が覚めた。

体も軽い。

家事だって、子守りだって、なんだってこい!という勢いだった。

 

が、人間「慣れ」というのはこわいものだ。

夜ぐっすり寝れるようになってから1ヶ月。

「なんだか、いくら寝ても体がだるい...」

最近のかぁしゃんの口癖である(^^ゞ


かぁしゃんの朝は6時半起床から始まる。

と言っても、これまたいろいろだ。

はっと気づいてみれば8時前だったなんてことも、実を言うとたまにある。(^^ゞ

起きたら、まずとーしゃんのおべんとうを作り、洗濯機を2回まわす。

ご飯を食べ、菜月のご飯を作り、食器を洗い、洗濯物を干す。

家族6人分の洗濯物は、けっこうな量である。

洗濯物を干し終わって、菜月が寝ている間にメイルをチェック。

しばしの自由時間。

そして、それが、実は”本日最後の”自由時間、になることもしばしば(;_;)

2人で仲良くアイスクリームなのだ

(1歳5ヶ月)

9時前。

菜月起床とともに、戦闘開始。

 

菜月が起きたら、まず、ふとんをあげ、菜月をトイレに連れていき、着替えさせ、ご飯を食べさせる。

書けば1行だけど、1行では終わらないのだ...これが。

トイレに連れていけば、大泣きする。

「いい子だねぇ。」

「上手に出来るかな?」

「なっちゃんは、おりこうさんだもんねぇ。」

誉めたり、すかしたりしながら、結局はいつも根負けする(^^ゞ

戦闘開始とともに、いきなり、”敗戦”を迎えるのだ。

だけど、菜月もおしっこはしたいのだ。単にトイレでしたくないだけで...(^^ゞ

なもんで、トイレから出ると、待ってましたと言わんばかりに、ほどなくたくさんおしっこをする。

着替えさせた矢先に、また着替え、ということもたびたび。

 

この着替えひとつも、これまた、簡単にはいかない。

おむつを外したちょっとのすきを見て、菜月は、おしりを出したまま、どこかに行く。

追っかけて行って、つかまえて、とりあえず、おむつをするのだけど...

とりあえず、おむつをしたら、またどこかに逃げていく。

服を持って、また追っかける。

なぜ、そうなるのだ(・_・?


そして、ご飯。

これがまた、なかなか、どーして...

菜月はというと、まず、マグマグを逆さにしてお茶をこぼす。

自分でこぼしておきながら、

「あ〜あ、あ〜あ。」

と言う。そして、

「あ〜あ。」

と言いながら、そのこぼれたお茶を、手でさらさらして、ますます「あ〜あ」になる。(>_<)

ご飯を入れた皿をひっくり返す。

こぼれたご飯を捨てる。

手に持ったスプーンを投げる。

なぜ、そうなるのだ(・_・?


それでもなんとか食べさせて

「よし、デザートね。」

と梨の1つもむいて、つまようじに指して渡してやると、ちょっとの間だけ、いい子で食べれる。

が、つまようじを見つめてたかと思うと、なぜか、ふと、それを耳に入れてみようとするのだ。

なぜ、そうなるのだ(・_・?

つまようじだけではない。フォークや箸やマッチ棒も持たせると、菜月は、どういうわけか耳に入れようとする。

なぜだ(・_・?

つまようじでスイカ食べてます

(1歳4ヶ月)


解けない疑問は多々あるが、とりあえずご飯をすませ、こぼしたご飯を拾い、床をふき、おふろ掃除をする。

でも、おふろ掃除は、菜月にとっては「水遊び」そのものであり...

さっさと一緒に入ってくると、さっさと座り込んで、バケツの水をすくっては投げ、すくっては投げる。

水だけならまだしも、ちょっと目を離したすきに、

「ないない、ないない。」

と、石鹸やスポンジを浴そうに投げ入れる。

オムツの入ったバケツに、おもちゃを入れる。

なかなか、ふろ掃除も終わらないわけで...(^^ゞ

さらに、おふろがきれいになるのと引き替えに、菜月が水びたしとなっているわけで...

午前中、はやくも2度目の着替え、となるのだ。

とにかく水遊びが好き

(1歳5ヶ月)

11時前には近くの公園に行く。

公園は、すぐそこにあり、5分もかからない距離なのだけど...

菜月と行くと、ぜったいに5分ではつかない(^^ゞ

まず、菜月はドアのかぎで遊ぶ。

ドアのかぎに納得したら、今度はロビンにちょっかいを出す。

そして、やっとロビンにばいばいしたかと思ったその先で、玄関のかぎを開けたり、閉めたり...

玄関から出るまでがなかなかなのだ。

これでは日が暮れると、玄関のかぎからひっぺがし、ようやく歩き始めるのだけれど...

数歩歩いては、

「んぱっ。」

と言いながら、いちいち側溝の穴をのぞく。

(だから、そこからは何も出てこないんだって...)

近所のおうちを柵越しにのぞく。

(こらこら、そんなにのぞいてたら、おばちゃんが出てくるって...)

ベルを見つけると、押したがる。

電柱を見つけると、さらさらする。

葉っぱをみつけると、拾いに行く。

ありを見つけると、座り込む。

んで、立ち上がり、ようやく公園に行く気になったと思ったら、

「がっこ、がっこ。」(抱っこ、抱っこ)

歩けっちゅうねん...(^^ゞ

「ロビン、まんまどうぞ!」

(1歳4ヶ月)

「かぁしゃん、アリを発見しました!」

(1歳5ヶ月)

滑り台を渋滞させる菜月しゃん

(1歳5ヶ月)

でも、いったん公園に着くと、1日のうちで、もっとも「平和」な時間が訪れるのだ。

押されては泣き、こけては泣き、波乱も多いが、でも元気に遊ぶ。

そして、元気に遊ぶと汚れる。

砂まみれ、水びたしの毎日。

帰ると、おふろに直行。おふろでシャワーを浴びる。

菜月は、水びたしの体で

「がっこ、がっこ。」(抱っこ、抱っこ)

抱きついてきて、かぁしゃんまで水びたしにする。

そのくせ、体をふいてるはしから、どたどたと逃げていく。

こうして、またおむつと服を持って、菜月を追っかけることに。

なぜ、そうなるのだ(・_・?

裸でどたどたと逃げて行くのだ

(1歳3ヶ月)

昼ご飯を食べさせ、自分もご飯を掻き込み、昼からは、プールに入れたり、部屋で遊んだり。

ここまですれば、普通は「昼寝」だろ?

と思うのだが、菜月は不死身だ。

そんな簡単には寝ない。

なぜだ(・_・?

 

でも寝ないからって、よい子で遊ぶかというと、そんなことはない。

だって、たぶん眠いのだ。単に簡単に寝れないというだけで...(^^ゞ

ニコニコで遊んでたかと思うと、突然、崩れ落ちて大泣きする。

足をばたばたさせて怒る。物を投げる。

「いいかげんにしなさい!」

と怒ると、火がついたようにもっと大泣きになる。

眠くなってから眠れるまでがたいへんなのだ。

なぜ、そうなのだ(・_・?

目下、お気に入りの遊びは...

カルピスの缶積み

(1歳5ヶ月)

財布荒らし

(1歳4ヶ月)

こうして、波乱の数時間をすごしているうちに夕方になり、こちらも疲れかけた頃にようやく昼寝に入る。

夕方6時。

「今更寝るなよぉ。」

と思うのだけど、寝る。

そして、やっと寝させたと思っても、1時間もすると起きてくる。

「もっと寝といてよぉ。」

と思うのだけど、起きてくる。

 

しかも、洗濯物をたたんだり、ご飯を作ったり、ゴミ箱のゴミをまとめたり、で忙しい夕方。

すべてのことがかたづき、

「さぁて、今日は平和に食べれるかな?」

とご飯支度がととのった頃合いをはかって、菜月は起きてくる。

なぜだ(・_・?


また戦闘が始まる。

勝手にいすによじ登って、いろんなものをがしゃがしゃ。

気づいてみれば、お皿を持って振りかぶっていたり...

(壊れる、壊れる)

なぜか、机が水びたしになっていたり...

(こぼしてる、こぼしてる)

ご飯をさくさくしていたり...

(かぁしゃんのご飯がいじめられてるぅ)

「頼むよ、菜月さ〜ん。」

泣きのひとつも入るというものだ。

思えば、菜月がイスを登れるように

なってからたいへんになったのだ

(1歳2ヶ月)

このへんからは、かぁしゃんも、”惰性”で動く。

ご飯を食べさせ、おふろにつけ、歯磨きをしてやり、オムツと泥だらけの服を洗い、後は、寝かしつける戦いが始まる。

壮絶にて長い長い戦い。

長編力作...長くてここにはとても書ききれないので割愛する(^^ゞ

なぜ、君はそんなに寝れないのだ(・_・?

しかも、寝かしつけてる間に、こっちのほうがうとうとしちゃったりした日には...

お腹の上に座ってドンドンされるわ、顔をペシペシされるわ、目覚まし時計で、頭をゴンゴンたたかれるわ...

なぜ、私はこんな目に...(T_T)

もっと優しく起こしてくれぃ...

夜なのに、こんな過激な遊び...

(1歳5ヶ月)

夜11時すぎ。

かぁしゃんの1日はやっと終わる。

こうして淡々と書いてくると、「たいへんだ」っていうのは、あんまり伝わらないかもしれないけれど、

「そんなん、ぜんぜんたいへんじゃないじゃん。」

と言う人がいたら、ぜひ”対決”したいものである。

がおぉぉぉ〜( ̄▽ ̄)


というわけで、1ヶ月ぶりのホームページ更新。

ホームページの更新もなかなかできないのだ、実際。

そう、ずいぶん、前置きが長くなってしまったけど、要するに言いたいのはそういうことなのだ。

 

かぁしゃん、生後30歳と1ヶ月。

「体力」「気力」「忍耐力」の日々。

 

「なんだか、いくら寝ても体がだるい...」

そんな言葉を口癖に、今日も菜月との追っかけっこに明け暮れるのである。