マリオが好き


そもそもの始まりは、とーしゃんの電車好きからだった。
「もし、今からでもなれるんだったら、新幹線の運転手になりたい。」
なんて、まんざら冗談でもなさそうな顔で、ロマンチック(?)な夢を語るとーしゃんは、そのかなわぬ願いを、
ニンテンドー64の『電車でGO!』で少し満足させている。

「会社の帰りに、ゲームセンターで『電車でGO!』やったら、『谷口さん、うまいっすねぇ』って言われた。」
すごくうれしそうな顔で帰ってくるとーしゃんである。
菜月がおもしろそうにゲームするとーさんの様子をのぞきこもうものなら、家でも得意げに何度もやってみせる。

これは「趣味」と「実益」をかねた(自分も遊びながら、同時に子供のお守りもできるということは、そうはないのだ)とーしゃんの子守法であり、とりあえず、それで少しの間だけ菜月から解放されるかぁしゃんも、
「まぁそれだったら...」
という気持ちだった。
菜月、生後7ヶ月の時の話である。


とーしゃんと『電車でGO!』

(生後7ヶ月)



ところが最近、さすがに『電車でGO!』にも飽きたとーしゃんが、『スーパーマリオ』をやり始めたのだ。
それからだ。
菜月は、テレビに現れるマリオに首ったけになってしまった(^^ゞ

掃除しようと部屋に入るなり、菜月はコントローラを取り、
「マリオぉ、マリオぉ〜」
うるさい、うるさい(-_-;)

「それは、とーしゃんにやってもらって。かぁしゃんは、やり方わからないもの。」
最初は、そうやってかわしていたかぁしゃんであったが、日々繰り返させる菜月の「マリオ」攻撃に屈し、最近では、マリオの操作もずいぶん上達した。
ところがである。
ゲームになんて全く興味がないと自分で思っていたかぁしゃんも、上達してくると、向上心(?)というやつがわいてきて、ちょっとのめりこんじゃったりしている(^^ゞ

何度も何度も失敗して、同じところばっかり何度も繰り返しているかぁしゃんを見ているうちに、最近では、
「もいっかい。」(もう1回)
失敗するたびに、菜月に叱咤激励(?)される日々。
そして、菜月はというと、
「着いた」
「あったぁ」
「だ〜ん」
と、ゲームの中で起こる次の場面までしっかり頭にインプットされているようであり、先々に起こることをちゃんと言い当てる(^^ゞ


この頃からコントローラが好き♪

(生後8ヶ月)



ほんと、菜月の「マリオ」熱はすごいのだ。
朝、目を覚まし、
「かぁしゃん...」
「な〜に?」
ほほえましい朝の挨拶の次には、むっくと起きあがってきて
「あ、あ、ああ、マリオぉ、マリオぉ〜。」
テレビのほうをみて、朝から「マリオ」攻撃なのである(-_-;)
そして、
「マリオは後からね。ご飯食べてからにしようね。」
と言い聞かせると、部屋の入り口で、
「ばいばぁい、ばいば〜い、マリオぉ、マリオぉ〜、ばいばぁ〜い。」
別れを惜しみ、いつまでもバイバイしている。
そして、歩き始めるのだけれど、また階段のところで立ち止まり、振り返って部屋のほうにむかってバイバイ。
階段の途中でもう一度振り返ってバイバイ。
いったい何なんだ...(^^ゞ

時には、
「あ、忘れてた。」
と言わんばかりに、部屋に「攻略本」を取りに帰る。そして、ぱらぱらめくっては、
「マリオ、マリオ。」
ほとんど病気と言っていい(^^;;;


本をぱらぱら、ぱらぱら
勉強に余念のない(?)菜月しゃん


(1歳8ヶ月)



お母さんが添い寝で絵本を読んできかせながら、子供を寝かしつける。
「今日もいい子だったわね。ゆっくりおやすみなさい。」
絵本を読んでもらっている間に、だんだん眠くなってきて、静かに眠りにつく子供の顔を見ながら、ほほえむ母親。
そんな親子のほほえましい1場面は、どこにあるのやら。
夜眠る間際まで、スーパーマリオの攻略本をぱらぱら、ぱらぱら。
いったい何なんだ...(^^ゞ

とーしゃんは、とーしゃんで、
「どうしても、ここがクリアできない。」
とかなんとか言いながら、会社から帰ってくるなり、いきなりスーパーマリオの日々。
「なっちゃん、ちょっと見せて。」
と菜月と攻略本の奪い合いになり、菜月がどこかに持っていったと言っては、
「あぁ、攻略本がない。」
と大騒ぎ。

「また、なっちゃんにマリオやらされたよ。」
そう言いながら、いざ始めると
「お、なっちゃん、見えん、見えん。あぁ、触らない、触らない!」
ゲームをする目がむちゃくちゃ真剣だったりする。
実は、菜月のため、と言いながら、菜月以上に白熱しているのは自分のほうではないのか?
寝る間際までゲームに夢中のとーしゃん。
寝る間際まで攻略本に目のない菜月。


とーしゃんと「スーパーマリオ」に夢中!
(1歳8ヶ月)


お母さんが添い寝で絵本を読んできかせながら、子供を寝かしつける。
「今日もいい子だったわね。ゆっくりおやすみなさい。」
絵本を読んでもらっている間に、だんだん眠くなってきて、静かに眠りにつく子供の顔を見ながら、ほほえむ母親。
親子のほほえましい1場面はいったいどこに...(^^;;;

菜月、1歳と8ヶ月。
「正しい親子のあり方」からどんどんはずれていっていると思われる今日この頃。