ぴらぴら


菜月、1歳11ヶ月。
いつの間にか、クマさんのひざかけがないと寝れなくなってしまった今日この頃。
もっと正しく言うなら、「クマさんのひざかけ」ではなく、「クマさんのひざかけについた洗濯タグ」なのだけれど...
なぜに、そのタグがそこまでお気に入りになってしまったのかは、いまだもって謎のままなのである。

それらしき出来事はあった。
今年の正月、実家に帰省した時のことだった。
枕についている洗濯タグを見て
「ぴらぴらあるねぇ。」
楽しそうに菜月が言ったのだ。
それが、洗濯タグに興味を持った一番最初の言葉だったのではないだろうか?
実家にいる間、毎日毎日、寝る時になると、枕の洗濯タグを見ては
「ぴらぴらあった。」
うれしそうに、タグをぴらぴらさせていた。

それからだ。
なぜか、ふとんの端や、ぬいぐるみについたタグを見つけては、
「ぴらぴらだぁ!」
やけに喜ぶようになり...
気づいてみれば、いつの間にやら「ぴらぴら」が菜月にとって、なくてはならないものになっていたのだ。


ここにあるのが、「ぴらぴら」ですぅ

(1歳10ヶ月)


よく、その枕じゃないと寝れない子とか、自分のお気に入りのタオルやぬいぐるみがあって、かかさず持ち歩く子がいるけれど、菜月の場合は、それが「洗濯タグ」らしいのだ。
なんで、また(^^ゞ

手放せないのが「クマさんのひざかけ」だと言うのならまだわかる。
お気に入りのひざかけがある。
なんだか、かわいらしくもある。
が、そうではないのだ。
菜月が好きなのは、あくまでも、「洗濯タグ」なのだ。
しかも、どんな洗濯タグでもいいというわけではない。
「クマさんのひざかけについた洗濯タグ」なのだ。
なんで、また(^^ゞ


ぴらぴらをこすりながら寝るのだ

(1歳10ヶ月)


夜になって、眠くなってくると、
「ぴらぴら持ってぇ〜、ねんねするぅ。」
ぴらぴらを要求するのだけれど、洗濯タグなんて、ふとんの端に、申し訳なさそうに、遠慮がちにちょこんとついているものであり、なかなか見つからない。
ひざかけのふちを手でまさぐって探し、「ほれほれ」と渡すのだけれど、けっこうめんどくさい。
時には、あまりのめんどくささに、他の毛布の、もっとでっかいぴらぴらを「ほれほれ」と渡すのだけれど、菜月はもちろん納得しない。
「ぴらぴらぁ〜、ぴらぴらぁ〜、なっちゃんのぴらぴらちょうだい!」
何がどう違うというのか、クマさんのひざかけのヤツでないといけないらしく...(-_-;)
ぴらぴらを持つと、それを手でこすりながら、実に安心した面もちで寝る。
なんなんだ、いったい(-_-;)


寝る前には、かぁしゃんと一緒に

「かかとクリーム」をぬるのだ(^^;;;

(1歳10ヶ月)


そして夜中。
「ぴらぴらぁ、ぴらぴらぁ。どこ行ったろぉ?」
菜月のぴらぴらを探す声で起こされる。
そのたびに、眠い目をこすりながら、2cm平方のタグを探して渡す。
ぴらぴらが手に触れると、また安心したように眠りにつく菜月。
これが、夜の間に、何度繰り返されることか...
なんなんだ、いったい(-_-;)

さすがに、こうたびたびだと、
「えぇ〜い、そんなに大切なものならしっかり持っとけい!」
と、どなりたくもなるのだけれど、
「ぴらぴらぁ、ぴらぴらぁ...あ、あった、あった。ぴらぴら、こんにちは。」
真夜中、真っ暗な部屋で、見つけたぴらぴらにむかって、実にうれしそうに挨拶している菜月のその声を聞くと、つい、吹き出してしまったりもする。


こんな寝相なので、

ぴらぴらはすぐに行方不明

(1歳10ヶ月)


おかげで、今やぴらぴらは、黒光りするつややかさ(^^ゞ
菜月は、というと、朝起きた瞬間から、ぴらぴらを探しまくり、
「ぴらぴらも一緒にね。」
ご飯を食べに行くのも、ぴらぴらと一緒だったりする。

菜月、1歳11ヶ月。
ぴらぴらを溺愛する今日この頃。
なんなんだ、いったい(-_-;)


おっはよぉ〜♪

(1歳10ヶ月)