|
|
|
「捨てずにまだここに置いている、というだけでも、私ってえらいと思うわ。」 昨日、とーしゃんが会社から帰ってきた瞬間に、私が言った言葉だ。 そう、捨てられそうになっているのは、言うまでもなく、菜月のことだ。 とーしゃんが帰ってくると、やはり、まず一番の話題は今日の菜月のこと、ということになるわけで... 「今日ね、すごくおもしろかったんよぉ。」 「なっちゃんねぇ、最近、歯磨き上手になったんよぉ。」 「今日は、よく昼寝してくれていい子だったよ。」 「菜月の電話の物まねがすごくおかしいんだって。」 とまぁ、こんな些細なことなのだけれど、日々、成長する菜月の話題には事欠かない。 が、それより何より、最近は、1日怒らずに健やかに過ごすということが難しい。 |
![]() 「はい、たにぐちです!」 |
なんせ... 「これは、完璧な反抗期やね。第二反抗期かな?」 お義母さんが言うように、菜月は、今まさに(って、もうけっこう長いような気もするが)反抗期真っ盛りなものと思われ... こんな始末の悪いやつを、いまだ捨てずにここに置いておいてやっている私は立派だと、そんなふうに思う毎日なのだ( ̄▽ ̄) ところで、第一反抗期と第二反抗期の境目はどこにあったのか? 第一反抗期の終焉もまったくわからないまま、菜月は、さらにパワーアップして、第二反抗期に突入したものと思われ... そのあまのじゃくぶりに、ますます磨きがかかってきている。 |
![]() 「気をつけ〜!」の号令にだけは、 なぜか、よく従う菜月(^^;;; |
テレビを見ていると、 「もいっかい見るのよぉ。」 と言う。 「これは、ビデオじゃないから、もう1回は見れないよ。」 と言うと、 「見れないよ...じゃないの!見るのよぉ〜。」 「見れないんだってば。」 「見れないんだってば...じゃないの!」 「他のことして遊ぼうか?」 「他のことして遊ぶ...じゃないの!」 「何したい?」 「何したい...じゃないの!」 会話の最後に、必ず「じゃないの」がつくのだ。 まるで義務のように(^^ゞ |
![]() 「食べる...じゃないの!」; |
「なっちゃん、じゃぁ、歌歌って聞かせてよ。なっちゃん、上手でしょぉ?」 なんとか機嫌を直そうとする努力もむなしく、 「歌歌う...じゃないの!」 「咲いた、咲いた...じゃないの!チューリップの花が...じゃないの!」 チューリップの歌を歌いながらも「じゃないの」がつく。 すばらしく徹底しているのだ(^^ゞ そして、自分の意見が通らないと、最後には走っていって、床にはいつくばってゴネまくる。 誰の子、あの子?いったいどこの子(・_・? 日々思う。 |
1日じゅう、この「じゃないの」につきあっていると、正直、頭痛がしてくる。 それじゃなくても、今年の広島の夏は、とりわけ暑いのだ。 思い返してみるに、梅雨明けから、最高気温が30度を下回った日は、たぶん1日もなかったはずだ。 30度を下回るどころか、お盆をすぎた今も、毎日毎日、あたりまえのように35度近くになる。 ニュースによると、8月16日現在、広島は、真夏日連続30日目だそうだ。 しかも、8月に入ってからは、2日に1日は最高気温が35度を越えた計算になるらしい(‐_‐)。 さすが息苦しい。 体の熱が発散しない。 お外で元気に遊びましょう、どころではない。 炎天下、滑り台も、鉄棒も、ブランコも熱くてさわれもしない。 散歩どころではない。 日陰でも暑いのだ。 プールに入る菜月を日陰で見てるだけでも、なんだか頭痛がする。 なのに...頭痛の種がもうひとつ。 あいかわらず寝ない、寝ない。 一週間に1日か、2日、2時間もお昼寝すれば、菜月は完全復活を遂げれるらしく... ふだんは、朝8時すぎに起きて、昼寝もなしに、夜の11時、12時近くまで起きていたりする菜月。 反抗期の菜月とのなが〜い1日。 かぁしゃんは、頭痛のしっぱなしなのだ。 |
![]() 平日はプール、プールの毎日 ![]() 休日は、海へ、川へ; |
なんせ... わかっているのに、怒られるようなことにあえて挑む菜月。 行くな、と言えば、行く。 来て、と言えば、逃げる。 やめて、と言えば、ことさらにやる。 蹴るな、と言えば、むちゃくちゃに蹴りまくる。 イスに座って、食卓テーブルの上に足を上げる。 「ここはご飯食べるところ。足はダメ。」 と怒って、「め!」と足をつねれば、 「ごめんなさい。」 と言って、足を下ろし、反対の足を乗せる。 反対の足をつねれば、今度は、その反対を乗せる(^^ゞ |
![]() だんだんやんちゃになってきた 「見てみて〜」と菜月 |
足だけならともかく、食卓テーブルの上にあがる。 しかも、自分で宣言する。 「あがった!」 と。 見てみて〜と言わんばかりに。 そして、 「あがったらダメって言ってるでしょ!」 お決まりのように怒られる。 怒られてるはしから、 「ここは、ご飯食べるところだからね。」 と、私の言葉の後を、自分で付け加える。 自分でも、次になんて言われるか、ちゃ〜んとわかってやってるんだから、たちが悪い。 「そうでしょ?わかってるんだったら、降りなさい。」 と言うと、降りてくる。 降りてきて、むきをかえ 「座った!」 見てみて〜と言わんばかりに、今度はテーブルに座るのだ(^^ゞ お〜い(^^;;; ほんと、かぁさんは、ぐったりだ。 |
![]() パンツ一丁で家を荒らす菜月 |
夜寝る時になると、どうしたものか、こちらに足を向けて、蹴る。 しかも、かかと落とし、ときたもんだ。 けっこう痛い。 「蹴らんのよ。」 と言うと、ことさらに、ばたばたと蹴る。 だんだんこっちもムキになってきて、 「蹴るなっちゅうに。」 と足で押し返す。 また、蹴られる。 蹴り返す。 見かねたとーしゃんが、 「こら、蹴ったらダメでしょ?どの足が悪いことしとる?」 と菜月の足を持つと、間髪いれず、菜月が指差して言うのだ。 「これ、これ、この足、この足。」 まてまて、「この足」って、その足は私の足じゃーないか。 お〜い(^^ゞ |
![]() こうやって、 かかと落としが飛んでくるのだ |
こんな毎日では、 「あぁ、もう。あっち行け〜。どっか行け〜。」 最後には、絶叫もしたくなるというもので、ますます温度が上昇する今日この頃。 今年の夏は暑い。 ほんとに暑い。 そして、先日、一通の暑中見舞いをもらった。 それによると、 「3歳が近くなると、『イヤだ』『しない』『知らない』と自己主張がはきりしてきて、腹がたちますよー。」 とのこと。 菜月、2歳4ヶ月。 まだ8ヶ月も先の3歳になっても、反抗期があるものと予測され... いったい、反抗期というのは、第何次まで存在するのだ、とおそろしく思う今日この頃。 今年の夏は暑い。 ほんとに暑い。 こんな始末の悪いやつを、いまだ捨てずにここに置いておいてやっている私は立派だと、ほんとに私はそう思う( ̄▽ ̄) |
![]() かぁしゃんは、立派!( ̄▽ ̄) |