作る


菜月、3歳7ヶ月。
日常生活の中に「昼寝」がなくなってから、もうひさしい。
昼寝のない、3歳児との1日というのは、けっこう長いものだ(^^ゞ
しかも、貴裕、生後6ヶ月。
相手する子供が2人に増えた今日この頃。
半日は外に連れ出して公園で遊ぶとして、あと半日は何して遊ぼう?
頭の痛いところだ(−_− )( −_−)

だって、家にあるおもちゃなんて、すっかり飽きまくっており...
かといって、雨の日もあれば、寒い日もあるわけで...
おまけに、相手するかぁしゃんの体力にも限界があるわけで...
1日じゅう外で遊ぶというわけにもいかない。


子供は遊んでる時の顔が1番!

(菜月、3歳5ヶ月)


そこで、何か遊ぶものが必要になるわけだけれど...
「おもちゃ」
これには、頭が痛い。
おもちゃ...ほんと、子供というのは、どうしてこう何でもほしがるのだ。
新しいものを見れば、あれがいるだの、これがいるだの...きりがない。
のわりに、すぐに飽きる。
おまけに、けっこう邪魔になる。
かたづけてもくれない。
ということで、簡単にできて、楽しく遊べて、飽きたら「燃えるゴミ」としてすぐに捨てれる。
おもちゃは、こういうのがいい( ̄▽ ̄)

というわけで、「折り紙」なども買ってみたのだけれど、これは、まだ菜月には難しい。
うまくできないと言っては怒り、どれもこれも、ぐしゃぐしゃにして、ごっそりゴミ箱行きとなるのが常であり...
実に不経済だ(T_T)


かぁしゃんの折った「金魚」に

ぜんぶ「手」を書いてくれた菜月

(菜月、3歳4ヶ月)


そこで、発見したのが、「リサイクル工作」の本。
「夏休みの工作」などと並んで、図書館には、こういった種類の本がけっこうある。
「リサイクル」というだけに、使うものは、牛乳パックだの、サランラップの芯、トイレットペーパーの芯、段ボール箱、紙コップ...
すべて、家にあるものばかり。
簡単にできて、楽しく遊べて、飽きたら「燃えるゴミ」としてすぐに捨てれる。
すべての条件を満たす。
イケてるじゃないか( ̄▽ ̄)



左から、

「ビー玉ころころ」1号、2号、3号!



だいたい、
「これ買って、あれ買って」
なんでも買えばいいっちゅう、その安易な考えがよくない!
(声を大にして)

物というのは大切に使う。
そして、ほしい物は、自分で何でも作れるのだということ、自分で工夫することが大切なのだということを、菜月には知ってほしい。
(声を大にして)

なぁ〜んて言いつつ、お店での、あまりのゴネように、めんどくさくなって
「290円?わかった、わかった。買っちゃる、買っちゃる。」
口封じのために、根負けして、おもちゃを買って与えてしまうことも正直ある(^^ゞ
あまりえらそうなことは言えない。
(声を小にして)


段ボールでおうちを作りました!

(菜月、3歳6ヶ月)


しかも、じゃぁ、自分は、子供時代、そんな創造的な子供だったのかというと、そんなことはもちろんなく...
小学校の時の、「夏休みの工作」
これには、いつも困っていた覚えがある。
工作や美術の点数は昔からよかった。
手先が器用だとよく言われた。
でも、「何を作ってもいい」と言われると、意外に、何を作っていいのか、浮かばないものだ。
つまり、創造力が乏しい、と。┐( ̄ー ̄)┌ コマッタナ
やっぱり、えらそうなことは言えない(^^ゞ
(声を小にして)


ま、それはさておき(都合の悪いことは棚にあげてっと)、この「リサイクル工作」の本を見て作ってみた。
1番最初に作ってみたのが、飛行機。
魚などの入っているパックと割り箸で作った。
実に簡単だった。
が...
はじめて作った飛行機は、まっすぐ飛ばず(T_T)
バランスが悪かったらしい。
しかも、菜月には、まだ、飛行機を飛ばすということが難しかった。
「これは、飛ばないからだめ。」
菜月は、かんしゃくを起こし、第1号は、作ったはしから、ゴミ箱に捨てられたのだった。
な、な、なんたる...(−_− )( −_−)


そんなこんなの繰り返しで、うまく出来たもの、うまく出来なかったもの、各種とりそろえて、いつの間にやら、家には「がらくた」がいっぱい(^^ゞ
あぁ〜ん、ますます散らかるじゃーないか。
ま、でも、何はともあれ、「物を作る」というのは、楽しいものだ( ̄▽ ̄)
(開き直る!)

鉄砲を作り、
「瑞穂ちゃん、みてみて〜。はっしゃ!」
な〜んて言いながら、サランラップの芯で作った鉄砲で、ティッシュペーパーの玉を、試し撃ち。
が...はっと、「大人」の顔にもどり、
「なっちゃん、こういうのは、人にむけてやったらダメだよ。危ないからね。」
菜月に言い聞かす。
もちろん、菜月は聞かないが(^^ゞ


花びらが開いたり、閉じたりするお花

(菜月、
3歳6ヶ月)


いまや、ちょっと「物作り」に凝っているかぁしゃん。
(あんたが凝ってどうする?)
先日は、トイレットペーパーの芯で作ったロケットを、公園に持って行って、ロケット発射!
砂場で発射台まで作り、
「みてみてみて〜。なっちゃん、いくよぉ!」
興奮気味のかぁしゃんの横で、
「なっちゃん、今、お砂でご飯作ってて、忙しいから、かぁさんがやっといてぇ〜。」
「...」
相手にされてなかったりする(−_− )( −_−)

「だったらいいもん。」
(すねてどうする?)
仕方がないので、ロケットはやめて、一緒に砂場で、お砂遊び。
でも、だんだん白熱してきて、いつのまにやら、なんだか、やけにでっかいトンネルを掘っていたり...
「やった!貫通しましたー!」
興奮気味のかぁしゃんの横で、
「かぁさん、よかったね。」
冷静な菜月。
そして、挙句の果てには、あまりの力のいれように、菜月のスコップの柄を折ってしまい...
「今日、かぁさんが、なっちゃんのスコップ壊しちゃったの。」
しっかり、とーさんに言いつけられたりするのだ。




公園でロケット発射!

(菜月、3歳6ヶ月)




ある日は、砂場で「カメさん」

(菜月、3歳6ヶ月)


ある日は、砂場で「かたつむり」

(菜月、3歳6ヶ月)




そんなもんで、公園で会った子連れのお母さんに
「もしかして、いつも、公園に大きい山が作ってあったり、いっぱいアンパンマン書いてるのって...でも、すごい上手ですねぇ。アンパンマンの顔は書けても、なかなか、体までかける人っていないですよね。」
なんて言われると、かぁしゃんは、ますます闘志を燃やし、
「なっちゃん、かぁさん、今度はメロンパンナちゃん、いってみまーす。」
どんどん、書けるキャラクタを増やしていたりする。
たかが「お絵かき」と思うけど、初めて会う子供を買収する(?)のには、これはけっこうつかえる( ̄▽ ̄)
かぁしゃん、32歳と数ヶ月。
そんなことばかりが上手になっていく今日この頃。


かぁしゃん作「アンパンマン」の横に

「バイキンマン」を書く菜月


(菜月、3歳6ヶ月)


母の姿を目の当たりにし(てかどうかは知らないが)いまや、菜月も、創作意欲に目覚め...
お菓子を食べた後の空き箱や、卵のパック、ティッシュペーパーの箱、おむつの袋...
何か空きができるたびに、
「かぁさん、これで何か作ってみたらどう?」
「あ、これは何になるかなぁ。」
なんでも持ってくる。
持ってくるのはいいのだけれど...
そんな、かたっぱしから作れんっちゅうねん(^^ゞ

しかも、できたはしから、
「じゃぁねぇ、次はこういうの作ってみようか!」
そんな、すぐにできんっちゅうねん。



トイレットペーパーの芯で作った

SLと新幹線



箱で作ったガスレンジと

フェルトで作ったハンバーガー


サランラップの芯で作った鉄砲

玉は、ティッシュペーパーで。


が...
何日もかかって菜月のために作ったアンパンマンのバッグ。
「できた、みてみて〜。」
見るやいなや、、
「わぁ、すごいすごい。じゃーねぇ、反対側には、バイキンマンつけて!」
終わりがない(^^ゞ
だから、そんな簡単にはできんっちゅうねん。

おまけに...
「かぁさん、今日は、あんなの作ってみよ!ね?ああやって、何か蒔いたらできるって言ってるよ、ドラエもんが。」
『ドラエもんと雲の王国』のビデオを見て、「雲の王国」を作れとのたまう。
「雲固めガス」を使って(^^ゞ
そんなん、ぜったいできんっちゅうねん。

なのに...
「かぁさん、なっちゃん、今度は、あのトンボに乗るやつに...」
だから、トンボなんか乗れんっちゅうねん。
「でも...でも、ドラエもんが、こうやって、こうやって、ちっちゃくなって、操縦かんつけてやればいいんだよ。ね、簡単だよ。」
えぇ〜い、ぜったいにできんっちゅうねん。




今は、幼稚園の準備に熱中なのだ!


朝は工作。昼は公園。
日々、家の中にガラクタを増やし、公園の砂場にお山を築く毎日。
「よぉーし。ベビーカー準備OK。菜月、バケツのよーい!」
今日も公園に出かける。
「なっちゃん、今日は何作ろうか?」
と言いつつ、創作意欲に燃えているのは、何を隠そう、自分自身ではないか?

そういえば、洋裁も、菜月が生まれてきてから、菜月の服を縫ってみたいという思いから始めたものであり...
かぁしゃんの今の趣味は、菜月と貴裕のおそろいの服を作ること。
この年になって、「作る」ことに目覚めた今日この頃。

なんでも買えばいいっちゅう、その安易な考えがよくない!
物というのは大切に使う。
そして、ほしい物は、自分で何でも作れるのだということ、自分で工夫することが大切なのだということを、菜月には知ってほしい。

そう言いつつ...
かぁしゃん、32歳と数ヶ月。
そのことに気づいたのは、何を隠そう、自分自身だったりするのだ( ̄▽ ̄)


幼稚園バッグも作ってみました!

(菜月、3歳6ヶ月)