ほんと、父親って...


菜月が3歳になってひさしい、ある日のこと。
とーしゃんにトイレに連れていってもらった菜月が、トイレから出てくると、自分のズボンを持って、走ってきた。
見ると、パンツの前後ろが反対になっている。
でも、そんなことは、日常茶飯事で...(^^;;;
菜月に言わせると、パンツについている絵柄は、前にないといけないのだそうだ。
おしりにあったんじゃー絵が見えないからと。
だから、おしりに絵柄のあるパンツも、菜月は、自分で前後を逆にしてはき、いつも、柄を前にする。

だから、
「なっちゃん、自分ではいたの?」
てっきり、かぁしゃんは、そう思っていた。
が、
「うーんう、とーさんにはかせてもらったの。」
「.....」

ま、そんなことも、実は日常茶飯事で...(^^;;;
とーさんは、「着ること」に関心のない人なので、パンツのむきを間違えることなんて、まぁ、あるだろうなぁと、かぁしゃんも納得した。

が、
「ねぇねぇ、これ、パンツのむきが逆になってるけど。」
一応、言うだけは言ってみた。
すると、
「え!....女もののパンツって、前と後ろがあるんだ。」
とーしゃん、33歳、今まさにはじめて知ったらしい事実。
まさか、人生33年もやっていて、女もののパンツは、前も後ろもないと思っていたとは、さすがの、かぁしゃんも想像できなかったぞ(^^;;;






今日の主役は、

とーしゃん、生後33歳と7ヶ月


そうそう、パンツと言えば...
ずぅっと以前のことだけど。
まだ、菜月のおむつが、完全に外れてなかった頃のこと。
週末、とーしゃんが、菜月を車に乗せて、公園に連れていってくれた時だった。
帰ってくるなり、菜月が
「おしっこ。」
はいはい、おいで、とトイレに連れていったのだけれど...
見ると、トレーニングパンツをはいている菜月。
その頃、家では、確かにトレーニングパンツをはかせていたけれど、外に出る時には、必ず、紙パンツにしていた。
それは、外出先で、いつ、おもらしされるかわからないってこともあったし...
何よりも、車を大切にしているとーしゃんが、車でおもらしされるのが恐くて、車に乗るときは、必ず、紙パンツにしてくれ、と言っていたからだ。
なのに...なぜ(・_・?


菜月が幼稚園で書いた

とーしゃんの絵

(菜月、4歳2ヶ月)



出かける時に、履き替えさせるのを忘れたんだろうか?
あんなに、いつも気にしているのに...
そう思いつつ、トレーニングパンツをぬがせてみたら...
あ〜ら、不思議。
なぜか、トレーニングパンツの下に紙パンツ。
なぜ(・_・?

「ねぇねぇ、これ、不思議なことになってますけど。」
一応、聞いてみた。
すると、とーしゃんは言った。
「え、それ、トレーニングパンツ?おかしいなぁ、ちょっと気をきかせてみたんだけど。ほら、あるでしょ。女の人がパンツの上にはくやつ、てっきりあれかと思って...ほら、あの...」
どうやら、とーしゃんは、「ブルマ」のことを言っているらしく...
とーしゃん的には、最大限に気をきかせて、紙パンツの上に、わざわざトレーニングパンツをはかせてみたらしく...(^^;;;
とーしゃんが、たまに、気をきかせると、こういうことになるのがオチだった┐( ̄ー ̄)┌ コマッタナ


とーしゃんの愛車と子供たち

(菜月、生後4歳1ヶ月

貴裕、1歳0ヶ月)




貴裕も、車が好き。


そんなもんだから、
「菜月、いきなり、溝でこけるんだもん。よかったよ、着替え持ってっといて。」
とーしゃんと出かけて帰ってくると、菜月は、いつも、とんでもないことになっている。
キャミソールを、横向きに着ていたり...
(わきにくるはずの線がしっかり前にきているのだ)
額から玉のような汗を流しながら、なぜか、長袖を着せられていたり...

ほんとに、父親ってやつは...(^^;;;


菜月、沈没。

でも、父はテレビを見ているのであった。

(菜月、4歳1ヶ月))



育児に関しては、とーしゃんのその手の話は、いくらでもある。
そりゃーもう、一晩じゃぁ、とうてい語り尽くせない(^^ゞ

貴裕、生後2ヶ月。
めずらしく、とーしゃんが、オムツを替えてくれた時のこと。
「民さん、たいへんたいへん。貴裕、ほら、下痢してるわ。」
一目散に飛んでくるのだけれど...
母乳を飲んでる赤ちゃんのウンチは、とってもやわらかいのだと、それが普通なのだと、とーしゃんは、「今まさに」はじめて知ったらしい。
もちろん、夜中に、貴裕が何回起きて、お乳を飲んでるかなんてことは、「いまだ」知るよしもない。

2人目の育児だっていうのに...
ほんとに、父親ってやつは...(^^;;;


貴裕と語りあう(?)とーしゃん

(貴裕、1歳1ヶ月)


のわりに、自分は、けっこう、わかっちゃってるつもりだから恐い( ̄▽ ̄)

「いやぁ、でも、昨日は、貴裕、めずらしく、よく寝とったよなぁ?」
自信を持って、そんなことを言って、
「よく寝とった?よく寝とったっていうのは、もしかして、昨日の夜のお話でしょうか?」
(敬語になっているあたりが、かなり恐い)
かぁしゃんに、撃沈される( ・_・)ノ⌒●~*
もちろん、よく寝ていたのは、とーしゃんだけで、何度も起きて、お乳を探す貴裕を相手に、かぁしゃんは、慢性的に寝不足で、ぐったりだったりだ。
でも、とーしゃんは知らない。




いつも子供とぐっすりのとーしゃん


こうして、何か発言しては、日々、墓穴を掘りつづけるとーしゃん。
「菜月も寝ん子だったけど、貴裕も、ほんとに寝ないね。」
という話をしていたら、
「ほんとよ。まだ、菜月なんて、こうやって抱っこして、頭を胸んとこにつけたら、寝とったもんね。」
自信を持って、失言を繰り返す(^^ゞ
もちろん、菜月でさえ、そんな簡単には寝ていなかった。
でも、とーしゃんは知らない。


とーしゃんが寝かせてくれました。

(菜月、生後9ヶ月)


貴裕、生後10ヶ月。
「貴裕は、ほんとに、なんでもよく食べるわぁ。もう、貴裕のを特別に作らなくても、大人の取り分けで、食べてくれるんだから、離乳食作る手間がはぶけて楽だわぁ。」
という話をしていたら、
「ほんと、貴裕って、離乳食っていう時期がなかったもんね。」
失言は後をたたない(^^ゞ

当たり前だけど、もちろん、貴裕にも、「離乳食」の時期はちゃんと存在した。
食べることに関して、菜月よりも、多少、手がかからなかったというだけで...
でも、とーしゃんは知らない。

ほんとに、父親ってやつは...(^^;;;

とーしゃんは、こうやって、ことあるごとに失言を繰り返し、かぁしゃんに反撃をくらうのだが...( ̄▽ ̄)
けして、へこまない。
それが、よいか悪いかは別にして(^^ゞ



ぼくも1歳になりました!

(貴裕、1歳0ヶ月)


先日、とーしゃんの会社の人たちとバーベキューをした。
「よし、わしが背負っちゃろぉ。」
と、しょいこで、貴裕を背負ったとーしゃん。
「ねぇ、それだと、おんぶひもでおんぶするより楽?」
会社の人に聞かれて、自信満々言った。
「うん、楽、楽。これの方が、ひもが肩にくいこまんし。」
そして、後ろから、間髪いれず
「楽って、あ〜た、おんぶひもで、おんぶなんか、1回しかしたことないやん!」
かぁしゃんに、撃沈された。
だって...かぁしゃんの記憶に間違いがなければ、とーしゃん、33歳。
子供を「おんぶひも」でおんぶしたなんてぇことは、この写真の時、1枚きり。
しかも、「記念撮影」用のこの写真1枚きりだ。


とーしゃん、はじめてのおんぶ

(貴裕、生後7ヶ月)


その日、人見知りのはげしい貴裕は、とーしゃんの会社の人と目があうと、まゆをひそめ、じぃ〜っと見つけては、目をそらし、ひたすら、だんまりを決み、結局、帰るまで、一言も声を発しなかったのだけれど...
「ほんとに、おとなしいですねぇ。うちでもこうなんですか?」
会社の人に聞かれると、
「うーん。そうかなぁ、うん、こんなもんかなぁ。」
とーしゃんは、自信を持って答えるのだった。
もちろん、「こんなもん」であるわけはなく...
この日、とーしゃんのあやしいのは、記憶力だけでなく、洞察力もだということが判明したのだった。


いつも寝るとこうなるのだ...(^^;;;

(貴裕、生後7ヶ月)



そんなとーしゃんなのだけれど...
タイミングは実によい。
「貴裕、なんか、寝返りしそうな雰囲気なんよぉ。」
数日前から、かぁしゃんが、今日か、今日かと待ちわびていた、貴裕の記念すべき初めての「寝返り」
「ちょっと、菜月、遊ばせてくるから、貴裕、見といて。」
貴裕をとーしゃんにあずけて、菜月を公園に連れていって遊ばせていた日曜日の昼。
「たかひろ、今、寝返りした。」
かぁしゃんは、携帯電話に届いたメールで知ることになるのだった(;_;)
貴裕の、記念すべきはじめての寝返りの瞬間を1番最初に目にしたのは、とーしゃんだった(;_;)
しかもしかも、
「あ、貴裕、歯が生えてる。」
記念すべき、貴裕の最初に生えた歯を目にしたのも、とーしゃんだった(;_;)


貴裕の「立った、立った」

(貴裕、1歳0ヶ月)



菜月の「立った、立った」

(菜月、生後11ヶ月)

そして、先日、とーしゃんは、ついにやらかしてくれた。
後ろ髪だけが、やたらと長く伸びた貴裕。
「ねぇ、1回だけ、おれに散髪やらしてくれ。」
そうとーしゃんが言うものがから、
「ま、後ろ髪切るくらいならいいか。」
とはさみを持たせてみたのだ。

んで、どうかなぁ、様子を見にいった5分後。
「な、な、な、なにしよーーーーーーん!」
かぁしゃんは、絶句するのであった。
そこには、前髪がぴたーっと一直線にしかも、斜めに切られた「大五郎」な貴裕が...
しかも、とーしゃんは
「いまから、いまから。」
いや、「いまから」どころではない。
すでに終わっている(‐_‐)
しかも、修復のしようのないほどに、完膚なきまでに(‐_‐)

が、
「ちょっと切りすぎかね?」
あまり気づいてないとーしゃん。

次の朝になって、
「民さん、これ、やっぱ、おかしいね、貴裕。」
今ごろ気づくとーしゃん。

そして、数週間後。
「髪って伸びんもんやね。おれ、もっと早く伸びるかと思った。」
笑顔で語るとーしゃん。

貴裕、生後11ヶ月。
1歳の記念すべき誕生日を前に、いきなり「記念撮影」の意欲を失わせるような姿へと変わり果てたのであった。
「1回だけやらせてくれ。」
とーしゃんは言ったけど、とーしゃんにはさみを持たせることは、もう2度とないに違いない。


おふろで、サラリーマン風に



髪型、爆発!



ある日突然、こんな髪型に(‐_‐)

(貴裕、生後11ヶ月)



貴裕、BEFORE

散髪前の髪型はこうでした。


貴裕、AFTER

散髪後は.....大五郎


とーしゃん、33歳と7ヶ月。

したい時だけ育児する。
できることだけ育児する。
それでも、十分すぎるほど、自分は育児に参加しているという充実感と満足感。
けして無理はしない。
できる範囲は超えない。
でも、満足感は120%。

だから...
寝不足でぐったりで、全身筋肉痛で、子供に風邪をうつされて...
どんなに、かぁしゃんがぼろぼろになろうとも、とーしゃんは、けして、ぼろぼろになんてならない。けして。

今日も、とーしゃんは、かわらない笑顔をふりまいて、元気に自転車で会社に出かけていく。
「暑いし、貴裕、1回、ぼうずにしてみるか!ぼうずなら、俺にもできるかも。」
ぜんぜん懲りてない┐( ̄ー ̄)┌ コマッタナ

ほんとに、父親って...(^^;;;


子供以上に笑顔のいいとーしゃん

(菜月、4歳0ヶ月)