林道看板(小)

京都府道1号沿いにある、
以前から目をつけていた君尾林道の看板


京都府・福井県県境地帯
歴史深き山々を駆け抜ける
本格派山岳林道と温泉ツーリング


君尾・泉富林道

あやべ温泉二王の湯
あみーシャン大飯(湯ったり温泉)


伊丹−R171・173→綾部−R27・京都府道1→
綾部市上林−君尾林道(光明寺分岐からダート)−
泉富林道(全線ダート)・京都府道487→綾部市大唐内
−京都府道1号→福井県大飯町(あみーシャン大飯)

あみーシャン大飯−京都府道1→綾部市睦寄(あやべ温泉二王の湯)
−京都府道1号・R27→丹波町−R9→園部
−R477→川西−R173・171→伊丹

走行日:5月13日 使用車両:DJEBEL250GPSver
  走行距離:230km



林道看板(大)

京都府道1号線から分かれ林道へ向かいます


 結婚して子供ができてめっきりバイクに乗る機会が減りました。昨年は、愛車のトランザルプを手放し、BAJAを弟に譲ってDJEBEL一本に絞りました。しかし、昨年1年間の走行距離は僅か2700q程度と惨憺たるありさまでした。ロングは五箇山の二本のみ、近場にもほとんど行くことがなく、2月にはバッテリーを上がらせてしまうという大失態を演じてしまうほどの有様でした。
 そこで、考えてみました。土日の休みのどちらかを使いツーリングに出かけます。買い出しなどの家の用事の迷惑にならぬよう早朝出発とし午後2時には帰宅します。この条件で走りに行く場所を探すとなると、ハイアベレージで流れるR173を使うか高速を使うしかありません。前週は、亀岡から保津峡に抜け天龍ラーメン(JUNKFOODS)を食べて高速を使って帰ってきました。朝早く出発すると充分に楽しめることもわかりましたし、翌日に疲れが残らないことも確かめられました。今回は、ツーリングの魅力のひとつである「ダート&温泉」でミニツーリングを組み立ててみました。行き先は、マイ・フェバレットロードのひとつである京都府道1号線沿いを走るたびに気になっていた林道看板←を目標に早朝のR173を飛ばしていました。


 君尾林道です。尾根に駆け上がるまではターマックで気をもませますが、光明寺線を分岐し、君尾山キャンプ場を過ぎると待望のダートに巡り逢えます。土質の締まったダートです。景色も尾根筋なので上々、天気も上々、絶好の林道ツーリングです。けど、轍さえないこの林道・・・ ツーリングマップルにも記載されているので不安はないけれど、本当に林道を走っていてもバイクと遭うことがほとんどなくなりましたね。しかし、久しぶりの林道、それも6速ダート、気持ちよく飛ばせました・・・ まぁ、ブレーキングで一度テールロックしてしまいましたが・・


君尾林道尾根筋

君尾林道尾根筋部分


泉富林道遠景

泉富林道から望む県境の山並み


 君尾林道からつながる泉富林道です。目の前に広がるそそる道筋は・・・ 残念ながら泉富林道ではありません。分岐点から少しだけ入っては見ましたが、作業道と記してあるとおりツーリングにはハード過ぎるようです。まぁ、浩BAJAが同行しているのであれば突っ込みますけれど、今回は少しだけでやめにしました。けど、この景色が家を出てから2時間あまりなのですから、R173は整備されたし、バイクの性能も上がりました。こんなところで写真を撮っていると、バイクって、そして自然って良いものだと感じます。心身のリフレッシュには林道ランがやはり効果抜群ですね。


 泉富林道出口です。取り付きまでダートでした。フラットな尾根筋と違って、下る道筋は結構ハードなものがありました。君尾林道の上りがターマックですから、ダートを楽しむには泉富林道を上りに使うほうが楽に楽しめるような気がします。
 DJEBELのダート性能は、たまにしか乗らない私の腕を補って余りあるくらいです。タイヤがラインオフなのでやや頼りないきらいがありますが、もう目を三角にして飛ばすような歳でもないし、コーナーで足を滑らせることももうないので、これくらいで丁度良いのだと思います。あとは、GPSの便利さとタンクの大きさがツーリングには重宝します。今回もGPS大活躍、そして230q無給油で大丈夫でした。ちなみに燃費も30q/lを超すようになりました。あたりがでてきたかな、マシンにもライダーにも!




泉富林道北側取り付き


あみーシャン大飯

あみーシャン大飯(湯ったり温泉)


『あみーシャン大飯(湯ったり温泉)』


 京都府道1号線がR27と合流する直前ののどかな田園地帯がひろがるところにあります。「あみーシャン大飯」は総合福祉施設で、社会福祉協議会やデイサービスが入っています。その中に展望温泉(湯ったり温泉)があるのです。
 地上4階からの田園風景は素晴らしいの一言、露天風呂や変わった浴槽はないけれども、値段の安さもあいなって文字通り「湯ったり温泉」だと感じました。

営業時間11:00−21:00   入浴料300円


 『あやべ温泉二王の湯』


 君尾林道の途中からショートカットルートがあります・・・ でも本来は京都府道1号線にはきちんとしたナビ板が整備されており、さらにお土産屋やパターゴルフコースの間を縫って到着することも可能です。
 泉質はナトリウム炭酸水素塩泉、属に言う「美人の湯」です。確かに肌のすべすべ感はたいしたものです。また、ここの露天風呂は素晴らしい。谷間の高台にある二王の湯、その建物のせり出した部分にある露天風呂からの景色は最高です。谷奥から扇状的に広がる風景を見ながらの入浴、まさに至福の瞬間ですね。ゆったりとした寝湯もあるし、湯温も低めに設定してあるようだし、極楽気分です。この浴槽にいる人はみんな幸せそうな顔をしているように見えます。

営業時間10:00−20:00  
入浴料400円(土日祝500円)


 また、この二王の湯には隣接して特産館や宿泊施設もあります。




あやべ温泉二王の湯




R477の分岐部分(園部町口人近辺)


 帰り道のR477です。兵庫県川西市の一の鳥居から三重県四日市市へ抜けるこの国道、この路線には、琵琶湖大橋や旧鈴鹿スカイラインも含まれています。が、百井越えや周山の近辺などハードな酷道なのです。『OUTRIDER』誌の国道一直線にも取り上げられたB(いやC)級国道なのです。←の写真は園部町にある分岐、どう見てもみちなりは直進です。しかし、R477は曲がります。個人的には大好きですこの道。車も少ないのでよく使います。ただ、ガソリンスタンドやコンビニなどの施設が極端に少ないので、綿密な踏破プランが必要です。




今回走った林道&入った温泉インプレッション
君尾林道
南から入れば、尾根筋に到着するまではターマックである。その後は泉富林道につながるまでダート、それも砂利敷きではない土質のダートである。乾いていれば走りやすい(6速ダート)だが、雨の後はおそらくぬかるむであろうし、スリッピーであろう。尾根筋なので景色は最高に良い。
泉富林道
君尾林道からつながり京都府道487まで全線ダート。砂利が敷いてあり、下り部分では荒れている箇所もある。おおむね走りやすくダートの醍醐味を味わえる本格的林道。
あやべ温泉二王の湯
露天風呂からの景色が素晴らしい。温泉の泉質も良く疲れがとれる。
あみーシャン大飯(湯ったり温泉)
地上4階からの田園風景は、日本の良さを感じさせる。変わった浴槽はないが落ち着ける湯。







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