口蓋裂の歯科矯正治療について

症例2:右側唇顎口蓋裂(第1期治療=7歳4ヶ月)

 初診からこの間、何もしなかったわけではなく、歯磨き指導やフッ素塗布など、虫歯を作らないように指導管理しております。

 第1期治療としては、拡大床による側方拡大をした後、腸骨移植をして顎裂部の連続性を作ろうと計画しました。 狭いところに骨を入れるのは大変ですから、顎裂部を一度広げて、また骨ができた後から拡大するのは大変ですから、骨移植前に十分に広げておく必要があります。

上顎拡大前

上顎の拡大床

拡大後

拡大床を装着したところ(左側面)

拡大床を装着したところ(正面)

拡大床を装着したところ(右側面)

 

保定床を装着したところ(正面)

拡大床に弾線を付けて上顎右側の中切歯を唇側に移動させてます。

 

 

 この間、6か月です。途中夏休みに腸骨移植をいれてあります。顎裂部がきれいでしょう?

矢印の部分が顎裂部で骨欠損があった場所です。

この後の治療(第2期治療)


  ホームに戻る  | Q&A(良くあるご質問のコーナー)へ戻る |唇顎口蓋裂の歯科矯正治療TOPへ戻る |