★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★  [Renewal:1999.07. 27]  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


ロータリー趣味・職業別親睦活動について

第2680地区 国際奉仕委員会/RRVF委員会 大森千里委員長(高砂青松RC)



ご承知の通りロータリーの奉仕部門には、クラブ奉仕・職業奉仕・社会奉仕及び国際奉仕の4部門があります。趣味・職業別親睦活動−RRVF(Rotary Recreational and Vocational Fellowship)は、国際奉仕の一部門であります。

RRVFプログラムは、1993年にRI理事会がそれまでの世界親睦活動(WFA)プログラムと試験的プログラムであった国際職業連絡グループ(IVCG)を合併したことにより出来たプログラムです。(手続要覧'98年版95頁参照)合併したとはいえ、趣味別と職業別親睦グループは依然としてその特性を維持しております。
世界親睦活動は既に何十年という歴史があります。エスペラント語親睦グループは、1928年に発足し、ヨット親睦グループは1947年に組織されました。

職業別連絡グループは、趣味別親睦グループの長年の歴史とは対照的に、1988〜89年に発足したばかりですが、短期間に多大な関心が集まり、多くのグループが形成されつつあります。
これ等RRVFグループは趣味を通じて、数々の奉仕活動をして参りました。例えば飛行親睦グループは医療関係の分野で医薬品の運搬に力を貸しましたし、カヌー親睦グループのロー夕リアンは汚染された川の清掃を行いました。
職業親睦グループにとっても奉仕は主要な活動であります。眼科医親睦グループは、開発途上国の眼科手術及び失明の予防に協力いたしました。

各親睦グループはメンバ一同志がフォーラムを開催したり、また最低年1回、ニュース・レターを発行しております。またアマチュア無線親睦グループは無線の通信という手段により会員相互の親睦を深めることが出来ます。
しかし最高の親睦の機会は会員が実際に会った時におこります。従って毎年のRI国際大会にはRRVFの各ブースが設けられ、親睦が深められるよう情報交換が出来るよう計画されております。

現在RIに承認されているグループは約80にものぼります。例えば趣味別グループでは、アマチュア無線(ROAR)、ヨット・グループ(IYFR)、ゴルフ・グループ(IGFR)、飛行グループ(IFFR)等現在44のグループが結成されております。

その中で特異なものに「ロータリーの歴史と伝統の会」(RHHIF)があります。これは、シカゴ市のユニティ・ビルの711号室(最初にロータリーの会合が行われた部屋)の保存や、ポール・ハリスの墓碑周辺の造園をした際の募金を呼びかけたシカゴ・クラブの人々の提唱で、1988年の国際大会で承認されたグループでありますが、世界本部は当然米国ですが、本部役員にRI理事の竹山涼一氏(札幌南RC)、当地区の田中毅PG(芦屋川RC)がおられ、日本や当地区に縁のあるグループであります。
職業別グループとしましては、会計士、歯科医、眼科医、教育等34のグループがありますが、日本に支部があるか、又実際に活動している職業グループが存在するかは不明です。

趣味別にしろ職業別にしろ、これ等のグループがRI から独立したグループとして承認されるには、3カ国以上の会員の存在、3カ国3地区のガバナ-の承認、会長と少なくとも2人以上の役員の存在等の条件が必要であり、まだ日本から申請されたグループはありません。
本年度、芦屋川RCの田中毅PG、福本真一会員のご努力で、日本、韓国、台湾の3カ国で囲碁グループを設立すベく目下準備中であり、現在チャーターメンバーを募集しておりますが、日本各地から多数の会員の参加申込みがありました。本年度か次年度には囲碁親睦グループが誕生するものと思われます。

以上の如くRRVFはロータリアン各個人が自分の趣味、職業を通じ親睦、奉仕を行う国際的なグループであり、参加も個人単位で地区やクラブとはかかわりが無いため、会員各位の認識が乏しいと思われますので、地区の委員会としまして概念をお知らせ致しました。

なお、「ロー夕リ一の歴史と伝統の会」のグループは、当地区、田中毅PGが西日本担当役員をされておられます関係上、どうか、興味のある会員はぜひご入会されます様お願い致します。入会の詳細は、後日各クラブ会長宛書類を配布させていただきます。

(ガバナー月信10 Apr.1.1999号)



日本国内に支部がある趣味の会





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