★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★  [Renewal:2001.02. 18]  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


ホストファミリーの皆様へ

"親善大使"として相応しくないと判断した場合は、交換期の途中でも"強制送還"致しますので御遠慮なく、ホストRCのカウンセラーに御相談下さい(^-^)/~

でも、その前に私達が本当に彼等の友達になる事が出来ているか? また下記の通り、日本と彼等の国の慣習との違いにより誤解していないか等もしっかり確認して上げて下さいね(*。-)


彼等は"お客様"として来日しているのではありません。"親善大使"としてホストファミリーの一員になり、派遣先国の文化に親しみ両国の親善に貢献すると言う義務があります。
親善大使として相応しく無いと判断されましたら、この家の"ボス"は私だと言う事をハッキリ解らせて上げる事が必要な場合もあります(*。-) 日本独特のもってまわった表現は、来日生に全く通じない事が多々あるばかりではなく、時として逆に双方の間に溝をつくってしまう事もありますので御注意下さい!

本プログラムでは"交換生は派遣前にオリエンテーションを受ける"事になっています。しかし、国(地区)によってはオリエンテーションを受ける事なく派遣される事がしばしばあり、酷い場合、来日生は自分が"親善大使"だと言う事さえ知らない時があり地区委員もビックリする時があります(:-_-:)
おかしいなぁ〜と思ったら、ホストRCのカウンセラーに依頼してオリエンテーションをして頂いて下さい。 [カウンセラーの頁へ]
簡単な事であれば来日生のホームページに記載しています"彼等のサポーター"から説明して貰う事も可能です(*。-) サポーターは出来る限り来日生の国に派遣されたローテックスが担当する様にしています。


下村のお父さんはボク達の為に、1998/09/27 に"幸せの村"でのオリエンテーションに参加して色々と勉強してくれたんだよ(*^_^*)
以下はボク達をホストする上でとても大切な事なので、必ず読んでボク達とルールを決めて下さいね!


ホスト・ファミリーの手引き
ホストファミリーの心得
ホストファミリーのマニュアル
来日生用のマニュアル(英文)
ホストファミリーの実践例(^-^)/~

悪気は無いんだけど.....こんな違いも〜(@_@)




ロータリーを通じて高校生の友情の輪が世界中に 広がっています!

最近の主な留学生の交換先 (順不同)
アメリカ スウェーデン ノルウェー アルゼンチン スペイン フィリピン
イギリス スロバキア フィンランド インド タイ ブラジル
オーストラリア デンマーク フランス オーストリア ドイツ ベルギー
オランダ トルコ マレーシア カナダ ニュージーランド メキシコ

その他ロータリーが存在する国への派遣も可能です。 「ここ」に御問い合わせ下さい。



★ホスト・ファミリーの手引き [menu]


他国の青少年交換学生を迎えることは、挑戦すべき課題であり、またチャンスでもあります! ホスト・ファミリーは、交換学生との交流から他の文化への知識を深め、同時に青少年の希望と抱負を知る機会に恵まれます。この課題と機会は、あなたの家族ひとりひとりの生活を必ず充実させてくれます。

 本手引きは、青少年交換プログラムに関する一般情報、青少年交換学生を迎える準備のための提言、交換学生とホスト・ファミリーを体験するに当たって直面する諸問題について解説しています。学生の派遣と受入のロータリー・クラブから、詳細が得られますが、本手引きを参考にして、ホスト・ファミリーとしての今後の心構えを考え始めましよう。


《ロータリー青少年交換プログラム》

毎年、世界各地のロータリー地区とクラブは、高校生の年齢層の学生のために、数千という国際青少年交換を手配しています。プログラムの主要な目標は、文化交流による世界理解を深めることです。
交換には主として2種類あります。

  1. 長期交換

      これは通常1学年度間のもので、学生はホスト国で2軒(一般に3軒)以上 のホスト・ファミリーと生活を共にし、通学します。

  2. 短期交換

      これは、数日間から数週間のものまでいろいろあります。学校の休みの間行われ ることがよくあり、学業は含まれないのが普通です。
      短期交換は、ホスト国で1軒のホスト・ファミリーの家にホームステイするのが 普通です。しかし多くの国の学生が参加する国際青少年キャンプとして組織する 事も出来ます。

〈学生の選考〉

ロータリー地区とクラブが、詳細な申請書と面接により青少年交換に関心をもつ若い人たちを選考するのが標準的慣習です。こうした手続を踏めば、責任感の強い、しっかりした学生だけを派遣できるでしょう。
学生の派遣国のプログラム管理者は、通常、申請者の学業成績、語学力、一般的な適応性を特に重視します。長期と短期の交換の両方に障害を抱える学生の応募も奨励して下さ い。

〈青少年交換の規則〉

国際ロータリーは、出版物と推奨指針を用意して、各地のロータリー青少年交換計画を支援していますが、ロータリーの地区とクラブは、国際ロータリーにとらわれず独自に青少年交換を運営します。従って、それぞれのクラブまたは地区の青少年交換には、学生が守らなければならない独自の規定があると思われます。
ロータリー青少年交換を受諾した学生は、出発前に、本計画の規則を守ることに同意し、署名します。計画の全規則に関して、学生のホスト・ロータリー・クラブは、あなたと学生の両方と話し合うでしょうが、あなたは学生と直接計画の規則を見直し、誰もが自分に期待されていることを了解しておくようにするとよいでしょう。
規則は、一般に、常識の範囲内のものです。例えば、交換期間中の自動車の運転禁止や海外旅行に特別許可の必要なこと。また、恋愛関係にかかわらないで下さい(文化的な慣習に従った交際は、奨励されています)


《交換学生を出迎える準備》

交換学生の派遣ロータリー・クラブとホスト・ロータリー・クラブが、交換のための大部分の準備を整えますが、学生の到着に備えて、あなたができることが、いくつかあります。
以下は、あなたの準備のための一般的な提言、並びにロータリー地区やクラブに共通する責務をいくつか述べます。さらに具体的な指針については、交換学生のホスト・クラブまたはホスト地区に照会するとよいでしょう。

〈ホスト・ファミリーへの提言〉

ホスト・ファミリーは、交換学生の氏名が分かったら直ちに、学生とその両親と文通を始めるとよいでしょう。
将来のホスト・ファミリーとして、あなたは、あなたの家族構成(家族の人数、年齢、趣味など)学生の出発前に気候に適したした必要な衣類などを書き送り、歓迎の意を述べるとよいでしょう。つまり、あなたが異なる文化の見知らぬ家庭のことで知りたいと思うようなことを知らせるとよいのです。
あなたは、交換学生に寝室を1部屋用意する必要はありません。しかし、シングルのベッドを一つ必ず用意して下さい。
この他、学生があなたの家族と暮らす上で守らなければならない家庭のきまりを考えておくのも役立つでしょう。

〈ロータリーの地区とクラブの責務〉

学生の母国の派遣ロータリー・クラブまたは地区は、学生の旅行日程をホスト・クラブまたは地区に知らせ、また「海外に行く」ための適応指導を行います。
派遣クラブまたは地区は、交換期間中に交換学生、ホスト地区、ホスト・クラブとも連絡を取り合います。派遣クラブまたは地区は、帰国後の交換学生の報告会の手配をします。

ホスト・ロータリー・クラブまたは地区は、到着する学生を出迎えます;地元の高校 (1学年度の交換の場合)への入学手続、授業料の支払い、その他の教育上の手配をします。適応指導を続けると共に学生のために社交や文化行事を計画します。
1学年度の交換の場合、ホスト・クラブまたは地区が、顧問ロータリアンを任命し、毎月、小遣いも用意します。交換期間中、ホスト・クラブまたは地区は、通常ホスト・ファミリーの一員ではない顧問ロータリアンを通して、学生とホスト・ファミリーとの連絡を続けます。


《家庭に迎える》

交換学生は、あなたの国で胸が躍るような楽しい1年間を過ごします。
以下は、交換学生の出迎えと歓迎の一般指針です。この指針には、交換学生と最初のホスト・ファミリーにのみ当てはまるものもありますので、その点にご留意下さい。

〈交換学生の出迎えと紹介〉

ロータリー・クラブまたは地区のロータリアンが、学生の出迎えをしますが、学生の最初のホスト・ファミリーの一人が歓迎団に加わるようにするとよいでしょう。
到着したばかりの学生は、非常に疲れていて、「時差ボケ」から回復する時間が必要なことを念頭に置いて下さい。多くのホスト・ファミリーは、空港に出迎えに行くほかに、交換学生のために形式張らない歓迎パーティーを開きます。
このようなパーティーの目的は、交換学生がこれから接する地域社会の人々やホスト・ファミリーの友人たちを紹介することです。
このパーティーに続き交換学生に同年齢層の人々を紹介していきます。交換期間中接する人々の大半は、同年齢層の人たちです。
多くのホスト・ロータリー・クラブは一種の社交行事のようなものを開催し、到着後間もない頃から次々と紹介をしていきます。同地域に多数の交換学生がいる場合は特にそうです。

〈適応指導と順応〉

上記で述べたように、大部分の交換学生は、到着前・到着後に公式な適応指導を受けています。しかし、いかに徹底的に適応指導を受けても、見知らぬ国に知人もなく最初のホスト・ファミリーのところに行くわけです。
この青少年交換が、実際のところ学生が長く自国を離れる初めての旅かもしれません。学生が日本の国の文化を完璧に理解していないように、あなたも学生の母国について先入観を持っているかもしれないと認識することで、交換学生をできるだけ円滑に適応させていく事が出来ます。
先入観のためにホストが学生の行動を曲解するケースもあることを理解して下さい。こうした問題を解決するために、ホストのために文化交流の適応指導を行っているロータリー地区もあります。
交換学生の適応に役立つもう一つの方法は、交換学生にあなたのあるがままの日常生活を経験させ、あなたの文化を理解させる事です。これは、凝った娯楽を提供する事などでなく、大抵のティーンエージャーが日本の国で体験するような家庭生活を味わう機会を提供して学生を家族の一員にする事です。

〈家庭への一般的な順応〉

ホスト・ファミリーの両親は、交換学生に部屋と食事を用意するほかに、実の両親が行うように、親としての全般的監督をすることが期待されています。
ホスト・ファミリーの両親は、学生が特別な問題(病気、ホスト・ファミリーまたは学校生活への適応上の困難深刻なホームシック)に直面した場合、顧問ロータリアンに報告する責務もあります。
"交換学生が最初に慣れなければならないことの一つ"は、家族内の年長者にどのように呼びかけるかということです。
“Mother” もしくは“Father”は、本当の両親のために使うものと感じられるので抵抗があるのは当然です。“Mom”“Pop”“Mater”“Mamm”これらはすべて今まで使われたことがありますし、代わりの言葉が自然に生まれてくるのも普通です。
以下は、この他に適応しなければならないことです。この情報の多くは、周囲に溶け込んでいくうちに理解できるようになりますが、最初から明確に問題点と家庭内のしきたりを話し合っておき、誤解を生じないようにしておくことが賢明です。



《交換学生が直面するいくつかの主要な問題》

個々の交換体験もそれぞれ異なり、同じではありませんが、大抵の交換学生が、交換期間中に直面する問題があります。この一般的な問題をいくつか以下に述べます。

〈語学力〉

学生もホスト・ファミリーも、最初のころに、何らかの言語による問題の存在に気づく事と思います。
ほとんどの学生は、到着前に、ホスト国の言語を、時にはかなりの程度まで学んだはずです。しかし、それは本から学んだ知識で、日常使う言語に備えたものではありません。学生とのコミュニケーションには、ちょっとした誤解やいらいらが伴うものだと覚悟して下さい。
学生が、家庭のしきたり、道順その他に関して言われたことが理解できる様にあらゆる努力をして下さい。慣れない言語でコミュニケーションをするのにいらだち、困惑し、理解出来たかの様に取り繕っても、本当は分からない場合もあるのです。
逆に、ホストは学生の話を理解していることを示し、解らない時には、ためらわずに聞き返して下さい。
時々、交換学生の母国語に堪能な例えば教師・通訳・学生の母国の訪問者とかの援助を仰ぐ事が必要な場合もあります。

〈ホームシック〉

言語に問題がある場合、同時にホームシックにかかっていることがよくあります。ほとんどの交換学生が、遅かれ早かれホームシックにかかります。
交換の初期の段階の目新しさと感激が過ぎると、交換学生は、見知らぬ国で突然一人になった様に感じてしまいます。
ホームシックにかかった人は、日々の多くの問題を克服し難く思い、郷愁の念が募ります。こんな経験に学生が滅入ってしまう場合もあります。
深刻なホームシックの最上の治療法としては、学生の母国語を話す人に接することや充実した活動プログラムなどがあります。名所等への小旅行やちょっとした社交行事が役立つ場合もあります。また趣味や他の地域行事への参加を勧めることも役立ちます。
長期交換の学生のホームシックがなかなか直らない場合、顧問ロータリアンか学校のカウンセラーが力になる事が出来ます。

〈学校に関して〉

前に述べたように、ほとんどの長期のロータリー交換には、交換学生の通学が含まれています。
ホスト・ロータリークラブが、地元の中高校に授業料を支払い、ホスト・ペアレントは、交換学生が順調にスタートを切れるよう配慮します。
交換学生の最初のホスト・ペアレントは、教科を組むため交換学生と一緒に学校のカウンセラーを訪れることを考慮して下さい。交換学生は、不可能と思われるほど沢山の授業に出席しなければならないと思っていることがよくあるということを認識して下さい。
このため、学生には新しい学校に慣れるまで、あまり多くの科目を履修しないよう助言しなければなりません。
交換学生が学校の手続に慣れる為にあなたの指導が必要かもしれません。学校のシステムが非常に異なる場合は特にそうです。ホスト・ファミリーの子弟が、学校の力ウンセラーにこの分野で協力する事が出来るでしょう。
学生に必ず学校の往復道順を教えて下さい。必要な場合は学校構内の外で昼食をする方法も教えて下さい。

〈滞在家庭を変える〉

上記に述べたように、ほとんどの長期の交換計画では、学年度中3カ所のホスト・ファミリーの家庭に滞在します。ホスト・ファミリーと交換学生が最初からその滞在期間を知っておくことが大切です。
最初の移転は、交換学生に多少の動揺を与えるかもしれません。当初カルチャー・ショックを乗り越えるのを手助けしてくれた家庭に交換学生が愛着を感じているからです。
交換学生がホスト・ファミリーの変わる事を辛いと思っている場合、学生には機会を広げる為と述べながら共感あふれる理解を示さなければなりません。
顧問ロータリアン、理解ある教師、交換学生の信じる宗教の牧師などからの助言も、円滑に移転を進める役に立ちます。理想を言えば、交換学生は、交換当初に次のホスト・ファミリーに紹介されていなければなりません。

〈交換学生のロー夕リーの義務履行〉

ホストは、交換学生のロータリーの義務遂行に助力するよう勧められています。
学生は通常クラブや地区の会合などのロータリー行事に出席する事になっています。学生はクラブや地区の会合に出席し、講演する場合もあります。ホスト・クラブやホスト地区で交換学生がその体験を発表することは、交換の最も重要な特色で、親善使節としての学生の役割に貢献します。
ホストは最初からこのロータリーの義務を承知していなければなりません。そして、学生が新しい環境に慣れるのを見計らいながら、この義務を遂行させていきます。
例えば、交換学生がロータリーの行事で講演を引き受ける前に、新しい文化と言語に慣れるための時間が必要だということをホストは理解しなければなりません。
到着後まもなく順応過程の単なる一環として交換学生がロータリー・クラブの会合に出席するのは名案です。こうすると交換期間中の後半にロータリー・クラブで落ち着いて講演出来るでしょう。
学生は、「演説家ではありません」という口実の下に講演を断る事は出来ません。学生が経験を積んだ雄弁家であるとは期待していません。聴衆は訪問者を見て自分達の文化に対する感想を聞く事に興味を持っています。
上手なスピーチが興味の対象ではありません。


《要約》

ロータリーの交換学生の受入に関する責務を要約すると次のような簡単な指針になります。


《ROTEX》

ROTEXは、各留学生にカウンセラー(ROTEXカウンセラー)を配属し、彼等の日頃の相談相手となっていますので、あなたがホストする交換留学生の担当をされているROTEXのカウンセラーが誰であるかもしっかり把握して、カウンセラーとも定期的に連絡を取り合って下さい。


このような情報すべてを読むと、交換学生を受け入れることが極めて複雑に見えるでしょうが、そうではありません。
しかし、受け入れには手際の良さと思いやりと忍耐が必要です。ロータリー青少年交換プログラムを通じて交換学生を受け入れる事は、視野を広げ、理解を深め、長期にわたる友情を深める点で報われることが大きいのです。
ロータリーの交換学生の人生を前進させ、あなたの人生を充実させる決断を下した事に御祝いを申し上げます。



★ホストファミリーの心得 [menu]

《受け入れの心構え》

《お互いに確認しておきたいこと》

《日常生活、生活習慣について》

《病気、けが、その他のトラブル》

ROTEXは、各留学生にカウンセラー(ROTEXカウンセラー)を配属し、彼等の日頃の相談相手となっています。



★ホストファミリーのマニュアル [menu]

ロータリー青少年交換プログラム・ホストファミリーマニュアル

RI第2680地区
国際青少年交換委員会・ROTEX CLUB

《ホストファミリーを始める前に》

ロータリー交換留学生のホストファミリーをお引受け頂き、深く感謝申し上げます。
言葉や習慣、文化のまったく違う国から来る留学生を、皆様の家庭でホストすることは苦労も沢山あると思いますし、また、楽しいことも沢山あるはずです。
このマニュアルは、口ータリー青少年交換委員会が、皆様の「ホームステイ」を成功させるため留学生をホストして頂くホストファミリー用として作成したものです。
留学生をホストする前に、ホストファミリーの皆様にもこのプログラムの持つ意味や、留学生が何を学びに日本にやって来るのか、なぜ今、青少年交換プログラムが必要なのかをよく理解して頂き、一年間の留学生活をバックアップして頂くよう、お願いするものです。

《本当に国際化した日本?》

日本は国際化時代と言われるようになってしばらく経ちます。でも本当の意味で国際的になったのでしょうか。確かに日本の国自体は、経済的や政治的な意味では国際的に、重要な役割を占めるようになりました。しかし私たち日本人を振り返って見ますと、まだまだまた゛国際交流は下手ですし、どうも外国人に対して苦手意識があるようです。
それも無理はないことで、日本の小さな町でも外国人を見かけるようになったのは、文部省が外国人英語教師を積極的に雇い入れるようになった最近のことなのですから。それまでは、小さな町では外国人が町を歩けば皆が振り返ったものです。
数年前、日本の高校生とロータリーで来日した外国人留学生との間で、国際交流についての討論会を開催しましたところ、外国人留学生から「日本人は外国人に対して、特別な感情を持っているのではないか? それは人種差別だと思う。」 という意見が出されました。それに対し日本の高校生は江戸時代の長い鎖国の話しを持ち出し、日本人が単一民族であるが故に外国人苦手意識があると切り返したのですが、逆に外国人留学生からは、「鎖国が解けて何年になるか、そんな昔の話は理由にはならないと思う」とと非難されてしまいました。私が思うに、国際交流とは「慣れ」の部分が大分あると思います。

《国際人を育てる》

日本のロータリーでは、30年も前からこの青少年交換プログラムに取り組み、多くの外交人留学生を受け入れ、また日本からも派遣してきました。日本から留学する高校生が将来どんな職業に就いても、国際的な感覚を持って、その分野で活躍できるように、また日本以外の国や人を知ることによって、国際理解力を身につけ、平和な世界を作るというロータリーの目標に役立つ人材を育てています。
皆様が留学生をホストすることは、ただ単にに外国人留学生に寝食を与えることではなく、外国の留学生に対し日本の習慣や文化を体験させ、本当の日本の姿を、そして平和を愛する日本人の心を理解してもらうことなのです。

《異文化体験》

何度も言いますように、留学生は日本の文化や習慣を学ぶために留学してきます。ですから、わざわざ皆様の生活を西洋風に改める必要はありません。
日本に来る留学生は日本食を当然ながら食べます。留学生は日本式のトイレ・お風呂も体験しなければなりません。日本人が普通に暮らしている中に入り込み、溶け込むことが留学生の義務として課せられています。
留学生の習慣、例えば日本の生活習慣ですと、家に入るときは靴を脱ぐとか、箸の使い方、お風呂の使い方などは、一週間もあれば慣れます。日本からアメリカに留学した学生が、バス・ル-ムを使用後、ドアーを閉めて出てきました。10日目に、ホストのお父さんから、いきなり怒鳴られました。「なぜ,ドアーを閉めて出てくるのか」と。その子は何が何だか分からないまま、しばらく泣いたそうです。後で知ったことなのですが、日本と違ってアメリカのその家では、バス・ルームを使用していない時は、ドアーを開けっ放しにしておくのだそうです。
もし、この留学生がアメリカの習慣を知っていたら怒鳴られなくても済んだかも知れません。あるいは、怒鳴ったホストのお父さんが、日本の習慣を知っていたら多分怒らなかったことと思います。しかし、遠い日本の国の習慣を、しかもトイレのドアー云々の習慣まで、ホストファミリーにしても留学生にしても、全てを把握して留学生を受け入れたり、留学したりというのはとても不可能です。特に、日本と同じ習慣や文化をもっている国は他に少なく、まして留学前のオリエンテーションで日本の習慣について教えられる人は、なかなか見つからないのです。ですから留学生をホストしていて「何でこんな事を不思議がるのだろうか?」とかいう事が沢山出てきます。

《外国の常識・日本の非常識》

留学生がソファーに座ったままではいいが、両足をテ-ブルの上にドンと乗せて平気な顔をしている。しかもそれが女の子なのですから、なんてマナーの悪い留学生なのだろうか、ということになってしまいます。ところがこれは習慣の違いだけなのです。日本ではまだ靴を脱いでいるだけ、ましです。アメリカやカナダの自分の家では、家族全員が靴を履いたままテーブルの上に足を「ドン」ですから。
どの留学生にとっても、最初のホームステイ先への第一歩はとても緊張するものです。それは、日本の文化へ触れる初めての瞬間でもあります。
「家の中に入る時は靴を脱ぐこと」この習慣を彼はしっかりと覚えてきました。ホストファミリーの家に向かう車の中で、彼は何回も頭の中で繰り返しました「靴を脱ぐこと・・・靴を脱ぐこと・・・」と。留学生としては、靴を脱ぐのを忘れたまま家に入り、「なんてマナーの悪い留学生だ」と、ホストファミリーに思われたくなかったのです。家に着いた彼は、ちゃんと靴を脱ぐのに成功しした。ところが、玄関にはスリッパがっ置いてあって、それを履いたらいいのかどうか迷ってしまったのです。出迎えてくれたホストファミリ−の足下を見たら、皆スリッパを履いているので自分も履いた。そこまでは問題ないけど、畳の部屋に入るとき、そのスリッパを脱いだらいいのか、履いたままでいいのか瞬間的に判断できなくて、そのまま履いて畳の部屋に入ったら、ホストマザーに怒られてしまった。ある留学生の失敗談です。
留学生の後にお風呂に入ろうとしたら、お湯が全部無くなっていたとか、泡だらけだったとか、スリッパで畳の上を歩いているとか、布団の上をジーパン姿で寝ころがっていたとか、和式トイレの使い方が分からず、トンデモナイ格好で用を足していた等々ハプニングの連続です。彼等が玄関で靴を脱ぐ様子を、よく観察してみて下さい(笑えます)
こういったことは、後で考えれぱ楽しいエピソードとして、いい思い出になるはずの出来事なのです。一つ一つ気が付いた度に、日本の文化や習慣を教えてあげて下さい。決して怒らないで優しく教えて下さい。必ず理解します。

《留学生は勉強しない?》

どの留学生も、ホストファミリーや日本の人たちに悪い印象を与えたくないと思っています。出発する前には、留学生に使命や目的、自分が親善大使であると言うことを、派遣先のロータリーからさんざん言われて来ますが、そこは17才や18才の子供ですから、日本の同じ年頃の子供達と同じように、遊び盛りでもあります。特に欧米には日本のように大学受験などはありませんので、普段から日本の高校生ほど勉強はしません。当然、日本の高校生と欧米の高校生の生活は全く違ったものになります。
自分の国では、あらゆることに責任を持たされて、自由に行動していたし、門限などは、夜中の12時や夜中の2時といった場合も希ではありません。ところが、日本は違います。高校生は夜は出歩きませんし、夜中まで出歩くのは不良ばかりです。これが留学生がぶつかる最初に壁となります。留学生にとっては大人の世界から、急に子供の世界に戻った感があるのです。この辺は留学生にとってもホストファミリーにとっても我慢のしどころです。

《留学生がホストファミリーに求めるもの》

数年前、ある留学生がホテルを経営している家庭に最初にホームステイをしました。ホストファミリーは、彼にホテルのシングル・ルーム一室を彼の専用の部屋として与えました。留学生専用のバスルーム、専用のテレビ、ビデオ、専用の電話。食事はレストランにいって、いつでも好きなものを食べることが出来ます。当然ながら彼はホテル・ライフに大満足でした。
到着後2ケ月目のオリエンテーションが開催されました。オリエンテーションでは、彼は他の留学生達が楽しんだり、新しい文化や習慣に驚いた話やあるいは悩んだりしている「ホームステイ・ライフ」をさんざん聞かされました。オリエンテーションの後,彼は悩み始めたのです。「自分はいったい何しに日本に来たのか」と。自分の今の生活には、日本の文化がない。日本のファミリーの生活がないことに気づいたのです。
彼は早速、自分のホストロータリークラブのカウンセラーに手紙を書きました。「自分は日本に文化や習慣を勉強しに来たのだ。その為に今の自分に必要なものは、専用のバス・ルームでもなく、専用のテレビやビデオや電話でなく、日本のファミリーなのだ」と。
数日して引っ越した新しいホームステイ先は、小さな子供が沢山いて、とても騒々しい家庭でしたが、彼がそのファミリーをとても楽しんだことば言うまでもありません。

《留学の成功はホストファミリーしだい》

自分の留学か成功するかどうかは.ホストファミリーとうまくやれるかどうかだど、来日した留学生は口を揃えて言います。そして留学生がホストファミリーに一番強く求めるものは、美味しい食事でもなければ、りっはな家でもなく「自分を歓迎してくれる心だ」と言います。
親元から遠く離れ、言葉も通じない国で、今までの生活とまったく違う生活を強いられながら、とても心細くなるのも無理はないことなのです。外見は大人でもやはりまだ子供です。頼る所はホストファミリーしかないのです。愛情を持って迎えて下さい。

《ホストファミリーとの喧嘩!》

数年前、来日中の留学生に次に新しく来日する留学生のマニュアルの作成を手伝ってもらいました。その中で彼らはこんなことをアドバイスとして書きました。
「時々はホストファミリーとおもしろくないことだってあるかもしれません。でも、考えてみなさい。自分の本当の家にいたって、家族と揉めることがしょっちゅうあるでしょ!もしホストファミリーと何か揉め事が起こったら、それは,本当の家族の一員になった証拠だということです」
何度も言うようですが、留学生は外見は大人でも、まだまだ子供です。部屋の中は散らかしっぱなしだし、怒るとすぐふくれたり、言うことを聞かなくなったり・・・・・。
ある日、ついにたまりかねたホストフーァザーが、この男子留学生を叱りました。
「お前は何でそんなにだらしないんだ。自分の部屋は常にきれいにしておけ!」
「オトーサン、何でそこなに怒っているのだ?」
「オトーサンはお前を本当の息子のように可愛がっているから、怒っているのだ!」
「本当に自分の息子と思っているのか?」
「そうだ」
「じゃ、ついてきて」
といって留学生はお父さんの手を引いて、そのホストファミリーの本当の息子の部屋に連れていきました。なんとそこは留学生の部屋と同じように、散らかっていたのです。このホストフーァザーは、以後、怒るのを半分あきらめ、怒るときは自分の息子と2人並べて怒ったそうです。

《日本人は何を考えているの?》

前にも書きましたとおり、日本の生活習慣にはすぐ慣れます。しかし、日本人の考え方を理解できるまでには、相当の時間と経験が必要になってきます。
外国には日本人の美徳とする「遠慮」も、もちろんありますが、言葉を額面どうりに受け取る習慣があり、言葉の裏を読むというような日本人特有の芸術的な技は苦手なようです。
日本人のYESがYESでなく「時々はNOがYESで、YESがNOだ」と理解するまで相当悩みます。結果、留学生が悩めばホストファミリーも悩むことになります。
私の家でも、数年前、5ヶ月間アメリカの女の子をホストしました。家内にとっては、久々の女の子でしたので相当の期待をしていました。(何を期待していたのかは、私にはよく判らないのですが) いくら言っても過保護な家内で、いたれり、つくせりと留学生の世話を焼きます。食後の後片付けも「いいから、お母さんがやるからテレビ見てなさい」という親切さ?!
ところが、しばらくすると「さっぱり手伝わない」と私に愚痴をこぼします。「ちょっと待って。手伝わなくてもいいよといっているのはあなたでししょ」「それでも手伝うのが普通よ」それは日本人の場合であって「NO」という意味は「手伝って欲しくない」と取るのが外国人なのです。
思いやりの気持ちも感謝の気持ちも誰よりも持っている留学生です。ホストファミリーの皆様がボランティアで留学生をホストしていることも十分承知です。でも、こんな「考え方」の違いで誤解を招き、留学生は「良くない留学生」のレッテルを貼られることにもなりかねません。
日本に来たのだから日本の習慣に従うのは当然ですが、日本人の考え方をマスターするまでは、ある程度こちらも遠慮という言葉を忘れる必要があるかも知れませんね。留学生には、自分から手伝うことを探しなさいとオリエンテーションで教えていますが、文化の違う日本で何をさわっていいものやら動かしていいものやら判断できないでいます。あるいは遠慮をしているのかも?!
ちなみに、その前の年にホストしたカナダの男の子は洗濯からアイロンかけまで全部自分でやっていたのには感心しました。

《言葉の壁》

人間にとって自分の考えていることを言葉で表現できず、自分の気持ちを相手に伝えることができないことぐらい辛い事はないと思います。
来日する留学生のほとんどは、成績優秀、積極果敢、明朗快活という、地域や学校でもリーダーシップを常に取っている学生が選ばれます。
ところが、それは言葉の通じる自分の国の話であって、世界で一番難しいとされる日本語の世界では、逆に成績劣等、優柔不断、消極根暗になっていきます。
「自分はこんなはずではないと」いくら叫んでみても次第に自信をなくし落ち込むのです。そんなとき「お前は素晴らしい留学生だ」「家族みんなで愛してるよ」「お前の日本語はずいぶん上達した。偉いね」と"ホストファミリーの励まし"があれば、留学生は立ち所に元気を取り戻し、目を爛々と輝かせて、日本のマンガの「根性の世界」に入っていくのです。本当ですからぜひ試してみてください。

《ホストファミリーは日本語の先生》

日本に来るのだから、日本語をちゃんと勉強してから来るべきであると、ロータリアンの方からよく言われます。
ごもっともなご意見でございまして、当然ながら、そうであれば誰も苦労はしないわけであります。しかし、現実をみてみますとアメリカの西海岸では中学校や高校で日本語のクラスがある学校もありますが、ちょっと田舎に行きますと日本語などどう頑張ったって教えてくれる人は見つかりません。仮にいたとしても留学が決まってから出発までの数ヶ月の間勉強しても、ほとんど役に立つ訳がありません。ちなみに中学1年の時から4年も5年も英語を勉強してから留学する日本の留学生は言葉が通じるようになるまで3〜4ケ月も掛かっています。
留学生は全員が「ホストファミリーは英語が話せない方が良い」といいます。必要にせまられて勉強すると本当に早く日本語を覚えていきます。ホストファミリーが辞書を片手に、そして留学生も辞書を片手に生活することによって、日常よく使う単語から、一つ一つ覚えていくことができるのです。これは、特に最初のホストファミリーとしては相当の忍耐が必要ですが・・・・!
数年前、日本語をまったく知らないできた留学生が半年で見事に日本語を話すようになり、日本語を3年間勉強して来た他の留学生よりも上手になりました。その訳を知りたくてホストファミリーと話をしたら、その家では家中の物に最初はローマ字で日本の呼び名を書いて、次はカタカナ、次はひらがな、最後は漢字というように、留学生か覚えたら、自分が剥がしていくという方法をやってみたのです。
例えば冷蔵庫は「REIZOUKO」、次に「レイゾウコ」そして「冷蔵庫」という具合です。家中が紙だらけで大変だったけど、早く日本語を覚えてくれて助かったと、ホストファザーが話してくれました。

《敬語は難しい》

英語と日本語の大きな違いは、英語には敬語がありません。例えば、「YOUーあなた」は友達でも先輩でも、父、母でも先生でも大統領でも、みんな「YOU」で済みます。
ところが、日本語は「あなた、キサマ、お前、あんた、君」といろいろ相手によって違います。辞書が頼りの留学生は「YOU」を引いて「あなた」を見つけるといいのですが、「お前」を見つけたら大変です。敬語を知らない留学生は、ホストマザーに向かって「お前、ごはんまだか」となります。しかも、女の子がです。彼らが話す日本語に慣れている私でさえ、時々腹立たしくなることもあります。でも、本当は、「お母様、ごはんまだでしょうか」と本人達は言っているつもりなのです。こういう時は、敬語の使い方をちゃんと教えてあげて下さい。

《日本は留学の第一希望国?》

よく「この留学生は日本が留学希望国ではなく、本当はフランスに行きたかったんだけど、枠がいっぱいで第2希望の日本に回された。だから我が家にいる留学生は日本語を勉強しようとしない」と苦情がきます。
日本が第2希望だったら御立派! 中には日本なんて全然希望しなかったけど行き先がなくて「仕方なく日本に送られた」という子もいるのです。
この間、アメリカの委員長から留学希望国のことについて話を聞く機会がありました。よく聞いてみると、例えば、数年前のベルリンの壁崩壊の年は、全員がドイツ留学を希望したし、この間は新生南アフリカが一番多かった。日本希望は、経済力が強くて、連日のようにアメリカの新聞に載っていた年に、トップだったというのです。
逆に、日本から派遣される留学生の希望を聞きますと、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアとワンバターンです。じゃ〜アメリカのどこに行きたいのかを質問すると、西海岸・カルフォルニアがほとんどだし、カナダのどこに行きたいのと聞くと、全員がバンクーバーという答えが返ってきます。ところが、留学生が一番苦労をするのが、この西海岸なのです。ようするに経験や情報の少ない高校生レベルでは、その程度しか知らないのです。
日本がまったく希望国でなかった留学生が、最後には日本に留学してよかったと思うようになります。
もちろん中には日本語を学校で勉強して、だから日本に留学したいとか、宮本武蔵に憧れて日本を希望したというのもいますが、ほとんどの留学生は日本に行きなさいといわれて「ハイ!」とやって来るのが実情です。このことは、しかし日本語を勉強しなさいとか、日本の生活に馴染もうとしないと言うこととは全く関係ないことなのです。
留学希望国が日本でなくても、ロータリーの留学生はオリエンテーションをしっかり受け、留学生としての心構え、目的意識をちゃんと持ってやって来る訳ですから、日本が留学第一希望でなかったから、というのは、日本の高校生と比較すれば当然です。
それが彼らにとっては当たり前なのですから、学校で勉強すればそれでよいと考えているのです。

《日本に対する知識》

いったいどんなオリェンテーションを受けて日本に来るのだろうと思い、日本に到着してすぐ、全員に日本について受けたオリエンテーション内容を話させたことがあります。
「日本では学校帰りに毎日パチンコにいって、お金を稼いで、帰るときは50万円位貯めて帰る」とか、「日本人と話をする時は、絶対に相手の目をみてはだめ。これは大変失礼になる」「日本の高校生は勉強ばかりしていて、大人は寝ないで働いている。」「日本人は魚しか食べない。」等々・・・・
ようするにオリエンテーションをする側も、日本のことをよく理解している訳ではないのです。というよりは、まったく理解していないのです。日本と違って、例えばアメリカの大抵の地区では、15〜20ケ国との交換を実施しています。ですから、基本的なオリエンテーションしか出来ないのが実情です。
数年前、到着して3日目位にホストファミリーから「留学生が日本についてから、ずーと泣きっぱなしなので、理由を聞いて欲しい」と電話が入りました。早速飛んでいって、留学生と話をしたら、理由は何と「日本には日本人しかいなくて、日本語しか通じないとは知らなかった。こんな国で一年間も暮らせるだろうか、とても不安だ」と泣いているのです。結果的には、ホストファミリーが励まし、一年間を楽しく過ごして、今でも時々電話が掛かってくるそうです。・・・しかも日本語で。
殆どの留学生は日本の文化について何も知識のないままに来日してきます。それでも日本に留学が決まると、日本について少しでも知識を得ようと思って、町の小さな図書館に行って日本についての本を読んだら「チョンマゲとゲイシャ・フジヤマの絵が載っていた」などという、ウソみないな本当の話もあるのです。だから青少年交換プログラムは必要なんだと、あらためて考えてしまいす。
日本に着いてからすぐ、日本のロータリーでもオリエンテーションを実施するのですが、日本の文化や習慣は教え切れません。日本では、どういう態度や考え方で生活をし、学校に行くかという、留学生の基本事項を教えるだけです。やはり日本の習慣や文化を教えてあげられるのは、ホストファミリーしかないと思いますので宜しくお願いします。

《留学生に早く寝て欲しい!》

たしかに日本語でテレビを見たり、ホストファミリーと日本語で喋ったり、その方が生きた日本語をはるかに早く覚えます。ですから、ロータリーでは到着時のオリエンテーションで「寝るとき以外は出来るだけ、ホストファミリーと一緒に過ごすように」と指導しています。
ところが、ある日ホストファミリーから電話が入りまして留学生に早く寝るように言ってくれ、と言うんです。話を聞くと、その家庭は普段は10時過ぎに全員寝るのだそうですが留学生がなかなか寝ないので、毎晩12時過ぎまで全員で起きている。これでは、もう体が持たないと言うのです。
早速、留学生に電話したら「え…っ!自分も本当は普段10時頃には寝るのだが、オリエンテーションでホストファミリーと寝るまで過ごせと言われて、眠いのを我慢してみんなが寝るまで起きていた」というのです。ホストファミリーに話したら大笑いでした。何時になったら寝るという約束も必要ですね。

《過保護にならないで》

1ヶ月病とか、3ヶ月病といって世界中の青少年交換委員長の間で呼んでいる病気があります。これは、到着して直ぐは、物珍しさも手伝って留学生はちやほやされたり、家族全員にとてもよく面倒を見てもらえるのですが、やがて数週間も経ちますと、ホストファミリー全員が、それぞれ元の生活に戻ります。いままで、どこに行くときも必ず連れていってくれたホストシスターが、ある日突然、ボーイフレンドと二人きりで出かけたり、日曜毎にどこかに連れていってくれたホストフーァザーがゴルフを再開したりと・・・・
留学生は急に一人ぼっちになり孤独感に襲われ「ここはどこ?私は誰?」の世界に陥ります。日本から行った留学生は「1ヶ月病」、来日した留学生は「3ヶ月病」ということで日本人の面倒見の方が少し長続きするようです。
アメリカの委員長から相談の電話が入ってきました。
「他の地区なんだが、ホストファミリーが留学生を心配するあまり、一人で横断歩道も渡らせてくれない。誰かが必ずついていないと郵便局にも行かしてもらえないそうだ。日本はそんなに治安が悪いのか?」
治安は日本の方がはるかによいに決まっていますが、割とよくあるケースです。日本人の場合は「人の子を預かっている」という考えから過保護になることがよくあります。
日本と欧米の高校生の両方にオリエンテーションで接して感じることですが、欧米の子供たちは、小さい時から自分の行動には自分で責任を持つことを教えられています。だから、高校生はもう大人の扱いを受け、本人たちも自覚を持って自分で考え、自分で判断して行動します。日本に来て、9才のホストブラザーと同じに扱われていると、泣いてる留学生もいます。門限等の約束を守り、安全が確保できるのであれば、ある程度大人扱いをしてもいいのかもしれません。

《郷に入れば郷に従え》

この諺は英語にもあるのです。英語でいうと「ローマに入れば、ローマに従え」多分古代ローマの事だと思いますが。
来日したばかりの留学生に、何から何まで日本の習慣に従わせることも、酷な場合があります。例えば「日本人は正座をして御飯を食べるの」といって、正座をしたことのない留学生に、正座をして御飯を食べるように強要したらどうなるでしょう。恐らく、この留学生は途中で留学をあきらめてしまうかもしれません。正座のように、すぐに習得できない習慣も結構あります。気長に少しずつ教えることも必要です。

《留学生との相性》

どんなに素晴らしいホストファミリーと、どんなに優秀な留学生とでも、相性はあります。相性が合わないと思ったら、遠慮をしないでカウンセラーに相談下さい。でるだけ早くホストファミリーを変えます。
そして、また新しい留学生を試して下さい。今度はきっと相性が合うかも知れません。9ケ月預かると約束したからという義務感だけでホストを続けたら、疲れるだけですから。

《異文化体験を楽しむ》

留学生が日本の習慣を学びにくるのですから、ホストファミリーも同じく、留学生の国の習慣を学んでやろうという気持ちがあれば異文化体験も結構楽しいものになります。
ホストファミリーを何回も引き受け、成功している家庭をみていますと、決して神経質にならず留学生を信頼し、しかし肝心な時は本当の親のように、怒り、励ましてあげています。
留学生が帰国してからも何回も遊びに来たり、ホストファミリーも留学生の家を訪ね、留学生の結婚式まで招待を受けたケースもあります。

《国際交流は心の交流》

国際交流とは一体何なんだろうかと、ずっと長いこと考えてきました。最近やっと、答えが見つかったような気がします。
国際交流、それは「心の交流」だと思います。言葉も通じなく、文化も習慣も違う人間が交流し合うには、相手を思いやる心がなくては、成功するわけがありません。留学生の育った環境や習慣、文化を理解しながら、日本の文化や習慣を少しずつ体験させていく、こんな思いやりも必要なのかもしれませんね。
ご主人がロータリアンで、義理でホストファミリーを引き受けた御家族があるかもしれませんが、まず「留学生を歓迎する心」そして、ドジな留学生を許してあげる「寛容な心」、さらに留学生を家族の一員として迎える「心を開くこと!」それがホストファミリーが疲れないで、成功する一番の秘訣のような気がします。

《成功の秘訣》

ホストファミリー成功の秘訣を経験者に一言ずつ話してもらいました。
「神経質にならないこと」「こまかいことを気にしないこと」「こんなもんだと諦める」「留学生に期待しない」「一緒に遊ぶ・一緒に楽しむ」「構わない・ほっておく」「特別扱いをしない・お客さん扱いをしない」「留学生を理解し、愛情を持って接する」「友だちの感覚で」「留学生を前の留学生と比較しない」等々でした。
ほとんどの留学生にとって、最初の3ケ月はとても辛い時期です。ホストファミリーにとっても、辛いものがあります。でも、この3ケ月から4ケ月の間に、言葉や文化、習慣の壁を乗り越え、ロータリー青少年交換プログラムの素晴らしいゴールへと歩み始めます。
このプログラムが成功に終わった、満足感を得るのは、決して留学生だけではありません。関係したロータリアンや学校の先生方、そして何より一番苦労したホストファミリーの方々が、留学生と同じ喜びを味わうことが出来ることと思います。
留学が無事終了した時、日本は留学生にとって第2の故郷になります。彼らは日本での生活や、ホストファミリーの皆さんの御恩を生涯忘れることはありません。ホストファミリーの皆さんは、留学生にとって永遠に日本のお父さん、お母さん、そして彼らは皆さんの息子や娘になるのです。
このマニュアルを最初に書いてから、もう7年目になります。色々なケースを参考にしながら毎年書き直してきました。しかし、どんなに沢山のことを書いても、ホストファミリーの皆さんにお願いすることは、たった一つしかないような気がします。
それは「自分の子供と同じように扱って下さい」ということです。
「自分の子供のように愛し、自分の子供のように叱り、自分の子供のように許す。」
一年間の留学に大きな夢と期待を膨らませ、そして自分の本当の家族から離れて暮らすという不安を胸に、留学生たちはやってきます。
もし世界中、言葉も文化も習慣も同じだったら、このプログラムは必要ありません。どうぞ、ホストファミリーになることを"楽しんで"下さい。
以下はホストファミリーの基本姿勢等を簡単に箇条書きにまとめてあります。


《ホストファミリーとしての基本姿勢》

留学生を家族の一員として迎えて下さい。決して、お客様扱いをしないようにお願いします。
留学生にとって、皆様は「お父さん」であり「お母さん」になります。一番必要なのは、留学生を歓迎するという気持ちです。ホームステイの成功の秘訣は、神経質にならないことです。

《留学生の義務》

各家庭には、それぞれのルールがあると思います。留学生は家族の一員ですから、当然ながらそのルールを守らせて下さい。
但し、宗教に関しては強制しないで下さい。
自分の身の回りのことはもちろん、家事の手伝い等も、どんどんさせて下さい。そうすることによって、日本の文化や習慣も理解できるようになります。男の子でも、自分で洗濯・アイロン掛けをやる子がいます。

《到着時のマニュアル》

留学生には.ホストファミリー到着時の質問事項を渡してあります。いろいろな質問事項が書いてありますが、足りない部分を付け足して、到着した時に家族のルールを教えて下さい。

《来日直後のストレス》

来日直後は、教習や習慣の違いに対する戸惑い、言葉が思うように通じない等、かなりのストレスが溜まります。こんな時は家族の愛情が必要です。暖かい雰囲気で包んであげるようお願いします。

《食事の保証》

《食事の内容》

《門限》

ご家庭によっては門限があると思いますので、その場合は最初に学生に伝えてあげて下さい。帰りが遅くなる場合は電話で連絡をさせるようにしてください。

《地域の交通に関する情報》

学校までの道順、自宅周辺、交通機関の利用方法を教えるようお願いします。

《緊急災害に備えて》

地震・火災等緊急時に備えて、避難場所・避難方法等を教えておいて下さい。
また外出先での緊急時の連絡先(自宅・クラブのカウンセラー等)を教えておく必要もあります。

《病気や怪我》

《ホームシック》

ホームシックには程度は別として、誰でも一度は必ずと言っていい程かかります。問題は自分の気持ちの中で解決できるか否かです。
ほとんどの子供たちはうまく処理しているようですが、もしそれが難しい場合は、ホストファミリーの皆さんの助けが必要になってきます。話し相手になってあげることが一番効果があります。重症な場合はロータリークラブのカリンセラーに相談して下さい。

《日本語教育》

日本の文化や習慣をよく理解する上で、日本語を覚えることは大変重要なことです。ホストファミリーは留学生に日本語を教える教師でもあります。
毎日少しずつでもいいですから、日本語を教えて頂くようお願いします。

《宗教について》

毎週日曜日に教会に行くという子供は最近少なくなりましたが、どうしてもという場合は宗派に合った教会を近所に見つけてあげて下さい。

《プライベートな時間》

気を遣いすぎて四六時中、側に付いているというのは行き過ぎです。時には手紙を書いたり、本を読んだり、あるいは一人で散歩をしたりするような、プライベートタイムを大切にしてあげることも必要です。

《留学生のホームステイ先での過ごし方》

《ロータリークラブの例会・講演会》

ロータリークラブの例会に出席することや、その他の団体で講演することは、交換学生にとっては、"大切な義務の一つ"です。
例えば皆さんの親戚を招いてのミニ講演会、あるいは町内会、婦人会、子供会、近所の小中学校等、あらゆる団体で講演させる機会を与えて下さい。留学生はスライドを用意してきています。

《小遣い》

留学生本人には、小遣いが各ホストロータリークラブより支給されますので、それ以外のお金はあげないようにして下さい。(但し必要な昼食代は例外です)
これは"他のホストファミリーとの兼ね合い"もありますので厳守事項です。

《旅行》

宿泊を伴う地区外への旅行はロータリー(地区委員長)の許可が必要です。
ロータリアン、もしくはホストクラブが認めた保護者を伴わない、泊りの旅行や海外旅行は禁止されています。詳しくは地区委員会へお問い合わせ下さい。

《プレゼント》

プレゼントは誕生日、クリスマス時ぐらいで、決して高価なものは贈らないようにお願いします。

《国際電話》

《帰国前の荷物発送》

帰国近くになりますと、荷物が山のように増えてきます。帰国1ケ月位前になりましたら、船便で不要な荷物を発送させて下さい。費用は本人負担です。

《禁止事項》

留学生は次のことが禁止されており、違反が判明した時点で例外なく強制送還されます。

 【ロタリークラブの禁止事項】
《留学生とのトラブル》

留学生とホストファミリーには「相性」があります。この相性が合わない場合もあります。
ホストファミリーを引き受けたから、絶対に最後までやらなければならないという決まりはありません。
難しいな、と思ったら遠慮せずにカウンセラーに相談して下さい。解決できない場合は、出来るだけ速やかに別なホストファミリーに移します。

《参考》

【異文化への適応サイクル】

 応募 ⇒ 選考 ⇒ 到着 ⇒ カルチャーショック ⇒ 表面的適応  ⇒

 精神的孤立 ⇒ 同化 ⇒ 帰国前の不安 ⇒ 決意



★来日生用のマニュアル(英文) [menu]

(A) PURPOSE & AIM

YEPの目的は国際親善です(^-^)/~
すなわち、あなたは民間親善大使としてあなたの地区から派遣されており、あなたの 地区、あるいはあなたの国を代表しています。 言葉を替えて言えばYEPの真の目的ははあなたを派遣することではなく、あなたを 派遣することで国際理解を深めることにあります。 あなたのまわりの全ての人はあなたを通じて貴方の国あるいは、あなたの地区につい て学びます。このことを忘れてはなりません。


The purpose of YEP(Youth Exchange Program) is to prmote goodwill between your country and Japan. You are a friendship ambassador from your district and your country.
In other words, its purpose is not to send you to Japan but to exchange friendship and understanding between two countries by sending you here. All Japanese people around you will learn and feel your country through your words and everything you do. Always remember this.

日本にはあなたにとって今まで経験したことのない多くのルールや、初めて体験する 習慣があります。あなたが守らなくてはならないのは、YEPのルール、学校のルー ル、ホストファミリーのルールや習慣、あるいはホストクラブもしくは地区委員会が あなたの活動を制限することがあるかもしれません。
中にはあなたにとってとても困難なこともあるかもしれません。しかし、あなたと同 じ年齢の日本の学生が従っている全てのことに、あなたも従わなくてはなりません。 それが日本の生活を経験することであり、そのことから初めて日本が理解できます。
あなたがいずれかのルールに従えないとき,あるいはYEPの学生としてふさわ しくないと地区が判断した場合は即座にあなたの滞在を打ち切り本国に送還します。


There might be many rules and customs that you have not experienced before and some of them seem quite difficult for you to follow.
YEP rules, school rules, rules and custes of your host family, and in addition, your host club and/or the District Committee might prohibitor limit some of your activities according to their common sense or decision. But the most important thing is to remember that you are an ambassador and also to have the same experiences as Jpapanese students of the same age and this is the best and the only way to understand Japan and the culture.

If you do not follow any of the rules, if you do not atept and follow any of the decisions that your host family/host club/the District Committee make and if the District Committee judges to be unworthy of your stay, we will immediately remove you from participation in the program and you will be returned to your country.


(B) JAPANESE LANGUAGE

あなたが日本で学ばなくてはならない一番困難な事柄は日本語です。
日本語が喋られないことは多くの重大な問題の原因となる可能性があります。回りの人があなたの国の言葉を理解することを期待してはいけません。あなたが日本語を勉強する以外にこの壁を取り払う方法はありません。
ホスト・ファミリー、学校、ホスト・クラブなどのアドバイスにもかかわらず、もしあなたが一生懸命日本語を勉強しない場合、地区委員会はあなたがYEPの学生としてふさわしくないと判断することがあります。


The most difficult thing you must learn in Japan is the Japanese Language. Sometimes, not understanding the language becomes a reason of serious problem between you andthe people around you. You cannot expect them to understand your motherlanguage or Eng1ish and there is no other way for you to communicate with them unless you understand and speak the Japanese language. Especially it is very important to study hard in the first three or four months and once you understand basic words and phrases, it will become much easier to enlarge your vocabulary.

In spite of advices by your host family, school or host club,if you do not study the JapaneseLanguage diligently,it can be the case that the District Committee judges you "NOT appropriate" as a YEP student.

The best and quickest way to master the Japanese language is:
*Not to speak your mother language or English.
*To study everyday,continuously and "step by step".
*To write down and remember the words you heard.
*To try to speak in Japanese about everything you want to say.


(C) RULES and CUSTOMS

あなたは日本の社会で生活します。その中では回りの全ての人が従っているルールや習慣に従わなくてはなりません。貴方の国のルールや習慣はすべて忘れて下さい。

You are staying and living in Japan. This means,you must respect and flollow all the rules and customs that the people around you live by. Forget about all the rules and customs in your Country.

(1) YEP rules

滞在中、全ての決定権は2680地区の青少年交換委員会にあり、あなたの出身地区、あるいはあなたの両親が何かを許可、あるいは決定することは出来ません。

During your stay,you are always under control of the District Committee. Your sponsor district or your parents can not decide or permit any thing. Everything must be anthorized by the District Committee.
(a) Rotary activities
ロータリーから出席を要求されたイヴェントはその他のすべての活動に優先します。

Rotary activities and plans which you are requested to attend always come before all other activities including your personal and school activities.

(b) Trip
すべての旅行は必ずホスト・ファミリーの許可した大人の付き添いを必要とします。 いかなる場合も未成年同士の旅行は許可されません。また,地区外へ旅行する場合は 必ず地区委員長にその旨を申請し、許可を得なければなりません。

Traveling is only allowed with your host parent(s) or an adult(s) over the age of 20 authorized by your host club or the District Commitee. When you travel outside the district,you must have written permission of the District Commitee Chairman.

(c) Drive
あらゆる原動機付きの乗り物を運転することは禁じられています。

It is prohibited to drive any kind of motorized vehicles or machines.

(d) Drink and Smoke
お酒と喫煙は日本の法律で厳しく禁じられています。

For the young under the age of 20,(alchoholic)drinking and smoking are strictly prohibited by Japanese law.

(e) Drugs
医者の指示した薬品以外の、いかなる薬品も使用してはならない。
不法なドラッグの使用もしくは単なる所持でも刑務所に収容され,犯罪として本国へ 送還される。そして少なくとも今後数年間にわたり日本のいかなるヴィザも発行され ない。多くの国では今後数年間パスポートも発行されない。


It is prohibited to use any kind of drugs except those prescribed by a doctor.
Usuage or even possession of any illegal drugs is the matter of jail and you will be returnedto your country by the police as a criminal. Needless to say, you will not be able to get any Japanese visa at least for several years and in most countries,you wil1 loose your passport for some years.

(f) Love
恋愛は禁じられています。

You should avoid having a steady boyfriend or girlfriend.

(g) Expence
個人的な支払いは、毎月ホスト・クラブから支給される1万円の小遣いで支払わねば ならない。毎月支給される金額を上回る支出には、到着時に持ってきた緊急のための お金をあてる。
但し、このお金は小遣いとして使用されてはならず、使い道は非常に限定されている ので、ホスト・クラブの国際奉仕もしくは青少年交換の委員長に相談すること。
いかなる個人的な買い物に対しても、ホスト・ペアレンツにその支払いを頼んではな らない。


All your private expence must be covered by \10,000 supplied monthly from your host club.
Any private expence which exceed this amount must be covered with the "emergency fund" you brought with you. But basically the usage of your emergency fund is very limited and is NOT for your daily pocket money.
Consult your host club chairman. You should not ask your host parent(s) to pay for any of your personal shopping.

(h) Telephone
原則的に,すべての市外電話はあなたの負担となります。

Basically all out-of -the-city telephone calls must be paid by yourself. Out-of-the-city calls are all numbers starting with "0" and international calls.

Remember,Japanese telephone charges are VERY expensive!!!

When you make an intenational call,you must make it a "COLLECT CALL" or pay with your pocket money.

(2) Rules of SCH00L

それぞれの学校には、それぞれの学校が決めたルールがあります。あなたの国の学校とは全く違ったルールかもしれません。中にはあなたがどうしても理解できないルールがあるかもしれません。しかし、あなたはその全てを受け入れ、かつ従わなくてはなりません。それがあなたが学校に受け入れられる基本的な条件だからです。
分からない時、あるいは判断できない時は必ず「先生」に聞いて確認しなさい。


You might have been surprised or will be surprised with so many strict rules of your schoo1. They might be completely different from the ones at the school in your country or you do not understand the reason why your school have such rules. But the very basic condition that your school accepted you is your accepting all these rules. All students of your school must follow these rules and you can not be an exception.
When you do not understand the rules or when you can not decide "what to do" by yourself, ask your school teachers.

(3) Rules of HOST FAMILIES

すべてのホスト・ファミリーには、各家庭毎に異なったルールと習慣があり、あなたはそれらのルールや習慣に全面的に従わなくてはなりません。
新しいホスト・ファミリーに変わった時,あるいは判断が付かない時には必ず「ホスト・ペアレンツ」に確認しなさい。


Each host family has different rules and customs. When you move to a new host family, it is very important to ask your host parents about their rules and customs.


(D) What you are expected and supposed

貴方の滞在を意義あるものにするため、ロータリアン、ローテックス、学校関係者、そしてホスト・ファミリーといった人達が努力しています。
あなたの滞在はすべてこれらの多くの人達の「ボランティア精神」に支えられています。常にこれらの人達に対する「感謝の気持ち」を持ち,その気持ちを言葉や態度で表すことが重要です。


Your stay is supported by kind volunteers of all related people such as rotalians,rotex members,school teachers and host families. They a11 hope your stay wi11 be enjoyable and valuable. You should always thank all of these people and it is important to express your feeling with words and attitude.

あなたのホスト・ファミリーはあなたに対して責任があります。責任があるということは、すなわちあなたを指導,監督する権利と義務があるということです。
特に、学校や日常生活以外の外出をする場合は必ずホスト・ペアレンツの許可をもらわなければなりません。学校の帰りに誰かの家に行ったりどこかに立ち寄る場合も同様です。
必ず、「何処へ・誰と・そして帰宅時間」を連絡しなければなりません。
またホスト・ペアレンツは理由を告げることなく、あなたの外出を許可しない事があるかもしれません。ホスト・ペアレンツが許可しない外出をしてはなりません。また約束した帰宅時間に遅れる時は必ずホスト・ファミリーに電話をしなくてはなりません。


Your host family is responsible for you,this means they have rights and duties to guide and supervise you. Especially when you go out somewhere(except school) you must tell your host parents where and with whom you go and what time you will be home. You can not go without permission by your host parents. Even if you just stop by your friend's house on the way home from school,it's better tell your host parents.

Your host parents might say "NO" without telling the reason, but you always must listen and respect their decision.
If you must come home later than the time you were told by your parents, you must give a calland tell them that you will be late.

あなたは「お客さんではありません。特にホストファミリーに於ては「家族の一員」としての自覚が大切です。
何かにつけて特別扱いをされることは仕方がありません。しかし自分から特別扱いされることを望んではいけません。家族の一員として進んで「お手伝い」をすることも大切なことです。


You are not a guest. You become a member of your host family.
You might be treated a little different, but you should not ask your host family to treat special. It is also very important to help your host parents.
Do everything that your "brothers" and "sisters" do.

自分から回りに溶け込んでいく努力が大切です。回りの人があなたに話しかけてくれることを期待するより、あなたから話しかけるようにしなさい。
自分の学校や家族の写真を見せたり、話をすることにより自分のことを知ってもらうきっかけになりますし、相手の事を知るきっかけにもなります。
あるいは自国の料理を作って家族や友人、あるいはお世話になった方に食べていただくことも、あなたやあなたの国について理解してもらう良い方法です。


You should always show a positive attitude. Don't expect people to come to you. Remember,"you are an ambassador". You have to speak to the people around you.

Showing photographs of your school or family in your country will help others to understand you. Inviting your friends to your host family and cooking some typical food of your country might help. Consult your host parents.

何事にも積極的に参加しなさい。特に興味を持っていることや趣味などをホスト・ファミリーや友人に伝えておくと協力してもらえるかもしれません。
しかし,それを強く主張しすぎるとトラブルの原因となります。相手がそれを快く感じていない場合は相手の意志に任せなさい。


You should try everything. If you have special interests, it is suggested to tell your host family. They might help you.
If you insist on it too much or stick to it too much,it will cause trouble. You must leave it to them if what you want to do might not make them feel happy.

あなたの為に多くの人達が協力しています。しかし、あなたの滞在を楽しく、かつ意義有るものに出来るのはあなた自身です。
悩みがある時には、あなたのローテックス・サポーターに相談しなさい。あなたのサポーターは何年か前には、他国であなたと同じ経験をしてきています。そしてあなたの問題解決のために必要な連絡や措置を取ってくれます。


Many people around you are always trying or willing to help you out.
But you must understand that nothing but your own effort will be able to make your staying really enjoyable and fruitful.

《Don't keep your troubles to yourself》

Tell it to your Rotex supporter. She/He was an exchange student when she/he was at your age and had the same experiences.
She/He will give you advices and try to help solve your problems.
SMILE(^-^)/~

《EMERGENCY CONTACT》

D.2680 YEC Chairman : Keizo Shimomura
TEL.078-911-1771 FAX.078-912-3946
E-mail:anago@mxt.mesh.ne.jp

 E-mail:d2680yec@egroups.co.jp(YEC-ML)
 E-mail:d2680inhelp@egroups.co.jp(Inbound Students-ML)
 E-mail:d2680rotex@egroups.co.jp(Rotex-ML)

D.2680 Rotex Club President:Sawako Doi
TEL.078-451-9672 FAX.078-451-9672
E-mail:sawakito21@hotmail.com



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