加治川沿いの桜


昭和34年(1959年)4月 紫雲寺町(現新発田市)    撮影:渡邊 馨一郎


 

かって加治川の堤防には「東洋一の桜の名所」と称され、「長堤十里六千本の桜樹」ともうたわれた見事な桜並木があり、毎年4月には多くの花見客でにぎわいました。
昭和34年4月のとある日曜日に、同僚の先生方にさそわれて、父は兄をつれて加治川治水記念公園へ花見にでかけました。
加治川治水記念公園は、大正2年(1931年)、加治川の改修工事完成を記念して整備された公園だそうで、大きく伸ばした枝いっぱいに咲いた桜はそれはそれは見事だったといいます。
上の写真は加治川治水記念公園の水門の前で撮った写真です。ちょうど満開だったようです。

 

昭和34年(1959年)4月 紫雲寺町(現新発田市)    撮影:渡邊 馨一郎

 

昭和34年(1959年)4月 紫雲寺町(現新発田市)    撮影:渡邊 馨一郎

 

すぐ上の写真は、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、水門に向かって右手の桜並木を撮影したものです。
惜しいことに、この桜並木は昭和41年、42年の羽越水害後、洪水対策として川幅の拡張を行った際に、すべて伐採されてしまいました。
現在、往年の桜の名所を復元しようとする人々の努力によって、桜の植樹が行われています。
昔の水門も復元されています。
前のページへ戻る 入口へ戻る

ホームへ戻る