県庁周辺は、多くの旅館があった。大野屋も代表的な旅館の一つであった。バスの窓からよく見かけたが、子供心にいつか3階の部屋に泊まってみたいと思っていた。
県庁、大野屋、そして電車もなくなり、幼いときにみた風景は、写真と記憶の中だけのものになってしまった。 |
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聞き慣れたモーター音が聞こえてくる。まもなくモハ21単行の白山前行きが顔をだした。 |
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開いた窓からみえる赤い服の人は、他の便でもみかけた。録音でもとっているのだろうか。 |
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何度となく見慣れていたこの風景も、まもなく思い出の一つになってしまう。 |
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白山神社を横に見ながら最後のカーブにさしかかる。まもなく終点に到着だ。 |
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