新潟交通電車線

県庁前駅−東関屋間

旧県庁の姿も懐かしい。

1972年4月     新潟市白山浦    Photo by K.Watanabe

1999年の春に全線廃止となった新潟交通電車線は、車両基地のある東関屋駅が自宅から比較的近く、高校時代は通学路にあたっていたことから、とても馴染みの深い鉄道でした。
もっとも、私がよく知っているのは東関屋を中心としたせいぜい2、3駅の区間で、ほとんど東関屋駅と県庁前駅のあいだに限られていました。

新潟交通電車線は、県庁前〜燕間、全線35.8qに及びますが、そのうちの県庁前〜東関屋間は、国道8号線との併用区間でした。この区間は、道路の中央を軌道が通っていることから、地元では"電車通り"と呼ばれていました。
さほど広くない道路を、車をかき分けるようにゆっくりと、車体を左右に揺らしながらやってくる姿は、今でも目に浮かんできます。

県庁前−東関屋間は、1992年3月20日に廃止になり、ついで1993年8月1日に月潟−燕間が廃止されました。残った東関屋−月潟間も、1999年4月5日に廃止され、新潟交通電車線は消滅しました。
このページでは、電車通りと、東関屋駅を中心に、在りし日の姿をご紹介します。

なお県庁前駅は、新潟県庁移転に伴い白山前駅となりましたが、便宜上、県庁前駅で名称を統一しています。

県庁前−東関屋間

白山浦
越後線立体交差付近
越後線立体交差付近
県庁前到着
国道と合流
国道と合流
大野屋前
国道と分離

県庁前駅

東関屋駅

東青山、平島

2001.4.1 upd