陰陽師 2 [DVD] 陰陽師II (製作年度: 2003年)
レビュー日:2009.11.17
更新日:
評価:★★
Yahoo映画リンクIMDBリンク


解説(Yahoo映画より):
時は平安時代。貴族たちのあいだで雅な世界が営まれていた一方で、そのすぐ脇には底の知れない深い闇が広がり、鬼やあやかしが跋扈する世界が存在していた。この時代、都にはそうした暗黒世界の邪悪な力を“呪”をもって制する“陰陽師”と呼ばれる男たちがいた。ある日、太陽が突如黒くなる“日隠れ”が起った。都を不吉な空気が覆う。やがて、宮中の人々を次々と襲う鬼が現われる。すでに四人が犠牲になっている。彼らはいずれも体の一部分を食いちぎられていた。晴明は、この凶事に陰陽道の“八卦”との関連性を見出すのだったが…。


パート2の呪い

さすがの晴明さんも、やっぱりパート2の呪いには勝てなかったか……
映画見た当時はそれなりに「面白いな」と思ったけれど、後になって冷静に見てみるとかなり残念な出来。
一作目では許容範囲だったワイヤーアクションも今回はわざとらしさが目についてしまったし、前回もあまりよいできとは言い難かったCGが今回は失笑レベルに……orz

一作目の反省を踏まえてか、今回は敵方の動機をかなり作りこんであったけど、平安時代のはじめの頃ならともかく、晴明さんの活躍した頃に大臣クラスの藤原氏が出雲族征討の先頭に立って剣をふるう、というのはいくらなんでも無理がありすぎ。動機設定の薄弱さを圧倒的な迫力で補っていた真田宏之の道尊に比べると、中井貴一の幻角は出雲族の長としての品格はあったけど惜しいかな迫力不足。

伊藤英明(源博雅)は前作より演技はうまくなったと思う(笑)。
エンドタイトルでは今度は舞う晴明さんに加えて笛を吹く博雅君が出ているのだけど、吹いてるのが「葉二(はふたつ)」だというのにDVD見直してはじめて気づいた。
いつの間に鬼から貰ったんだよ……(笑)


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