レッド・ブロンクス [DVD] レッド・ブロンクス (製作年度: 1995年)
レビュー日:2010.6.12
更新日:
評価:★★★★
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解説(Yahoo映画より):
ニューヨークからカナダにかけてオールロケーションした、ジャッキーのアメリカ再デビュー作(最初は「バトルクリーク・ブロー」)。香港の刑事クーンは叔父の結婚式に出席する為、休暇を利用してニューヨークにやって来る。ところが、街のチンピラ共とのトラブルをきっかけに、ある巨大組織の犯罪事件に巻き込まれるはめになってしまう……。


ジャッキー大暴れの巻

ちょっと「ナイスガイ」に似たテイストだけど、こっちの方が面白いかな。 多少巻き込まれ方が「ナイスガイ」より納得いくし、治安の悪いというイメージのあるブロンクス地区が舞台だけに、ジャッキーが大暴れしてもあまり違和感ないというか……

ジャッキーのノースリーブTシャツ姿がカッコイイ。ま、あの格好はああいう風に筋肉しっかりついてるからこそ見栄えがするんだろうけど。
噂の「冷蔵庫アクション」もやっぱり面白かったです。

暴走族に目をつけられてリンチにあっちゃう場面はちょっと痛々しかったかな。なにもない路地の奥に追い詰められながら、なにか武器になるものはないか、逃げ道はないかと必死で目探しするジャッキーの視線の動きがとてもリアル。そう、なにかひとつでも使えるものがあれば無敵だもんね、ジャッキーは(笑)。
この場面ではやられっぱなしになってしまうけど、他の場面では追い詰められてもその場にあるものを実にうまく使って反撃しています。「冷蔵庫」もそうだけど、松葉杖とかスキー板の使い方は秀逸。

しかしそこまでの仕打ちにあっておきながら、なんで和解するかぁ? わたしだったらトコトンやり返すがなあ。おまけにまた説教までしちゃうし……そんなところがジャッキーらしいといえば言えるのかもしれないけど(笑)。

クライマックスのホバークラフト暴走シーンは確かにスゴイんだけど、こういう大がかりな仕掛けが入るとジャッキーのアクションの細かい面白さがぶっ飛んでしまうので、わたし的にはあんまり好きじゃありません。最もジャッキーじゃなかったら、ああいう仕掛けのデカさに張り合えるアクションはそうそうできないんだけどね。

あ、それからこの映画、音楽がなかなかいいと思います。サントラあったら欲しいな。


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