ホノカアボーイ　(製作年度： 2008年)
レビュー日：2010.8.11
更新日：
評価：★★★
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解説（Yahoo映画より）：
人気作家・吉田玲雄の同名原作を映画化したハートウォーミング・ストーリー。ハワイ島に実在する町ホノカアを舞台に、町の映画館で映写技師として働くことになった青年と、そこに暮らす人々の人間模様がつづられる。監督は『いぬのえいが』の短編「ねえ、マリモ」の真田敦。主演は『ハルフウェイ』の岡田将生。料理、映像、音楽など、あらゆるジャンルの才能たちが結集し、オールロケで作り上げた優しい作品世界が堪能できる。

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マラサダとサーターアンダギー

雰囲気的にとっても「かもめ食堂」を連想させる作品。
出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうなんだよこれが……

主人公のレオ君がいかにもヘタレな今どきの若者だけに、まわりを固める年配の役者陣の演技が引き立ちます。倍賞千恵子は年取ったらこんな可愛いおばぁちゃんになりたい、と本気で思えるキュートさだし、ほんわかしてるのにフラを踊るときは別人のような貫禄を漂わせる松坂慶子も、おちゃめでスケベな（だけど愛妻家の）おじぃを演じる喜味こいしもじつに味のあるキャラ揃い。

それにしても、青い空に青い海、緑のさとうきびにゆるーい時間、とまるで沖縄の離島のような要素がそろってるのに、ハワイと沖縄じゃこうも空気感が違うのね。共通する部分もありまったく異質の部分もあり、それはまるで、サーターアンダギーとマラサダの違いのよう。

あーでもあのマラサダ食べたい……