マトリックス (製作年度: 1999年)
レビュー日:2010.8.29
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
「バウンド」で監督デビューを果たしたウォシャウスキー・ブラザースによる新感覚のSFXで彩られた重厚かつスタイリッシュなアクション巨編。ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソンには、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、 “ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティと出会う。そして彼女の手引きによってある人物と接見することになった……。


こういう映画だったのか〜!

今までなんとなく見そびれていたけど、改めて見てみたら結構面白い作品でした。
なるほどねー、「ニューロマンサー」が結局映画化されなかったわけがわかったわ。これ作られちゃった後ではどう頑張っても二番煎じ感まぬがれなかっただろうからね。
(また最近映画化の話が持ち上がってるらしいけど)
どっちかというとこの映画の方が世界観やイメージをパクっているんだけど、やったもん勝ちということで(笑)。

キアヌ・リーブスはやっぱかっこいいです。「JM」もそうだったけど、わけわかんない状況に巻き込まれ、ビビリながら右往左往してるのに、なぜかド派手なアクションを決めてしまうところがちょっとユニーク。見た目強そうには見えないのにねぇ(笑)。

とくにこの映画では、自分の頭に格闘技のプログラムを直接ダウンロードしてマスターしてしまう、という荒業が出てくるんですが、柔術、テコンドーなどに混じってなぜか「DRUNKEN BOXING(酔拳)」が……(爆)
そうかあの有名な弾丸かわしテクは酔拳だったのか!!

そしてカンフーもマスターしちゃったキアヌは、敵に対してあのあまりにも有名な(ジャッキーもジェットもやってた……ブルース・リーもやってるかも)ウォン・フェイホンばりの「かかってきなさい」手招きポーズをやるのです。当時この映画見ちゃってたら気がつかなかっただろうけど……あれはほんとに笑えた。

で、カンフーをマスターしたキアヌとモーフィアスとの対戦シーン、なぜか日本家屋の畳の部屋なんだけど、キアヌがジェット・リーになっちゃってるよ(笑)。
でもやっぱりキアヌのカンフー見てると、ジャッキーやジェット・リーとは明らかに考え方が違うんだなぁという感じがする。ジャッキーなんか特にかわし方がうまいけど、キアヌはひたすら力で相手にぶつかっていく、という戦い方してる。

それにしてもキアヌ・リーブスって、なんか坂田靖子の漫画にでてくる男性に似てるような気がする。この人にダニール・オリヴォーやらせてアシモフの「はだかの太陽」とか映画化したら面白いと思うんだけどな。


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