コンスタンティン (製作年度: 2005年)
レビュー日:2010.10.14
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『ハムナプトラ』シリーズのレイチェル・ワイズ共演の地獄と天国の狭間で生きる人間を描いた新感覚ムービー。独特の映像を作り出したのは、ミュージック・クリップで活躍中のフランシス・ローレンス監督。キアヌ演じるコンスタンティンが悪魔払いのために用いる数々の謎めいたアイテムも要チェック。
やさぐれエクソシスト
キアヌ・リーブス演じるやさぐれエクソシストのコンスタンティンを主人公に、神と悪魔の抗争を描く物語。
キアヌはどうしても「マトリックス」のイメージとかぶっちゃうんだけど、こっちのキャラのほうがもうちょっとガラが悪くてすれてる感じ(笑)。
マトリックスほどの派手なアクションはないものの、悪魔払いのときのポーズとかいちいち決まってカッコイイのはさすが。ぶっ倒した悪魔の手先バルサザールの上に馬乗りになって、終油の秘蹟を無理やり授けて「天国送りにするぞ」と脅すとこなんて最高(笑)。
それにホントこの人ってモノトーンの衣装が似合うよねぇ。
「コンスタンティン」はアメコミが原作だそうだけど、アジア系の遺伝子のせいか、「端正なあっさり顔」のキアヌはどっちかというとアニメのキャラに近い感じの雰囲気があるので、「マトリックス」とかこれとかいった感じの作品が合うのかも。
CGにも違和感なく溶け込んでるし(笑)。
映像もスタイリッシュでマンガチックだけど、細かいところまでキリスト教のメタファーがちりばめられているところは、マニエリスムの絵画を見るような雰囲気もあります。
ホラーの棚に並んでたのでちょっと借りるの躊躇したんですが、そんなに怖くなくて面白かったし(まぁ多少グロだったけど)、天使ガブリエルのいけ好かないキャラと、魔王ルシファーの嫌ったらしいけど妙に憎めないキャラ設定がツボでした。
