ロミオ・マスト・ダイ 特別版 [DVD] ロミオ・マスト・ダイ (製作年度: 2000年)
レビュー日:2011.1.9
更新日:
評価:★★★
Yahoo映画リンク
IMDBリンク


解説(Yahoo映画より):
ジェット・リーが「マトリックス」のスタッフと組んで放つスーパー・アクション。オークランドの湾岸地域では黒人ギャングと中国系マフィアが一触即発の状態にあった。だがその均衡は中国系マフィアのボスの息子が殺されたことによって崩れ始めた。中国系マフィアは報復に出ようとするが、その頃、香港刑務所を脱獄したひとりの男がオークランドに降り立った。それは殺された息子の兄であった……。


色男死すべし

オークランド湾岸地域の開発にからむ黒人ギャングとチャイニーズ・マフィアとの対立抗争の中、中国側のボスの息子が殺され、父親の罪をかぶって香港で服役中だったその兄(ジェット・リー)が脱獄してアメリカに渡ってくるが……という話。
一応黒人側のボスの娘とひょんなことで知りあって、なんとなくいい雰囲気にはなりますがラブシーンと言えるほどのものはなし。でもまぁジェット・リーならあのくらいのほうが似合ってると思いますが(笑)。

一応ロミジュリ設定なので最後は悲劇で終わるのかなぁと覚悟してたけど、わりと救いのある結末でホッとはしました。でもそこにいたるまでの殺し合いがちょっと陰惨すぎて……途中はさまれるちょっとしたコメディ部分とバランス悪くて中途半端な雰囲気になってしまったのが惜しい。

ワイヤーアクションが不自然すぎたのと、日本人にはどうしても「必殺仕事人」を思い出させてしまうあのカットが興ざめですが、ジェット・リーのアクションはやっぱりカッコいい。あんなちっこいのに外人女性を軽々と「お姫様ダッコ」しちゃうところはなんかあのギャップ感が面白い。

それとやっぱり見所は、ジャッキーが「シャンハイ・ヌーン」で蹄鉄とロープ使ったあれを消火ホースを使ってやってるアクション。同じ「手近なもの使って武器にしちゃうアクション」でも、ふたりの個性の違いがこんな風に出るんだなーというのが興味深いところです。


INDEX