アバター　(製作年度： 2009年)
レビュー日：2011.2.23
更新日：
評価：★★★
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解説（Yahoo映画より）：
『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに発表した、最新の映像技術を駆使して作り上げたアドベンチャー大作。ある衛星にやって来た人類と、その星にもともと住む者たちによる激しい戦闘を、迫力の最新3D映像で見せる。出演者は『ターミネーター4』のサム・ワーシントンほか、キャメロン監督とは『エイリアン2』以来久々にタッグを組むことになるシガーニー・ウィーヴァーら実力派が顔をそろえる。構想14年、製作に4年をかけたキャメロン監督による壮大な物語と斬新な映像美に酔いしれる。

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あっち側の世界

王道のストーリー展開＆斬新な映像という、ハリウッド映画の極致みたいな作品。
パンドラという惑星とそこに住むナヴィ族というネイティヴの作りこみはさすがに徹底してます。生態学的にも文化人類学的にもそれなりに矛盾しないようモデルを作り上げていったんだろうなぁ。

「共生する自然」を、巨木を一種のサーバーに見立て、相互作用を及ぼしあっている様子をまるでインターネットのようなイメージでとらえた解釈は面白いし、動物や、時には特定の場所（聖地？）と自分の感覚器をUSBケーブルのようにつなげて交流するナヴィ族という設定もなかなか魅力的。

だけど……映像のすごさはわかるし、3Dでみたらさぞかし迫力あるんだろうなぁ、というのもわかるけど、キャラが類型的というかストーリー展開があまりにも王道というか、繰り返し見直したくなるような魅力はあまり感じなかったなぁ。同じSFでも「スター・トレック」は何度でも見直したくなるワクワク感があるんですけどねぇ。不思議だ。

あ、ただ、これだけの映像が作れるんだったら、ぜひとも「パーンの竜騎士」を実写化して見せて欲しい、とは思ったな（笑）。