プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂　(製作年度： 2010年)
レビュー日：2011.6.18
更新日：
評価：★★★
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解説（Yahoo映画より）：
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが携ったアクション・アドベンチャー大作。古代ペルシャを舞台に、時間をさかのぼって過去を変えられる「時間の砂」をめぐる陰謀に迫る。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督がメガホンをとり、主演の王子役を『ゾディアック』のジェイク・ギレンホールが熱演する。神秘的で壮大な物語と豪快なアクションに魅了される。

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ワイルドなペルシャの王子様

ザクセン＝コーブルク＝ゴータ公国の公子様の次はペルシャの王子様（笑）。
こっちはまたがらりと雰囲気変わってアクション主体の娯楽映画です。
主人公ダスタンはもともとは孤児でひょんなことからその度胸と身体能力をペルシャ王に気に入られ、拾われて養子になったという異色の王子様。なので王子といっても相当ワイルド（笑）。

王子の一人とはいえ王家の血は引いてないわけで、だけど父王のお気に入りとなれば上の兄ふたりとの確執展開はお決まりだし、聖なる都アラムートに攻め入る際に目覚しい働きをしたダスタンが、偶然謎の力を持つ短剣を手に入れたかと思うと父王殺しの濡れ衣を着せられ、兄達の追っ手や逃走途中でひと悶着起こした悪党たちに追われつつアラムートの王女にして短剣の秘密を知るタミーナと逃げ回る……というストーリーはある意味王道。

だましだまされの駆け引きや、利害は対立するけど恋や友情は発展、というあたりもありがちな展開だけど、どーしようもないダメダメな兄達、と思ってたのが意外にも……というどんでん返しや「時間を戻せる砂」を使った壮大などんでん返し、というよりほとんどちゃぶ台返し（笑）なラストとか、美しいお馬さんや楽しいダチョウレースやエキゾチックな工芸品の数々が楽しめます。

それにしてもペルシャの町を縦横無尽に駆け抜けるダスタンのアクションは、「カンフー抜きのジャッキー・チェン」という感じでスゴかった（笑）。