第九軍団のワシ (製作年度: 2010年)
レビュー日:2013.4.30
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
「アーサー王」シリーズで著名なローズマリー・サトクリフの小説を映画化した歴史ミステリー。スコットランドを舞台に、ローマ軍の象徴“ワシ”とともに消えた第九軍団をめぐり、20年後にかの地にローマ軍人としてやってきた指揮官の息子の活躍を壮大に描く。主人公の若き隊長を『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムが、彼に仕えるブリタニア人の奴隷を『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のジェイミー・ベルが演じる。監督は、『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド。ローマ戦士のプライド、友情、父子のきずなに感動する。
ローマ辺境の世界
サトクリフのものはいくつか読んだはずなんだけど、これは読んだかなぁ。あらすじの記憶がなかったところからすると未読かも。
このあいだ見た「テルマエ・ロマエ」とほぼ同時代、というのがスゴイ。ここまで対照的な作品になってしまうのかぁ。こっちはコミカルな要素も女っ気も皆無、ひたすら重くて暗い背景の中に男の名誉と友情を描いた物語。
最初は主人公マーカスのローマ帝国視点で見ていたのが、だんだんブリテン人エスカに感情移入してきて、そうまでしてこだわるプライドって何なの? と疑問もわいてくる構成はなかなかよかったんですが、そのわりにそのプライドの象徴であるワシの徽章を取り戻してめでたしめでたし、という結末なのが若干納得行かない気がしました。
最初に出てきたローマ軍団兵の盾を使った戦法が若干「レッドクリフ」に似てたのが面白かったです。
