1998.07−10



10月26日

 ノムさん阪神監督就任決定。昔はあまりこの人のキャラクターが好きではなかった。その奥さんのキャラクターに至っては、……(笑)。だが、今朝のニュースを見ていて笑った。「……長嶋監督も寂しいでしょうから……」ふつう、アンチ○○というのは没個性になりやすいと思うけど、ここまでくるともはや強烈な自己主張だ。銭形警部が強烈なキャラとして存在価値を主張しているのと似てるな、と思った。



10月25日

 某S社の「シェリー樽仕上げウイスキー」を飲む。酒の安い店を発見したので買ってみたのだ。うまい。バニラのような柔らかなまろやかさの香りから、喉から腹まで一気に灼きつくすようなウイスキー独特の風味まで、飲んだ瞬間すべてが身体の芯から突き抜けてゆくようだ。……ウイスキーは某テネシー州のコーンウイスキーが好みだったけど、変えようかな(笑)。



10月17日

 TVの話題ばっかで……(超苦笑)。さっき「トータル・リコール」見終わりました。映画館にいかなくてよかった(苦笑)。原作ピアズ・アンソニイなので行こうかなとか思ってたんですよ、ロードショー当時。でも、ディック(原案)の世界が「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(映画ブレードランナー)」のころから全然進化していないので(むしろ退化しているので)行かなくてよかったです。火星の核が氷で、それを溶かせば酸素が……って、それは電気分解ではないでしょうか(笑)? 確かに水には二酸化炭素はよく溶けますけどね。酸素はちょっと無理があるんじゃないかな? それに、最後のシーンで一気に火星全土に酸素大気が拡がっていったけど、あんな(空が青くなるほど)調子で気圧が上がったら、みんな鼓膜が破れるわ、身体がつぶれるわで死んじゃうんじゃないのかな? あ、火星の住民は1気圧のドームで生きてるから大丈夫か。死ぬのはシュワちゃんとヒロイン……(苦笑)。火星のテラフォーミング(地球化)については、金子隆一著『テラフォーミング――<異星地球化計画>の夢』NTT出版株式会社;1996年 に詳しいです。興味のある方はぜひ読んでください。この人の文章は、多岐にわたる内容の科学情報をわかりやすくSF的観点で解説してくれるので、素人でも手軽に楽しく」読めます。
P.S. 今日の日記は、SF的教養が私と同レベル(非常に低い……)かそれ以上の方を対象に書かれています。それ以外の方には申し訳ございません。



10月14日

 TVの話題ばっかで……(苦笑)。毒入りカレー事件を見ていると、二つほど疑問に思うことがある。まず、マスコミが容疑者をすでに犯人として扱っていること。いくらクロに限りなく近くても、容疑者の段階では被告扱いしたらまずいんじゃないかな? 特に、容疑者が公人ではなく、単なる刑事事件の容疑者の場合。事件がセンセーショナルだから騒ぐのはわかるけどさぁ、松本サリン事件でこりたんじゃない? 「義務」だの「使命」だのを振りかざしたところで、マスコミの役目は「客観的な報道」だからね。「事件の解明」じゃない。冷静じゃない奴には、事件の解明なんてなおさら不可能だから。
 第二は、無意味な報道。容疑者の性生活なんてあばいてどうする? 何の役に立つ? 必要十分条件を取り違えれば、出てくる結果は無茶で危険な物となる。連続幼女暴行魔がアニメマニアだったからといって、アニメマニアがすべて幼女暴行魔の予備軍である、と結論づけたりしたら、えらいことになるでしょ? 帰納と演繹の区別のつかない奴に、プロファイリングなんて無理だから。むしろ、差別の道具になるだけ。日本の悪習・連座制を、助長する道具になるだけ。容疑者の子供まで槍玉にあげている奴らには、人間として大切な何かが欠けているとしか思えない。毒入りカレーか堕落報道かの差で、やっていることは同じ。
 ……海のむこうでも、やってることは同じだけど。世界的に、報道というものの存在が問われている時期なのだろうか? 大統領、いっそのこと、俺はゼツリンなんだぞ、男らしいだろうと開き直ってください。市民権とって一票投じますから(笑)。



9月26日

 TVの話題ばっかで恐縮なのですが、NHKスペシャル「海」、すごいですねえ。海の中には密度と水温の関係で、音が伝わりやすい層があって、クジラはそれを利用していた……いいですねえ、天然の長距離電話。まあ、だからクジラは頭がいいんだよ、それを食べる日本人は野蛮だよ、という三段論法はいただけませんが。それが過去、そして現在も人種差別を生み出してきた主観的独善的論理にすぐに化けることに、何で気がつかないのかなあ。同じNHKの「慶喜」見ていて笑っちゃった。……「あの者(外国人)は身の丈も日本人の二倍、ウシ、ブタ、ウマなど何でも喰らう赤鬼のような者どもにて……」



9月23日

 今日の夕食なんか、突然に写真に撮ってみたりしました(笑)。なんか、このぶんじゃお嫁さんにいけるなぁ。今日やってたTV特番「ノストラダムス」は、エンディング曲がNHKの「映像の世紀」テーマだった。いいのかなあ。



9月16日

 更新さぼりすぎましたねぇ(苦笑)。「ゆりかご」に至ってはメインのページなのになかなか更新されない……(爆)。すみません。
 最近のおすすめはドラマ「GTO」です(もう終わるね……)。でも、最近の展開はどうもいただけないです。追っかけ記者がウンカのごとく群がるシーンが出てきて、それに反感を覚えてます。ダイアナさんの事件以来、過激な記者の過剰な行動が問題になっていますが、ドラマの中までそれをだしちゃうのは行き過ぎじゃないかな。
 追っかけ記者だってドラマ製作者の身内でしょ? もう少しかばってやってもいいのではないでしょうか? いや、単に身内だからではなく、報道でメシを喰っているマスメディアの人間なら、報道というものをステレオタイプにパロディ化してドラマにだす、なんてやっちゃいけないと思うけどなぁ。確かに、彼らの報道ぶりを見ていると、疑問に思う部分が多々あります。スクープを手に入れるために、モラルを売り飛ばしているようなふしはしばしば感じられます(オウム事件のときなんて、特にそう感じました。結果的に、オウムの教義を世間に広める=本来中立であるべき報道が、一新興宗教組織によって利用されるなんて、あっちゃいけないことですもんね)。だけど、それはやはりモラルの問題であって、報道の自由を制限する正当な事由ではないです。我々は馬鹿ですよ、と言ってしまうことによって、例えば政治に対する不断の監視とか、肝心な所を制限させてしまう口実を作ってしまうのが、私にとって一番怖いです。
 何をわざわざ、大上段に振りかぶってたかだかコメディドラマを大げさな話にすり替えて……と仰るむきもあるでしょう。でも、それくらい言いたくなるくらい、あのドラマの中の記者はアホです。話の裏を取らない、偏ったリソースのまま情報をたれ流す、煽る、……これをデマゴギーと言います。危ないです。古代ギリシアでは、これによって民主制が崩壊したのですから。
 ……ともかく、「暴力事件を起こした教師は現在入院中です」と聞いて、怪我か病気か、怪我ならなぜ怪我したのか、くらい聞ける頭のある記者が、一人くらいいてもよかったのではないでしょうか。う〜ん、おもしろいドラマだけに気になる。



9月1日

 京都へ行ってきました。いい絵は描けませんでしたが、楽しい旅行でした。近々紀行文ULすます。
 今日、寒い目にあいました(笑)。昼食から会社に帰ってくると、会社(信金です)の通用門の前に、茶髪の女子高生が5人ほどたむろしている。手に手に使い捨てカメラを持ちながら、「ここってちょっとした穴場なんだよね〜」(何のだ)とかいいながら盛んにシャッターをきっている。ちなみに、私はこのテの女子高生がチョー苦手なので、嫌な予感がした。案の定、カメラ渡されて「撮ってくださ〜い」。こら、胸ポケットに強引にねじ込むな、と文句を言う前にすでに3台持たされる(苦笑)。それだけならまだしも、なんか連中は横一列になって後ろ向いて手に手をとってバンザイしてる……。唖然としつつもシャッターをきる私。通りがかった同僚が一言「活躍してるじゃん」……。
 そういえば、私の高校の3つ上の先輩で、「あんなフォーカスが甘いレンズなどでは、遊びの写真も撮る気がしないぜ」と、使い捨てカメラは一切使用しない人がいたなあ。せ、世代の差なのだろうなぁ。なんか、一年中ハレの日のようで、結構なことだ。



8月25日

 最近全然更新してなくてごめんなさい。26日より、ふらっと旅にでます。ちゃらんぽらんで杜撰で無計画な旅が、じつはぞくぞくするほど好きなので……。絵をいっぱい描いてくる予定なので、いい絵が描けたらこのページで発表します。



8月15日

 「新潮の100冊」を2冊買うとYonda?君キーホルダーがもれなくもらえるキャンペーンをやっていたので、応募した(但し、今年の100冊はなんかラインナップがちょろい気がした……)。で、今日キーホルダーが届いた。これがかわいい! ぜひ皆さんも応募しよう。読書することはいいことだし。



8月9日

 肉じゃが成功。……って、最近我が家の献立発表会になりつつあるな、このページ(笑)。「一人暮らしだと料理作る気になんないのよね〜」と、知り合いの女の子はみんな口をそろえて言うけど、俺は無意味なことなら何でも喜んでやるのでだんだん趣味となりつつある。



8月8日

 話題のクールミント入浴剤を試した。うちはユニットバスなので、お湯を入れながらいきなり一包みブチこんだのだが……一瞬にして狭い浴室はメンソールのガス室に変貌。教訓:クールミントの入浴剤はお湯が完全にたまってから入れましょう。あれは目に悪そうだ。入り心地はまあまあかな。スーッとするのは確か。尻の辺りがやたらスースーするけど。夏限定で使うならいいかもしれない。



8月2日

 我、鯖の味噌煮に成功せり。今晩のご飯が楽しみ☆今度うちに食べにいらっしゃいね。



8月1日

 8月っす。料理が面倒なので、手早くチャーハン作ってみました……ら、初めて作るチャーハンは意外と手間取る。フライパンが小さいからだろうか、それとも私が大喰らいなのだろうか……油の量も少なかったのだろう、結果は中華風焼き飯完成(苦笑)。焦がしはしなかったですよ、もっとも。オイスターソースで味付けして、具は挽き肉とタマネギみじん切り、そしてレタスのみ。……本と違うものができてもしかたないか。明日、サバの味噌煮に挑戦しまーす!



7月30日

 いつもながら、UFO特番ておかしいなあ。聞いてりゃ、平気で「土星の輪が消えたり現れたりという、科学者にとって長年にわたる謎が解明できる」などとおっしゃってる。いやあ……「なぜ土星だけあんなに見事な輪を持っているのか」ならともかく。矢追先生、またトンデモ本の人たちに無茶苦茶に馬鹿にされるのがオチだね。そして……最後は飛鳥昭雄のパクリ。太陽をはさんで地球と反対側に惑星があるんだとさ。……同一軌道上に存在する二惑星という例が他にあったら例示してくれ。小惑星やリング程度ならともかく、ある程度無視できえない質量を持った惑星――例えば地球――で、他に例があれば。ところで、飛鳥先生、「京極夏彦は俺の本をパクった」などと本にしている暇があるなら、この番組訴えなさい。その「反対側の惑星」とやらの存在は、この番組によればそれは「最近わかった事実」らしいから(笑)。



7月16日

 ここのところずっと雨でしゅよぉ。お布団干したいでしゅよぉ(;_;)
 ……などと所帯じみたことを言ってみる。
 ところで、何で世間はあんなに「GODZILLA」に厳しいのだろう……私は、最近見た映画の中では一番面白かったと思うのだけど……。ストーリー性なんて、だいたい怪獣映画になんでそんなもの求める? 単純に楽しければ、それでいいじゃないかなあ。岡田斗司夫氏は「B級の恐竜映画」なんて言ってたけど、恐竜映画にそもそもB以上のクラスがあるのだろうか。そんな人たちに、ぴったりの言葉を贈りましょうか。
「[グルメ] 黙って食べることの出来ない人間。」(『当世 悪魔の辞典』別役 実 朝日文芸文庫)



7月12日

 今日は選挙! 私は実家が遠いので、あらかじめ不在者投票しておきました。で、「ゴジラ」見に行く……(苦笑)。まあ、義務兼権利は行使したのでよしとしてください。
 夕方のテレビはみんな選挙速報……おいおい、某チャンネル、選挙に行かなかった人の模擬投票なんて無駄なことやるなよ(笑)。そいつら、権利を放棄してかかってるんだから。無駄、というよりむしろ無価値……それも、自ら望んで無価値にしているんだから。
 あ、「ゴジラ」よかったです。これぞまさしく古きよき怪獣映画! まあ、ビキニの水爆実験をそのままムルロアに移動させているあたりが「反核」というメッセージを著しく損ねているけど。しかし、ハリウッドゴジラって、最初に襲われた日本漁船の生存者がうわごとで「ゴジラ」って呼んだからついたんだね……ってことは、この船員が「ガメラ」とか「モスラ」とか「ガッパ」とかって言ってたら、あれはそう呼ばれたんだろうな(笑)。詳しくは映画を見てください。ひさびさに楽しい映画を見た気分です。



7月4日

 過去に、「3ヶ月で日記のページを更新します」なんて書いた気がしたけど、結局4ヶ月ごとの更新になってしまった(苦笑)。
 何曜日だっけ……テレビのチャンネルを回したら「水戸黄門」やってたんだけど、なんか画面がすごい安っぽくなっていた。とうとう水戸黄門もフィルムで撮影しなくなったんだね……。おまけに、セットが室内? なんか画面が鮮明になったというよりは遠近感のない、陰影のないフラットなつまらんものになっちゃったなあ。やっぱ時代劇はフィルムで撮らなきゃ……と、録画しておいた「影の軍団W」を見つつ思った。



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