SUZUKI EVERY JOYPOP Aero TURBO 4WD


悲しくもEVERY JOYPOP廃車。しかし、期せずして欲しかった5MT、サンルーフのエブリイを作る材料が整ったからです。
問題はミッションの乗せ換え。こればかりはさすがに自分ではできません。インターネットで探してみると、なんと近所に改造公認までしてくれる工場がありました。早速、見積りをお願いすると工賃として\80,000-。ついでにクラッチ板を新品にしていただくようお願いしました。

で、同年式、同型式のサンルーフ車を購入。もちろん4WD。走行距離は110,000km。ABSとエアバッグは未装着車です。

2008年11月、宮城県から陸送されたJOYPOP Aeroは、聞いていた通り錆がひどそうですが、外観は新車のよう。純正フルエアロも装着され気分は上々。

2009年1月、3ヶ月ほどかかりミッションの載せ換えが完了しました。この車はメンテナンスがあまりされていなかったようで、結局、エンジンもJOYPOPのものを使用することになりました。結果、その他の部品・修理等々で\200,000-弱となりました。なお、改造車にはならなかったようです。
ABSの移植は行いませんでしたが、ウッド/本皮コンビのステアリングは、コラム部の交換で装着できました。エアバグッグの動作も可能です。

2009年2月、まず清掃...とフロアカーペットを上げて錆のひどさに驚きました。
リアシートの取付部はフロアごと錆落ちていました。さすがに購入した店に連絡を取ると、対応していただけるとのことで近くの工場で修理していただきました(ちなみに費用は\100,000-程)。
気を取り直し、清掃がてらEVERY JOYPOPからまっさきにターボタイマを移植、そして...ホイール探しです。

2009年3月エアエレメントマフラーを移植。錆がひどかったリアダンパは、5MT用をカーニバルイエローに塗装して移植しました。
さて、ホイール。鍛造ホイールが欲しかったのですが、さすがに金銭的に苦しいものがあり諦め、ならばなるべく安いものを、と“クロススピード X6”を選択しました。サイズは15インチ。リムがポリッシュで仕上げられており、とても激安ホイールには見えません。

今回は清掃・静音化の前にブーストアップを試みました。とりあえずBLITZ製機械式ブースト計と、トラスト製電気式ブーストコントローラ“PRofec TYPE-S”を取り付けてみました。GAIN調整で加速がよくなったことが一番の効果です。最大ブースト圧は0.75kg程に調整しました(DB52V初期型,180,000kmのエンジンなので)。

シートの移植...驚いたことにJOYPOPとフロア形状が異なりました。そのためJOYPOPの時に使っていたワゴン用リアシートのキャッチ(バン用を加工したもの)が使えず、アルミ材から自作しました。

ようやく清掃。JOYPOPと違い天井はルーフに貼り付けられておらず素直に取り外すことがきました。煙草のヤニ取りには“かんたんマイペット 4.5l”を2本用意し、エアで吹き付けると新品同様になりました。ルーフが見えたついでに雨音対策。“オトナシート”を貼付し“ソフトレイ”を入れました。
そしてドアの防音。やはり“オトナシート”での防振対策を行いました。標準のリアスピーカは外部への音漏れが激しいので“ソフトレイ”を後に置きました。

2009年4月フロントウィンドウMercedes Benz 300CEで使用したものと同じリンテック製HM-80HD(82%)を貼付しました。今回は清掃がてらウィンドウを取り外して貼付しました。

2009年5月ドアパネルを合皮に張り替え、ついでにドアを開けた時に足元を照らす照明を追加、セカンドシートにもフロアを照らす照明を追加しました。ボンネット(自家塗装)とヘッドライトは後期型へ変更です。

2009年6月、WAKO'Sのエアコン添加剤“PAC-Rパワーレボリューション”を入れました。入れた直後は全く違いが判りませんでしたが1ヶ月程経った頃にその効果を体感することができました。

2009年7月、追突されました。幸い軽いものだったのでリアバンパの割れと傷で済みました。とりあえず“割れ”はタッカー用の針(ホッチキスの針の大きいもの)を熱してつなぎ応急処置としました。

2009年8月、ロードノイズを抑えるべくフロントのホイールハウスにノクスドールを塗布...する途中、ハウスに穴が空きました。錆にやられていたようです。POR-15とガラスマットで塞ぎましたが、塩害の脅威を思い知らされました。

2009年9月、ホイールハウスの隙間が気になり、車高ダウンを考えました。ほどよいダウン量からスズキスポーツのダウンサスが候補に上がったのですが、残念なことに生産中止。幸いダンパスプリングのセットはまだ販売していたので少々予算外でしたが購入しました。
ふと、ステアリングとシフトノブが木製なのでパーキングレバーもウッドでなくては!と思い立ち自作しました。


2009年11月、さてダウンサスの取り付け...ディーラで工賃を聞くと\9,600-/本とのこと。フロントだけでもお願いしようかとも思いましたが、何事も一度は挑戦してみようと思い、とりあえずブッシュ類だけ取り寄せました。
そして週末、小春日和に背中をおれさ作業開始。宮城県産の足回りはやはり錆が多く予想以上に苦労しましたが、なんとか2日間で交換が完了しました(スプリングコンプレッサを貸してくれた近所の方へ感謝します)。
結果、フロントもリアも理想通りに落ち満足しています。


2010年11月、車検です。エンジンマウントミッションマウント、そして排気漏れが判明していたエキゾーストマニホールドの交換をお願いしました...が、工場からリアブレーキやブッシュ類も交換が必要とのこと。で、総額20万円越えの大出費となりました。
しかし、その甲斐あって車検から戻ってきたエブリイは異音や振動が減少していることが体感でき、やはり消耗品は交換するべきなんだなぁ、と思いました...廃車は全く頭にありませんし。

2011年3月、いつもの通勤時、アイドリング時に回転数が2,000〜3,000rpmを繰り返す現象が発生しました。ディーラへ行きチェックをしてもらうと予想通りISCセンサの異常とのこと。しかし、このケースではセンサとECUの同時交換が望ましいと。で、その費用が\200,000-程...とりあえずセンサのみの交換をお願いしました(\50,000-程)。

2011年4月、で、結果は...まったく変わらず。しょうがないので中古のECUを入手し交換すると少しアイドリングが下がりましたが、やはり2,000rpm前後でハンチングします。
二次エアーの調査、エンジンコンディショナでのスロットルバルブの清掃、プレッシャセンサの清掃、スロットルポジションセンサの調査...原因が見つかりません。

神にもすがる思いでMercedes Benz 300CEの時にお世話になった「諸戸オート株式会社」さんへ行きました。各センサ、二次エアーを調査していただきましたが、やはり問題なし...と、ブローバイホースに負圧が常にかかっていることが判明。シリンダヘッドに付いているPCVバルブを外してみると...割れてました。
まさか、シリンダヘッド内で二次エアーを吸っていることになっていたなんて...さすが諸戸オートさん、頼りになります!

2013年2月、走行中、左後方からバキバキという音が...ダンパーの付け根の溶接部が錆で割れていました。溶接での修理も考えましたが、次から次へと修理が必要となることが考えられたため廃車とすることとしました。
...東北地方から購入される方はご注意ください。

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