Mercedes Benz 300CE


1987年にジュネーブショーで紹介され、定価は945万円。

ミディアム(E)クラスのクーペモデル。外車というものに一度は乗っておきたいと思い購入。現在は通勤の足として毎日乗っています。燃費は思ったより良くて7.5km/l(高速では10km/l)。今年の3月で10年目の車検となりました。

購入後は、センターユニット(オーディオ)CDチェンジャーをAZZESTに、そしてフロント・ダッシュボードのスピーカーもAZZESTのものを装着してみました。片道1時間程の通勤時間がちょっと楽しくなりました。
またホイールはアバンギャルドに変更し、サイドマーカーもホワイトレンズへ、テールレンズも後期型のスモークタイプへ変更しました。

2001年7月、北海道へ行きました。総走行距離は約2,500km。行きは東名高速と東北自動車道で青森まで行き、そこからフェリーで函館へ。帰りは苫小牧から大洗までフェリーを利用しました。
どこで止まるかちょっとドキドキしていましたが、そんな不安を感じさせることもなく走ってくれました。

2002年4月、フロント・ダッシュボードのスピーカーをAZZESTからMac Audioへ交換しました。
また低音不足を解消するため、carrozzeriaのアンプ内蔵サブウーファーをトランク内に追加しました。

2002年7月、エアコンの効きが悪いと思ったら、上からはちゃんと冷風が出てるのに、足元からは温風が...早速修理すると、今までが嘘のようにしっかり働いてくれるようになり、この夏は快適です。

2002年12月、福島県へ行きました。総走行距離は約1,400km。もう120,000kmになろうというエンジンは、相変わらず元気にお供してくれました。

2003年7月、兵庫県を経由して京都府は天橋立へ。エアコンのガスを補充していったので快適でした(漏れ気味)。

2003年10月、アイドリング時に時々回転数が落ちる現象が出てきました。修理に出そうかとも思いましたが、色々調べるとエアアイドルバルブの清掃で良くなるかもしれない、というので自分でがんばってみました...結果、少し安定したようです。

2004年4月、BOSCHのキャンペーンでディストリビュータが安く購入できると連絡をいただき交換しました。また1ヶ月程前からエンジンの振動が目立つようになったのでエンジンマウントも中古を探していただき交換していただきました(とても快適になりました)。
しかしオイル下がりをしているかも、という指摘もいただきました。

2005年2月、助手席が前方向へ動かなくなりました。原因は予想通りスイッチの接触不良だったのですが、ドアパネルを外した機会にパネルの一部の色を変更し、日焼けのひどかったウッドパネルも自作してみました。室内は少し明るくなったと同時に少し安っぽくなったかも...
いよいよ15年目の車検が近づいてきました。

2005年4月、オイル下がりがかなり気になってきました。でも修理はかなり高額...ということで、自分でやることにしました。バルブステムシールの交換には工具もいくつか追加購入する必要がありました。トルクレンチや1/2角ラチェット、1/2角スピンナーハンドル、あとバルブスプリングコンプレッサとプラグ穴からシリンダ内にエアを送るためのアダプタなど。めったに使わないものなんですけどね。
カムシャフトカバーを開けドキドキしながら吸気側・排気側のシールを1つずつ交換していきました。2日間かけて完了後、エンジンをかけると無事始動!アイドリングも安定しており、調子は良さそうです。

ついでに最近シフトが緩んだ感じがしたので調べてみるとシフトリンケージブッシュがなくなっていたのでこれも交換しました。取り付けは異常に硬く加工して取り付けざるをえませんでした。

2005年7月、半年遅らせて車検を受けました。タイヤやブレーキ関係の交換時期でした。
フロント周りをすっきりさせたくて、ヘッドライト・ワイパーモータを取り外しました。ついでにヘッドライトのレンズ清掃を行いました。意外に汚れていたので驚きました。

2005年12月、突然、暖房が効かなくなりました...というか風が出なくなりました。

2006年5月、季節は春になり暖かくなったので、とりあえずヒューズを見ると見事に“割れて”ました。近くのホームセンターで家電用の板ヒューズを購入し、少し加工して取り付けました。せっかくなのでブロアモータを外し清掃・注油を行い修理完了です。

2006年6月、“ないよりはマシ”ということでアーシングを行ってみました。とりあえず簡単に配線できる純正アースポイントとエンジンブロック。8sqの専用ワイヤを使用しました。体感的には気持ち“マイルド”になった感じですね。

2007年6月、17年目の車検です。ガソリンが1/3ほどになると燃料計が“E”をパタリと指してしまう問題を修理してもらいました。原因は予想通り燃料タンク側にあるフューエルゲージユニットで、清掃することで解決しました。

さて、ウィンドウやルーフのモールは、いかにも高級車っぽく気に入っているのですが、17年も経つと曇ってしまいコンパウンドでも歯が立たなかったので諦めていました。
しかし車検の時に相談すると、コングー研究所の“モールスーパー”というものを紹介され、早速購入して使ってみると、曇りがすっかり消え満足のできるレベルとなりました(磨きは体力勝負です)。
このモールは新車でもすぐに曇ってしまうものらしく、販売店でも使用しているとのことです。

2007年8月、購入後、ずっとためらってきたウィンドウフィルムをいよいよ貼ることにしました。エアコンの効きをよくすることもありますが、なにより内装の劣化防止が目的です。
運転席・助手席にHM-80HD(82%)、リア3面にIR-25RD(75%)です。いずれもリンテック社のゴールド系チタンフィルムです。300CEはピラーレスながらリアのサイドは施工がとても難しく、お願いした業者さんももぅやらない!と言っておられました。

2007年12月、フィルムを貼付後、取り外した内装を(EVERYをイヂるのに忙しくて)コツコツと修繕してようやく装着できました。

2009年3月EVERY Aeroの完成に伴い、我が家を離れることになりました。
10年間、お世話になりましたが、輸入車(ドイツ車)だからといって国産車に比べ故障が多かったという記憶はありません。また機会があれば輸入車に乗ってみたいと思います。

BENZ 300CEの特筆すべき(お気に入りな)点は、あのベンツらしいグリルを持ちながらクーペであること、高速道路ではアウトバーンを疾走するが如く、安定したクルージングが可能なこと、ワールド・クラスの広さを持つ室内空間とトランクです。
...加えて言えば左ハンドル車の灰皿は当然右側にあるので、愛煙家にとしてポイ捨てをする事はなくなります。

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