1992年 |
1月〜6月 |
−イベントの感想は? |
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佐々木望さん |
大阪と、東京の一回目をやったんですけれども。握手会とかやってても、
非常に純粋な、良い子たちが多くて、心が洗われるようで。いや冗談じゃ
なくてほんとに。ビデオは、原作ファンの方は、気になってるんじゃない
かなと思ってたので。あれは違うんじゃないかとか、あんたじゃないほうが
良いとか、そういうのもなくて。‥‥まあ、本人前にしてちょっと言えない
のかもしんないですけど、何人かの方に良かったと言っていただけて、
安心というか‥‥そんなとこですね。 |
関俊彦さん |
やっぱり漫画のファンの方が、すごい拘り持っていらっしゃると思うんで、
自分のやったキャラクターが一番反応心配だったんですけれども、上映中の
反応見ても、司会をやっても、結構喜んでくれてるみたいなんで良かった
です。 |
岩田光央さん |
僕も、声のイメージっていうのが一番怖かったですね。あんまり自分の
声っていうのに自信がないもんで‥‥。大丈夫かなという気持ちと、不安で
一杯で。岩田光央のフィルターを通した池田光流っていうのを表現するしか
ないなって思って。まあ、人それぞれだから喜んでいただける方には喜んで
貰えればそれだけでも‥‥。でもこうやってファンの方と直接コミュニケー
ション取れるっていうのは良いなあって思わせてもらいました。僕あんまり
イベントの経験てないものですから。 |
−自分のキャラクターについて、こいつのこういうとこが好きだとか、嫌い
とか、俺だったらこうするとかいうのはありますか。 |
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佐々木望さん |
たいへん良い奴で、多分友達とかにいたら大好きだと。まあ、絶対苛める
けど(笑)も大好きなんで、彼の欠点とか、そういうのがわかんなくって
‥‥。好少年やらしていただいて光栄です。一番好きなところは鼻血を出す
ところ。それがすべてを象徴してるような‥‥。蓮川のひたむきさとか
純粋さとか熱血とか、僕も二十四で大人なんで、そういう気持ちを忘れつつ
あって。擦れた大人になりつつあるんで、少し子供に帰ろうかなあという
気になります。‥‥子供ですけど。 |
関俊彦さん |
忍ってのはとても悪い奴で、大人の擦れたところを全部持ってる奴なんです
けど(笑)。なんか「一人クール」みたいなとこがあるんで。でも見てると、
光流なんか、ほんとに良い相棒みたいで、この二人って、一生このまま
付き合ってくんじゃないかなーみたいな。そういう関係を持てるっていう
人間性が彼の中にはあるっていうか、上手くいえないけど‥‥。友達に
いたら僕は「ちょっといいや」って思っちゃうけど。でもとっても強かで
面白い男ですよね。彼を好きな人達は、そういうところに魅力を感じてるん
じゃないかと‥‥。目一杯冷めた演技をやりたいと思いますね。
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岩田光央さん |
光流先輩は良い奴ですよねー、ほんとに。僕は好きなキャラクターです。
変なんですけど、僕は自分の中に男の理想みたいなものがあるんですよ。
具体的に誰かっていうのはないんですけれど、性格的にはこういう感じで
‥‥とかね。それに近いものを持ってるんで、ああ、これは一生懸命表現
したいなあって思いました。でも二枚目って照れちゃうんですよね。目ぇ
つむって性格だけ把握すれば、お、こいつ結構面白いからやれるなと思うん
ですけど、絵見ちゃうと「しぇー」みたいな‥‥ほんとに。困るなあって。
前「AKIRA」ってアニメの金田やったときは二枚目っていうんじゃ
ないんで、とってもやりやすかったんですけど、いやあ、今度は絵が‥‥
美しいっみたいな。だから逆に三枚目の部分を引き出せたら良いなと思って
やりました。 |
−すかちゃんを苛めるとこなんかは? |
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岩田光央さん |
あれも好きですね。あっ、でもあれは愛情があるから出来るんで、そういう
ものを踏まえた良い苛め方が出来るんじゃないかと思います。
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関俊彦さん |
ほんとの弟みたいに思ってるんだから、あれはあれでいいんじゃないですか。
まあほんとのお兄さんも出てきますけど、三人でコンビで。
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−アフレコやレコーディングがすっごく楽しそうなんですが。
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関俊彦さん |
僕らは一発だったよね。(忍と光流のデュエット曲のこと)
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岩田光央さん |
は、ははははは。うぇー! |
坂本千夏さん |
岩田君漢字読めないの。 |
岩田光央さん |
難しく読んじゃうんですよね(声が小さくなる) |
坂本千夏さん |
どーやったらそんな風に読めんのみたいに。わざとらしいんだけど。
ほんとに馬鹿なのー。 |
岩田光央さん |
そうなのー。れろれろー。レコーディングのときは、岩田光央で出来たん
ですけど、ビデオ取りの時にやっぱり言われたんですね。もうちょっと
押さえて二枚目でやってくれって。で、ちょっとドツボにはまっちゃって
‥‥。 |
関俊彦さん |
絵があってやるのは初めてだったんだよね。 |
佐々木望さん |
スカなんかだと、いかに不幸に可哀そうにやるか(笑)。他の3人とは
違うタイプででたいのは別です。いろんなタイプの声やってるけど、僕は
やりやすかったな。でもバリバリ熱血! とか美形はやりにくいだろうな。
でもやりにくいのとやってみたいのとは別ですけど。(笑)
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−学生時代の思い出を話して下さい。 |
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関俊彦さん |
男子校でした‥‥。 |
佐々木望さん |
あ、そうみえる。何か関さんってそんな感じするもん。 |
関俊彦さん |
誰か他にもいなかったね、男子校? |
坂本千夏さん |
女・子・高! |
佐々木望さん |
えっほんとにっ!? |
坂本千夏さん |
お嬢さん学校だよ。 |
関俊彦さん |
俺なんか、男子校で剣道部でしたから。五部刈りで。先輩んとこに
あいさつにいくのに歯を見せると「歯ぁ見せるなぁっ」て怒られて。
上下厳しいとこで‥‥。年なんか1つ2つしか変わんないんですよー。
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坂本千夏さん |
あれ笑うよね。 |
関俊彦さん |
あとで考えると笑っちゃうよね。合宿かなんかん時に、酒飲んで酔っ払って
朝起きると、パンツん中にイカの輪切りとかいろいろ入ってんですよ。
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佐々木望さん |
大爆笑 |
坂本千夏さん |
おしりにマジックでうごうごかいたりね。 |
岩田光央さん |
うわあ。 |
坂本千夏さん |
何で知ってんだよって? |
佐々木望さん |
やったんでしょ、女子校で。 |
坂本千夏さん |
うん。やられてた。(笑) |
岩田光央さん |
おおー。僕は共学でしたから、ずーっとバンドばっかやってたから、文化祭で
ギターひいて、とかしか憶えてないですけどね。子供の頃からこういう
仕事してましたから、普通の部活とかできなくて‥‥。残念ですねぇ。
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一堂 |
そ、そうかー。 |
−今回歌われた曲を説明して下さい。 |
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速水奨さん |
そうですね、前回はロック調でしたので、びっくりなさった方が多かった
みたいですね。でも今回は、「中村雅俊風」というか、まあバラードで、
すごく気に入ってます。 |
−速水さん自信は、どういった曲調のものがお好きですか?
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速水奨さん |
やっぱり今回のように、静かな、聞かせる曲が好きですね。
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−レコーディング以外でも、歌われるのでしょうか。 |
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速水奨さん |
実は、この前のイベントで、お客さんを前に生で歌ったんですけど‥‥。
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−どうでした? |
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速水奨さん |
イヤー、スポットライトが気持ちよくて‥‥。(笑)又、チャンスがあれば、
やってみたいと思いましたよ。 |
島田敏さん |
寺尾聡ばりの良い曲。グーデリアンの表(オープン)なところと違った面を
見れる曲だと思います。 |
関俊彦さん |
彼のイメージに合ってる。今回は一人だったんです。(前の曲は安達さんとの
デュエット)孫にも聴かせられたらいいですね(笑)。 |
金丸淳一さん |
エネルギッシュに熱唱!って感じで、ものすごく気に入ってます。
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緑川光さん |
カラオケのようにはいかないですね。"海辺で昔の彼女を思い出す"ような
イメージの曲。 |
置鮎龍太郎さん |
家で思いっ切り唄ってきました。ハイネルは無口なタイプでしたが、今回
ロック系で。違った面も、みてもらえたらと思ってます。 |
速水奨さん |
個人的には今回の曲の方が好きです。前の曲はイチゴケーキの中の
チョコといった感じで、今回は噛めば噛む程、味が出るスルメといった
感じの曲ですね。 |
山寺宏一さん |
今回の街頭インタビューは、やってみたかった事のひとつなんです。
「どのくらい知られてないんだっ」って思って。外人さんにも聞い
たりしておもしろかった。TVタレントでレギュラー週10本とかだと、
すっごい売れっ子じゃないですか。でも声の仕事だと、名前で言っても
知られてないですしねー。 |
−パロディ曲というのは、新たに曲を作ってですか?郷ひろみとか
安全地帯は、モノマネという意味のパロディなんでしょうか。
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山寺宏一さん |
あ〜、この曲知ってる!・・・あれ? 違うの? というのをやろうと。
郷ひろみとかは声マネ小学生の頃からやってますから(笑)。全て曲も
詩も作ったものです。だからパロディ。作詞今やってます。あれ?(笑)。
他の人がやってない事をやろうと思って。ラップは、ラップというか、
本音トークをギリギリのラインでやろうと思ってます。言えないことも
言ってしまえ!って。声の仕事に対する開き直りはできているので、
そいつをパロッてしまおうと。 |
−バラードも何曲か入るそうですが、それはマジメに?(パロとかではなく)
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山寺宏一さん |
そうです。もうめっちゃくちゃ甘いのを一発!(笑)。自分でもバラードの
方が好きだし、自分の声に合うような気がするので。とにかく何をする
のも、スタッフや構成の渡辺さんと話し合って決めました。こ〜れが
おもしろいんですよ。この話し合いが。好きな事言ってますから(笑)。
皆乗り気で、がんばってます。でも最中引っ越しで、おふくろが家に来て
くれてて。練習するわけにいかなくて(笑)。だって息子が横でカエルの
声だの何だのやってたりしたら、ね(笑)。ま、とにかくこだわりまくって
がんばってますので、ぜひ!買って下さい。
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−今回はラジオ・ドラマということで絵がないわけですが、そういう意味で
良かった点とか、悪かった点とかありましたら教えて下さい。
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矢尾一樹さん |
やっぱ絵があると、絵の方に引きずられてキャラクターができてくるけど、
絵がなくなると、これはダサイダーなのか矢尾一樹なのかわからないぞ、
みたいな自分自身の解釈が多くなってきて、アドリブとか特にそうですね。
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−聴きどころを教えて下さい。 |
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草尾毅さん |
基本的な世界はテレビ・シリーズと同じなんですが、ギャグとかはびしばし
新鮮にやってます。ラジオを聴けない方はCDにもなるそうですので。
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矢尾一樹さん |
フリートークの所が一番の聴きどころですので、生の声を聴いて下さい。
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−今回、以前あった「バビル2世」を新しくやることになったわけですが、
主人公を演じられていかがですか? |
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草尾毅さん |
前の作品というのが、うちの大先輩で大ベテランの神谷明さんだと伺って
たので、その後を継いでというわけではないんですが、神谷さんのバビル
2世に敗けないよう頑張りたいと思います。 |
山口勝平さん |
前作とは違い今回はアルスラーンも戦うシーンがあって、いよいよ
ストーリーが動き出すのです。 |
井上和彦さん |
ダリューンという男は実に真面目な男で、僕がやっていいのか?
という(笑)。今回はアルスラーンに前作以上の忠誠を誓うシーンが
あるので楽しみ。 |
飛田展男さん |
小説と違い、アニメは展開が早いので、事件のポイントをしっかり押さえて
演じるようにしました。軽くさわやかに。楽しくが今回の役作りのモットー。
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菊池正美さん |
彼(ヒロオ)はこの作品のペースメーカーだと思います。ストレートで
素直な性格なので涼子のことを思えば思う程涼子の素敵な部分も見えたり
して、話しにふくらみが出るんだと思います。 |
山寺宏一さん | 原作じたいが既に楽しいので、それに従って素直にやるだけです。ただ、 絵があってこそのギャップのおもしろさのある作品なので、それを、どう 補うかが、課題ですね。 |
Huge! Huge! Thanks To:Tomoya.T