辰野館の林

八ヶ岳顛末記

1.去年の教訓は活かせなかった   〜渋辰野館 宿泊〜

 

渋温泉・辰野旅館へは 中央本線茅野駅から諏訪バスで45分。すでに標高は1700m。 奥蓼科温泉郷の中でも深部に位置します。去年も夏の終わりに利用して、やはり八ヶ岳へ。

去年はこんな感じ。
渋温泉〜渋ノ湯〜黒百合平〜東天狗岳〜根石岳〜夏草峠〜本沢温泉〜稲子小屋〜稲子登山口〜小海線海尻駅

驚くべきはこの行程を1日でやらかしたことで、しかも寝坊してバスをあきらめ てくてくと渋ノ湯の登山口に着いたのが9時半とか10時とか? にもかかわらず本沢温泉で露天風呂(!)を満喫、日が暮れるのを承知の上で下山。 稲子小屋を過ぎたあたりで日はとっぷり暮れ、ヘッドライトと懐中電灯をたよりにざくざくと林道を降りるのは、 初心者のミミズにはなかなかスリリングでした。結局、中央線の特急が無くなってたので 東京にはたどり着けず、甲府でもう一泊。

そこで教訓。山に登るなら早起きしなさい。

さて辰野館です。大変おすすめの宿です。山なんぞ登らなくてもここだけで十分目的地になりえます。
かなり早い時間に着いたので、ひと休みしたら付近を散策するつもりでした。が部屋にはいると... 森を抜けてきた涼やかな風、さかんに鳴き交わすウグイス、畳のにおい...すっかりお昼寝タイム...。 気が付けば夕食まであと1時間、みたいな。疲れてたのねふたりとも。

辰野館夕食 夕食は豪華!(すみません、思わず写真をどーんと。あとでさらに天麩羅とお焼きが...) 食堂のスタッフのみなさんが旅館の集合食堂とは思えない、丁寧でこまめな応接をしてくださるので とても気持ちが良いです。そして出すものに自信がうかがえます。 素材は地元で採れた旬のものばかり。焼き魚や刺身は川魚だし。お酒がすすむのよねぇぇ、ほんと。 でも飲み過ぎると食べきれないほど、ふんだんに料理が出てくるのでご用心。

お風呂も最高! 大浴場、露天風呂、薬湯と3カ所あって、もちろん全部制覇。 薬湯には湧かし直ししてない冷泉状態の源泉が打たせ湯になってて、ミミズは寒がりなんだけど これもトライ! 左右の肩10秒ずつしかもたなかったけど(笑)。

そんなこんなで楽しく布団にはいったのですが、標高が高いせいでしょうか? 心臓の鼓動がいつもより 早く感じられ、気になって寝付きが悪かったようです。そのせい、でもないのですが...また寝過ごした! 目覚ましを無視して、いつもは早起きの夫まで。
おいしい朝食をもりもり食べて、準備をしたら、おおっと9時。あーあ、これじゃあまた強行軍だよ。

プロローグ

−−−−−−−−−−−− 2.八方台からのぼる

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