1.取扱説明書をちゃんと読む

 危険防止のためにも、レシピを読みこなすためにも、圧力鍋を使い倒すためにも、
とにかくちゃんと読むべし!
 とくに、レシピを活用するために最低限理解しておいて欲しいのは、次のことです。

・圧力をかける場合の最大煮炊き量  ・最低限必要な水分量
・使ってはいけない食材  ・蒸気の抜き方
・煮炊きした後すぐに蓋を開けるための急冷の仕方

最大煮炊き量
 鍋本体に目印がついている場合が多いのですが、口いっぱいに材料をいれて 圧力をかけることはできません。 容量5リットルなら、実際に入れられるのは3リットルくらい。 火が通るとネバネバするものや、量が増えるもの(代表選手=豆)は さらに少なくしておく必要があります。

最低水分量
 空焚きはできません。何分間の加圧でこのくらい水分が必要、というのがどこかに 書いてあると思います。
 一番わかりやすいのは、蒸しもの(茶碗蒸しとか)の 作り方を見てみること。加圧時間3分で水を100cc入れる、と書いてあったら、 そのくらい入れておかないと水がなくなっちゃうよ、という意味です。
 水分は、野菜などから出る水分も計算の内に入れて大丈夫です。

使ってはいけない食材
 メーカーによって、麺類は勘弁してくれーっ、という場合があります。 そのほかにも、こういうものを使うと危ない、という例もあると思います。 重曹とか多量の油類とかですね。

蒸気の抜き方
 火を止めてもすぐに圧力が落ちる訳ではありません。 圧力がかかっている間は料理に火が通り続けているのと同じなので、 適当な時間を見計らって蒸気を抜き圧力を下げないと、煮すぎになります。

急冷の仕方
 もっとデリケートな料理、例えば煮崩れしやすい、すだっちゃう、というものは 火を止めたらすぐに冷やしてやらないと台無しです。 メーカーによって、やれ蓋に水をかけろ、鍋底を水につけろ、とやり方が違うので 確かめておきましょう。とっさの場合大慌てしないですむように。

圧力鍋本を活用するに戻る    2.圧力鍋本のレシピを読み替えるに進む


製作者=水のなおみ
All Right Reserved by Naomi Mizuno.