日記


更新日:2002. 2/ 1


2000.12/16(土)から2000.12/31(日)まで




12/16(土)
 20世紀最後のライブは、それはそれは素晴らしいものでした。
すべてにおいて最高の内容で、まさに最後にふさわしいライブでした。
 20世紀最後の徹夜麻雀は、それはそれは疲労困憊ものでした。
すべてにおいていつもどおりで、まさにいつもどおりの麻雀でした。+9。
何時間、起きていたんだろう。


[観覧希望]
RESORT SOUNDS 2000 FINAL / 下北沢CLUB Que
(高橋徹也)
 結論だけいえば、ただただ絶賛。脱帽。
 温かい音楽を作りたい、とは今年の春のコメントだったが。
今年の総決算ともいえるこのライブで、それをいっぱい感じさせてもらった。
どことなくもやもやとした、どことなく寂しい温かさ。
夕暮れ星、サマーブラボー、こっちを向いてよ、静かになりたい。新曲2曲。
音源化されていない曲たちは、形は違えど、根底にそういったものがあると思う。
来年もこの路線なのか、また違う方向へ向かうのか。注目したい。
「チャック全開」「カップル限定のクリスマスライブへようこそ」「悪運尽きたかな」


12/17(日)
 徹夜明けで競馬をしたりプロレスを見たりしてはいけません。
とてもではありませんが、体力と集中力が足りなくなります。
よくわかりました。勉強しました。学びました。知恵をつけました。
生かしませんが。


[観覧希望]
GAEA JAPAN / 後楽園ホール
 今年のGAEAの最終戦となるこの興行。
メインイベントは、永島、シュガー対、北斗、尾崎。タッグベルトのかかった、タイトルマッチだった。
この試合の盛り上がり方といったら、クラッシュが出てくる時と変わらないほどで。
特に、終盤は永島と尾崎が意地と気力だけで立っているような状態だったが。
それでも、技を繰り出して、必死に尾崎を追い込む永島。フォールするたびに、観客もいっしょにカウントする。
だが、どうしても2カウント以上が取れない。尾崎の肩が上がり、レフリーが指を2本上げるたびに。
足を慣らしため息をつき声を出す。永島以上に、観客が悔しがっている。
師匠であり、ヒールの尾崎を永島がやっつける。単純明快な構図があるにせよ。
これだよな、と思う。観客を、こういうふうに巻き込める試合こそ、いい試合だと思う。
 結局、最後はほんのわずかな力差というが、コンビの差が出て、尾崎が永島を押さえ込む。
カタルシスこそなかったものの、これはこれでいい試合だったし、すごく堪能できた。
GAEAって、こういう試合が多いから、いつも観にいってしまうのだ。


[おけら王]
 阪神牝馬特別。豪華な顔触れが揃いまして、馬券的に難しいものがありましたが。
フサイチエアデールとツダビクさんで決まりだろうと、まず、この馬連にどかん。
そして、G1馬はワイドでちょびっと。テコテコとかヤマカツとかシルクプリマとかウメノファとか。
ところが、レースが始まる直前に、他にもG1馬がいることを突っ込まれまして。
プリモディーネ、スティンガーの2頭を忘れておりました。
そこらが来たらやだな、と、来ないことを祈りつつレースを観ていましたが。
幸い、その願いは通じたみたいでした。同時に、本線もきてくれませんでした。
ツダビクはともかく、フサイチエアはなにをしてましたか? デムーロだめだめ。
まぁ、たぶん、直前の雨で、ぱんぱんの馬場でなかったのが敗因でしょうが。
-7800。


12/18(月)
 お風呂場の配水管の詰まりは半分ぐらい直したのに、かぜはまったく直りません。
歯医者さんに行ってみたら、神経の付け根が不思議らしくて、こちらもまだまだ直りません。
Windows98は、近ごろ、ちょっとしたことでエラーを出してきて、快適なネットサーフィンを妨害します。
コンポでMD録音しようとすると、メディアを認識しないわTOC保存できないわで、すぐにメディアを無駄にします。
アレは結論が出ないし、コレはまったく手つかずだし、ソレはどうしようもないし。
あーっ!! 切れた切れた切れるよーっ!! 金属バットで皆殺しだよーっ!!
でも、チョコレートつきクッキーがおいしかったので、今日はやめました。寝ました。


12/19(火)
 今日から冬コミへ向けての追い込みをかけます。
ていうか、なーんにもできてないのです。まったくもって白紙、真っ白、純白であります。
解決したと思ったのに、結局、やっぱり、予想通りに解決しなかったし。
ワンモアする時間もないし、どないしますかね。それはなかったことにしますか。
苦しいけれど。
 熟睡中のレスラーに、カウントを唱えるとどうなるか? 正解は、2カウントで肩を上げる、でした。
テレビでやってたけど、本当に肩を上げたのよ、これが。条件反応ゆーそうですが。
イベントが近くなると、勝手に原稿を書き上げてしまうような条件反応、身につかないかね。


12/20(水)
 いや、ヤラレタっ!! って感じ。その展開は、想定外で予想外だったわ。
いや、別にそうなってもかまわないけれど、そういうのってアリなの?
いや、アリなんだけどね。おかしいことではまったくないもの。ないけど。
いや、なんか、こう、釈然としないわ。英国とロシアの関係ぐらい釈然としないわ。
いや、すっきりしない理由もわかっているんだけど。
いや、でも、やきもちなんてみっともないわよね、やっぱり。
つか、積極的に前に出た方が、絶対的に有利なのね。近代は。


12/21(木)
 バイトの人が、昨日と今日、かぜでお休み。
正社員の人は、昨日も今日も、発熱のまま出勤。しかも、やたらと稼働率が高い。
なーんかおかしい。なして俺、休めませんか? 背中のぞくぞく、ずっと続いてやばげなんですけど。
薬も効かないし、睡眠時間は確保できないし、甘いものばかり食べて体重が心配だし。
なにより、原稿に手をつけられないのが辛いところ。こういう、やりたい放題は書けるけど。
これで倒れたら、労災、おりるのかな。お金持ちになれるかな。


12/22(金)
 冬コミで出す本の、表紙紙を東急ハンズで買ってきました。
まぁ、買ったといっても、金券がたまっていたので、それですべて払いましたけど。
それはともかく。既刊に関しては、同じ物を揃えるだけなので楽なのですが。
まだ見ぬ新刊の表紙紙がね、これがねぇ、実に難題でしてでして。
一応、それぞれの本のテーマというか、それに表紙の色をあわせているんですけど。
新刊のテーマを考えると、黒とか白とか肌色とかなんですけど。
これだと、果物色で揃えていた今までの本に比べると、明かに印象が薄いわけですよ。
メロン、みかん、桃、ぶどう。そこに、白とか肌色とかだと、見た目が弱いじゃないですか。
で、30分悩んで選んだのが、ねずみ色、赤、黄。でも、どうもしっくりきません。
やっぱり、白と赤だったかも。精液の白と血液の赤で。白。白かな。白な気がするなぁ。
でも、白い果物って思いつかないし。雪見大福ぐらい?
 罠にはまって、デジキャラットの新画集を購入。5000円。まさかここでこんな出血するとは思いませんでした。
やるな、ブロッコリー。つか、俺の目につくとこで売らんといて下さい。ああ、5000円。


[おけら王]
 南関東の期待の4歳勢。ペパーミントボーイとリガメエンキセキがこっそりと勝ち上がってました。
来年、古馬になってからの活躍に期待したいところですが、レベル的に通用しますかどうか。
でも、世代交代を推し進めるくらいの勢いで古馬陣にあたってもらわないと盛り上がりませんし。
ぜひとも、力を見せつけてもらいたいものです。


12/23(土)
 マクドナルドにするか、コンビニのおにぎりにするか。
なんて贅沢な悩みなんだろうと思いつつ、日本人としておにぎりを選んだ昼食。
パソコンの雑誌もついでに買って、ちらちらと読んでみたら。
やっぱり欲しくなりますね。新しいパソコン、猛烈に欲しくなりますね。
新しいパソコンなら、エラーは出ないわUSBは使いたい放題だわメモリは増設しまくりだわで。
優雅で快適で絶好調なパソコンライフをおくれそうな気がしますもん。
今のPC9821が悪いわけではないものの、早くて強くて格好悪いパソコンが79800円とか89800円とか書いてあると。
ついうっかり申し込みしちゃいそうになりますからね。
欲しいなぁ。サンタさん、来てくれないかなぁ。日立の劇的に安いデュロンマシンきぼー。くれくれ。


[おけら王]
 POGで指名されていたクロフネが、案外、だらしなくてほっとしました。
でも、弱くないこともわかっているので、まだまだ油断できないといったところでしょうか。
来年の春先の重賞で、絶対に1勝はしそうですから、相当に困ったものです。


12/24(日)
 クリスマスイブだというのに、ひとりで中山競馬場というのはどうかと思った。
思ったけど、どこにいてもひとりだから、どうともないやとも思った。
 ただねただね。サンタさんがこなくて、ボーナスをもらえなかった事が悔しい、です。
今年は悪い子にしてなかったのに、良い子にしてたのに、どーして来ませんかサンタじぃ。
恨むからね、マジで。


[おけら王]
 メイショウドトウの単勝で勝負した有馬記念。
直線、これは勝っただろ、と思った瞬間に内から飛び出てきたテイエムオペラオー。
強いとしか言えません。どうすると負かせるのか、これが来年のテーマでしょうか。
 JRAの、20世紀最後のレースとなった、カウントダウンS。
レース発走前に、騎手が本当にカウントダウンをしたり、ファンファーレが昔のG1ファンファーレだったり。
演出が凝っていてよかったな、と、思います。それを中山競馬場でも実況中継してくれたのもよかったです。
JRAも、少しは頭が柔らかくなったような気がします。
とはいえ、中山競馬場の人の入りを見る限り、もっともっと頭を柔らかくしないと、とも思います。
観客としては、がらがらなのは喜ばしいことなのですが。
-800。


12/25(月)
 週末は冬コミです。サークル参加です。新刊、出したいです。
なので、これから原稿を書かねばなりません。原稿で忙しいのです。
とはいえねー。なんか書き出しからまとまらなくてねー。
特に、今回みたいな未知の世界を書く場合、最初が決まらないと書けない人なのです。
あーでもない。こーでもない。悩んで悩んで、結局、なにも決まらない。
よくないです。非常によくないです。うーむー。


12/26(火)
 というわけで、まだまだ原稿。でも、頭が決まってどうにかなりそうな雰囲気です。
これでいいのか悪いのか。まったく判断がつきませんが、やり直せる時間もございません。
強引に、強引にもっていくしかございません。
できあがりが怖い怖い。仮題のような、薄いお話になってくれますかどうか。
書きながら、不安いっぱいでございます。
 その合間を縫うように、既刊の打ち出しをしておきます。増刷しないと足りないのです。
とはいえ、どれくらい刷ればいいのか、まったく見当がつきません。
過去、冬コミに参加したことはありませんし、なにより、年年、衰退しているジャンルです。
多すぎず、少なすぎない冊数とは? それこそ、頭が痛くなるほど悩み抜いて、結論を出しました。
果たして、結果やいかに。それにしても、この冊数で大量に残ったら泣くなぁ。
最高につまらない、ってことですから。ええ。
 ユニクロで買った、白いタートルネック。MがなくてLにしたけど、やっぱりちょっと大きい感じ。
ま、これはよいかな。服に身体をあわせてやる。


12/27(水)
 このタイミングでWindowsがいかれるのは、ドラマチックとはいわんのか?
この冬コミ2日前の、くそ忙しくて焦ってユンケルパゥワーが必要になるくらいの時に!!
壊れるかね? 壊れんよ、ドラマなら!! すべての作業が終わった直後に壊れるだろ、ドラマなら!!
たしかに既刊分の打ち出しは終わっている!! 時間のかかるイラスト関係の処理も打ち出しも終わっている!!
それだけでもまだまし!! 前向き思考ならば、それで万事解決!! だが、それが逃げっ!!
現実的に新刊の打ち出しが終わっとらんのです!! ペーパーの打ち出しも終わっておらんのです!!
なのに、それをするべきWindowsは、メリケンチックにノーノーノー!!
印刷? オーアイムソーリー!! アイアムアエラー!! エラーエラーっ!! 私しりまセーン!!
こ、このエラー野郎が!! なんたる怠慢!! なんたる傲慢!! 根性でなんとかせんかいっ!!
ゲイツを信じたばかりに!! ゲイツに身も心も売ったばかりに、こんな仕打ちを受けるなんて!!
しかも、この貧乏同人野郎に予備機などないのです!! それでも使わねばならんのです!!
打ち出しができなければ、原稿ができようとも、本ができないのです!!
 だから、明日、再インストールするよ。だって、そうしないとなにもできないんだもん。
そして、新機種を買うよ。だって、もう再インストールしたくないんだもん。
にしても、2000年内はだましだましでも、壊れずにいてほしかったな。
新刊の原稿。ようやく50%。ドラマなら、間に合うはずだけど。


12/28(木)
 20世紀最後のお仕事の日。午前中に仕事を終わらせて、午後はひたすら原稿打ちまくり。
おかげさまで、新刊、間に合いそうな雰囲気に。内容的には相当なものがあるけれど。
 家に帰って、Windowsの再インストールを開始。目的は、あくまでも印刷機能を使えるようにする事。
Windows95をインストールして、いっしょに入ってしまう7太郎を削除。そして、9太郎をインストール。
試しでペーパーを打ち出してみると、エラーはなし。これで、本は作れそう。
しかし、IE3.0で見ると、このページも印象が違いますな。バージョンでこんなに違うものかいな。


12/29(金)
 冬コミ初日。一般入場。
ゆっくりと出発して、ゆっくりと有明入りして、ゆっくりと場内巡り。
最近、そそられる物も少なくなり、買い物はまったくなし。
お金がなくならないので、それはそれでよいことだけれども、そそられないのは、それはそれで寂しいものだ。
 仕方がないので、と、もっともらしく書いておいて、西館の屋上へ。
この冬はデジキャラット関係の人気がすごい。増殖、と書いてもおかしくないくらいに増えている。
予想されていたが、バトルロワイヤル映画版も多い。血のりつきがわりかし目立つ。
我らが同級生2もぽつぽつと。最後まで生き残るのはこの世界なんだろうな、と、目頭が熱くなる。うそ。
 屋上が閉鎖されて、居場所がなくなってしまったので、とっととりんかい線。
夏からこのルートにしているけれど、値段が高くても、新木場から確実に座れるのがとても大きい。
老体には辛い聖地巡業なんじゃよ。
 帰ってから、新刊の最終的な推敲と打ち出し、製本。終わりがどうもすっきりしなかったが、体力的にまとめられなかった。
ていうか、なにがどうなっているのか、まったく見えなくなったのが痛い。
心残り。いつかリベンジ。


[おけら王]
 東京大賞典。
ファストフレンドはともかく、レギュラーメンバーの2着は読めませんでしたね。
将来的にはダート路線の主役になりそうな雰囲気がしますが、どうなりますか。
 NRA勢は、思ったよりもだらしなかったような気がします。
層は決して薄くないだけに、来年の巻き返しに期待したいところです。
特に、現4歳。レベルが低くないといわれているだけに、強い馬が出てきてくれることを願っています。
-6000。


12/30(土)
 冬コミ2日目。サークル参加。
余裕を持って入場して、余裕を持って準備して、余裕を持って開場。
ところが、開場してから余裕がなくなった。サークルのスペースがシャッターに近いのが原因。
開場すると、シャッターが開く。シャッターが開くと外気が入る。外気が入るととても寒い。
こんな日に限って、外気は冷たく風は冷え冷え。屋外フリーマーケットかいな。
おまけに、スペースに動きがないから、身体を動かす必要もなくて、ますます冷える。
この冊数でも多かったのかなぁ。やっぱり同級生2はもうダメなのかなぁ。委託の色紙だけでも出るといいなぁ。
そんなことを考えているうちに、午前中が終わり、お昼になり、午後になる。
なんだか、ぽつんぽつんと人がやってきて、ぽつんぽつんと色紙や本がなくなっていく。
ちょっと嬉しい。でも、それよりもなによりも、寒すぎる。寝たら死ぬところまで追い詰められる。
そんな時に、助っ人登場。店番を代わってもらい会場をうろつく。
動けることがこんなに素晴らしいことだなんて、ボクは知らなかったヨ。
いや、でも、マジで寒かったんだってば。すごくすごくすごーく寒かったんだってば。
あの寒さの中で、肌が出ているコスプレをしていた人はすごいと思った。
さすがに鳥肌、立っていたけれど。見ているだけで寒かったけれどネ。
16時。冬コミ終了。片づける物は本1冊。あの冊数で正解だったみたいなようだ。
既刊はともかく、新刊を読んでくれた人が、どんな感想を持ってくれるかどうか。
おもしろい。つまらない。普通。それだけでいいから、感想、欲しい。正直なところ。
 駅だけ混んでいるりんかい線で、一度、帰宅。荷物を置いて、今度は池袋。競馬関係者の忘年会。
なんかこう、なんだろう。落ち着きそうで落ち着かない人たちだ。自分を含めて。
だから、死ぬほど笑わせてもらう。身体をはって笑いをとる、スキーな人がとても素敵。
バナナ&ヨーグルトもおいしかった。渚ちゃんはかわいかった。外はとても寒かったけれどネ。
家に着いたのは翌日のこと。終わりよければすべてよし、って感じ。


12/31(日)
 さすがに眠たい、です。いや、もー、なんだか眠たい、です。
それでも大井競馬です。約束しちゃったから、仕方ないの、です。
しかしまぁ、それでも、当たればまだマシなんですけど。けどけど。
なんつーか、こー、そらないだろう、って感じの決着が多くて。
よっしゃそのままー、と、見知らぬ隣の人と叫んだ途端に、そのままじゃなくなったり。
ゴール直前でほんのちょびっと交わされていて、馬券が紙くずになってしまったり。
そらないだろう。書きながら思い出してやっぱり思います。そらないだろう。
どー考えても、そこまでそらないだろうが続くこともないだろう。そらないよ。ホント。
なんか、20世紀を象徴した1日でございました。
 年越そばを食べて、ちょっと横になったつもりが、不覚にも意識を失しておりました。
除夜の鐘とかカウントダウンとか無縁だったね。寝ているすきに20世紀が通り過ぎていきました。
ああ。なんだかかんだか。
 2000年。このページにお付き合い下さった方、本当にありがとうございました。
ではまた、来年、2001年。お会いいたしましょう。いや。


[おけら王]
 今日の大井競馬には、実におもしろい競走が組まれていました。
それは、11レースのゴールデンジュビリー賞と、12レースのカウントダウン21賞という2レースです。
これだけだと、なんてことのない、ただの特別戦のように思えますが。
実は、この2レース。最終レースの後に行なわれた、本当の意味での特別戦でした。
しかも、この寒い時期だというのにナイターです。勝負服1枚の騎手はさぞかし寒かったことでしょう。
そして、もうひとつ。この2レースともに、世にも珍しい毛色限定戦でした。
 まず、11レースのゴールデンジュビリー賞。
ハイセイコー追悼レースということで、黒鹿毛限定で行なわれました。
どんなものかな、と思ってパドックを見ていましたが、これがなんとも不思議な空間でして。
出走馬13頭。右を見ても左を見ても黒鹿毛黒鹿毛黒鹿毛。えんえんと、黒鹿毛が回っています。
これがまた、ナイター照明に反射して、強そうに黒光りするからたまりません。
普段、パドックで馬を見る時には、毛色というのはそれほど意識していなかったのですが。
こうして1色だけを見せられると、毛色というのは個性なんだな、と思いました。
レースが始まってしまえば、本馬場と距離があるせいか、それほど意識しませんでしたけど。
 そして、特別最終12レースのカウントダウン21賞。
こちらは、ナイターのカクテル光線に映えるようにと、栗毛限定による争いでした。
他にナイターの開催がなかったので、公営ギャンブルとしては、正真正銘の最終レース。
黒鹿毛で慣れたせいか、それほど印象の強いものではありませんでしたが、こちらは綺麗に光ります。
本当にきらきらと光っていて、栗毛限定のナイターも悪くないですね。
この2レース。たぶん、2001年もやりそうな気がするので、この2色が好きな人はぜひぜひ見に行きましょう。
 それにしても、今日の大井は混んでいました。
品川駅で新聞が売り切れていた時点で覚悟していましたが、重賞並みの混雑ぶりでした。
それでも、先着3万名に配られるスピードくじは、午後に行っても貰えました。
そして、2万名に当たる、ハイセイコーの手の平大の銅像もいただけました。
2/3の確率で外れたら、競馬どころじゃないだろう、と思っていただけに喜びもひとしおでした。
20世紀最後の最後の競馬としては、非常に楽しませてもらいました。
収支としては、明かに負けでしたけどね。
-9900。






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