日記 |
2002. 6/ 4 |
020501(水) [本] ゴーイングアンダーグランドが、テレビランキングで7位に入ったらしい。 それにビビった、という内容のメールが届いた。そして、俺もビビった。 母上のポータブルCDから、くるりのアルバムが出てきた時くらいビビった。 あとで聞いたら、弟が、そのポータブルCDを借りた時に、入れっぱなしにしていたらしい。 弟君なら納得できた。でも、アレ、本当に母親のだったら、マジ、すごかったのに。 そういえば、マンガの帯を、くるりの岸和田くんが書いているのにもビビった。 まったくマンガに触れていないあたりが彼らしい。なんて、岸和田くん、顔しか知らないのに。 そのマンガは、サユリ1号。男の子が女の子にたぶかされる、とても苦しいお話だ。 このマンガを読んで、やっぱりビビった。 つか、なんだ? 俺のコトか? ぐらいに近しすぎる話題だった。 もう読んでいられない。なんかなんで、こうしてボクをいじめますか? って感じ。 でも、続き、気になるよう。 もっともっとビビらせてくれや。 020502(木) [競馬] さつき特別 / 川崎競馬場 きっかけは、今となっては平凡な、出会い系でございます。 同じ趣味の、似た嗜好のふたりであれば、メールも弾むというもので。 ここまで近しい人がいるのかと、感激しつつ、応酬しておりました。 しばらくもして、モニターの向こうに、息吹を感じるようになりました。 それは確かに幻想で、ですがまた、現実でもありました。 だんだんと、募る想いをごまかしつつも、やはりそこは、人の子です。 嗚呼、とうとう耐え切れず、逢いたいメールを送信してしまいました。 しかし、返事は来ませんでした。 私は、それに終わりを感じつつ、しかし、あきらめきれませんでした。 彼女は、もう一生と出逢えぬ、運命の人なのです。 もし彼女をあきらめてしまえば、これからの人生は、砂漠色なのです。 だから、それからも、何度も何度もメールを送り出しました。 プロバイダを調べ、裏から住所と電話番号を割り出し、手紙も電話もしました。 そして、彼女の家に張り込むようになりました。 彼女が出かけている時には、彼女の部屋におじゃまするようにもなりました。 片付けが下手らしく、部屋は汚れていましたが、それは、逆に好都合でした。 そうして得た情報で、私は彼女のすべてを知り、もはや、彼女は私のモノでありました。 それなのに、彼女自身は、私の元にない。 これは、非常に不可思議であり、不自然な現象と言わざるをえませんでした。 そこで、彼女の部屋で、彼女を待つことにしました。 その日の彼女は、会社の飲み会でした。 日付が変わっても、案の定、帰ってきませんでした。 心配になり外で待つこと十分少々。 来ました。彼女の自転車の音と光を確認しました。 ですがそれは、右に左にふらふらと、危なっかしい動きをしています。 私は、さすがにまずいと思い、彼女の自転車へと近づこうとしたその時でした。 彼女が宙を舞っていました。自転車ごと、空を飛んでいました。 一瞬、なにが起こったのかわかりませんでしたが、すぐに判明しました。 狭い十字路から、車が飛び出してきていたのです。そして彼女をはねてしまったようでした。 彼女は即死だと思い、私はその場を立ち去りました。 こうして、私の短い恋は終わりを告げました。 内田博、的場文の最終を取れなかったのが、かなり悔しく痛く悲しい。 到着した6Rから、的場文、乗れているのわかっていて、あるかな、とは思ったのに。 それを素直に信じられず、繁田に逃げた自分は、ひどく中途半端すぎる。 反省して、次に生かそう。 -4000。 020503(祝) [競馬] プリンシパルS / 中山競馬場 私の初めては、27の時でした。 ありがちなんですけど、友達に誘われちゃって、それで。 実は、何回か誘われていたんですけど、なかなか、時間が合わなくて。 それに、勇気もなかったから、なかなか、うん、って言えなくて。 でも、休みが重なっちゃって、それで、とうとう言い訳できなくなっちゃって。 お付き合い、するしかないかな、って。 友達に、車で迎えに来てもらって、ソッコーって感じでした。 ちょっと走ったら、すぐに着いちゃって、もう、どきどきしっぱなし。 しかも、駐車場から準備しだしちゃうくらい、友達はやる気満々なんだもん。 負けじと借りて着替えてゲレンデに行ったら、寒いの寒くないのって。 外は20度以上だってのに、ザウスの中は氷点下。気持ちいいけど震えるっての。 それでなくたって、スノーボード初めてで緊張してんだもん。ちんこ、めりこんだね。 おまけに、スノーボードをつけたら、今度は立てないの。 エッジを利かせて、なんて言いながら、友達、雪の上に静止してんのよ? 絶対に、こいつら宇宙人だって思ったね。こんなの、人間じゃできねーって思ったよ。 だって、俺。立っては転んで、立っては転んでで、ちょー恥ずかしかった。 でも、その内に、なんとかなっちゃって。仔馬が勝手に立ち上がるようなもんかしら。 さすがにすべりは難しくて、時間はかかっちゃったけど、なんとかなるもんね。 しゃーしゃーとはできなくて、木の葉みたいに、右に左になんだけど、下りてはこられるから大丈夫。 まぁ、迷惑、いっぱいかけたけどね。 リフトを止めそうになったり、上手な人に、いっぱい転んでもらったりしちゃって。 私もいつかは、そういう風になりたいな、って思いつつ、何度も何度もすべりました。 まだまだ上手じゃないけれど、とっても楽しい体験でした。 最初からこんなのって、なかなかいないんじゃないかしら。 新潟メーンの二本柳。逃げたら残せ。そして、万馬券を俺に捕らせろ。バカバカ。 京都メーンは京都新聞杯。賞金、足りてるんだから、そんなに追うな差すな安田。 おかげで2着3着じゃんか。しかも、万馬券だったじゃんか。あー、もぉ、バカバカ。 いじめっこどもが。 -1550。 020504(土) [競馬] NHKマイルC / WINS渋谷 POGの指名馬2頭が、マイルCに出走してきた。 オークスとダービーに出てくれる馬がいないので、気分的には最終決戦。 特にここで稼がないと、2位の人に、そのオークスとダービーで、交わされる可能性があった。 スターエルドラードは、穴党の人が印をつけているけれど、個人的には無印。 騎手が和田くんでは、明らかに足りなすぎる。せっかく野崎が余っているのに、もったいない。 期待をかけているのは、アグネスソニックの方だった。 断然人気のタニノギムレットとは、勝負付けは済んではいるけれど、マイルなら多少はごまかせる。 それに、強敵サーガノヴェルの回避と、それに伴う横山典の確保という運も、今は味方にいる。 掲示板以上もなんとかなりそうだと、自分に言い聞かせ、マークカードを塗った。 ソニックの単、エルドラードの単複、アグネスエルドラードの馬複とワイド。計、6000円。 本当は現場で応援したかったけれど、仕事があって、職場のテレビでの観戦になった。 スタートする前の緊張感といったら、それはもう、100000円、入れているぐらいにかちこち。 こっそりとかかっていた、POGでの重賞初制覇がG1だなんて、カッコよすぎると思っていたから。 しかし、スタートしてみたら、ソニックが最後方。さすがにいすから転げ落ちた。 怖い怖いギムレットは中団の位置。これより後ろで、切れ味で勝てる相手ではない。 さらに、脚を貯めるといっていたエルドラードは前の方で、なにかやってる。 ちぐはぐすぎて、やる気をなくす。 直線に入る。エルドラードは、もう、あっぷあっぷといった様子。 おまけに、なにか立ち上がっている。なにか誰かに不利を受けている様子。 ソニックはと外を見れば、伸びてるのか伸びてないのかよくわからない。 これはダメだとあきらめかけたその時!! 府中の直線に、とんでもない光景が!! なんか、ソニックが飛んできていた。 それは、まるで、京王杯の再現のようなものすごい脚色だった。 声が出る。職場だというのに、ソニックソニックと、恥ずかしながら、絶叫した。 前にいるのは、白い帽子、ただ1頭。決して交わせぬ勢いではない。 しかし、ソニックもそこまでだった。 逆に突き放されかけ、外を回ってきたギムレットが迫ってきたところがゴール。 結局、2着で入線した。 その後のVTRで、勝ったテレグノシスが審議対象になっていることが判明。 後着を願いもしたが、それは、POGの結果よりも、馬券が当たってほしいからだった。 ソニック自体は、なんの不利もなく2着。完全な力負けだけに、結果としては納得していた。 仕事が終わり、街に出た。 PHSで調べてみると、失格後着はなしとのこと。 妙にさばさばした気分だった。 競馬で負けて、こんなにすっきりしたのは、初めてだった。 なんか、わけもなく、競馬っていいな、って思った。 -6000。 麻雀は、珍しく勝った。 チップで負けなかったのが勝因。雪、降るぞ。 +30。+14。 020506(祝) [ライブ] Feelin'Groovy vol.10 "3rd years anniversary paaty" / 渋谷eggsite めがねっこイベントが、浜松町であった。 リハビリのために、プロレスを蹴って行ってみた。 それは、同人誌即売会とコスプレイベントが合体したものだった。 本の方は手には取らなかったが、来週に向けてのやる気をもらった。 コスプレの方は、なんか、なぞなぞみたいで面白かった。 制服のうさだなんて、言われなければわかんねぇっす。 夕方から、渋谷でライブだったが、前売券を買っていなかった。 当日券が無くなるのを嫌って、早めに渋谷に入ってみた。 発売まで時間があったので、代々木公園で路上ライブを眺めていた。 その裏を、コスプレの人たちが通り抜けた時、心臓が止まった。 ななな、なに? なんなのよ? 路上でコスプレって!? 別に、悪いことをしているわけじゃあないけれど、通行人の視線が痛い。 それはまるで、自分のことのように痛くて、やめてやめてと頭を振った。 そりゃね、他人のことなんだけど、でも、同志として、耐えられないのよ。 世間体を気にしすぎても、しょうがないんだけどね。 かといって、やめて、なんて言えないから、知らないふりをした。 しばらくもして、同じような格好の人たちがまた、同じ方向へ歩いていく。 そして、コスプレの人たちは、渋谷公会堂の前で、みんな、たむろしていた。 どうやら、気志団のギグらしいとわかっても、まだ、首をかしげ続けた。 セーラー服だのブレザーだのは、非常にわかる。よくわかる。 けれども、三國志風やアニメらしい水色と桃色のナニは、まったくわかんない。 いや、もちろん、自分が知らないだけだけど、知らないだけに、びっくりする。 つか、なんか、あれならうさだの格好で入っても、全然、変じゃないと思った。 その、渋谷公会堂の目の前にあるのがeggsite。 幸い、当日券は残っていた。というか、お客さん、なんだか少ない。 最初に出てきたのは、Bossa 51。 微妙に田辺マモル似の女性が歌うのは、丘の上の小さな木、あるいは、草原疾走。 楽器が少なく、静かな雰囲気。パーカッションが心をなごませる。 二番手に、早々と高橋徹也が登場。今日は、ヴァイオリンとキーボードという編成。 アコーステックらしい選曲は、去年は飽きかけていたけれど、久々だけに斬新に聴ける。 その中で、斬新中の斬新だったのが、チャイナカフェ。メロンが嫌いでしょ? 演奏が始まって、聞き覚えがあるけれど、なんだってなんだっけ、というもどかしさ。 そして、歌い始めると同時にわかる壮快感。ああ、チャイナカフェだって。 これで彼にはまったわけで、それだけに大好きな曲だし、思い入れもある。 アコーステックだったけれど、身体がびんびん揺れました。すんごくよかった。 高橋徹也が終わると、フロアはがらがらに。帰った人が多いみたい。 そんな中での三組目は、Potbelly。結果的に、唯一のバンド隊だった。 本人たちも、ひどくやりにくそうな感じで、聴く方としても、どうして感が強い。 ベースの男の子の友達が、酔っ払いのようなやじを入れるのが哀愁を誘った。 しかも、かまっちゃうから最悪。無視しなくちゃ。プロなんだから。 ここまでまったりするか、という、恐ろしい気配の中で、トリが出てきた。 S&G。from Cellophaneということで、むっさいお兄さん、ふたりがギター抱えて登場。 相変わらず、漫才風のMCが面白い。粋なトーク募集中の人も楽しめたはず。 「このままだと、朝まで話、続けちゃうし…いきますか?」 いや、それでもいいんですけどと、けっこう、真剣に思いもする。 この前のバンドで聴いて、いいなと思ったコングラッチレーションを演奏してくれた。 しかも、ギター2本で。いい歌は、どういう形でもいいものだった。 終わってみれば、なんだか、とても気分がいい。 外に出ると、あちらのギグも終わっていた。 トイレのわきで、コスプレを着替えている女の子たちがいた。 お疲れさま、とそんなことを思った。 空は、綺麗に晴れていた。 020511(土) [プロレス] Oz主催興行 / Zepp Tokyo お台場に18時というのはきつい。 仕事が終わるのが17時。地下鉄に乗り、ゆりかに乗り換え、駅から走る。 到着したのが、17:55。せめて、18:30からなら、楽勝なんだけど。 それ以前に、週末のお台場に、男ひとり、あるいはふたりってのが、きつい。 あん。 今日の広田は、ブラディーと組んで、長与、ファングと対戦。 試合前のマイクから、試合中まで、とにかくファングに絡む広田。 もともと、ノリのいいファングも付き合いがよく、けっこう、合いそうな雰囲気。 機会があれば、ぜひ、シングルも見てみたい。 試合としても、大きな会場に弱い広田らしからぬ好内容。 こういう組み合わせだと、広田が出ない時は真面目になるのに、今日はならなかった。 最初から最後まで、試合すべてを広田が喰い続けた印場で、ファンとしては大満足。 前にいた、あまり試合を見ないような女の子たちを爆笑させていたのはすごい。 ちなみに最後は、長与の隠れタッチで、広田が押さえ込まれるというオチ。 エキセントリックを組んでから、かなりいい感じ。 まさかの面白さだったのは、天野とアジャ。やるじゃん、天野。 メインの尾崎、三田対KAORU、井上貴は、場外乱闘に巻き込まれてまいった。 逃げ場がないところに、4人、全員がやってきて、どけだの危ないだの、もう大変。 逃げまどいながら、きっとまた、変な顔してんだろうなぁ、と、テレビ映りが気になる。 この前、同じような状況の時は、ホント、ひどい顔していたからね。 目の前では、ちょっと前まで座っていたところで、いすが飛び、机が割られ、毒霧が舞う。 試合後、床には血のあとが点々としていた。こえぇと思った。 でも、これはこれで面白かった。 020512(日) [イベント] コミック・レヴォリューション / 池袋サンシャイン 買い物に行ったら、花束が売っていた。 なるほど、今日は母の日。 感謝っていうか、ありがとうという気持ちは、ある。 それもありかと、珍しく買って帰った。 その花束をあげたら、とても喜んでくれた。 ただ、どこかに値段が書いてあったらしい。 それを見て、こんなに高かったの、と、驚いていた。 でも、本当に驚いたのはボクの方だった。 その1/3の値段だったのに。 もちろん、それは、一生もんの秘密。 イベントの方は、ひとり凌辱プレイがしびれた。 同人誌を持ったまま、サンシャインの地下街を歩くプレイ。 持っていたのは、電車でDという頭文字Dの本と、イベントの申込書。 それほど激しいモノではないけれど、これが、なかなかどうして恥ずかしい。 女子たちに見られると、あまりの恥ずかしさに濡れちゃいまシタ。 ていうか、サークルスペースに置いてから、買い物に行けよと思った。 でも、くせになりそう。 ぐらいしか、見せ場のないイベントだった。 面白いお話を書くしかないと、猛烈反省。 競馬は、京王杯SC。 雨女上京中につき、馬場が渋ってタマルファイター、イエス単勝74倍ゲッツ!! いくらになるよいくらになるよ!! うおーっ!! 74K!! イエスイエスイエス!! と、期待にちんこ膨らましていたのに、雨女、雨、降らせなかった。ちぇっ。 もっとも、晴れていてもタマで硬いと思ってんだけどね。ちぇっ。 -6500。 020515(水) [同人] 読んだら恥ずかしかったと言われた。いや、ボクの書いたお話のコトなんですが。 そうかなぁ、と、読み直してみたけれど、どこが恥ずかしいのかわかんない。 でも、書いている時に、悶えることはあります。 こんなの書いて、俺、バカだ。今、この瞬間、世界の誰よりもバカな気がするッ!! って感じで。ただ、ひとつのお話になった時には、そうゆうの、なくなるんですけど。 ボクからしてみたら、その人の書いたエロ本の方が、恥ずかしかった。 中身が、ってゆうんじゃなくて、その人が、こんなこと、考えてるんだって意味で。 あるいは、この人は、こんな時に、こんなこと、してんだって思って。 もちろん、話と実際の時は違うだろうけれど、でも、どうしても滲む部分は生じるから。 だから、顔を知っている人の、エッチな話、特に創作は、読んだり抜いたりできません。 楽しませてはもらうんですけど、萎え度も、生半可じゃあ、ないです。 ていうか、こうゆうの、ボクだけですか? 「おっ、今回のお前のちはや肛門攻め、すごくよかったぞ」 「そうか? お前の触手128本も最高だったぜ。もう、何度、お世話になったことか」 ってゆうふうには、なれないボクは、ダメなのかな、と。 だからボクには、同人関係の友達がいないのかと。作れないのかと。 それでちょっと、落ち込み気味な、今日のボクでした。 誰かなぐさめやがれ。 |
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