日記
2003. 2/20




03年01月xx日
 週末は、泊まりで石打に行くつもりで。
それが、むしょーに白馬に行ってみたくなって。
白馬なら五竜よね47よねと、地図をぺらぺらめくっていたら。
どーせ行くなら、でかいとこにしない? 五輪をやったとこ。
そう、八方よ、八方!! 絶対八方ね。八方に決定ね!!
と、予定変更。それにあわせて、計画を立ててみる。
 夜行快速で白馬に向かい、朝から夕方まで滑って、温泉経由で一泊。
次の日は、午前券でいっぱいまで滑り、温泉経由で、15時すぎの電車に乗る。
各駅停車を乗り継ぎ乗り継ぎ乗り継いで、帰宅予定が22:45。
移動に、バカみたいに時間を食われるが、片道2000円ならば仕方がない。
新幹線とバスを使って日帰り、なんてお金は、どこにもないんだから。
 仕事帰りに新宿に寄り、必要なものを一式、揃えた。
この白馬行の肝、夜行快速の指定席はなんとか盗れた。
18切符も、3日残りで3500円のを入手できた。これで、往復4010円なり。
ゲレンデからは遠いものの、素泊まり3500円からの宿も見つけた。
高いのはリフト代だけど、午前券を併用することで8000円ぐらいで収まる。はず。
安くはないけれど、ボード1回10000円だと思っているので、感覚的には高くない。
つか、なんか、こーゆーことを考えている最中は楽しいね。


03年01月xx日
 楽しいんだけど、薄いんだよなぁ。
どーもまだ引きずっているみたいで、魂が入ってこない。
嫌なことを忘れるために、わざとせわしなくしている感じ。
だから、無理矢理にはまっているような部分は、正直、ある。
どっしりと、楽しんでいない。もったいない。
 空洞に、薄皮を一枚、そおっとかぶせているような。
剥いだら、どす黒い、いやらしく汚らわしい内側がどーんと広がっている。
そこに善でも悪でも美でも醜でも、とにかく詰まってくれれば。
というか、詰めることが、今、自分がしなくちゃいけないことなんだけど。
必死にそれをやらないから、ますます空疎になっていっているわけで。
なんとかしなくちゃ、って言葉だけで終わっちゃっているんだよね。
なんとかしなくちゃ。


03年01月xx日
 仕事を終え、一度、帰宅。
荷物をまとめて、駅行きの最終バスに乗り込む。
新宿駅に到着したのが23時。快速の発車まで、路上ライブを楽しむ。
なにげにこれが、今年の初ライブ。キーボードとドラムの、アップテンポなバンド。
 日付が変わる少し前に、ムーンライト信州、出発。
5割に満たない乗車率のおかげで、身体を横たえることができる。
おまけに、車両が特急用。135mmのビールで酔い、耳栓をしてしまえば、案外と快適。
ただ、夜行快速のくせに、消灯しないのにはびびった。おいおいって感じ。
高尾を通過したあたりから記憶がなくなり、松本で起きて寝て、気がつくと白馬の手前。
雪は積もっているけれど、降ってはいない。天気は悪くなさそうだ。


03年01月xx日
 5:36、白馬駅着。定時到着。バスの時より体調はいい。
待合室で時間をつぶし、6:00発の八方行きの路線バスに乗る。
到着したのは、八方バスターミナル。八方尾根まで、ここから徒歩15分。
近くのコンビニでパンを買い、朝ごはん。温泉が開いていたら最高だったのに。
 7:00ちょいすぎ。みんなが動くのを見て、まねして八方に向かってみる。
リフトが動き出すのは8:00だけど、着替えたりなんたりで、時間はつぶれるはず。
ゴンドラ駅へと向かう道のりは、色のうるさい温泉街っぽくて好きな雰囲気。
軽井沢あたりの安っぽさとはまた違って、大人しいところは大人しいのがいい。
移動して着替えて、外に出たら7:30。なんか、ゴンドラが動いている。
日曜日だからだろうか。30分、早く営業しているみたいらしいような感じ。乗る。
 天気が悪くないせいか、中腹からの見晴らしがめちゃくちゃいい。
雪に染まる白馬の町が、向かいの山が、隣の47が、岩岳が、怖いくらいに綺麗に見える。
山頂まで登ってみて、八方尾根の大きさに、つくづく、驚かされる。
五輪をここでやらかしただけのことはある。なんか、すごい。すごすぎる。
来てよかったと心底、思った。
 下の方にテーブルがあることに気がつき、午前中も午後も、そこで滑る。
川場の時よりもびびって、腰が引けて、どーにもうまくない。恐怖心克服がかぎか。
時おり、気分転換に上から滑ってくると、足の裏が痛くなる。とても疲れる。
今まで滑ったどのスキー場のコースよりも長い。休憩なしでは滑りきれない。
体力のなさを、ここで痛感。真面目に、走り込みが必要っぽい。
 16:00に上がり、着替え、隣のゲレンデまで歩く。
寝床までのシャトルバスの発着場が、隣のゲレンデに設定されているから。
八方尾根の不便な点は、ここ。車や、近くの宿泊施設を使えない人には、かなり厳しい。
つか、たぶん、そんな人間は少数なんだろうけれどもさ。
 シャトルバスで、今夜の寝床、風の子に到着。
ここは、相部屋形式のペンションで、見知らぬ人と同室で眠れる人向け。
ユースホステル形式だと思っていただけに、実は、こっそり衝撃を受ける。
同室の人が良識のある人だったのでよかったけれど、外れたらきっついと思った。
 素泊まりなので、夕ご飯は、徒歩数分の所にある、岳の湯というお風呂屋の食堂で。
お風呂で汗をがんがんに流したあとの、手打ちそばはなかなか美味しかった。
歯ブラシを忘れたので、さらに、地図上では近くにあるジャスコにまで足を運ぶ。
23時までやっている割には、ひっそりとしていて、地方を感じさせてくれる。
店員のやる気のなさとか、蛍光灯の切れ具合とか、適度なひなびれ感がいい。
夕食は、ジャスコの目の前にあるガストという手もあったと思った。
 寝床に戻り、今夜の泊まり客と、いろいろと話をした。
気がつけば日付が変わって、さらに一時間経過。先に寝かせてもらうことに。
明日、岩岳でいっしょに滑ろうと誘われたけれども、どうしよう。


03年01月xx日
 7:30、起床。8:00のバスに間に合うように、身支度をする。
んだけど、同室の人を起こさないように、気配を消しながらの準備。
こういう場面だと、こういう形式の寝床は、かーなり厳しい。
出発ぎりぎりで起こしてしまい、悪いことをしたなと思った。
あと、いっしょにすべりにいけないことも。次の機会にすべりましょう。
 今日も天気は悪くない。というか、ふもとの方は、暖かくていい感じ。
中腹は、微妙に寒くて、山頂は霧が出ていて視界不良。前が見えないのはきつい。
結局、昨日と同じようにテーブルの練習。昨日よりも空いていて、環境的にはよい。
相変わらずぼこぼこながら、なんとなく学べたような気がした。
フラットで入り、姿勢を低くして、抜けるまで視線はリップを見続ける。
これで、たぶん、アプローチはいいんだと思う。問題は、抜けた以降。
スピードを出して、オーリーまでしなくとも、踏み切らないと余裕ができないか。
トランポリンでも使ってるのかと突っ込みたくなるような高さで飛ぶ人を見かけた。
あすこまで飛べれば、空中であれこれとできる余裕が生じるだろうけれど。
結局、宿題だけが残った。来週こそ。
 午前券だったので、13:00で終了。
着替えて、途中の手打ちそば屋でお昼。まぁまぁ、かな。野沢菜が美味しかった。
バスターミナルに到着後、荷物を放置して、予定どおりに近くの温泉に向かう。
平日の昼下がりだからか、客が自分だけ。実に快適、快調。気持ちいい。
肌がつやつやになっていくのがわかる。綺麗になるといいんだけど。
 15:05発、白馬駅行きのバスに乗ったのは、ふたりだけ。
40代ぐらいのスキーヤーで、よくよく見ると、手には18切符。仲間らしい。
白馬駅で待っていた電車に乗り込むと、いよいよ、各駅停車の帰路の始まり。
学生ばかりの中で、ボード持ちは、さすがに浮く。世間は平日なんだよねー。
地元のかわいい女子高生と、大糸線の景色に見とれながら、まずは松本に到着。
乗り換えた甲府行きも、これまた学生電車。背広姿の人も、ちらほらと。
出入りの激しい車内が落ち着いてきた頃、変な客が、前の席に座った。
なにが変かって、このくそ寒いのに、窓を開けるあたりが、どうかしている。
どうも、顔だけを冷やしたいみたいなんだけど、寒いっつーねん。
かといって、大荷物を持って移動するのも面倒で、結局、甲府まで付き合った。
 乗り継ぎの大月行きは、30分後の発車なので、甲府で夕食。
ところが、これというお店が見つからなくて、まさかの選択、マクドナルド。
まぁ、なんか、貧乏旅行っぽくて悪くはないんだけど、甲府まで来てマックとは。
なんかないんかい、甲府!! それとも、降りた方向が悪かったのか。ちと後悔。
 大月行きは、最初は混んでいたものの、だんだんと客が減ってくる。
この、空気を運んでいる感覚が好き。あー、なんか、誰のための電車なんだろって感じが。
そんなのどかな気分も、新宿駅での人身事故でぶち壊される。
その影響で、大月駅の手前の橋で、20分ほど待機するはめになる。
ようやくと着いたら着いたで、乗り継ぐはずの特別快速が到着していない。
仕方なく、後続の高尾行きで高尾まで出て、乗り換えて、快速で西国分寺まで行く。
ここまで来れば大丈夫、と言いたいところだが、ここからが、本当の勝負。
地元の駅から出るバスの最終が、23:00。間に合うかどうか、微妙なところ。
武蔵野線を一本逃し、厳しいかと思わせておいて、逆転満塁ホームラン。
会社帰りの人ばかりのバスに、ボードを担いだ人間がひとり。あー、平日だ。
帰ったのは、23:15。まったく悪くないスコア。
さすがに疲れたけどね。


03年01月xx日
 harcoのワンマンに行った。
時計上ではね、2時間、やったことになってるんだけど。
体感上では30分くらいだった。めちゃくちゃ短く感じた。
それだけ楽しいライブで、harco、いいじゃんと強く思った。
 気がつくと、リズムを勝手にとっていて、身体が揺れていて。
生で聴くことの素晴らしさを、思い出させてくれた。
3曲目の入りとか、ウインタースポーツレンボウとか。
個人的には、特に、そこらへんがよかった。いや、ホントよかった。


03年01月xx日
 いい加減、更新しようと思いながら。
今日も、なんだかんだとやりませんでした。
めんどくさいというか、めんどくさいのです。
 本当の理由は、部屋が寒いから。すると、指先がかじかむから。
暖房入れてもさ、指先までは温かくならないのよね。
そんな状態では、キーボードでぽちぽちする気にもならなくて。
まー、明日でいいや、ってなっちゃうわけですよ。
そんなわけで、温かくなったら更新しますです。
冬眠してーなー。


03年01月xx日
 100円ショップに行ったらね。
細川ふみえや過去のアイドルの、ビデオCDだかDVDだかが売っていて。
よくよく下段を見ると、200円で、アダルトDVDだかビデオCDだかもあって。
たぶん、版権が切れたり安かったりしたのを出したんだろうけれど。
パッケージの写真が、みょーに色あせていて、80年代で、貧乏くさくて。
なんか、中国とか韓国とか台湾とかの、ぱちもんそのものって感じで。
似たような感じで、古臭いマンガなんかも売っているわけですが。
手にとりながら、涙が出てきました。買わないよ、あれじゃあ。
それとも需要があんのかな。売上、気になるなぁ。誰か教えて下さい。


03年01月xx日
 年末に当てた馬券を、後楽園に換金しに行った。
大井で買った大井の競走の馬券は、お金になった。
大井で買った高崎の競走の馬券は、お金にならなかった。
買い間違っていた、わけじゃあないの。
後楽園では、大井の競走の馬券のみしか、払い戻しができないらしい。
結局、大井競馬場まで行って、お金に替えてきたんだけど。
それならそれと、先に言っとくれよ。時間と交通費、無駄にしちゃったよ。
おまけに、大井で馬券を買って外しちゃったし。
今年の競馬も厳しい戦いになりそうやね。

-500。船橋の場外。


03年01月xx日
 出勤の予定が、急にお休みになりましてですな。
ボードに行こうとお財布を開き見て、即座に、中止にしました。
 つか、ボードにしてもスキーにしても、ありゃ、あれですな。
搾取側の人間の趣味ですな。労働者側のやるもんじゃあないですな。
安く安くまとめても、それでも、がんがん吸われていって。
気がつくと、定期券が買えないような事態におちいるわけですからな。
怖い怖い。雪山怖い。ボード怖い。見るだけで震えるよ。怖い怖い怖いよー。
と、ここまで書けば、嫌がらせで新品の板を送ってきてくれるかしら。
Dark Starの156を送られてこられたら、心臓、止まってしまうわ。
そんなことになったらどーしましょう。あー、困ったわ、困ったわ。
シーズン券とかリゾートマンション借用証とかだったら、もっと困るわ。
ああ、やめてやめて、そーゆーことはやめてくださいましね。約束よ。


03年01月xx日
 恵比寿でバーゲンがあったので行ってみた。
会場は、6月の同人イベントでお世話になった303。
それ風に書けば、今回のは、スノーボードオンリーバーゲン。
靴下とか手袋とか安全帽とか欲しくってさ。
でも、なかなかこー、これっ、つーのがなくて。
結局、厚手の靴下だけ買って帰りました。
左足のかかとが、痛くて痛くて、補強が必要だったからさ。
つか、今までは普通の薄手の靴下だったから、そーゆーのも関係してんのかなと。
 にしても、2日目だか3日目だかの、終わり頃に行っても、モノ、ないわな。
Dstar、安かったらどうしようなんて期待していたボクは、バカみたい。


03年01月xx日
 白樺湖ロイヤルヒルとゆースキー場に行ってきた。
なんといっても、3900円のバスツアー。値段に引かれてみた。
同じように引かれた人が多いのか、このツアー、バス2台での出発だった。
つーか、なんだ。平日だぞ? 月曜日だぞ? しかも、リフト2本のスキー場だぞ?
そんなところに、わらわら行ってどーすんだよ、と本気で思った。
がらがらのパークで練習するつもりだったので、ちょっと悲しくなった。
 到着してみると大吹雪。北海道の大自然の驚異を、微妙に縮小した感じ。
滑ってみれば、案の定、方向感覚と平行感覚を失して、気持ち悪くなる。
雪面が見えないと、どうにもダメらしい。せめて、ただの曇りならばよかったのに。
おまけに、修学旅行の小学生から中学生から高校生からで、ゲレンデもリフトも大混雑。
パークも閉鎖されていて、やる気なんて、すぐになくなってしまった。
とっとと上がって、温泉につかって、これは極楽だったんだけど。
吹雪は珍しいですよ、なんて、地元の人に言われると、無性に悲しくなった。
晴天率8割強のはずなのに、残りの2割、しかも最悪なのを引いちゃうんだから。
最悪といえば、バスで隣の席の人も、ちょっとどうかといった感じで。
都内も終日、雨降りだし、朝のラッシュに巻き込まれないようしないといけなかったし。
さすがは3900円、といったところだった。値段の関係ないところが悪かったんだけどね。
来週というか、来月は外しませんように。


03年01月xx日
 釣り雑誌の表紙にまで小倉優子かよ!! と、本屋で叫んでしまった1月末日。
今日は暖かかったので、更新したわけなんですけどね。
ついでに、わかりにくいと言われていた個所の改良にも取り組んだわけですがね。
実際のところは、改良というよりも、昔の方式に戻して試験したわけですがね。
それで思い出して。どーして現行の方式にしたのか、さっくり思い出しましてね。
よーするに、更新がめんどっちくて、今のやり方にしたんですよ。ええ。
どれくらいめんどっちいかといえば、数値にして64倍程度。でかい差なんですよ。
1分で終わることが、64分かかるとあったら、1分の方を選ぶでしょ。
だから、結局、改良はあきらめて、このままいくことにしました。ええ。
 更新といえば、今回、初めて、人様の作った壁紙を使ってみたわけですが。
公開している壁紙とかアイコンとか、自由に使ってよいですよ、つーページがあって。
素材系ゆーらしいんですけど、まぁ、そーゆーところをうろちょろしたわけですが。
いや、なんか、こーゆー系統のページの方が、よっぽどわかりにくいぞと。
入り口はどこなのかさえ、いまいちわからんページが多くて、けっこう閉口しました。
人の批判をする前に、自分のそーゆーのを直せ、って感じですけど。


03年01月xx日
 先月のお給料なんだけども。
残業代の計算を、会社側が間違っちゃったらしい。
そこで、今月のお給料で調整するとのこと。
今日、届いた給料明細を見たら、あたくしは減額組でした。
まぁね、それはね、いいと思うんだけどもさ。
間違った理由が、計算機のエラーだなんて、信じられないわよ。
どー考えても、入力を間違えたんでしょ。
これだから、本社ってのは、って思いました。
ごまかさずに、間違えちゃいましたてへ、って言えっつの。


03年01月xx日
 戦闘があって、三人、負傷者が出て。
その傷を治すのに、オーブンで丸ごと焼くことになって。
それをやったら、それはそれは悲惨な外見になっちゃいました。
という夢を見たので、気持ちが悪かったりよくなかったりしています。
まぁ、戦闘ものはともかくとして、人間をオーブンで焼く、つー感覚がね。
そんなのが、自分の中にあるっつーのが、意外というか、新味というか。
案外と残酷な人間なのか、圧迫した気持ちの裏返りなのか、わからんですが。
3回目は見たくないので、そこんとこ、よろしくお願いしたいかしら。自分に向けて。
 つか、どーせ見るなら、あの人の夢が見たいです。
あの人と会って、ただ、おしゃべりするだけの夢を見たいです。
電話やメールでは、かなり、物足りないというか、不満というか。
会ったばかりだというのに、また、会いたいって気持ちが強くなりすぎていて。
白状してしまえば、好きなんです。大好きなんです。あなたが好きです。
なんて、簡単に告白できればいいのに、煮え切れない状況だから。
せめて、夢の中だけでも。なんて、少女マンガじゃあるまいし。
でも、夢の中くらい、楽しく生きたいな。


03年01月xx日
 今日のお芝居は、シベリア少女鉄道の、遥か遠く同じ空の下で君に贈る声援。
なんつーか、俺の頭では、このお芝居をすさまじさを言葉に変換することができない。
確実に書けることは、競馬ファンなら必見。というか、競馬ファンが観るべきお芝居。
だからといって、競走馬物語でも、騎手物語でも、牧場の物語でもない。
なにせ、馬が出てくるのは、芝居の冒頭の、2002年朝日杯FSのVTRと、最後のエ女杯の写真だけ。
あらすじも、思い込みの激しい女の子と、その子に好かれてしまった男の子。
そのふたりの微妙な状況に振り回される友達やおじさんやウエイトレスのお話だし。
でも、競馬を知っていた方が、競馬好きの方が、楽しめるところが絶対に多い。
 いや、ホント、マジですごかった。観てよかった。
芝居が終わってからしばらく、あまりの素晴らしさに、にやけ顔を抑えられなかった。
これで馬券が当たったら、言うことなかったんだけど、それは贅沢かもしれない。
今日はもう、ホント、観てよかった生きててよかった、と思える日になった。
つか、この劇団。マジであほだ。



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