日記
2003.11/27




030916(火)
 重ねた積み木は、ほんのささいな揺れだけで、もろくも崩れさっていく。
それを悲しむ暇もなく、一昨日も、昨日も今日も、また、重ねていく。
大きさも形もなにもかも違う積み木を、思い通りに積んでいくのは難しい。
こんなことを書いている間にも、ほらまた、がらがらと倒れてしまった。
 完成系がどんなものなのか、数がどれだけ必要なのか、時間がどれだけかかるのか。
実のところ、わかっていない。わからないけれど、組み立てるしかないから、そうしている。
また崩れる。嫌になる。どうして自分だけって思う。寂しくなったり悲しくなったりする。
他の人たちは、いつもいとも簡単に積み上げて、あっさりと上がっていく。あさっさりとだよ?
やめることは簡単で、やーめたって、片づける必要もない。ママだって怒らない。
 それでも、また、今日も積み上げる。
あきらめながらでも、泣きながらでも、わめきながらでも、もう、なんでもいい。
やめないことこそ重要で、続けていくことこそ重要で、そうしたら、いつかは。
とても綺麗なあやめの花が、月夜に浮かび上がるような。ここは単なるカッコつけ。
いつかは、人並みに、できるのかな、と思いたい。
そんなわけで、9月も後半戦。始まり始まり。


030917(水)
 8時に起床。9時15分には家を出る。
行くつもりはなかったのに、なぜか幕張メッセへと向かう。
武蔵野線経由だと、片道1000円ちょっと。微妙に高い。東京回りが正解か。
 今日の催し物は、ワールドピーシーエキスポ。パソコン関係の展示会。
どきどきさせてくれるような目玉もなく、本当に行かないつもりだった。
それなのに、これですから。パソコンというかデジカメというか、好きなのね。
もう、面白みのないものになってしまったというのに。枯れた花を愛でてこそ。
 メッセに入る前に、100円さぬきうどんで有名らしいお店で食べる。
うどんにこしがあって、けっこう美味しかった。渋谷にもあるので、また行ってみたい。
 本題のワールドピーシーエキスポ。
回を重ねるたびに、貰えるものが少なくなり、会場は狭くなり、大丈夫かな、と思う。
そんな中で、個人的に興味をひかれたモノ、一覧。

・リンドウズ。
 ウインドウズっぽい操作系のリナックス。
ちょっといじってみたが、悪くなさそう。リナクス知らないボクでもできた。
これが、セレロン266あたりのマシンでも快適に動いてくれるなら買いでしょう。
ちらしを見ると無理っぽいけれど、むしろ、そういう方向に持っていくべきだと思った。
 関係ないが、配っていたうまい棒はうまかった。
うまい棒を配っていたお姉ちゃんの衣装は、どうしようもなく劣情系でよかった。
透け透けの白い浴衣の下に、緑色の水着、しかもビキニですよ? 犯罪ですよ、ありゃ。エロ。

・東芝M700。
 10倍ズームに手ブレ防止風機能をつけた、近ごろとしては、ありきたりなデジカメ。
ただ、裏面の液晶が大きいのと、なにより、マイクを付けた姿がカッコイイのが素敵。
なんかね、ザクキャノンとかグフキャノンとかドムキャノンとか、そんな感じ。
ガンダムSEEDに出てきた、重力圏でムゥの乗っていた戦闘機っぽくもある。
動画を撮らなかろうが、音声を盗らなかろうが、あれは絶対につけるべきだろう。M700には。
なんというか、男心をくすぐるものがある。マイクは絶対に付録品にすべきだと思った。
それで、実売価格が5000円ほど値上がりしても、誰も文句は言わないから。

・マイクロソフト。
 CEのシールをくれた。オフィスのちらしを配っていたお姉ちゃんがふたつくくりだった。エロ。

・NEC。
 お弁当箱をくれた。胸の上が空いている衣装はエロいと思った。前かがみで応対してくれ。

・カシオ。
 でかい舞台で、とんでもない踊りをしていた。
お姉ちゃんたちが、天井から吊された布を使って、くるくると回る、簡易サーカス。
いい意味で、褒め言葉としてバカ。薄型デジカメにかこつけた、完全なる趣味の世界。
カシオもここまでできるようになったのかと、ちょっと感動してみることにした。

安っぽさだけは、どうしても拭いされないんだけど。

・沖電気。
 メイド喫茶風味な女子を取り揃えて、狙いがとてもわかりやすい。
けど、ここで狙わないといけないのは、おじさま方なわけで、その意味はどうかな、と。エロ。

・コジマ電機、若松通商。
 前者で、スマートメディア64MBが1980円。後者で同じく128MBが3480円。
64MBは、C-1用。128MBはS602用に購入。品質を心配してしまうお値段だけど大丈夫だった。
それにしても、今年の出店舗数の少ないことよ。来年、あったとしたら、0になりそう。

 14時には会場を抜け、海浜幕張駅前の、アウトレットショップに立ち寄る。
実はこれが初体験。女の子向けだけど、タケオさんとかアローズとかが、こっそりとある。
安いといえば安いけど、安くないといえば安くない。欲しいものがない時はそんなもん。
というか、秋はなにを着ればいいの? 茶色系は決めているけど、ぴんとこない。どしよ。
 15時の電車で、来た道とは違う道程、東京駅経由で浜松町へ。
久しぶりに立ち上げたS602の調子が悪い。CCDかレンズかにカビが生えたのか、ごまが写る。
人の顔を撮ると、しみだかほくろだかみたいのが、勝手にくっついてしまうのだから困った。
これを直すには修理しかないわけで、修理センターのある浜松町へ、というわけ。
 お引き取りで2週間2万円と予想していたら、1時間で2万円だった。
竹芝桟橋やファーストフードで時間をつぶし、愛機と再会。レンズ部が新品になっていた。
同時に、18900円ほど獲られる。痛い痛い痛い。これはさすがに痛い。予定外の出費だもん。
18900円といったら、人それぞれとは言え、たいがいの人には大きい額でしょ。苦しいぞ。
 泣きながら池袋に出て、ちょっとばかりうろついて、無事に帰宅。
幕張で買ってきた64MBをC-1に差し込んだら、恐ろしい枚数が撮れるようになってしまった。
最近、この子ばかり使っているから、これは、けっこう嬉しいかも。100万画素機もまだまだ。
撮られるのに抵抗がある人には、ごっついS602よりも、C-1の方がうけがいいしね。


030918(木)
 朝から晩までぼーっとしていた。
空の色が変化するのを、ずっと眺めていた。
終わってしまう今日が、なんだかとても悲しかった。
 こうしていても、自分がどんどん老けていく。
気持ちだけが取り残されて、差を埋められなくなる。
 ずいぶんと、無駄に消費してきてしまったなぁ。
すべてを束ねて使うことができたら、さぞかし。
 今日だって、そういう意味は、貴重な一日。
なにもせずにいたから、なにも起こらない。
なにか起きてほしいのに、他力本願では仕方がない。
だからちょっと、電話しようと思った。


030919(金)
 新規開拓、みたいなもんですかね。
渋谷の7th Floorというライブハウスは、そんなわけで初体験。
おしゃまなカフェバーに、ステージがありますよ、という印象。
若い女子が好きそうな、とりあえずおしゃれっぽい椅子が多かった。
 お客さんも、年齢層が同じぐらいの女性がほとんど。
ひとりで来ていた男って、どうも、俺だけだったっぽい。切ないなぁ。
さらに、見える夜景が、ホテルのネオンばかりで、さらに倍増させてくれる。
お酒を飲んで酔わないことには、やってられませんでしたわよ。ホント。
 今日のライブは、TSUNTA3のワンマン。
ここのところの傾向から、自分好みの選曲ではないだろうな、って思っていた。
彼に求めるのは、がんばろうぜ風の歌で、あの娘が好き風の歌じゃないの。
だけどもしかしだ、裏切ってくれました。ボクのためにそうしてくれたかのように。
 抑えた曲よりも、弾けた曲が多かったのが、まず、嬉しかった。
2年ぶりだという、太陽の街、という曲はとてもよかった。カッコよかった。
聴き始めた頃に歌っていた、懐かしい歌もけっこうやってくれて、ぞくぞくっとした。
惜しむらくは、定番だと思っていた、Mr.Holly。
これをやってくれなかったのが残念。これも、裏切りといえば裏切りだけども。
でも、全般的には、がんばろ、って感じになった。来てよかったと思えるライブだった。


030920(土)
 女の子と海に行く、というか、行った夢を見た。
その子はなぜかトップレスで、要するに、胸ぽろなんだけど。
さらになぜか、それをボクが後ろから両手で隠すという、わけのわからん夢だった。
隠すっつーか、もー完全に包み込み状態で、にぎにぎさえしちゃっていて。
だけど、ぺったんこなのよ。のぞき込んだら、膨れてないの。俺よりもなし。
なのに、感触はそのもので、夢というのは不条理だなぁ、と思った。
 不条理さで一番だったことは、その子があの子だったこと。
真面目に問いたい。ここだけははっきりとさせておかないといけない。
俺はなぜ、そういう夢において、あの子を登場させたのか? なぜ、あの子なのか。
起きた時の罪悪感といったら、覚えていた感触を、忘れされてくれるのに十分だった。
今、この状況で、その子を思い出さないといけない理由がなにかあるのか、オレ。
寝た子はそのまま寝かしておいてくれればいいものを。ダメだ、オレ。


030921(日)
 お休みも、雨がひどかったので、ごろごろしていた。
ごろごろだけしているのもナニだったので、ガンダムSEEDを見た。49話。
 ひどい殺し方するなぁ、という感想。赤ジムの3人娘とか、変なガンダムのふたりとか。
宿題を、提出日当日に片づけられている雰囲気が露骨すぎて、不憫でならない。
 一応、見せ場っぽいものがあったナタルとムゥは、まだマシなのかもしれない。
それでも、こっちは残虐という意味で、ムゥのヘルメットを空中浮遊させる必要なんてないでしょ。
ナタルにしたって、てっぽうで撃たれすぎ。しかも、誰も助けてくれないし。乗組員は鬼ですか。
カッコいいと悶えてください、かわいそうと泣いてください。見え見えすぎんの嫌。
 でだ、ここまでやっておいて、どーオチをつけるつもりなの? 最終話は来週でしょ。
コロニーレーザーを壊され、最後の核も撃破され、遺伝子軍も地球軍も決め手を失う。
そこに出てくる反乱軍。戦争はやめなさない、と、キラとアスランがレイフォースしながら説得。
名前有りの兵士たちの死に様を、背景として流しながら、歌姫が語り全開。
戦争とはなんでしょうか? ここまでしなければならないのは、一体なぜなのでしょうか?
コーディネーターもナチュラルも、同じ人間です。争う必要がどこにあるのでしょうか?
一粒の涙が頬を伝い終えると同時に、突然、カガリの乗っていた船が轟沈。
登場したのは、ファンネルガンダム。沈みゆく船を背に、高笑いしながらファンネル放出。
敵も味方もない。遺伝子軍も地球軍も反乱軍にも、次々と攻撃をしかけていく。
生き残れるはずだった兵士たちが、ばったばったと倒されていった。
その中には、彼の部下だったイザークも、ディアッカも含まれている。変なガンダムの生き残りも。
混乱を抜け、ファンネルを退けつつ、ガンダム本体に近づくキラとアスラン。
「隊長、なぜこんなことを!!」
「私、ラウルクルーゼが人類を抹殺すると宣言した!!」
「エゴですよ、それは!!」
「遺伝子をいじられればこうもなろう!!」
 ファンネルという新兵器に、苦戦を強いられるジャスティスとフリーダム。
だが、最後にものをいったのは、愛、正義、友情。キラとアスラン、合体技でこれを撃破。
そして、この日、終戦協定が結ばれた、のちょー渋いナレーションで終了。
とりあえず、なんとなーく、まとまったんじゃないの、って気分になれる終わり方。
謎とか伏線とか、全部、無視してすがすがしく。なれるかね。


030922(月)
 ようやくと、新しい恋人と出会えた。
今年は無理かな、違う相手を探すかなと、半分以上、あきらめていたけれども。
あきらめていたからさすらったわけで、さすらったから出会えたわけで。
まさかまさかの大逆転。よくぞ残っていてくれた。奇跡に素直に感謝しよう。
 というわけで、今年の新しい相棒は、Dart Starの157。02-03モデル。
43000円で売っていた、今年型で妥協しなくて正解だった。26500円だったし。
唯一の難点は、希望していた154がなかったこと。でも、贅沢は言えないわけで。
即日チューンに出したので、手もとに届くのは、まだまだ先のお話。楽しみ。
欧州戦開幕と同時に新車を入れるF1のように、それまでは、A-Starに乗る予定。
 いやつか、歩けば出てくるもんだ。ホントのホントに嬉しくて仕方がない。
この調子で、今度は人間の恋人と出会いたいところだけど、こればかりはね。
お店で売っているわけではないだけに、難しいところだね。


030923(火)
 予定らしい予定がなかったので、浦和競馬に行くことにした。
南浦和駅から歩いて10分程度。初めての浦和競馬場は、住宅街の合間にあった。
とにかく規模が小さくて、汚くて、よくも悪くも賭場な雰囲気。すごく昭和っぽい。
でも、それがいいと思った。落伍者にも冷たくない場所が、ひとつくらいあってもいい。
 この日は、競馬新聞を買わなかったので、下見所での、馬の雰囲気と騎手で勝負。
6レース、7レースと外した8レース。これが、この日の、ボクの最大の見せ場だった。
3連複、2-6-8の1点勝負、400円。95倍前後の配当なので、当たれば約40000円。
怖かったのは、6、7レースともに買っていた、見澤という騎手を買わなかったこと。
買い続けていた馬や騎手を、見送った途端にやられることは、よくある話。
それでも、馬がよく見えない。大丈夫だと根拠のない自信で跳ね返すしかない。
 2が逃げて、6が2番手。前々有利の競馬場において、これはとてもいい展開。
怖いと思っていた見澤、10は向正面で手が動いている状況。これはなさそう。
問題は8で、こいつがほとんど最後方。4角で内をすくうが、どうだろうと半信半疑。
直線で、2と6は残れそうな状況。そして、8が、けっこうな勢いで伸びてきた。
これは当たると声が出る。同時に、大外からなにかが飛んでくるのが視界に入る。
騎手の着ている服、勝負服ですぐにわかる。ありゃ見澤だ、10番だ!! やばいやばい!!
がんばれがんばれの声援むなしく、見澤が2着に突っ込んで、馬券、外れ。
なにが悔しかったって、2-8-10で35000円くらいついたこと。100円、買っておけば。
 これで、流れがないのがわかったので、9レースと、盛岡10レースを見て上がる。
ダービーグランプリ。ミツアキタービンとユートピア、ビッグウルフのワイドが正解とは。
ミツアキから、馬単で流している場合ではなかったらしい。ちょっと失敗した。
直線の入り口だけは、めちゃくちゃ楽しかったから、力は出し切ってくれたから、納得だけど。
 おけら街道は、浦和駅まで歩いてみた。20分もかからない程度。
駅前の商店街には、試合があったのか、サッカーの応援団の人たちがわんさかといる。
赤いシャツの人たちは、この土地にお金を落としているみたい。そんな気がした。

-2400。


030924(水)
 自分にとって、今、一番の問題が仕事。
本当の本当に、もーどーでもいいや、という気分。
カタカナで書くところのモチベーションがない。これっぽっちも。
引き算ができない人と同給料ってのは納得いかないわけで。
働いて、お金がもらえるだけマシなんだとは思うけれどもさ。
お金がなければ遊べないし、生きていけないし。そのための動労だけど。
でもだけど、という気持ちです。事情がなければさっぱり辞めるのに。
5月の予定が無期延期になっているだけだし。いつになったら辞められるのやら。


030925(木)
 仕事も、今日は遅く起きて間に合う日。
ゆるゆると準備をして、だらだらと出かける。
応援ということで、いつもとは違う現場に到着。
雨の中、作業をしたり立ち会ったりして、実働、2時間もなし。
これで8時間分のお給料をもらえるのだから、まずくない。安いけど。
 大井町、池袋と立ち寄って、服を見る。他にもいろいろ。
今年はコンバースのオールスターが当たり年。いい色ばかり。
3年くらい前に買った茶色の置き換えに、1足、欲しいところだけど。
お金がない。あと5日を残しているのに、残金、ほとんど0に近い。
 今月はやたらと使って、お地蔵さまに頭まで下げても、まだ足りない。
上手くいかないいらだちが、買い物に向かっているような気がする。
お金さえ出せば、苦労もせずに買えるんだもん。発散にはなるよね。


030926(金)
・今月の新刊。
 マリア様がみてる。
そんなにツボではないけれど、素直に面白かった。
やっぱり賭けだよね。賭けなき人生は無意味だね。
賭けてなんぼ、賭けられてなんぼ、いかさまこそが人生だ。
続編は、どんな賭けをするわけ? ちょー楽しみ。
早く続きを入荷してください、古本屋さん。

 神様家族2。
残り3Fぐらいが、ちょっと雑な印象も、許す。
この作者さんの文章が大好きなので、ちょー許す。
とげがささったような、ちくっとした痛み。
だけど、全体的には優しい。そんな感想。
ラブコメだけに終わってない。のです。
 小説らしいのは、この2冊だけでした。今月は。
もうすぐ29才とは思えぬ顔ぶれですが、そんなもんだ、世の中は。


030927(土)
 仕事を終えて、麻雀をする。
代走の時は、いい仕事をするボク。
自分の時は、ろくな仕事しないのに。
こーゆーところに、性格が出るなと思った。
全般的には悪くなかったが、毎度、ヤキトリチップが痛む。
 終電がなくなった頃に切り上げて、送迎してもらう。
終点で、ちょびちょびとお酒を飲んで、今度はタクシー。
帰って寝たのは5時ちょっとすぎ。睡眠時間は1時間。
 こういう日は、甘えさせてもらっているな、と実感する。
申し訳ないし、感謝だし、恵まれているなぁ、とも思った。
逆に、自分は、そういうことをできているのかどうか。
どうなんだろう。

-3、-24。


030928(日)
 春と秋は、ホントに苦手なのよ。
季節としては好きだけど、着る服がなくてねぇ。
Tシャツを重ねて生きてきたけれど、さすがに飽きた。
4年くらい、そんなカッコばかりしてたしさ。
 そこで、カーディガンを買ってみた。
おじさんぽくて敬遠していたけれど、なんのなんの。
おじいさんになってしまいました。飛び級ですな。
それでも、買ったからには生かしたいわけで。
生かすためには、中に合わせる長袖のTシャツが必要なわけで。
仕事帰りに新宿に立ち寄ったのは、そーゆーわけでした。
手持ちに、使えそうな長袖のTシャツはないからさ。層が薄い。
 悪くないのがあるにはあって、買えたけども。
お金がないって嫌なことだなぁ、とつくづく思った。
明るいベージュに、簡素な白い横文字プリント。よかったのに。
6000円は出せないの。とてもとてもお金がないの。ああ悔しい。
 というか、明日は大丈夫なのか?
あさってまで生き残ることができるのか?
なんて状況です。散財したつもりはないけれど、今月は厳しい。


030929(月)
 お昼すぎに家を出て、神保町へ向かう。
髪を切ってもらおうとお店に入ると、いつもの兄ちゃんがいない。
水道橋のお店に移動になったというので追っかける。徒歩7分。
そろそろ染めた方がいいですね、との忠告を無視して、今日は切るだけ。
伸びるの早いよなぁ。エロか。オレ、エロだから早いのか。たぶん。
 2時間ほどで神保町に戻り、ちょっとだけ本屋も見る。
ぴたてんの最終巻を買い、ナースウイッチ小麦ちゃんて、も買う。衝動買い。
他にめぼしい物はなし。そのまま、日本の大動脈、半蔵門線で渋谷入り。
 パルコの地下でやっていた、ヨシタケシンスケの展覧会をのぞく。
日常の、どおってことのない風景を描いた封筒を、壁にはってあるというもの。
この絵が、萌えという意味ではなくてかわいいので、見ていてとても楽しかった。
人生に疲れちゃいました的なものも多くて、珍しく感情移入できもした。
 夕方すぎに、人と会う。
なにげに初めてなんだよね。こういう形で会うのって。
渋谷からは、ちょっと外れたお店で食事。空いていてよかった。
いや、つか、おもしろい。し、かわいいね。こうでなくちゃ。
 遅くない時間に別れて、ひとり、家に帰る。
秋は切ない季節だね。特に意味はないけれど。


030930(火)
 ガンダムSEEDの最終回を見ました。
号泣しました。男28才、感激のマジ泣きでした。
えっ、これで終わり? っていう意味で。ボクの1年間を返せよう。
 ていうか、最終回って、まとめの意味があるんじゃないんですかね?
だけど、なんか、ぜんぜん、なにもまとまっていない気がするんですけどね。
それっぽい言葉と雰囲気だけで、それっぽくしました、ってだけじゃないすか。
自分のお話みたいで、すごく切なくなりました。人のふり見て我がふりなんちゃら。
 あと、都合だけで、すべてが動かされているのが見え見えなのが嫌。
ニュータイプでなくても、私にも見えました。救助艇とかファンネルガンダムとか。
流れに自然さがなさすぎると、つまらないのです。またかよ、って感じで。
 こうして終わってみると、もったいないなぁ、という総括でした。
真面目に作れば、平均的におもしろいアニメになった気がするのに。もったいない。



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