日記
2008.11/ 6




平成20年09月01日(月)
 8月後半から感じていたことだけれども。
副都心線利用者が、微妙に増えてきているような気がする。
今までは、発車寸前でもがらがらという、とてもよい電車だったのに。
これからは、並ばないと座れない、よくない電車になってしまうのだろう。
10月ぐらいで、定期券の置き換えは終わるだろうから、それで大概、わかるかしら。
 ガソリンの方は、R172円がR169円に。
月頭の売値基準で考えれば、10円引きだけど。そういう考え方をする業界だけれども。
一般のお客さんにしてみれば、なんだよ2円引きかよ、って文句を言う人もいるような。
そこを説明するのは大変だろうなぁ、と思った。つか、150円台になったら嬉しいな。


平成20年09月02日(火)
 SH906iを使っていて、ふと気がついた。
マネーカルクがなくなっていることに。家計簿的ソフト。
あれだけ使い勝手が悪いと、削除もされちゃうのね。実に残念。
でもだけどだ、だったら、表計算ソフト的なモノをぶちこむぐらいの。
そーゆー意気込みが、目の付け処社にはなかったのかな、と。
それはケータイに期待すべき分類なのかと思ったりと。
いやまぁ、愛アプリで探せばよいのだろうけれどもさ。
632Sから、脈々と続いていたモノだけに。


平成20年09月03日(水)
 うわさでは、北海道には、onちゃんストラップがあるらしい。
携帯電話を機種変更したボクとしては、それをとても欲しいらしい。
そして、9月といえば、夏休みがあるらしい。ボクは5連休らしい。
これはつまり、北海道に行け、ということらしい。つか、行かないといけない。
なので、例のごとく交通費を削り取ろうと考えて、調べてみたらしい。
したら、その切符は、夏休み初日までらしい。まったくもって、がっかりらしい。
 いやつかまてまて。今まで、20日ぐらいまで使えてなかったっけ? ボクの勘違い?
なんかもう、夏休みの盗り方を間違えたなぁ、と思った。
行けないとなると、ますます行きたくなるなぁ、とも思った。


平成20年09月04日(木)
 携帯動画変換君、というソフトで、猥褻動画をSH906i用に変換してみた。
したらこれがまた、けっこうな出来栄えで、世界の進化というものを痛感させられた。
ならばと、カクカクしやすいアニメはどうだと試してみたら、これまた。
なんかもう、今、使っているパソコンよりも高性能なんじゃないのかと思った。
ていうか、640x360ってなによ。前に使っていたモバイルギア並みじゃないのよ。
あとは、ファイルサイズをいかに削るか、かしら。1GBの動画なんていらんのですよ。


平成20年09月05日(金)
 無難に考えると、東北なんだけれども。
冒険心という意味では、中国なんだよなぁ。
山陰側の日本海は、けっこう、魅力的。
もちろん、温泉という意味でも、楽しみは多いけど。
ただただ、いかんせん、思いっきり遠いのよね。
実効4日間で、どこまでできるのかと考えると。
東北の方が楽だなぁ、と。こちらも魅惑的だし。
準備期間が短いだけに、とっとと結論を出さないと。


平成20年09月06日(土)
 友達に誘われたので、お昼過ぎに家を出てみた。
途中駅で電話したら、来なくてよいと言われたので、家に帰った。
 あれこれと宿題を済ませてから、もう一度、家を出てみた。
友達と友達の友達と飲んでみた。つってもボクは、下戸だけどもさ。
こうしてみると、つくづく、人見知りなんだなぁ、と悟った。
あと、目つきがどうしようもなくいやらしいんだなぁ、とも。
 またまた家に戻り、車を出して、友達と友達の友達を送迎に行く。
お手軽なドライブ。来週は、たぶん、合宿系のドライブなのかしらん。


平成20年09月07日(日)
 友達の友達から、どーゆーわけか、18きっぷをいただいた。3日分。わーい。
けれども、有効期間内のボクの休みは今日だけ。使い方が難しいというか。
だって、帰宅したのが朝の4時。一眠りして、動き出したのがお昼から。
さすがに遠出は無理なので、近場を、うだうだうろうろとしてみることにした。
 最初は秋葉原に立ち寄り、SDカードとマルチドライブの値段を調べる。
2GBのSDが、とうとう600円台に突入しているのを発見し、早まったかと、ちと後悔。
マルチドライブは、NEC製のAD7200Aというのが3000円ぐらい。これも安いはず。
なんというか、ありがたいけれど、品質的にどうなのと、一抹の不安もありもする。
 秋葉原から津田沼へと出て、ぶらり途中下車。
特に目的があったわけではないけれど、だからこそ、ユニクロとダイソーに立ち寄って。
特に目的がないと、結局、こうなるんだな、と、つくづく、思い知らされてみた。
 津田沼からは、千葉、蘇我へと抜けて、5分ほどの途中下車。
京葉線に乗り換え、海浜幕張にあるアウトレットモールを探索してみる。
何回か来ているけれど、ここ目的、というのは初めてなような気がする。
200円の名刺入れを購入し、なんとなく、アウトレットを満喫した気分になった。
 次の下車駅は舞浜。夕方になり、雨も弱いながらも降り出してきている。
その中を、新しくできたホテルまで歩いて行く。一度、見てみたかったのです。
外見は、安っぽいカップルホテルのようで、ちょいとばかり萎えてもみた。
それでも中身は、やっぱりねずみ。興味がないなりに、けっこう楽しんでしまった。
 ねずみ園からは、もちろん、京葉線。
東京駅の地下改札で下車するのは、なにげに初体験。こういう切符でないと。
有楽町へと抜けて、新橋経由で川崎へと向かう。お目当ては、もちろん、ラゾーナ。
大混雑しているフードコートで、ぴょんぴょん舎の冷麺を食べて、とても満足。
これでもう、すべてをやり切ったので、あとは普通に帰宅するのみ。
 一応、2300円分は使ったので、元は取っているはずだけれども。
案外と、稼げなかったなぁ、というのが正直なところ。近距離は難しい。
あと1日分。どう使おうかしら。


平成20年09月08日(月)
 携帯動画変換君で変換した動画がおかしい。
原因は、元ファイルがmovだからみたいなんだけれども。
一度、movからaviにして、なんてやりたくはないなぁ。
どうにかこうにか、あれこれいろいろ試してみないと。
けれども、そんなことをする体力もないなぁ、と。
ただただ眠たいのです。今は。


平成20年09月09日(火)
 急に雰囲気が悪くなる。
いやまぁ、ボクが悪いのです。
そうしておけば、よいものでもなくて。
とりあえず、疲労はよくないな、と。
にしても、神経戦は嫌だね。最悪だ。


平成20年09月10日(水)
 頂いた18きっぷ。最後の一日分を使うことにする。
とはいっても、今日はお仕事。遠出ができるわけもなく。
渋谷から池袋まで、帰宅のために使ってみた。
 夕方の渋谷駅で、ネクタイ姿でハンコを貰うのは変な感じ。
降りてくる今風の若い子たちが、手に18きっぷを持っていたのも変な感じ。
彼らは、どーゆーふーに使っているのか、ちょいとばかり気にはなった。
というか、どこで情報を仕入れてくるのやら。縁がなさそうなのにね。
 湘南新宿ラインでさっくりと池袋に流れて、友人改札を抜ける。
まったくもって、変な感じ。どうにもこうにもしっくりこない。
こおゆう使い方は、貧乏性のボクには耐えられない、ということだね。
てかつか、せめて金曜日まで使えたのならば。


平成20年09月11日(木)
 携帯を携帯するための入れ物を頂いた。
タオル生地で、すっぽりぴったり入るモノ。
これで、当面の間は、傷がつきにくいはず。
ありがたいというか、ありがとうというか。
放熱の面では心配だけれども、もう秋になるしね。
 つか、こーゆーのを、さっくりと作るあたりが。
職人気質、プロ魂を感じさせてくれる。すごいもんだ。


平成20年09月12日(金)
 そっと小さく死にたいけれど。痛いのとか嫌なので。
青酸カプセルみたいのが欲しいなぁ、と思うけど。
なんでも売っているネットでも、さすがにないだろうなぁ、と。
調べたこともないけれど。調べたらありそうだし。隠語はなんだろ。
 その変わり、夏休みの下調べをこっそりと行う。
つっても、職場でネットを使うわけにもいかず、中途半端。
距離がわからないと、いかんともしがたいというか。どうにもならん。
ましてや、中国山陰なんて、とてもとても未開な地なんだもの。
給油所の値段みたいの、怖くて仕方ない。R250円ぐらいしたらどうしよう。
 そういう意味では、東北の方が楽だし、落穂拾いもやりがいあるし。
いい加減、決め打ちしないといけないんだけど。どうしようどうしよう。


平成20年09月13日(土)
 職場に行くけど、仕事はしない。給料泥棒。
仕事を終えて、こっそりと準備をするけど、適当すぎ。
ここまで調べないで行動するのは、初めてじゃない、ってくらい。
絶対に、また積み残しが出てくる展開じゃないのさ。これって。
でも、時間がないのは仕方がない。出先でのネット環境がないのがいけない。
つか、地図すらまともに携帯しないで、順路すらなにも考えないで。
ボクとしては、あまりにも行き当たりばったりの合宿。
大丈夫なのかしらん。不安いっぱい。


平成20年09月14日(日)
 家を出発したのが、昨日の2210。いつもの時間帯。
谷原の給油所で、空気圧と燃料を補充して、いよいよ本番。
環八からR246という、妙に走り慣れた感のある道を行く。
特に大きな混雑もなく、変な車もなく、ただただ、走っていく。
2車線になる駿東小山のコンビニが0120着。R246の終点、沼津着が0200。
 沼津からはR1。苦手な静岡の1車線バイパスも、問題なく通過。
0400には浜松に入り、R42経由でR23バイパスへと流れ込んでみた。
ただ、R42とR23BPをつなぐ県道がどれかわからず、けっこうどきどき。
これっぽい、と、適当に曲がってみたら正解だったけども。青看板に書こうよ。
 豊橋に近づく頃に、対向車線の混雑がすごいことになってきた。
こちら側の快適さと比べると、あまりにも密集していて、ちと気の毒。
つか、なにがあったんだろ。ようやく空が明らむ頃だっていうのに。避難?
 指定給油所と化している、安城の宇佐美には、0540着。
R160円の看板に感激。この先も、これくらい安いと嬉しいけれど。無理だろうなぁ。
というか、普通にR170円ぐらいなんじゃないかしら。日本海側って高い印象があるし。
 普通に空が明るくなる頃に、名古屋を通過。0615。
本当は、カフェレストでモーニングにしたいけれども、そういう余裕はない。
ここから津までは、渋滞必至の区間だけに、とっとと抜けておきたいところ。
つか、この名四国道の混雑時間帯って、何時から何時なんだろ。情報、ないかしらん。
 亀山で、いつかは走ってみたいけれど、あまり走りたくないR25と分離。
それまで仲良くしていた組は、みんな名阪に流れてしまい、R1組はボクだけ。
なので、寂しく鈴鹿の峠を越えてみた。0715。最後まで、誰も追いついてくれなかった。
明るい時間帯は初めてで、案外と山深い、険しい峠だと知り、けっこう驚いた。
 無事に峠を抜けて、ここからは関西。滋賀県をのんびりと走る。
別にのんびりと走りたいわけではないけれど、地元の車が、えらくゆっくりさんだった。
先頭が変わっても、次がまたのんびりさん。滋賀県って、そういう県民性なのかしらん。
その割に、R8と合流を済ませた辺りからは、急に攻撃的になるのだから、わけわからん。
 京都との国境は、ちっこいかわいい狭い峠。けれども、ここが地獄の一丁目。
長い坂を転げ落ちて、0900に京都入り。マナー最悪な土地だけに、緊張感に身体が震えた。
朝っぱらだというのに、暴走族がお出迎えだし、高級車は車線を守らずにうろうろするし。
なんだろ。他の県だってそういうことはあるけれど、ここだけは、根本が違う気がする。
 左折するR1とは、府内でお別れ。直進して、R9の人となる。
渋滞というには詰らないけれど、順調というには交通量の多い2車線道路。走りにくい。
なんかもう、これで決定的に京都の道が嫌いになった。できるだけ避けたいと思った。
 有料道との分岐からが1車線。金持ちは多いけれど、金払いの悪い組も多い。
快適とか快調とか無縁なまま、亀岡に到着。大好きなマクドナルドで小休止。0940。
秋だというのに、夏のような外気温なので、冷房の効いている店内が心地よい。
それで、少し冷静になってしまう。この速度で、今日、どこまで行けるのかしらん、と。
 30分ほど涼んだのちに走るのは、もちろん、R9。山陰道。
とりあえずの要衝である、福知山には1145着。町の外れに宇佐美を発見し、給油していく。
R165円が安いとは思わないけれど、この先、これ以下があるとも限らないので仕方ない。
 宇佐美からちょっとだけ走ったところで、R9とはしばしのお別れ。
ここからの相棒は、R426。400番台国道なので、覚悟はしていたけれど、無駄になった。
多少の狭さはあるにしても、基本的に中央線付き。走りにくさはまったくない道だった。
 城下町かつ皿そばの町、出石に到着したのが1235。ちなみに、いずし、と読むのね。
曲がった県道のすぐ先にあった、観光センターらしい駐車場に車を停めて、作戦会議。
この町について知っていることといえば、前記したことと、原付西日本で立ち寄ったこと。
なにがあるのかわからないまま、けれども、城下町への遊歩道があるので、歩いてみた。
 5分もしないうちに、城下町に到着。公営駐車場への長い車列に、目を奪われた。
狭い、小さな観光地だけれども、きっちりと観光地化していて、居心地は悪くない。
なにより、皿そばの町のうたい文句にうそはなく、いたる所に、そば屋そば屋そば屋。
せっかくだからと、湖月堂というそば屋さんに入ってみて、皿そばを注文してみた。
 普通のそばとの違いは、ざるではなく、小皿に別けて出てくる、という点。
そして、やけっぱちとしか思えないような、大きな花瓶のようなつけ汁入れ。
食べてみると、これが美味。観光地だけれども、しっかりと、そばとしておいしい。
似たような地域として、高尾山口のそば屋を思い出した。あすこも甘えていない。
大福やかりんとうなんかも出してくれるのも嬉しい。これなら、また食べたいと思った。
 1時間ほど滞在で、出石さんとはお別れ。なかなかによい町だった。
R426をそのまま北上、豊岡からはR178に入り、いよいよ山陰地方へと流れ込む。
最初の目玉は、餘部鉄橋。1445着。前にも来たけれど、せっかくだからとご挨拶。
新鉄橋の工事は始まっているものの、景観を損ねるには、まだ時間がかかりそうな雰囲気。
あいも変わらず立派なお姿に、ちょっと感動しておく。つか、やっぱりすごいわ。
足元の小学校で、ちょうど運動会を行っていて、ずいぶんと賑やかだった。
路駐が多いのは、どうも鉄橋客ばかりでなく、運動会客の車もあったからだったっぽい。
 鉄橋から少し走った場所で、妙見水なる湧き水を発見。
ちょうど水場を探していたので、これには乱舞せざるをえなかった。
ただ、沸かして飲んでください、と、書いてあったようなないような。大丈夫だったけど。
 R178は、番号の若さほど整備されてはいなくて、浜坂市街などは、けっこう狭い。
いかにも慣れていないマーチが、恐る恐る走っているのを見て、変に納得させられる。
狭い国道に興奮している自分の方が異常なんだと。マーチの反応が普通なんだと。
 その浜坂からは、県道に流れて南下する。こちらは、普通に走れる普通の県道。
ちょっとも走るとR9と合流し、そこは、今日最初の温泉地でもある、湯村温泉でもある。
けれども、温泉に直行はせずに、案内看板に従って、えっこらおっちら、山道を登る。
あるのかないのか不安になる頃に、ようやくと姿を現すのが、湯村温泉へリポート。1535。
 とても小さい設備で、駐車場と管理施設。そして、柵に囲まれた平場があるだけ。
飛行場に比べたら、維持管理が安そうだなぁ、というのが、最初の印象だった。
そして、今はまるで使っていないかのような人気の無さが、ちょっと気になった。
ここに来たのは、もちろんサイコロ3の絡み。特に見るほどのものではないけれど。
ここまで静かだと、いろいろと悪いことができるなぁ、と思ったのは、かなりないしょ。
 坂を下り、温泉街の脇にある、バスターミナル併設の駐車場に車を停める。250円。
正直、駐車料金なぞ払いたくないけれど、停める場所がなければ、せこくも生きられない。
250円ぐらいで、なんだけど、400円の風呂のための250円は、割として考えると。うーん。
 湯村温泉は、そこそこに狭い温泉街で、河原にある足湯が大人気中だった。
ボクとしては、昨晩からの汗を流したいので、足湯ではなく、共同浴場の薬師湯に行く。
すると、真横に駐車場が。2時間無料の駐車場が。なんてこったいガッデム。オーシット。
ただ、駐車場までの道が狭いし、交通量も少なくないので、これはこれで避けたいような。
 薬師湯自体は、最近に建て直したのか、妙に小綺麗な建物であり、中身だった。
けれども、さすがは連休。お客さんの多さに雑然としており、居心地はよくなかった。
お湯の方も、だからというわけではないけれど、なんとなく、汚れたような雰囲気。
湯の華っぽい浮遊物も、どうしても垢に見えてしまう。いやいや、ただの湯の華のはず。
ちなみに、無色無臭で、一応、カルシウムっぽい味がしたけれど、気のせいかも。
浴室は広めで、大きめの内湯と、こじんまりとした露天という、一般的な作り。
観光地の温泉街の共同浴場としては、可もなく不可もない施設だと思った。
これで人が少なければ、また印象も違っていたのだろうけれど。
 とりあえずさっぱりとして、駐車場へと戻る。
車内の熱気を逃がそうと窓を開けると、運転席側の窓が動かなくなってしまう事故が発生。
理由はよくわからないけれど、あまりよくない状況であることだけは、よくわかった。
 どちらにしても、向かうは鳥取。落ち着き無いままに、R9を、西へ西へと駆け抜ける。
約20分ほどで、どういうわけか、鳥取砂丘に到着。観光してみるが、やはり集中できない。
素直に車屋さんに行くべきだと理解し、鳥取市内に侵入。どうにかこうにか発見した。
地方だと休日が定休日かもという不安も、普通に営業していたので、ほっと一安心。
 事情を説明して、状態を確認してもらう。ずいぶんと待たされたあと、説明を受けた。
窓を上げ下げする機械が壊れているのと、支えるゴムが劣化している、とのこと。
さらに、ガラスの一部にひびが入っているらしい。お店側としては、全取替えを推奨。
その結論はよいとして、ただ、部品は取り寄せなので、2、3日はかかるらしい。
埼玉から来ている身としては、待ちは現実的でなく、とりあえずは現状維持を選択。
一応、窓ガラス自体は、一番上まで上げてもらったので、雨の侵入などは問題なし。
窓を上げ下げしなければ、落ちることもないらしい。応急処置としては文句はない。
結局、お茶とお菓子を頂き、無料で見てもらって、ずいぶんと悪いことをしたと思った。
 窓ガラス問題が落ち着けば、今日はまだ、時間があることを思い出す。
夕方の混雑の中、R29を南に下り、前々からの宿題になっていた、因幡船岡へと向かう。
鳥取の人たちと走るのは初めてだけれども、ここもまた、京都とは違う荒さを感じた。
特に、車間を取らないのが怖い。前車との距離を作るのが嫌なのか、とにかく詰めてくる。
しかも、急加速急停止。数台がそれならばまだしも、基本的にすべてがそれ、というのは。
 外もすっかり暗くなり、地図のない状態で温泉を探すのに苦労しそうな1910。因幡船岡。
若桜鉄道の踏み切りを渡り、さて探すかと左手を見ると、まさにそこに施設があった。
想像よりも暗く、想像よりもくたびれた感のある建物。よく見つけられたと思った。
温泉名は、船岡美人温泉。当然、超絶つるぬる系を期待していたけれど。したのに。うむ。
つか、摩擦係数0を期待しているボクが馬鹿なだけで、弱めながら、つるぬる感はあり。
温度もぬるめで、ゆっくりとつかるにはちょうどよい温泉。それほど地元専用でもないし。
大きめの内湯がひとつあるだけの簡素な作りなので、一日たっぷり系統ではないけれど。
 宿題を終えて、鳥取に戻る。R29とR53の交差点で羽虫が大量発生中で、おぞましい。
街灯が羽虫に隠れ、道は死骸に覆われ、地球大丈夫なのかと、不安にもなってしまった。
だからというわけではないけれど、さすがにくたくたになり、鳥取北のイオンで休憩。
正確に書けば、イオン手前のトリニティモールの駐車場で仮眠を盗ることにした。
 ふと目を覚ますと、日付が変わっていた。モールの照明も落ち、蛍の光だと悟った。
このままいても問題はなさそうだけれども、昨日に続いて夜間移動をしておくことにした。
2415に鳥取を出発し、R9を西へ西へと駆けていく。休日だからか、トラックは少ない。
本当は、昼間に走りたかったのよね。日本海を眺めつつのドライブをしたかったから。
けれども、今夜、こうして移動しておくことで、明日が楽になるのだから。仕方がない。
 浜村からは、無料開放されている山陰道に乗る。1車線高速は、どうにも好きでない。
でもまぁ、せっかく乗れるのだから、乗らない手はないし。なにより、時間を稼げるし。
道路整備が遅れているせいか、この手の無料区間がいくつかあるのがR9の特徴なのかも。
 鳥取県の国境、米子着が2540。島根県側に宇佐美があり、ここはR164円。もちろん給油。
鳥取市街が高かっただけに、実にありがたい。ガソリン運は、多少、恵まれている感じ。
と思っていたら、松江の西側も似たような値段で、この地域は、どうも安めらしい。
 真っ暗でよくわからない宍道湖を抜け、出来立てっぽい出雲バイパスを抜けていく。
キララ多岐、という出雲の西側にある道の駅に到着したのが、2730。ずいぶんと走った。
ここまでくれば、明日の予定もどうにかなるということで、ここで車中泊をすることに。
同じような車が多いようなので、治安もたぶん、大丈夫だろうと軽く判断しておく。
つかもう、本気で眠たくて。わざわざボロ車を襲う人もいないだろうなぁ、と。
後部座席で横になった。


平成20年09月15日(月)
 目が覚めてみて、海沿いの道の駅だったんだと気がついた。0740。
お仲間たちはずいぶんと出発済みで、埋まっていた駐車場も、すかすかに。
だから、というわけではないけれど、ボクもさっそく出発しておく。
 昨日に引き続いてのR9。日本海に沿う時間よりも、山中の方が多かった。
おおたしと読みたくなる大田市からは県道に流れたつもりが、なぜかR375。
川合で左折してしまえば、特に問題があるわけでもなく、無事に県道r30に。
多少は狭くなるけれど、中央線は健在だし、それほど走りにくい道でもない。
ただ、これも今だけだとわかっていれば、むしろ、緊張感で落ち着かなくなる。
 池田という集落で北上を開始すると、ほらほらほら、という感じ。
一瞬、拡幅工事中なので、安堵するものの、すぐにぐぐっと締めてくる。
小屋原の集落での分岐からはさらに締め締め。夏草もあり、狭いの狭くないのって。
離合できそうな個所はあるものの、できればと、祈りつつ、前に前に進む。
ようやくと見えた、小屋原温泉の看板も、なにげに厳しいヘアピンに涙する。
とはいえ、星山温泉への道に比べたらお遊戯だったと、強がってもみた。
 今日、最初の温泉は、辿り着くのが大変な、小屋原温泉熊谷旅館。0830着。
想像よりも駐車場が狭く、人が多い時なぞは、地獄を見そうな雰囲気だった。
日帰りは0900からなので、あれこれと片付けたり、整理したりして時間をつぶした。
 受け付けのおばさまは、いかにも気の強そうな方で、いかにもなしゃべり方。
家族風呂が4つあり、空いている所を選んでいいけど、移動は禁止。1時間以内、とのこと。
行ってみると、奥から2つめは使用中だったので、一番手前の部屋を選択。
小さな共同浴場のような脱衣所で、炭酸で息苦しかったら窓を開けろ、との看板があった。
浴室も、やっぱりこじんまり。そして、温泉成分のせいで、全体的に茶色っぽかった。
堆積物は湯船の底にも溜まり、固まっているのか、なんかごつごつしていたのが印象的。
炭酸のせいか甘く、成分のせいか金属っぽい味のするお湯には、赤い湯の華がぷかぷか。
肌に触れると、いつの間にかくっついていた泡が離れて、しゅわしゅわと登っていく。
長湯してしまう温度で、1時間制限も納得してしまう。何時間でもいられそうだし。
ここまで来る手間なども含めて、なるほど、マニヤに人気の温泉だと思った。
お風呂から出てみると、微妙に金属臭のする、ぽかぽかな身体になっていた。
 45分ほどの滞在を終えて、次なる温泉へと出発。帰り道も、もちろん、あの道。
また来るかと言われたら、誰かの運転する軽なら来たい。そういう道なのです。
 r30に戻り、ほんのちょっとだけ西へと進む。新しい随道を抜けて、10分ほどで到着。
2軒目は、池田ラヂウム鉱泉放泉閣。ごくごく普通のご家庭のような、そういう佇まい。
玄関で入浴をお願いすると、今なら大丈夫、と若妻さん。今なら、に、?。
案内された浴室に、今なら、納得。どうやら家族風呂形式らしい。浴室は1つのみらしい。
改装したての民宿のお風呂のような雰囲気は、けっこう好きみたいで、わくわくした。
浴槽は、木の蓋で隠されており、これは自分で開けるらしい。これもなんだか楽しい。
 現れたお湯は、白緑っぽく見えたけど、たぶんこれは、照明の関係なんじゃないか、と。
浸かってみると、これがぬるい。そういう人のために、沸かしボタンがあるのが面白い。
実際に押してみると、庭の方からボイラーの音が響き、暖かいお湯が出てきた。
ここまで自由にやらせてくれる温泉も、なかなかないんじゃないかしら、と思った。
 一応、露天風呂もあり、こちらもまた、民宿風の小さい、狭いもの。
さっくりと足をつけて、さっくりと飛び跳ねて、もう二度と入るものかと心に誓った。
いやつか、まごうことなく源泉100%。サウナの後でもないと入れないんじゃないかしら。
真夏でも、おそらく厳しい。温泉なのに冷たさに耐えるというのも、変な話だけれども。
30分制限だったので、きっちりと30分で出る。身体はここでもぽかぽかしていた。
 r30を東に進むと、急に視界が開けて、三瓶さんたちとご対面することになる。
左が子で、右が孫。奥にいるのが胴元の三瓶さんらしい。なかなかに美しい景色。
同じように車を停めて、写真を撮る人たちがいる。ものすごく観光している気分になった。
 その三瓶さんの麓に降りる道中にあるのが、三瓶温泉の町。
急坂の途中にある温泉街で、よくまぁこんな場所に、と変に感心してしまう。
共同湯の志学薬師湯は、その中心部のような位置にあったけれど、ここは通過。
目的の温泉は、そのまま坂を下り、県道を挟んだ住宅街の中にある、亀の湯の方。1045。
 建物の隣に、目の前にある商店と共有の駐車場があり、そこに車を停める。
ごくごく普通の共同浴場っぽい建物で、代金は、代金箱に入れる仕組みになっていた。
目の前にある商店でも入浴券を販売していたそうなので、そっちの方がよかったかも。
 浴室は広めで、その中央部に、楕円形の湯船がひとつあるだけの作り。
これがまた、10人くらいなら受け止めてくれそうな広さで、そして底が深い。
中央部にある湯口と、外側から伸びているパイプから、絶えずお湯が注がれていた。
明るい土色で、湯の華は赤。夕方までは加熱すらなしの、完全源泉かけ流しで、ぬるめ。
こういう共同浴場を独り占めできるのは、幸せ以外のなにものでもなかった。
 三瓶温泉からは、国道好きなボクとしては珍しく、県道を頼って南西へと向かう。
今回の相方となるのは、r40。7割方は改良区間で、きちんと2車線、確保されていた。
問題の3割も、どうしようもないほどに狭いわけではなく、泣き喚くほどではなかった。
ただ、案外と交通量のある道で、それなりに気は使う。つか、皆が気を使わなすぎだわ。
 併走している三江線の、因原からはR261。これはもう、綺麗な2車線国道さん。
本音としては、このまま江津まで出て、R9で迂回したいところだけれども、だ。
地図を見る限りでは、川戸から西に向かっているr41を走った方が、はるかに近い。
そして、この道はどう考えても狭い。それは苦しそうだと、うっかり左折してしまった。
 このr41。風の国なる施設へと向かう道らしく、それなりに案内看板はあるけれど。
のっけから狭いし、産業施設があるので、時々、ダンプカーまでやってくる始末。
挙句の果てに、市山から1.3kmは、大型車進入禁止の、筋金入りの隘路区間。
夏草を刈っていないせいで、道路として生きている幅が1.1車線程度なのが辛い。
 看板にあった、風の国の周辺はまともな道になっていて、ちょっと安らぐ。
けれども、r41は容赦なし。その先もまた狭い道が続き、いじめかと錯覚した。
唯一の幸運は、とにかく離合がなかったこと。これがあったら死んでたヨ。
 三瓶さんから1時間15分ほどで、美又温泉に到着。
想像よりも小さい、川沿いの温泉街で、入口にある駐車場に車を停めておく。
共同浴場でもある温泉会館は、駐車場の先にある橋を渡ってすぐの場所にあった。
 小規模旅館の大浴場、という感じの狭さで、人が多かったこともあり、げんなり。
6人ぐらいで息苦しくなるのは、でもまぁ、土地を考えると仕方のないことなのかも。
それでも、お湯が好みであればよかったのだけれども、これもまた、肌に合わない。
ちょっとはぬるぬるするけれど、摩擦係数が高すぎて、美人にはなりきれなかった。
ただ、タイルのつるつるっぷりは半端なく、ちびっこが転んでわめくほどのつるつる度。
悪くはないんだけれども、どうも、ついていない時間帯に来てしまったのかも。
 1250に美又温泉を出発し、r50を北上していく。
これがまた、夏草を刈っていないので、狭い道になっている。
路肩が見えない直線区間での軽トラとの離合は、本当にきつかった。
それにしても、女の人って、どうして寄せようとしないんだろう。
余裕もあるのだから、もうちょっと路肩に寄せてくれればいいのに、と。
あと、できれば左右の確認もした方が。なぜに正面のみを凝視するのよ。
 狭い道にも慣らされたのか、有福温泉までは15分ほどだった。
駐車場は、温泉街のど真ん中。共同湯である、さつき湯の下に共同浴場専用のがあった。
幸い、停めやすくて出やすい場所が空いていたけれど、帰りには待ちの車もいた。
 この有福温泉も狭い温泉街で、上に伸びている感じが、なんとなく有馬っぽい。
共同浴場は、前出のさつき湯と、坂上の御前湯。そして、端っこのやよい湯の3ヶ所。
これはもう、問答無用でやよい湯を選択。理由は、やよいが一番、かわいい気がするから。
 さつきもそうだったけれども、やよいも改装したのか、ずいぶんと綺麗な感じ。
入口にある番台では、ばあちゃんが読書中。お金を払って、お邪魔させてもらう。
浴室は地下にあるので、狭い階段を下ると、すぐに扉が。開けると、すぐに浴室が。
脱衣所がないぞと振り返ると、階段と扉の間にある空間が、どうもそうらしい。
一応、ロッカーがあるので、ここで脱げということらしい。なかなかに狭いぞ、これは。
 浴室もまた狭く、湯船にいたっては、ふたり以上は厳しいぞ、という大きさ。
そこに先客が3人もいられると、どうしようと悩んでしまうが、幸い、すぐに出てくれた。
ので、ひとりで独占できたけれども。夕方の、地元の人が使う時間には来たくないなぁ。
美又と同じように、軽くつるつるするお湯は適温で、なかなかに心地よい。
雰囲気は好きだし、共同湯にしては珍しく石鹸があるのはよいけれど。人がいなければ。
 短時間に連続入湯しているせいか、ずいぶんとぐったりとする。
数をこなすような入り方は、あまりしない人間なので、こういう形態は苦手なのかも。
だから、というわけではないけれど、短時間で有福温泉を出発。広域農道経由でR9に復帰。
真昼間だけあって、幹線道路は渋滞気味。ちんたらゆっくり、東へ東へと流れていく。
 途中、温泉津の才市の湯を確認。夕方からの営業とのことで、今回も入れずじまい。
というか、いつから才市の湯、なんて名前がついたのかしらん。前々からなのかしら。
 有福を出て約2時間ほどで、昨日の宿泊地である、キララ多岐に到着。
休憩と共に、おみやげを考えてみるけれど、これだ、というものを発見できない。
やっぱりピンとこないモノを、送るわけにもいかないし。境港になにかあればよいけれど。
 キララ多岐のあとは、もちろん、出雲大社さんに、ご挨拶をしにいく。
大鳥居の手前にある、道の駅に着いたのが1545。ここから大社まで、徒歩で10分程度。
もっと近くに駐車場があることは知っているけれど、どうにも有料っぽかったので。ここで。
 夕方ともなれば、人が少ないかと思いきや、案外と多い。しかも、ラバーズが目立つ。
ここは縁結びの神様であり、貴様らの来る場所ではないと思ったけれど、観光名所だしね。
とりあえず、しめ縄に5円玉を差し込んでみたら、これが1発でできた。いいことあるかも。
つか、他の方々が、あまりにもやらなすぎて、ちょいと恥ずかしい。日本人的感覚として。
 朝食なのか夕食なのかはっきりしないけれど、ここまで来たら、出雲そば。
前回の訪問時と同じく、駐車場近くの八雲本店で食べる。なんとも残念な味になっていた。
茹で置きのようなそばは、あまり好きじゃないのです。好みの問題なのかもしれないけど。
 1時間ほど大社さんと戯れて、今日、最後の温泉へと向かってみる。
その前に、という感じで、宍道湖畔をなぞっている、R431を走ってみた。
湖が見られる区間は長くはないけれど、なかなかによい景色で、地味に満足。
そのまま松江市街に突っ込んだあと、R9に復帰して、またもや出雲市方面へと向かった。
 行き先は、美人の湯好きとしては外せない、日本三大美人湯のひとつ、湯の川温泉。
ここは、旅館などが点在している形なので、温泉街、という雰囲気ではない。
立ち寄ったのは、元湯湯の川。元湯というからには、よいお湯なのだろうと期待してみた。
 ここは、夜まで日帰り客を受け入れてくれる、けっこう大きめの旅館な雰囲気。
大浴場の方も、それなりに広くて、20人くらいなら対応できそうな浴槽に見えた。
源泉掛け流しのお湯は、無色無味無臭。つるつるもぬるぬるもないことに驚いてしまう。
毎日のように浸かれば、美人になる系統なのだろう。短期に効能を求めてはいけないのかも。
ただでもやっぱり美人の湯らしく、ぬるっときたぜ、と言いたかった。温めではあったけど。
ちなみに、露天はなし。こういう旅館にしては珍しいような。その点は新鮮だった。
 1900に旅館を出て、R9との合流地点にある道の駅湯の川で小休止。
今夜の寝床のことや、明日の予定を考えてみる。まったくの無計画は難しいのです。
行き先は、岡山の山奥と決まっているので、あとは、どのように巡るか、ということ。
要予約だったり日帰りは短時間だったりするので、ここはきちんとしておかないと。
 30分ほどぼんやりとしてから、今夜の寝床っぽい場所を探してみる。
途中、松江市の西側にある宇佐美で給油。看板表示がR164円。米子と松江は安くてよい。
時間はまだあるので、松江市内を走ってみると、お城周辺で、なにやらお祭りをしていた。
立ち寄りたかったけれども、駐車場がどこにあるのかはっきりせず、あっさり断念。
そのまま北へと進み、またもやR431のお世話になる。一応、境港方面に進んでみた。
 事故というか、事件が起きたのは、この道中。
途中、コンビニに立ち寄ろうと左折をし始めた瞬間、運転席側の窓ガラスが爆砕。
まるで鉄砲にでも撃たれたかのように粉々になり、それらはすべて、車内に落ちた。
いきなりのことで混乱したけれど、ここはコンビニ入口。すぐに駐車場に車を停めた。
 安全ガラスだったので、丸っこい石のようになっているのが不幸中の幸い。
おかげでけがはしなかったものの、破片が運転席や足元にごろごろしているのは切ない。
まさか割れるとは思ってもいなかったので、さすがに気持ちが動転して落ち着かなかった。
ただ、やるべきことははっきりしていて、とりあえず、ガラスを片付けてみた。
地面にも落ちているので、もちろん、それも回収。1時間ほどで、ビニール袋一杯になった。
現時点でできることは、これだけ。車屋さんは、とっくに蛍の光だし。
 仕方がないので、R431をそのまま走り、境港の橋を渡り、米子へと出てみた。
その途中に、大きなホンダを確認したので、明日、一番で向かうことにする。
そうと決まれば、あとは寝床だけ。さすがの出来事に、もう、身も心もくたくただし。
それでしばらくR9を走ってみると、ちょうど、運転席側を壁にできる駐車場を発見。
コンビニの駐車場だし、大型も停まっているしで、お借りしても問題はなさそう。
治安という面でも、やんちゃな人も車もいなかったので、大丈夫だろうと思った。
こういう時こそ、しっかりと食事、ということで、パンと牛乳を食べておく。
あとはもう、雨が降らないことを祈るのみ。
なにげに、それが一番、怖かった。


平成20年09月16日(火)
 目覚めると、まさに快晴。雨の心配はなさそう。
一ヶ所とはいえ、窓全開は、さすがに冷えた。けど、毛布で堪えた。
不思議だったのは、フロントガラスが普通に曇っていたこと。
外気との温度差で曇るものだと思っていたので、これは意外な結果だった。
しばらく太陽にさらしていたら、自然と消えてくれたけれども。
 0700にコンビニを出発。当然、ホンダ屋さんは、まだ、開いていない。
それならばと、境港へと走ってみる。一応、おみやげのこともあったしね。
ちょうどよい駐車場があり、そこに車を停め、水を汲んだり日本海を見たりする。
そして、市場が開くと同時に、魚やら海老やらを眺める。が、どうにもダメ。
まったくもってピンとこない。気持ちがまったくここにない状態になっていた。
 海産物をあきらめて、R431沿いにあるホンダ屋さんに乗りつける。
工場長らしき人が丁寧に応対してくれたけれど、部品は取り寄せになる、とのこと。
今日明日中に直るなら、と、微かにあった甘い希望も、あっさりとふっとんだ。
これでもう、気持ちが定まった。岡山を捨てて埼玉に帰る。これしかない。
あとは、ただただ雨が降らないことを祈るばかり。運任せなのは、とても厳しいけど。
 0930に米子を出発。帰り道もR9。トラックといっしょに、山陰道を行く。
走りながら、だんだん、このまま帰るのはもったいなくね、という気持ちになってきた。
もちろん、予定していたすべてを巡るのは無理としても、一ヶ所ぐらいなら、なんて。
道の駅北条公園の先で、R313に右折してしまったのは、そうした甘い気持ちから。
けれども、倉吉の町に入ったところで、さすがに反省。急いで帰らないと。
 県道でR9に復帰しつつ、でもやっぱり冷や汗を流したいので、松崎へと出る。
窓を開けっぱなしでも、たぶん大丈夫な温泉地を考えると、ここしかなかった。1105。
 駅横にあるコープの駐車場に車を停めると、寿湯の看板を、あっさりと発見できた。
場所がわかりにくいと聞いていたので、これには助けられた。つか、ないと無理だわ。
なにせ、通路が民家と民家の間。すき間。普通に考えると、通ってはいけない道っぽいし。
そこを抜けた右側に、いかにもマニヤが好きそうな、ひなびた共同浴場が現れた。
 入口にあるブザーを押すと、おばさまが登場。代金を支払って銭湯のような脱衣所へ。
いかにも地元専用っぽいけれど、さすがに平日の真昼間、先客も後客もいなかった。
5人以上は嬉しくない程度の湯船は水色タイルで、ぱっと見た感じよりも深かった。
全てが透けて見えるぐらいなので、お湯は透明。味や匂いでも、特徴らしい特徴はない。
湯の川で、特徴がないと不満に思うくせに、東郷の特徴のなさは、なぜか許せてしまう。
自分にとっての温泉って、つくづく、その時の気分しだいなんだなぁ、と思った。
ごたごたしたあとの温泉だし、この旅で最後の温泉だしで、気持ちがよかったのよね。
 東郷池をちらりする県道からR9へ復帰すれば、あとはもう、寄り道なしの帰り道。
鳥取を抜け、忌まわしい記憶とともに湯村温泉を抜け、道の駅村岡ファームガーデンへ。
寄り道なしのはずが、けれども、疲ればかりは仕方がないので、ここで小休止。1255。
ついでに、但馬牛系統のおみやげを購入しておく。買える時に買っておかないと。
 少し暑かったけれども仮眠もして、時間だけなら、ばっちり休憩完了。1355発。
実際には、だるさも眠さも全開で残っていて、さりとて、気分的には休めないし。
結局、走るしかないわけで、交通量が多くなかったことは、運がよかったのかも。
 給油地点として考えていた福知山の手前、和田山で、なにげに安めな宇佐美を発見。
セルフなのに、なぜか窓を拭いてくれるサービスまでついていて、ちと嬉しかった。
山陰地方も、走ってみると、案外と安い地域があるのね。ここは近畿かもしれないけど。
 福知山でR9と別れた理由はふたつ。京都避けと、知らない道を走りたかったため。
まずはR175で北東へと進む。空いているかと想像していたら、案外とトラック街道だった。
それなのに、西舞鶴の手前に、狭い橋と狭い峠があり、大型系統が譲り合っていた。
国防的なことを考えると、こういう部分は整備しておかないとまずいのでは、と思った。
 若狭湾に沿って走るR27に乗り換えてみても、トラック街道に変化なし。
バイパスもなく、舞鶴の街中を突っ切っていくのは、やっぱり国防を考えるとどうかと。
それにしても、停泊中の護衛艦はカッコよかった。もうちょっと、ゆっくり見たかった。
 R27自体は、走りやすくもにくくもない、ごくごく普通の道だった。
途中、嫌な感じで曇りだしたのには参ったけれども、幸い、雨は降ってこなかった。
 小浜からはR303。これで琵琶湖に抜けて、関が原経由でR1に流れることにした。
本音は、福井、九頭竜湖、高山、松本経由で帰りたかったけれども、山中は雨が怖い。
さりとて、このR303も山道。時間的に、暗くはなりはじめているけれど、雨はなかった。
今津で、琵琶湖の西側を走るR161に合流。ちょっとだけ北上して、琵琶湖を迂回する。
ただの湖なのに迂回できない辺りが、さすがにろくろっ首だと感心してしまった。
 木之本からはR8。ここから米原まで出てR21なのか、R365なのか、ちと悩む。
R365が、細くて狭くて厳しい峠道だとすると、日が落ちている中で走るのは自殺行為すぎ。
どうしようかと悩んでいると、関が原へはR365だと、青看板が積極的に誘導してくれやがる。
おまけに、前を走っていた宇都宮トラックも、まったく迷わずにR365へと進んでいく。
これはつまり、異常な道ではないということなのだろうと、そう判断してみた。
 戦々恐々と侵入したR365。帰宅時間帯ということもあり、ごくごく普通に渋滞気味。
峠の手前までは、普通にロードサイド店が並んでもいて、心配無用のただの国道だった。
関が原からはR21。地元の慣れた人たちは、抜け道らしい県道で、大垣へと走っていった。
心配していた天気の方は、怖いぐらいに大きく見える月からも、大丈夫だと判断してみる。
こうなると、問題は関東地方。果たして、晴れている時に侵入できるのかどうか。
 名古屋が近くなると、車線が増えて、走りやすくなるのはなぜなのかしら。
R21もそんな感じで、R22に曲がってしまえば、あとはもう、多少は知った道になった。
名古屋市内で多少、詰まったけれども、R23へと流れれば、特に問題なく走っていける。
 いつものように、安城の宇佐美で給油をするわけだけれども。
その奥にあったコンビニで、食事と仮眠を取っておくことにした。2130着。
はっちゃけた子たちが、バイクをふかして遊んでいたけれど、あまり気にしない。
くたくたすぎて、眠たくて眠たくて仕方がないのです。さすがに。


平成20年09月17日(水)
 目覚めると、ちょうどよい時間帯。0135出。
宇佐美で最後の給油を済ませ、いつものように、いつもの道を行く。
回数としては走ってないけれど、なんかもう、ずいぶんと慣れた気もする。
浜松でトラックに囲まれて、ちと困った程度で、あとはさくさくと進んだ。
 沼津でいつものように悩んだのは、どこの渋滞を選択するか、という点。
横浜か秦野厚木か。結局、秦野からだらだらを嫌がり、R1で箱根越え。0610。
どうやら快晴のまま進めそうで、天気予報でも、そのように言っていた。
つか、明日以降はまた、天気が悪くなるらしい。悪運だけは強いのか。
 朝っぱらから、それなりに車の多い箱根を越え、小田原に到着。
ここから微妙な渋滞に巻き込まれたけれど、天気なら別によいかな、と。
茅ヶ崎からR129で北上したのは、どうも、横浜を嫌がったかららしい。
予想していた厚木の渋滞は、ほとんどないに等しく、その後も順調すぎ。
 詰まったのは、いつものように、環八。これはもう、仕方のないこと。
R16だろうが環七だろうが、どこに行っても、どこかで詰まるわけで。
それならば、と環八を選んだけれど、やっぱり渋滞は楽しくなかった。
 ようやくと家に戻り、荷物だけを部屋に置き、またもや出発。
地元のホンダ屋さんはお休みだったので、隣町のホンダ屋さんへ。
症状を説明して見積を出してもらうと、65000円。くぅ。
けれども、10万を覚悟していたので、それに比べたら。
なんにしても、修理しないことには、どうにもならないので。
 バスで帰宅し、あとはもう、寝た。
慌しい山陰合宿だった。岡山勢が残ったのは痛いなぁ。


平成20年09月18日(木)
 仕事がないって、とてもとても素晴らしい。
こんなに快適なことがあるのかしら、というくらい。
だーらだらとしたって、なーんの問題もないのだから。
午後、ぐっすりと眠ってしまえるのが、特に幸せ。
つか、身体が単に絶不調なだけなんだけれども。
 夜、ようやくと動くようになったので、後始末。
特に気になる燃費を計算したら、13.3km/lってのが。
RA2としては、過去最高。町乗りがこれだと嬉しいけれど。
おそらく、下り坂と無料高速が、よい意味で影響したのだろう。
13年13万kmの車なのにね。よく走ってくれたなぁ、と思った。


平成20年09月19日(金)
 久しぶりの職場。 変化に対応しつつ、書類を片付けつつ。
やることがあるって素晴らしいけど、めんどくさい。
というか、出ているはずの情報が出ていないって、なによ。
いろいろと大変なのはわかるけれど、それくらいやっててほしかった。
がっかり。


平成20年09月20日(土)
 車の修理が終わったので、引き取りに行く。
それでバスに乗ってみたら、オートマだったので驚いた。
バスもオートマになる時代なんだなぁ、と。
 車の方は、当然のことながら、完全に直っていた。
いやつか、以前より、動きが早くなっているんだけれども。
たぶん、これが本来の姿だったんだろうなぁ。
そういう部分まで手が回らなくて、申し訳ない。
というよりも、そういう部分ばかりなんだろうな。


平成20年09月21日(日)
 車も無事に直ったので、近場をぐるり。
まずは秋葉原で、マイクロSDリーダーを買う。
キーホルダー形のちまい奴で、400円もしなかった。
ストラップの付け根部分が甘いけれど、この値段だし。
というか、いくらなんでも安すぎだろう、と思った。
 次は、絶賛混雑中の船橋ららぽーとへ。
DAIGOがイベントをやっていて、若い子たちが多かった。
ボクも見たかったけれども、あまりの人垣っぷりに断念。
代わりに、佐世保バーガーを食べた。美味で満足した。
 そのまま千葉に抜けて、安い燃料をたらふく食べさせる。
R160円。ただ、遠距離の割に燃費が伸びていなかったのが残念。
安城から戻ってきた時の、都市部での渋滞のせいなのかしらん。
 R16の、道の駅やちよで、鳥取で買えなかったなしを買う。
印旛牧の原のショッピングセンターで、サプリも買ってみる。
最後は、鎌ヶ谷のとんでんにて、あれこれと作戦会議を行う。
行ったけれど、なにも決定しなかったあたりが、会議っぽかった。
というか、初体験に近いので、どうすりゃいいのか、わからんのよ。
選択肢が多いということが、案外とめんどくさいのです。
どーしよ。


平成20年09月22日(月)
 気だるい。
でも、お仕事だから、仕方ない。
窓ガラス代、高かったし。がんばらないと。
なんて。がんばっても、お給金はいっしょだけどね。
なので。がんばらない程度にお仕事をしておいた。
 それにしても、だ。
遅れるのはよいとして、毎度のことだから、と。
連絡をしないというのは、所長としてどーなのかと。
そういうことは、部下にも感染するのですぞ。


平成20年09月23日(火)
 日曜日に、ららぽーとで見かけたユニクロTシャツが欲しくて。
だったら買っておけよ、って言うのは、まったく正論なんだけど。
とにかく、欲しくて欲しくてたまらないので、東京へと出てみた。
ら、新宿にも池袋にもなくて、結局、入手できなかった。むむ。
けれども、他に必要なモノを買えたので、満足。
 帰り道、7月ごろにできた、地元のつけ麺屋さんで食べてみる。
700円で400gを選べるので、少なくとも、量の部分では満足できる値段。
味の方は、特に絶賛するほどでもなく、けなすほどでもなく。平凡。
ただ、接客的な面で甘すぎるかしらん。慣れてないのか、天狗なのか。
他にお店がない地区なので、すぐに廃れはしないとは思うけれども。
先のことを考えると、そういう部分も直していくべきだとは感じた。
なんて、えらそーに。


平成20年09月24日(水)
 今日から通常勤務風味に戻った。
そうなると、もー仕事したくねー、と。
そういう気持ちにもなるよね。やっぱり。
ふらりと、入線してくる電車に吸い込まれそうになったり。
尖がったモノを見て、ちょっと差し込んでみようとしたり。
痛くなければ、迷わないんだけれども。痛いのやだし。
 今、ぎりぎりなのは、たぶん、10月があるからで。
逆に、10月が終わった時にどうなるのか。すごく楽しみ。
まぁたぶん、急激に老けるだけなんだろうけれど。
白髪だらけは嫌だなぁ。


平成20年09月25日(木)
 電車の中の時間つぶしに、動画が見られればな、と。
それで、猥褻動画を変換したけれど、両側に人がいるとね。
同じ嗜好ならよいけれど、真逆だと、さすがに悪いので。
あれこれと考えた結果が、車載カメラ動画に行き着いた、と。
これなら、音がなくても見られるので、イヤホンも必要ないし。
今、R1を一生懸命に見ているけれど、これがなかなか面白い。
これを、自分で作る立場になったら、もっと面白いのだろうけれども。
動画の編集をさくさくできるパソコンを買う余裕はないので。
今日も誰かの動画を見るしかないのであります。


平成20年09月26日(金)
 今日は、自遊人の発売日。
そして、今月号は、温泉無料券付き。
なので、帰り道の本屋さんで、捕獲してみた。
 ぱらぱらとめくる。
最初の印象は、和歌山がずっこいな、と。
7月の連休に、このパスポートがあればな、と。
仕方のないことではあるんだけれどもさ。
 全体的には、土休も利用可が多い感じ。
実際にどうだかはわからないけれどもね。
あくまでも、相手の好意で成り立っているので。
ただ、それでも、日帰り専門系なら大丈夫かな、と。
 問題は、時期というか、季節というか。
冬場になると、途端に行動範囲が狭くなるし。
埼玉関係だけで、元は取れるんだけれどもさ。
こうやって、あれこれしている内が、一番、楽しいけど。


平成20年09月27日(土)
 職場近くの小諸そばに行ったら。
店員のお兄ちゃんが、ずいぶんとお怒り中。
立ち喰いごとき、なのかもしれないけれど。
客がいる所で、そういう雰囲気はどうなのかと。
店長さんがいないと、どうにもダメだね。
 夜、打ち合わせのために恵比寿へ。
久しぶりに来たけれど、相変わらず、という感じ。
以前、食べた鍋屋さんを探すも、手がかりすらもなし。
その代わり、ちりとり鍋で有名らしい、大島を発見。
ずいぶんと人気があり、予約なしでの入店は奇跡だったらしい。
味の方は、ボクみたいな肉体労働者にはちょうどよい、濃い味。
ただ、白米が欲しくなるのはわかっているはずなのに、ないのが残念。
 食後、池袋に移動して、ネットカフェ。
10月合宿の予約をどうするか、ネットで検索してみよう、と。
あれこれ調べて、一応の方向性だけ決定。予約は後日に後回し。
だって、いろいろ登録しないと予約できないんですもの。
めんどくさくて。


平成20年09月28日(日)
 そのまま池袋で朝を向かえ、昼から鬼子母神へ。
定休日なしで営業中の、梅もとにおじゃましてみる。
前回、あまりの厳しさに涙した地球盛りも、今日は楽勝。
日によって盛りが違うのかしらん。それにしても。
 その後、表参道に行ったり、御徒町に行ったり。
なにげに、表参道ヒルズを真面目に歩いたのは初めてかしら。
あまりの場違いっぷりが楽しくて楽しくて。ごめんなさい。
つかまぁ、あすこら辺全体が、もう、アウエーなんだけれどもさ。
やっぱりボクには秋葉原こそがホームなんだと思った。


平成20年09月29日(月)
 合宿の申し込みをしてみた。
往路の飛行機が、すべて満席だって。
無理してでも、昨夜にしておくべきだった。
 慌てて、他の旅行会社のサイトを巡る。
巡って巡って、飛行機会社直営ならばと、JALさんへ。
したら、なんか微妙に悪くないプランを発見。
こちらの望む時間帯に空席もあり、なんら問題がなくなった。
惜しむらくは、温泉宿を一ヶ所、捨てざるをえないけれど。
全体的に、こちらの方がお得なので、よいかなぁ、と思った。
つか、金額的に、激安会社と変化がないってのは、どうなのかしら。
きちんと調べてみるべきだわね。


平成20年09月30日(火)
 飛行機って、ずいぶんとキャンセルが出るのね。
予約をちょいと早まったかも、と、微妙に後悔してもみる。
始発便の予定だけれども、実は、始発電車でも間に合わないのよね。
空港で一泊するのか、野宿するのか、対策を考えておかないと。
いやつか、そんな時間に飛行機を飛ばすなよと思った。
車利用も悪くないけれど、駐車場代がばかばかしいとも思った。





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