日記 |
2009. 2/ 4 |
081201(月) 粗大ごみを捨てに、地元のごみ処理場へ。 前に経験しているので、さっくりと廃棄できた。 金額は、測定できない軽さだったので、無料。 嬉しいけれど、それはどうなのかしら、とも思う。 捨てたのは事実なので、最低料金は取るべきかと。 帰宅後、発熱がひどいので、ぐだぐだする。 ここまで完璧なかぜというのも久しぶりだわ。 死ぬならとっととしてほしいものだけど。 081202(火) 家を出るまでは、案外とマシで。 電車に乗ってからは、もうダメで。 仕事なんて、いらいらして仕方がない。 好きにやればいいじゃんか、と。 お前も相当に失敗してるんだぞ、と。 言いかけて、ぐぐっとこらえて。こらえて。 殺意がわかないのが不思議なくらい。 どこまでも、小心者ってことなのね。 つか、他殺よりは自殺だよなぁ。 081203(水) 発熱が止まらず、せきまでしだす始末。 ここまでひどいかぜの症状は、久しぶりかも。 宮崎あおいの汁を飲んだのに、あまり効果がない。 先日の鳥取岡山では、絶大に効いたというのに。 初期症状用の薬では、まったく意味がないのだろう。 ご飯を食べている最中に、嘔吐の危機を迎えるようでは。 肺炎になるのは、あと数日、待ってほしいけど。 081204(木) 保険屋さんが、職場にやって来た。 自動車保険の更新に際して、見積だけでも、って。 三井ダイレクトより安くはできないだろうけれど。 逆に、安くなっていたら、素直に驚くことにしよう。 それにしても、セキがひどい。 熱発するにしても、それだけで終わることが多いのに。 ごほごほするたびに、肺が苦しいのも嫌な感じ。 身体が弱っているのですね。ものすごく。 081205(金) ずいぶんと暖かい日。 熱の方も、だいぶ常識にかかってきた感じ。 ただ。ただやっぱり、せきは止まらないのね。 081206(土) 幸いなことに、体調が悪かったので。 普通にR1を走ってみた。渋滞気味だった。 どこまでいっても詰まっているような感じ。 小田原から逃げたR135もまた、渋滞気味。 無料になった真鶴旧道を走るのは初めて。 意外にも、渋滞の仲間たちは有料新道へ流れる。 新旧、そんなに差があるとは思えないけど。 旧旧に比べたら、かなり楽なんだけどもさ。 つか、これは熱海に行きやすくなったもんだ。 伊東の道の駅で、外はもう真っ暗。 東京から7時間もかかってしまったらしい。 夜間なら、名古屋まで行けるのにね。 渋滞って恐ろしい。わかっているけど。 半島ぐるりは避け、県道でサイドチェンジ。 沼津に出てR246。時間的にも箱根は厳しい。 途中、時之栖というリゾート地に寄り道する。 電飾で有名な土地ということで、車がいっぱい。 案内された臨時駐車場は、でも、近くてよかった。 電飾の方は、期待値からすると、がっかり。 もうちょっと、濃密な方が好きなのかもしれない。 長くだらだらというか、ちと飽きるというか。 ただ、出店の物品価格が良心的なのはよかった。 帰り道は、凍結の怖いR246。 表示温度は0度。普通に水が凍る温度なわけで。 緊張したものの、今回も、幸運で乗り切ったらしい。 大和からR467を南下したのは、お風呂探し。 街道沿いにあったと思ったけれど、勘違いらしい。 R1に合流後、原宿から県道に流れて、ようやくと発見。 今日の温泉は、湯快爽快たや店。 ここは、以前、この近辺で迷った時に見かけていた店舗。 唯一、心配してた営業時間は、なんと、27時まで。 だからなのか。夜中だというのに、車も客も多い。 しかも、若い子ばかり。いろいろと心配にもなった。 スーパー銭湯系のチェーン店ということで。 設備的には、まったく特徴のないスーパー銭湯。 2階にあるせいか、多少、狭いかなぁ、という感じ。 それでも、洞窟風呂や寝床があるのは、立派。かな。 温泉を利用しているのは、露天風呂の一部のみ。 まずは、奥の大浴室。時間から考えると、人、多すぎ。 それでもなんとか縁を確保して、浸かることができた。 意外なことに、38度という、けっこうぬるめな設定。 そりゃ、混雑するわ、という感じ。長湯になるもんね。 そんなお湯は、薄っすらと黒く、南関東らしかった。 若い子たちの話を盗み聞きしながら、ちんたらと入った。 ひとり用の壷湯もあり、こちらは源泉利用。 さすがに源泉だけあって、黒々としていたらしい。 タオルもちょっと染まったらしい。それくらい黒いらしい。 らしいというのは、これっぽっちも入浴しなかったから。 源泉風呂だと気がつかず、常に誰かいれば、まぁいいかな、と。 女湯みたいに空いていれば、浸かりもしただろうけれど。 遅いお風呂のあとは、帰るだけ。 横浜からR15、新橋で昭和通りと、外へ外へと流れる。 これはもちろん、おまわりさん対策。R1では捕まりそうだし。 そのかいもあってか、何事もなく帰宅することができた。 081207(日) 夜だと、どうにもインターネッツが遅いので。 真昼間から、卑猥な画像をパソコンに取り込んでみた。 すると、どうでしょう。とてもさくさくと落ちてきます。 やっぱり、なにかするなら昼間だなぁ、と実感した。 さすがに、こんな時間から猥褻物はいじらんだろうし。 というか、ADSL1.5Mが限界なのでは、と思った。 でもまぁ、変更するのも面倒なので、いいやとも思った。 081208(月) 風邪が、治ったようで治らない。 のどが、痛くないようで痛い痛い。 現状維持で年越しは避けたいけど。 こればかりは、どうしようもない。 ビタミンは腐るほど盗ってるのに。 まったくもって、残念な身体だわ。 081209(火) 賞与の明細を貰った。 聞いた話と違い、少し多い気がする。 多くて文句はないけれど、ちと不気味。 間違いだから減らすぜ、ってのは辛いし。 バレる前に、振り込まれていただきたい。 勝負は明日、ということだね。 081210(水) 今日は、ボクの誕生日でありました。 意外な人たちからメールが届いて、驚きました。 同時に、ありがたいとも思いました。感謝。 何回目かは忘れましたが。忘れましたが。 数を重ねることは、本気で嬉しくないですが。 嬉しいこともあるものなのでありますね。 あとは、若返りと瞬殺の薬さえあれば。 081211(木) うみねこのなくころに、がよいらしい。 そーゆー電話を頂戴したけれど、やらんぜよ。 だって、対応OSがXPなんだもの。2Kは無理ぜよ。 まーたぶん、入れれりゃできるだろうけれど。 根本的にHDDの容量が足りないので、ダメなのです。 つか、はまった人間が、同人に無縁な人なので。 パソコンゲーム自体、あまりやらなそうな人なので。 ましてや、有害ゲーム系統なんて。やらんはずなのに。 どーゆー経緯で知り、入手したのか、気になるところ。 大阪に行って、こっちに転んでしまったのかしらん。 081212(金) 仕事帰りに髪を切ってみた。 あまりさっぱりしなかった。 無理して残さなくてもよいのに。 それとも、残さないといけない密度なの? いろいろと不安になるけれど。 聞くに聞けないので聞かないでおこう。 次は、もっとがっつり切ってもらいたい。 081213(土) 土曜日なのに、真面目に働く。 あまりにも働きすぎて、ぐったりする。 こんなにがんばらなくてもよかったのに。 夕方から、銀座をゆるゆると歩く。 ようやくH&Mに侵入できたけど、かなりいまいち。 中途半端に高いというか、値切れてないというか。 そう考えると、ユニクロってすごいと思った。 その後、有楽町、秋葉原とうろつく。 今さらながら、DVDレコーダを買ってしまう。 故障気味のビデオデッキの置き換え、ということで。 本当はHDDレコーダが欲しかったけれど、4万円台では。 ビデオ付きのDVDレコーダは、22800円。これなら。 つか、LGのビデオが冗談みたいな品質すぎた。 どうも韓流の国との相性が悪い。 マイクロSDも使えなかったし。 081214(日) 雨の中、後楽園の場外馬券へ。 毎年恒例の、無料カレンダーを貰うため。 いつもと違い、ドーム側でも配布していて驚く。 中央競馬会も、ずいぶんと親切になったものだ。 ついでに、当たり目を教えてくれるとよいのに。 その後、秋葉原へ出て、ちとぶらつく。 マイクロSDの2GBが298円。ついつい購入。 もういらないのに、使わないのに。値段を見ると。 秋葉原に飽きれば、新宿をうろうろ。 茶を飲み、店を冷やかし、食事をして、遊んで。 なんだかんだと、ずいぶんと歩いた一日だった。 おかげで、F1総集編を盗り逃した。 そろそろだとは思っていたけれど。まさか今日とは。 つか、もっと早く調べておけよ、という感じ。 今年も再放送があると助かるのだけれども。 中山 4R。枠複04-08\300。 081215(月) 今日も秋葉原。 ヨドバシカメラで高校教師のDVDを買う。 帰宅して閲覧する。藤木直人、よい男。うふ。 にしても、DVDレコーダの調子が悪い。 Gコードとチャンネル設定が、どうもあってない。 説明書どおりにやっているのに。どうしたのよ。 この点のみ、東芝よりLGの方が優れている。 つか、Gコードが異常なのかしらん。 081216(火) うみねこをやったのかと、電話があった。 160GBの外付けHDDをくれればできる、と答えた。 ふざけるな、と怒られた。そりゃそうだ。 でもだけど、大切なコレクションを消せないのです。 1MBたりとも、うみねこには与えられないのです。 それなら仕方がないと思ったのに。ダメですか。 それはともかく。 F1総集編の方は、なんとかなりそうな予感。 1990年から続くコレクションは、今年も継続できそう。 DVDレコーダも買ったし、ビデオをDVD化しておきたい。 どれくらい劣化するんだろ。ちと不安。 081217(水) 珍しく、年賀状を買ってみた。 仕事絡みの年賀状は、とにかく面倒。 なので、テンプレートを探してみる。 まともなリンクに辿り着くのに一苦労。 打ち出してみると、今度は大きさが合わない。 あれこれ修正して、ようやくと出来上がった。 宛名も勝手に打ち出してくれるとよいのに。 つか、年賀状制度が廃止になればよいのに。 というのは、擦れすぎなのかね。 081218(木) マンチとガンバの試合を見た。 やることやった感のあるガンバがよかった。 とにかく前に前に、という姿勢を評価したい。 惜しむらくは、故障などで選手が少なかった点。 いくらなんでも、そこまで選手層が薄いのかと。 それでも勝気まんまんだった監督が、一番、よかった。 相当にがっかりしていたようだし。 また、こういう試合が見たいところ。 081219(金) 仕事帰りに新宿に寄り道をする。 買いたいモノは、S700用の黒インク。 モニターに、残り少ないと言われたので。 でもつかさ、そんなに使ってないのに。 なんであっさりと消耗しますかね。 夏場で蒸発でもしちゃったかしらん。 機種が古いので、どうかと思ったら。 あっさりとあったので、ほっとできた。 ポイントを使い、300円ほどで入手。 でも、交換するのはずっと先だろうね。 081220(土) 全員出勤で、めんどい作業をする。 最後には激しくバテて、衰えを知る。 しかも、作業は完了しなかったし。 でも、予備日設定の27日は休みになった。 これで、ようやくと予定を決められる。 仕事後、小さい打ち上げ。 はいいとして、26日も忘年会って。おい。 その夜から出発するつもりなのに。 多少、早めに帰らせてもらわないと。 081221(日) 年末は、RA2に乗らないので。 一応、今日は動かしておくことにした。 R122、R16と流して、入間のアウトレットへ。 さすがに空いているだろ、という予想は外れ。 普通に渋滞していやがりやがってこんちくしょう。 それでも、事前開店時に比べたら、まだマシ。 お初の入間は、まったくピンとこない。 というか、三井系は、どこもいっしょな感じ。 丸井と無印が、ちょびっと斬新だったけれど。 試作品のコートが安い店もあったけれども。 やっぱり、入っている店が同じだとつまんない。 次は、R16、五日市街道でモリタウンへ。 道中の給油所が、R99円という設定で驚かされる。 車に乗るようになって、初めての二桁。 記念に入れようと思ったけれど、消費量が少なすぎた。 アウトレットよりは、やっぱり落ち着くモリタウン。 イオン臭いのが好きなんだと思う。北関東臭というか。 ユニクロとスタバとフードコートみたいなのが。 にしても、リンガーハットの東京流。ただのラーメンじゃん。 日もどっぷりと暮れてから、宮ヶ瀬湖に行ってみる。 橋本から入ってみると、ずいぶんと手前から大渋滞。 駐車場に入るまでに、1時間ほどかかってしまった。 原因のひとつは、700円という中途半端な駐車料金。 前って500円だった気がするけど。気だけかしらん。 どちらにしても、混雑時はワンコインにすべきだろ。 電飾自体は、どうにもピンとこない出来栄え。 感動が薄い。こういうのに慣れすぎなのかもしれない。 あとは、駐車料金を考慮してしまうし。貧しいね。 ただ、今年は温かくてよかった。まったく春の空気。 帰り道も窓を開けてちょうどよい、気持ちのよい夜だった。 凍結の心配がないっていうのは、素晴らしいとも思った。 081222(月) 日曜日の夜に、なんでみんな出かけてるの、って。 昨日の宮ヶ瀬湖渋滞の時に思ったけれど。 今日、有給でも盗れば、普通に3連休なのよね。 それで、全体的に人が少ないんだと、いろいろ納得。 ボクは仕事だったので、普通に働く。 昨夜、遅かったので、恐ろしく眠くてだるいけど。 こういう時の方が、辛い仕事をできてしまうのよね。 明日、休みだからというのもあるにはあるけれど。 それにしたって、無理をしたなぁ、とは思った。 081223(火) 一日中、家で調べ物。 一人旅でないと、いろいろ難しい。 ここまで悩んだのは初めてなのかも。 無理無茶無謀が使えないのが、とにかく辛い。 さりとて、本質的に厳しい切符での旅行だし。 許容範囲がわからないって、大変だと思った。 それにしても。それにしても。 普通に食事で破産しそうなんだけども。 つか、ぜひともそうなってほしいものだと。 そういう願望を込めた行程にしておいたけれど。 こちらの希望どおりになってくれるのかどうか。 これは楽しみ。 081224(水) 地元の駅に戻ると、子供たちが歌っていた。 その横にあるケンタッキーには大行列ができていた。 どうやら、クリスマスイブだったらしい。なるほど。 そんなイベントがあるなんて、すっかり忘れていた。 忘れたくても忘れられないような生活をしたかったけど。 サンタさんには、ぜひ、そういう生活を貰いたいけど。 おっさんにはくれないだろうなぁ。 世知辛い。 081225(木) 旅の準備を、ちょこまかと行う。 したら、明日明後日、日本海側が大荒れって。 そりゃね。そりゃ、雪は見たいですよ。雪は。 でも、風はいらないのに。強風は不要なのに。 抱き合わせで来るらしいので、参ったな、と。 一応、明日の夕方までは様子を見るけれども。 明日中には収まってほしいところ。 081226(金) そして、日本海側はずたずた。 念のため、迂回路を探してもおいた。 使わないに越したことはないけれど。 運休していた路線も、夕方以降は再開。 なんとかなりそうなので、予定どおりに。 果たして無事に、日本海を乗り切れるのか。 仕事と発熱でへろへろなのに、大丈夫なのか。 不安はいろいろあるけれども、だ。 とりあえず、行ってみることにした。 081227(土) 木曜日からの寒波で、日本海は大荒れらしい。 そこを通る鉄道も影響を受けて、運休遅延の大混乱。 なので、悩んだわけですよ。大丈夫なのかな、って。 そんなところで足止めを喰らうと、身動き取れないし。 強行軍にはなるけれど、太平洋側こそ正義じゃねって。 ぎりぎりでの選択は、荒れ狂う日本海廻り。 理由は、そこを通る寝台列車が運休しなかったから。 なにかあれば、すぐに取り止めなJR東日本なのに。 寝台を走らせるということは、大丈夫ということ。 それに、1日中乗りっぱなしな太平洋は嫌だったのです。 新宿発の夜行列車に乗り込んで、向かうは新潟。 高崎を越え、沼田辺りから、薄っすらと雪が見え出した。 夜中の水上は、完全に雪景色になっていた。 寝たり起きたりを繰り返しながら、新潟に到着。 する直前の車内放送で、実に嫌な情報を聞くはめになった。 羽越線の酒田と象潟の間は、午前中は運休、って。 そこはまさに、これから向かおうとしていた区間。 とりあえず、接続の快速に乗り、考える。 運休区間が、午後に再開となるのかどうか。 迂回するとすれば、坂町か余目で決めないといけない。 決定打となる情報もないまま、電車は北へ北へ進む。 外は強風らしく、列車を撫でる風が、すごい音を立てる。 そのうち、規制がかかったのか、歩みが遅くなった。 よれよれと、どうにかこうにか、坂町へ。 同行者の意見もあり、ここで米沢への迂回を決定。 待ち時間は長いけれど、先が読めないよりはよい。 一応、迂回路となる米坂線は、通常通りらしいし。 駅の小さい待合室で、始発をじっと待つ。 新潟方面へと向かう高校生なども、ひたすらに待つ。 強風の影響で、上りも下りも、乱れまくりになっていた。 ようやくと入線してきた米坂線の始発列車。 意気揚々と乗り込んだものの、ここで悲しいお知らせが。 遅れている新潟行の列車との接続を取ってから発車、って。 それはよいとしても、30分ほど遅れて出発らしい、って。 米沢で、こちらの予定している普通に接続してくれるのかしらん。 不安にはなるけれど、どうにかする手段もないわけで。 雪の中、ただただひたすら待つしかなかった。 約45分ほど遅れて、米坂線の列車は出発。 さすがに始発が7時台の路線。乗客は、まばらな感じ。 景色は、山間のローカル線。急ぐでもなく、淡々と走る。 これはさすがに回復は無理だろうと、諦めつつ眠った。 ら、米沢着がほとんど定時だったのには驚いた。 ダイヤに余裕があったのか、運転手が頑張ったのか。 おかげで、近くにあるマックスバリュに立ち寄れた。 購入したのは、朝食のいなり寿司。隣のダイソーで耳当て。 米沢からの奥羽線は、特に遅延がない模様。 やってきた各駅停車で、ひたすらに、北へ北へと登っていく。 が、新幹線が遅れ気味らしく、その待ち合わせを強いられる。 当然、山形着もずれこむけれど、受けの電車も同じだった。 山形までの2両とは違い、新庄行の2両は混雑気味。 天童で着席すると、いつの間にやら夢の世界に飛んでいた。 目が覚めたのは、新庄手前。ずいぶんと、電車がのろい。 山形は快晴だったのに、こちらは、どんより曇り空。 しかも、強風気味。それで、ちんたらしているらしい。 どうにか着いた新庄は、定刻より40分ほどの遅れ。 それはよいとしても、いるはずの電車がいない。 10分ぐらい待っていてくれたって、バチは当たらんだろ。 これには参ったけれど、いないものはいないわけで。 ホームで配っていたチョコを食べ、ひとまず改札を出た。 最初に向かうは、みどりの窓口。 時刻表を持たないボクが、時刻を調べるにはここしかない。 次の電車は、1422発の秋田行。その先の接続を追っていく。 一応、各駅だけでも青森に間に合うけれど。けれども。 2239着というのは、はまなすの着席を考えると怖い。 次点は、大館から特急別払い。でも、2201着で怖い。 そうなると、秋田から特急別払いということになるけど。 2000着は悪くないけれど、5000円という金額が痛い。 つか、普通に普通が待っていてくれさえすれば。 新幹線との接続を優先したにしても。嗚呼。 悩む時間も必要だったので、駅前をぶらぶら。 駅前に、一軒、ぽつんとあるコムサが健在で嬉しかった。 が、風の強さと寒さに、それ以上の探索は不可能。 駅中施設の、ちぇれんこというラーメン屋で休息した。 にららーめんを食べながら、三択で悩む。 ひとりなら大館から特急だけど、同行者がいると。 ましてや、この先の遅延で、はまなすに乗れないのも怖い。 結局、5000円を支払って、秋田から特急することにした。 改札をくぐると、秋田行は、とっくに入線中。 しかも、2両編成は大混雑気味。当然のように立ち席だった。 大半の人が、新幹線からの乗り継ぎ客だったらしい。 手に持っているのは、ひよことか、東京ばななとか。 その人たちは、新庄から1時間、湯沢でがつんと下車していく。 これで座れたものの、少しづつ遅延気味。大丈夫かい。 心配しながら、またもや眠る。なんだかんだと疲れてるのね。 起きたのは、秋田の手前。時計を見て、ちとびびる。 特急の発車時間ぎりぎり。接続、取ってくれるのかしらん。 その不安を打ち消してくれたのは、車内放送だった。 どうやら待ってくれているらしい。これで一安心。 とはいえ、勝手知らない秋田駅。 おまけに、特急ホームが、ちといびつな位置にあった。 滑りたくはないけれど、乗り遅れたくもない。 小走りに階段を下っていくと、特急の車掌さん。 走らなくても大丈夫だから、って。そうなんだけど。 青森行のかもしか5号は、3両編成。 自由席は、ほとんど埋まっていたけれど、着席はできた。 ただ。ただ、えちごと似た車両で、特急料金は。 ちょっとしっくりこないけれど、仕方がないわね。 車内清算をして、ようやくと落ち着くことができた。 外はもう、真っ暗。 予定は狂いまくりで、温泉も無理っぽい。 今こそまさに、ゆっくり浸かりたいのに。 大鰐温泉で下車して、さっぱりしたいのに。 ただ、懸念材料のはまなすには間に合いそうだし。 温泉よりも、夜行の着席権の方が重要なのです。 順調と思っていた特急だったけれど。 青森駅の手前で、特急2本との交換を強いられる。 秋田の時点での遅れもあり、青森着は30分遅延。 それでも、辿り着けただけでもありがたい。 到着後、すぐに改札に行き、はまなすの確認。 運休はないとのことで、気持ちが楽になった。 自由席の列に荷物を放置しに行くと、一列6個程度。 面白いことに、最後尾車両部分には、列ができていない。 発電機音を嫌ってのことなら、皆さん、お詳しいのね。 ボクは、前回と同じく後ろから2両目。静かな車両へ。 遅い夕食は、新しくできたらしい駅前のココイチで。 温かいカレーが、ずいぶんと美味。ただのカレーなのに。 その後、コンビニで夜食を買い、ちんたらとホームに戻った。 外は、強い風と雪で、荷物にも雪が積もっていた。 しばらく待合室で待機していたら、人が走ってきた。 時間にして、2145。遅れていた東北線組の到着らしい。 それでも、列には14、5人ほど。並べば座れそうな雰囲気。 朝、快速で見た人もいて、日本海組も無事だったみたい。 小さい事件は、入線直前になってから。 遅延の混乱で、はまなすのホームが変更になることに。 それが、反対側との放送直後に、列が乱れまくり。 最後尾だった人が先頭になり、先頭の人は最後尾に。 全員が座れなかったら、事件になっていたかも。 遅れていた、奥羽線の最終を受けて、はまなすも発車。 北海道にさえ入ってしまえば、あとはもう、大丈夫。 ダイヤ乱れの疲れもあって、あっさりと眠ってしまった。 新宿 *2310 (3763M/MLえちご/\1890/\510) 新潟 0451 *0454 (3921M/快速) 坂町 0534 *0712 (1128D) 米沢 1000 *1042 (435M) 山形 1126 *1129 (1431M) 新庄 1233 *1422 (2447M) 秋田 1725 *1730 (2045M/かもしか5/\4940) 青森 2000 *2242 (201/はまなす) 札幌 0607 105、米沢ダイソー。耳当て。 298、米沢マックスバリュー。いなり。 750、新庄駅ちぇれんこ。にららーめん。 4940、秋田駅。かもしか5号。 680、青森ココイチ。 245、青森コンビニ。夜食。 7018。 081228(日) 道中、目を覚ましたのは函館のみ。 新札幌あたりまで、意識を失っていた。 終点の札幌着は、遅れもなく定時だった。 1月以来の札幌は、やっぱり寒い。 車内との温度差もあるし、起きたてだし。 なにより、昨日は風呂に入ってないし。 やはりここは、朝風呂したいところ。 その前に、荷物を預けにホテルへ。 今回、お世話になるのはサンルート。 北口3分なのに、10分かかったのは迷ったから。 いい加減、地図を見ることを覚えないと。 フロントは、早朝なのに、ばか丁寧。 ずいぶんと身軽になったところで、観光開始。 観光といっても、普通のではないけれど。 今日は、地下鉄中心なので、さっぽろ駅へ。 事務所でフリー切符のドニチカを買っておく。 500円で乗り放題は、初乗りを考えると安い。 まずは、東豊線の終点、福住へ向かう。 ここは、札幌ドームの最寄り駅、らしい。 地上に出て、しばらくも歩くと、普通にあった。 後楽園が基準なボクとしては、変な感じ。 というか、ここまで地下鉄作ればよいのに。 なんで、あとちょっとを伸ばしておかないのよ。 そうすれば、温泉も微かに楽に行けたのに。 幹線道路を歩くこと、駅から約25分。 慣れない雪道を考えれば、妥当なのかも。 ようやくと、この旅、一発目の温泉に侵入。 施設の名前は、つきさむ温泉。土地の名前らしい。 和食ファミレスのとんでんの系列らしい。 これが、ずいぶんと立派な建物で驚く。 日帰り温泉というよりは、健康ランドなのかも。 1日中、だらだらと過ごすのが正しいように思えた。 お風呂場があるのは4階だった。 浴室は、大きなガラスで開放感もあり、とても広々。 車中泊の汚れを、じょりじょりさっぱり流し、浴槽へ。 中心にある木製のそれは、どうやら沸かし湯らしい。 つか、ここのお湯は黒湯なので、すぐにわかる。 浸かってみると、意外なことに、ぬるっときた。 激しいぬるではないものの、しっかりとぬるぬる。 肌をこすってこすって、ぬるぬるを密かに楽しんだ。 さんざんに温まってから、サウナ用の水風呂に浸入。 この水風呂が源泉らしい。温度は22度。さすがに冷たい。 少し浸かって、すぐに出る。かぜは引きたくないし。 もうひとつ、別源泉の掛け流しの湯船もあった。 が、こちらは湯張りの最中。浸かることは叶わなかった。 けっこう黒が濃かったらしいので、気にはなるけれど。 ぬるぬるが強かったら、かなりがっかりするなぁ。 こういう施設なので、当然のように露天風呂もあった。 内湯に比べると狭いけれど、湯船がふたつは贅沢だわ。 積もった雪を眺めながらのお風呂は、とても気持ちがよい。 この旅では、雪見露天はないと思っていたので、嬉しい限り。 全体的に、よい施設ではあったけれど。 朝風呂600円(税込730円)っていうのは、ちょいとどうかと。 そういう表記は、お手頃感を薄めるだけなので。 すっきりさっぱりした後は、次の観光地へ。 当然ながら、地下鉄移動。東西線に乗り換え、二十四軒へ。 外は晴れてきたものの、冷え込みはまだまだ厳しい。 寒いのが苦手なボクとしては、とても辛い戦いだった。 やって来たのは、札幌中央市場の場外。 函館の朝市を、とても小さくしたような、普通の市場。 お土産を買い、とっとと送ってしまいたかったので。 こういう場所で問題になるのは、当然ながら、お店選び。 ネットで調べたところ、佐藤水産が悪くない、とのこと。 店に入って、悪くない、という評価の意味を理解した。 基本的に、こちらが声をかけるまで、ほったらかしらしい。 あちこちにある試食をつまんでもつまんでも、ほったらかし。 欲しい欲しい感を全身から出しても、かまってくれなかった。 品物がどうかは、送って食べてみないとわからないけれど。 うっとうしい客引きをしないというのは大正解だと思う。 ゆっくりと品物を選び、ほっけやらかにやら塩うにやらを選択。 配送の手配も手馴れた感じで、次があるならまたここで。 朝食代わりに、名物らしい大きなおにぎりを購入。 お茶と汁と座席は用意されていたので、しばし休息。 すじこたっぷりのおにぎりをほおばりながら、次を考えた。 モエレ沼公園、という候補もあったけれど、これを回避。 素直に南平岸へ向かい、HTB関係を潰したのち、小樽へ移動。 それでよいとのことなので、次の観光は南平岸に決まった。 東西線、南北線と乗り継ぎ、1年ぶりに南平岸へ。 昼前なのに混雑しているトリトンで寿司を喰らい、坂を登る。 開いていて当然のはずのHTBロビーは、早くも年末休暇中。 がっかりというよりも、さすがはHTBと感心してしまった。 隣の公園に行くと、子供たちが普通に雪遊びをしている。 その中で、あーでもないこーでもないは、前回と同じ行動。 進歩がないというか、でも、好きな人は、そう動くわな。 地下鉄ですすきのに戻り、今度はHTBグッズ店を襲う。 この旅の本来の目的である、onちゃんストラップ。 品切れが怖かったが、たくさんあったので、たくさん買う。 これでもう、ボクとしては満足。あとは余興みたいなもの。 というか、500円の品物のために、ずいぶんと時間と金を。 すすきのといえば、やはり場外馬券売り場。 せっかくの有馬記念。3000円ほどぶちこんでみた。 結論からいえば、外れちゃったわけですがね。 にしても、有馬記念なわりに、人が少なかったなぁ。 雪のない中山競馬場の映像が、妙に新鮮だったなぁ。 そのまま札幌駅へと、地上を移動する。 大通り公園、テレビ塔、時計台と、軽く流す。 外気温は-1度。その割に、ずいぶんと寒く感じる。 前回は、-9度でも探索に行く勇気があったというのに。 なので、駅ビルに逃げ込み、ユニクロやGAPを視察。 温かい建物の中で、いつものヤツを見るのは楽ちん。 というか、もう、外の観光はダメな身体なのかもしれない。 さっくりと札幌観光を終え、次は小樽観光へ。 往路は電車。ここは、景色が見える時間に乗りたい区間だった。 理由は、日本海沿いを走るから。海を見たかったらしい。 想像していたよりも、海が線路に迫っていて驚く。 これは、海が荒れた日は、運休になりそうな雰囲気。 けれども、観光客としては、荒れた日本海を満喫できてよかった。 小樽の手前、小樽築港で途中下車。 鉄道の駅っぽくない改札を抜け、連絡通路をなぞっていく。 向かう先は、前からの憧れだった、超大型ジャスコ。 今となってはアレだけど、郊外型の店舗って夢の世界だったし。 そのジャスコも、家主が変わったみたいだけど、建物はいっしょ。 憧れの世界も、ごくごく普通の大型店。慣れって怖いわ。 ただ、ヒルトンホテルが入っているのは、変な感じでよかった。 にしても、石原軍団博物館は、どこにあったのかしらん。 夕方近くにもなれば、外はもう暗め。 一駅隣まで、南小樽まで乗り、ここから散歩する。 前回も同じことをしているので、新鮮さは薄い。 つか、吹雪までいっしょというのがやり切れない。 観光地である運河もびゅーびゅー。とてもとても寒い。 なにをする気力もなくなり、駅前の長崎屋に退避。 やることをやったという判断で、札幌に逃げた。 帰り道は、どういうわけか高速バス。 電車なら無料なのに、わざわざお金を払ってバス。 しかも、綺麗な夜景を見ることもなく、さっくりと寝る。 利点といえば、時計台のすぐ近くで降りられること。 照明に飾られた大通り公園や時計台をさらりと見学。 そのまますすきのに流れて、sho-rinでスープカレー。 ずいぶんと観光客が多くて驚く。そんな有名なの? 味の方は、たぶん、前回と変化がなかったはず。 これにて、本日の観光は終了。 あとは、冷やした身体を温めるために、風呂に行くだけ。 遠くて歩くのは嫌だったので、札幌から一駅の、桑園へ。 ここは、札幌競馬場の最寄り駅。行ったことないけど。 そして、北のたまゆら桑園店の最寄り駅でもある。 高架線の下を、3分も歩かないうちに温泉出現。 いかにも近郊型のスーパー銭湯で、駐車場は車でいっぱい。 狭めの受付付近は、出入りする人で、やっぱりいっぱい。 ただ、浴室は、それほど窮屈ではなかった。広くはないのに。 こういう形態にしては珍しく、露天も内湯も温泉だった。 本当に、ほんの微かな塩味以外、温泉らしさはないけれども。 身体を清めて温められれば満足なので、不満はなかった。 帰り道に、駅前のジャスコでお買い物。 パンの詰め合わせが安かったので、ついつい手が出る。 ひとりだったら、明日はこれでしのいでしまうぐらいの量。 今回の旅は、そういう意味では、出費が多いのよね。 ようやくとホテルに戻り、ぐったりとする。 久しぶりのベッドが、なんとも気持ちよい。 つか、人間って横にならないとダメなのよね。 こういうことをするたびに、つくづく、思い知らされる。 札幌 1530 (3442M/区快いしかりライナー) 小樽築 1602 1702 (3446M/区快いしかりライナー) 南小樽 1705 小樽駅*2015 (中央バス/高速おたる号/\590) 時計台 2110 札幌 2230 (276M) 桑園 2233 2349 (646D) 札幌 2352 8900、札幌サンルート。 500、さっぽろ駅。ドニチカ。 730、月寒つきさむ温泉。 13842、札幌中央市場。佐藤水産。 1322、南平岸トリトン。 2500、すすきのHTB売り場。 3000、すすきの場外。有馬。 105、小樽築港ダイソー。手袋。 440、小樽築港六花亭。バターサンド。 590、小樽駅。高速おたる号。 980、すすきのsho-rin。ラムカレー。 420、桑園北のたまゆら。 270、桑園ジャスコ。パン。 33599。 中山10R。馬複10-13\3000。 081229(月) 気温は、小樽や札幌と同じ。 なのに、あまり寒く感じない。 雪のせいなのか、土地のせいなのか。 旭川の印象は、前回といっしょだった。 違っていたのは、バス乗り場の行列。 年内最終日だからなのか、ずいぶんと長い。 感心したのは、バス会社の人がいたこと。 そして、即座に対応し、バスを呼んだこと。 こんなになったのは初めてだ、と。 その人がつぶやくくらいの状況だったし。 すると、定期便の他に、臨時便が続々と来た。 この準備のよさ、反応のよさは素晴らしかった。 臨時便の立ち席で、旭山動物園まで40分。 開園前の列は、バスに比べると短い感じ。 けれども、時間が経つにつれてけっこうなことに。 観光バスも、続々到着。どんなことになるのやら。 今回のお目当ては、ペンギンの野外散歩。 雪不足が原因で、始まったのは昨日から。 来場者が多かったのは、それも理由のひとつかも。 冬の旭山に来て、これを見ないのはもったいないし。 そんなわけで、最前列でペンギン。 おっさんが言うのもナニだが、やはりかわいい。 新雪に飛び込んだり、柵紐を食べたり、羽をいじったり。 これを間近で見られたので、十分に満足した。 あとは、日本人らしく猿。下から見る猿。 交尾を見ていると、とても幸せな気分になった。 あとは、アレナニしてるの、と親に聞く子供がいれば。 意外と並んだのが、北極くま館。 係員さんが、今日は大変だ、とぼやいていた。 それでも、たぶん、夏に比べれば少ないんだと思う。 並んだといっても、5分程度だったし。 二度目の旭山動物園を堪能し、旭川へと戻る。 帰りのバスも臨時を出していて、しかも着席できた。 遊び疲れて寝不足で、ここは睡眠時間となったけれど。 遅い昼食は、旭川らしく旭川らーめんで。 前回、こってりでがっかりした、まつ田に再挑戦。 あっさりの塩を食べてみたら、あっさりの塩味だった。 文句はないけれど、絶賛もない、平凡な美味らーめん。 あっさりしょうゆの方も、とりたてて感動はなし。 人を連れてくるには、危険が少ない店なのかもしれない。 旭川駅で電車を待っていると、特急が来た。 旭山動物園号という、派手な車体の列車だった。 見物しに行くと、剥製を使った席があるのに気がついた。 これが、けっこう現実的で、ボクは怖いと思ったけれど。 座った子供は、今夜は悪夢にうなされるだろうな、と。 でも、想像と違い、恐ろしく人気があった。 子供は、喜んで座っては、親に写真を撮ってもらっていた。 その親もはしゃいでいた。それが自然の反応なのね。 貧乏人は、往路も復路も各駅停車。 特に混雑もないのは、3両編成だからかしら。 同業者らしき人も、少なからず見受けられた。 前回と同じく、温泉のために途中下車。 知らないと読めない、妹背牛という駅に降りる。 駅前通りもあるし、家もけっこう連なっている。 けれども、とても静かで、こういう雰囲気は大好き。 雪と氷の道を、ずんどこずんどこ進む。 途中、道路工事中で、歩行者は迂回とのこと。 それはよいけれど、夕闇の中では、道がわからない。 看板に従うと、新雪ずっぽりで、進めない状態だし。 仕方ないので、適当に違う道を探して、遠回りする。 幸い、北海道らしい碁盤の目状なので、迷いはしなかった。 妹背牛温泉ペペルには、駅から25分ほど。 1.5kmで25分。さすがにこれは、かかりすぎ。 次の電車のことを考えると、10分ぐらいしかいられない。 おかしいとは思いつつ、大慌てで入浴することになった。 全体的に、ちょいと古めの公営温泉、という雰囲気。 時間帯もあり、地元の人たちで、ずいぶんと賑わっていた。 そんな中、さらっと身体を洗い、大急ぎで湯船にどっぽんする。 外にいた時間が長かったこともあり、とても気持ちよい。 じんわりと温まる感じがしたのは、ぬるめの湯だからか。 色は、薄く黄色。味や匂いは、特に感じなかった。 面白かったのは、寝湯の浴槽。 飾り気のない白い陶器は、家庭用のそれっぽい。 この浴室の中では、微妙に浮いた存在になっていた。 一応、露天もあったけれど、時間がね。 というか、もうちょっとゆっくりしたいお風呂だった。 余裕のない温泉を終え、駅へと急ぐ。 すると、10分程度で到着してしまった。 これはおかしいと、待合室の時刻表を見た。愕然とした。 上りと下りを見間違えていたらしい。そりゃ。 それならば、もっともっと堪能できたというのに。 しかも、同行者がいるだけに、さすがに申し訳ない。 当然ながら、謝り倒してやらないこともなかった。 つか、きちんと確認しないから。 落ち込みながら、やって来た電車に乗る。 どこからか湧いてきた、高校生の集団といっしょに乗る。 それでもさすがは3両編成。座席は十分に空いていた。 とはいえ、この電車に乗るのも15分程度。 滝川で下車して、名物らしい松尾ジンギスカンへ。 駅前にあるわけではなく、ペペルと同じく1.5kmほど先。 駅基準にすると、斜めな碁盤の目が、ちと気持ち悪かった。 本店だし、夕食時だし、年末だし、混雑必至。 そう覚悟していたものの、特にそういうことはなし。 というか、見た目よりも奥行きがあるのか、店が広いらしい。 それに、食べ放題の店にしては綺麗なので、使い勝手はよさそう。 注文したのは、松尾ジンギスカンの食べ放題コース。 一番、安いものを選んでみたけれど、とにかく量が多い。 最初から、しめのうどんまで出されては、勝負が辛い。 全体的に美味しくいただけたものの、最後は消化試合気味。 ぱんぱんに膨れた胃袋で、駅まで歩くのは厳しかった。 食事も終われば、あとはもう、札幌まで帰るだけ。 本当は、森林公園の温泉に立ち寄りたかったけれども。 いろいろと、さすがにぐったりなので、ここは大人の対応。 ホテルに戻ると、昨日以上に、即睡眠。 明日もまた、早起き。睡眠時間、絶対的に足りなすぎ。 まぁ、いつものことではあるけれど。 400、旭川バス。旭山まで。 800、旭山動物園。入園料。 400、旭山バス。旭川まで。 750、旭川まつ田。あっさり塩。 500、妹背牛ペペル。 2750、滝川松尾ジンギスカン。食べ放題。 5600。 札幌 *0602 (921D) 旭川 0911 旧アサヒビル前*0935 (旭川電気軌道バス/\400) 旭山動物園 1005 *1400 1条通9丁目 1440 旭川 *1609 (2232M) 妹背牛 1641 1810 (2246M) 滝川 1825 *2038 (2264M) 岩見沢 2120 *2131 (272M) 札幌 2213 081230(火) 今回の修行の特徴は、新鮮さがないこと。 理由は簡単で、過去2回の行程の練り直しだから。 切符の特性もあり、選択肢が少ない、というのもあるけど。 今日の、札幌から函館までの道程もまた、初回といっしょ。 ただ、経験が生かせるのは、悪くないけれど。 小樽に早めに来たのは、その経験から。 ここから長万部まで、前回は、とても短い1両編成。 これに座れないとなると、3時間、立ちっぱなしになる。 実際、列車を待つ列は、短くはなかったし。 でも、やって来たのは2両編成の列車。 年末で増結しているのか。それともいつもどおりなのか。 なんにしても、席にあぶれる人がいない状態だった。 小樽から長万部まで、その大半が山の中。 さんざんと見てきた雪も、ずいぶんと深くなった気が。 乗客の出入りは、駅に停まるたびに、少なからずあった。 年末年始をニセコなどで過ごす人やら、過ごした人やら。 ただ、長万部に抜けてどうするつもりなのかしらん。 函館に行くつもりなのか。他に道があるのか。 雪を眺め続けること3時間。 辿り着いた長万部では、2時間ほどの接続待ち。 でも、長万部には温泉があるので、都合はよい。 同じ目的の、大荷物の女子ふたりが先導する。 ストーカーみたいに、そのあとをぴったりつける。 錆錆の歩道橋を渡り、温泉街でお別れとなった。 こちらが目指していたのは、金丸旅館、という宿。 全体的には、ごくごく普通の、旅館な感じ。 受付のおっちゃんが、妙に元気なのはよかった。 旅館としては、特徴のない浴室に、湯船はふたつ。 ひとつが44度の熱め。ひとつが41度のぬるめ。 長万部温泉は鬼熱な印象だったので、これは嬉しい。 お湯は、薄っすらと黄色く、海に近いからなのか、塩味。 よく温まる、冬場にはもってこいの温泉だと思う。 金丸旅館の特徴は、露天風呂があること。 露天といっても壁なので、屋外風呂っぽい。 こちらは、内湯よりもさらにぬるめな39度。 今日の長万部は、それほど寒くはなかったけれど。 それでも、39度ともなると、出るに出にくい。 露天で長湯をしていて、嫌なことに気がついた。 けっこう大きな垢や苔が、ふわふわしていたことに。 内湯にはなかったので、単純に、清掃不足だと思う。 おけである程度は捨てたけれど、まだまだあった。 売りの湯船がこれは、ちと、まずいのでは。 内湯で温めなおして、駅へと戻る。 昼食は、駅横にあるおそば屋さん。合田。 夏に食べた時、そのばさばさ感に驚いたけれど。 今回は、そんなに酷くなく、普通に食べられた。 どうしてこんなに違うのか。不思議ではあった。 食後、雪を掻き分け、太平洋とご対面。 案外と海と会わない旅なので、ちょいと新鮮。 駅に戻れば列車の時間。ホームには、6、7人ほど。 温泉に行っていた女子ふたりも、その中にいた。 つか、ほとんどの人は特急に乗り継いだらしい。 これで座れないことはないので、一安心する。 なにせ、やって来たのは1両編成。ここも3時間だし。 いかめしで有名な森までは、海沿いも多い。 穏やかに荒れている太平洋を、しばらくは満期できた。 森から先は、山の中。エンジンを唸らせて登る。 大沼を抜けて、山を下り始めると、もう函館な感じ。 今日の終点へは、定時に到着。 雪は少ないものの、風が冷たい。かなり厳しい。 特に、長万部が暖かかっただけに、温度差にやられた。 ホテルは、駅から10分ほどのパコ。 特に不満のない、小綺麗なビジネスホテルだった。 にしても、冬の北海道のホテルは、安くてよいわね。 荷物を放置し、夜の函館観光に出発する。 こう書くと意気揚々だけど、本音は、寒くて辛かった。 最初に向かったのは、ホテルからだと近い、函太郎。 評判の回転寿司屋さんで、前回も立ち寄っているお店。 つくづく、今回は新規開拓していないのね。 人気店だけあって、夕食前でも満員状態。 それでも多少は早いので、あまり待つことはなかった。 味は、人気店だけあって、不満のないもの。だと思う。 ただ、いろいろな意味でのんびりな店になっていた。 前からそうだったのかもしれないけれど。うーん。 食後は、大きなサイドチェンジで函館市電へ。 やって来たのは、ずいぶんと派手な電飾電車。 車内は、クリスマスっぽい飾りつけで賑やかだった。 目的の駅で下車する前に、1日券を買う。 さすがにこんな時間なので、運転手さんに心配された。 ただ、3回以上乗れば元は取れるので大丈夫なはず。 つか、路面電車で距離別運賃はやめてほしいなぁ、と。 降り立ったのは、湯の川温泉。 今まで、立ち寄る機会がなかったので、今度こそ、と。 気合を入れてみたものの、目の前で転ぶ人がいて意気消沈。 完全なブラックアイスバーンだもの。こりゃ怖い。 ここは、大きなホテルの立ち並ぶ温泉街。 その合間に、共同浴場のような銭湯が5件ほどあるらしい。 今回は、その内のふたつに立ち寄ってみることにした。 ひとつ目は、永寿湯。 見た目は銭湯っぽいけれど、中は銭湯っぽくない。 番台ではなく窓口だし、簡単な休憩所があるし。 ただ、お姉さんが美しいので、万事よいのだけれど。 銭湯を感じたのは、浴室のカランの配置。 とにかく数で勝負されると、銭湯に見えるらしい。 銭湯らしさといえば、当然ながらの熱湯風呂。 ここが有名な理由のひとつは、その温度とのこと。 一応、湯船はみっつあって、高温中温低温、らしい。 一応、温度はそれぞれ、47度、44度、41度、らしい。 となれば、とりたてて騒ぐようなことはないけれど。 体慣らしにと、低温風呂に入ってしまえば理解する。 絶対に、41度なんかじゃない。44度はあるはずだ、と。 掛け湯して掛け湯して、意を決して突入して。 やってくる痛みに耐える気もなければ、すぐに脱出。 たった10秒も我慢できないとは、子供以下だけど。 10なぞ数えていたら、湯だってしまうのは確実。 だって、10秒以下だって、ぽっかぽかだし。 そんな状態なので、中温以上は自粛。 一応、掛け湯はしたけれど、入れたものではない。 特に高温は、地元の人ですら入っていなかったし。 たぶん、浸かれる人は長老級なんだと思う。 ちなみに、お湯は透き通るような透明さ。塩味。 この熱さに塩だもの。そら、ぽかぽかするわ。 こんな状態でも、もう1湯、果敢に挑戦。 対戦相手は、植物園前にある、日の出湯さん。 道を挟んだ隣には、根崎湯さんもいらっしゃる。 だが、ここはマニヤの人気度で日の出湯さんにした。 こちらは、番台がある普通の銭湯風。 広めな脱衣所もまた、銭湯な感じがする。 面白いのは浴室というか、ふたつある浴槽。 ひとつは脱衣所側で、いかにも中心的な浴槽。 少し白っぽいお湯で、少し硬っぽい塩な味がした。 永寿湯と同じ熱湯系なのは、湯の川の特徴なのかも。 浸かると指先が痛いので、44度はありそう。 もうひとつは、奥にある、コンクリむき出し浴槽。 源泉を小柄な土嚢でせき止めているのが、特徴的。 ただ、お湯としては、温度を含めて中心部と変化がない。 だとしたら、別にふたつに分けなくても、と思っていた。 が、やってきた地元のおっちゃんで、納得できた。 入ってくるなり、水をじゃばじゃばじゃばじゃば注ぎ込む。 風呂桶で、それをぐーるぐるぐーるぐるとかき回す。 しばらくそれを続け、料理人のように味見ならぬ温度見をし。 納得したのか、水を止め、ざっぱーんと浸かりやがった。 ちょいっと手を入れると、これがまた、よい温度。 別にひとり用ではないし、5人くらいは入れる広さだけど。 そう使われると、ちとお邪魔しにくかったので。 おっちゃんが出てから、じっくりと楽しませてもらった。 要するに、好き勝手に使ってよい湯船なのね。 そういえば、どこかの記録サイトに書いてあった気が。 でもまぁ、観光客がいきなりそれは、やりにくいわ。 女湯の方では、小6ぐらいの子が普通に入浴していたらしい。 別府もそうだけど、その辺は英才教育というか、慣れというか。 39度のお湯なんて、プールぐらいの感覚になるのかしらん。 ふたつの激闘を終え、完全憔悴気味。 身体を急激に冷やす必要性から、ソフトクリームを食べに行く。 コーヒールームきくち、という、湯の川の名店へ。 だが、さすがは年末。観光地といえど、普通にお休みだった。 ぜひとも、3種類で戦いたかったのに。まったく残念。 ヤンキー車が、坂道発進でずるずる滑る様を見ながら。 つか、ずいぶんと凍結しているのね。みんな滑ってたし。 でも、市電の方は滑ることなく、函館駅方面へと走る。 函館駅では降りないで、十字街まで行く。 ベイサイドに向かう途中、ラッキーピエロとはせがわを発見。 こんなところにあるなんて、ベイサイド、恐るべし。 ベイサイド自体は、とてもひっそりとしていて怖かった。 やっぱり氷点下の中ではしゃぐ人は、そうそういないわな。 終電間際の市電で駅前に戻り、これで1日券の元は取った。 ホテルに帰る前にラッキーピエロに向かい、夜食を食べる。 佐世保ほど高くなく、それでいて、やはり美味。 この為だけに、函館に来てもよいなぁ、と思わせてくれる。 食に興味がないのに、函館だけは、食べてみたいものばかり。 きくちの件もあるし、また来ないとダメなのかもしれない。 450、札幌駅キオスク。朝食。 500、長万部金丸旅館。 600、長万部合田。さるそば大盛。 110、長万部駅キオスク。牛乳。 4800、函館ホテルパコ。 1200、函館函太郎。すし。 600、函館市電。1日券。 420、湯の川温泉永寿湯。 420、湯の川温泉日の出湯。 380、函館ラッキーピエロ。エッグバーガー。 108、函館コンビニ。ヨーグルト。 9588。 札幌 0653 (120M) 小樽 0739 *0807 (2923D) 長万部 1113 *1324 (2844D) 函館 1612 081231(水) 北海道最終日にして、大晦日。 でも、大晦日の実感が、まったくない。 旅に出てしまうと、こんなものなのかも。 函館の早朝といえば、朝市。 ぶらりと見ても、ぴんと来なかったらしい。 ので、自由市場の方に行ってみた。 客引きだけの朝市とは、天と地の差。 じっくりと見て、さっくりと買っていた。 というか、客引きって利がないと思うけど。 朝食は、自由市場の中の麺忠。 おっちゃんおばちゃんの、家族経営なお店。 その雰囲気は悪くないんだけれども。 ミニいくら丼で600円はよいのだけれども。 いかんせん、恐ろしいくらいに自分の速度。 せめて、作っている途中で客引きはやめておくれよ。 時間に余裕がない人には合わない店だった。 でも、なんか憎めないんだよなぁ。 北海道の最終走者は、スーパー白鳥。 1680円の別払いで、青森まで乗せてもらう。 指定が空いていたので、自由もだろうと思ったら。 意外にも満席寸前。座れたのは運がよかった。 つか、家族連れが多い。どこに行くのやら。 スーパーな白鳥に乗るのは、今回が初めて。 この車両には、青函トンネルの通過時間が書いてあるのね。 おかげで、国境の青緑照明をきちんと見ることができた。 2時間の快適な特急が終わると、そこはもう、本州青森。 苦労して渡った北海道の旅も、あっさりと終わってしまう。 こうなると、もったいない、って思うんだけれども。 きっぷの特性上、ここが精一杯というのもあるし。 いたらいたで、案外とやることがないのも事実だし。 時間の分配って難しいなぁ、って思う。 青森からは、浅虫温泉行の各駅停車に乗る。 駅前にある道の駅ゆーさ浅虫なら、なにかあるかと。 きっと、ボクの望んでいそうななにかがあるかと。 でも、アポロチョコを基調とした限定ソフトクリーム程度。 それはそれで美味しかったけれどもさ。 つか、素直に風呂に入っておけよ、と思った。 太平洋は強風で、眺めてなんていられなかったし。 浅虫温泉からは、八戸行で南下する。 それなりに流動のある区間なので、立ち席も仕方なし。 野辺地で座り、そのまま終点まで乗り続ける。 上川町や小川原の温泉は、とても魅力だったけれど。 今回の旅程では素通り。年末もやっていたのかしらん。 東北新幹線の終点、八戸にようやくと到着。 さすがに新幹線のいる駅だけに、人いっぱい。賑やか。 お土産なのか、並ぶドーナツ屋さんの箱を持つ人もいる。 あの大味が、こちらでどう評価されるのか、聞いてみたい。 ここから乗る100円バスは、魚バス。 市場へ向かうバスなので、そういう内外装なのだろう。 利用する人も、観光客っぽいので、ちょうどよいのかも。 着いた先は、八食センター。 そこそこ有名らしい市場で、なるほど、なかなか広い。 そして、地元の人も使うので、客引きが酷くない。 多少はあるにしても、ぎらぎら感が薄くてよい。 市場の中には、寿司系統と麺系統の食堂街もある。 買ったモノをすぐ焼いて食べられる、七輪村まである。 全体をぷらぷらしているだけでも、なかなかに楽しい。 同じ品物なのに、向かいの店と値段が違うのもおかしい。 なんというか、居心地のよい、活気のある市場だった。 一応、昼食ということで、麺屋街のそば屋で勝丼セット。 それなりの量なのに650円とは、かなりお得だった。 こういう市場が、もう少し近くにあるとよいのに。 行く場所ない時に、ぶらっと行くのにもよい感じだし。 つか、JRは近くに駅を作ればよいのに、とも思った。 魚バスで駅に戻り、この先の道程を考える。 ここからどうするかで、微妙に悩んでいたので。 ひとつは、青森方面に戻り、そちらの温泉巡り。 ただ、これだと1/2が大変に厳しいので、それがどうかと。 ひとりなら、たぶん迷わないけれど。ふたりだと。 もうひとつは、このまま東北本線を南下するだけ。 途中、寄り道をしながらとはいえ、時間的には楽。 あまり温泉をうろうろできないのは、仕方ないけれど。 結局、ゆっくり帰るということで、後者を選択。 なのに、八戸で乗った電車は、三沢シャトル。三沢行。 ここまで来て、温泉に入らないのは、ちと寂しいので。 終点の三沢駅は、思ったよりも小さい駅。 特に駅前のロータリーは、詰め込んだ系統の小ささ。 隣にある古ぼけた駅は、十和田観光電鉄の駅舎らしい。 地震があったら倒壊しそうな雰囲気が、またよい。 目指す温泉は、広い敷地で有名な古牧温泉。 なにせ、十和田観光鉄道が、敷地内を走るほど。 敷地に入ったというのに、温泉まで5分ほど歩くほど。 看板に従っていけば、見えてきたのは立派な旅館。 和風ホテルともいえるその外見に、早速、気圧される。 ここに、北海道帰りのよれよれが入っていいのかと。 入ってみれば、すぐに従業員さんがやって来ちゃうし。 でも、普通の応対だったので、よかったというか。 ここの新名物らしい新露天風呂は、浮湯。 エスカレーターで地下に降りると、そこはテーマパーク。 お祭りを基礎としたらしい、縁日風なお店が並んでいた。 高級感が売りだと思っていたのに、この落差はおもしろい。 浮湯の受付もその中にあり、そこでお代を支払った。 広い脱衣所は、ごくごく普通の脱衣所。 なのに内湯は、みょーにこじゃれた、デザイナーズ系。 湯気に煙る薄暗い照明と、広々とした木造の湯船。 ここまでで、高級感、縁日、平凡、こじゃれと、差がありすぎ。 その差異を楽しみ、驚いてもらうことも狙いなのかしらん。 もっとも、浮湯の売りは、内湯ではなく、露天風呂。 庭園の池の中に突き出るような露天風呂は、なんとも美しい。 これで、この池すべてが温泉だったら最高なのだけれども。 さすがにそれは無理なようで、ずっと手前で終わるけども。 ただ、お湯に浸かった状態だと、池にいるような気分になる。 そのような設計なのだとしても、広い錯覚は気持ちがいい。 お風呂で眼鏡はしないのに、さすがにここは、してしまった。 お湯の方は、無色無臭。けれども、軽くぬるぬるした。 なによりも、上がったあとのぽかぽか感が、とても凄まじい。 縁日区画のベンチで、しばらく休んでしまったほど。 全体的によい温泉だけれども、ただ、ただ。1200円は。 あと、薄暗いのはよいけれど、照明が少なすぎる気も。 浮湯で満足したけれど、せっかくなので、もうひとつ。 三沢駅から3分もしない距離にある、元湯にも侵入してみた。 というか、浮湯に行く時に通り過ぎているんだけどね。 こちらは、使われ方としては、地元の公衆浴場。 なにせ浮湯の1/4。300円ならば、銭湯よりも安いだろうし。 中身は、昔はこちらが主力だったことを感じさせる作り。 全体的に古ぼけてはいるけれど、入口は立派だし、内湯は岩風呂だし。 それでいて、脱衣所が狭くてよれているのが、また愛おしい。 ボクには、とても熱めのお湯も、公衆浴場っぽかった。 古牧温泉を堪能したら、あとは宿へ向かうだけ。 電車の中で、携帯電話から予約をし、空室に一安心。 八戸からは、第3セクターの2路線で盛岡まで直行する。 18きっぷだと乗れない区間も、ボクの切符は大丈夫。 2時間ほど揺られていたけれど、ほとんど眠っていた。 盛岡着は、21時。 街に繰り出す若者たちと、終着駅に吐き出された。 客のひとりの、終電を気にするおじさんが、なんともおかしい。 夜中の運転はあるのか、と、何度も駅員さんに聞いていた。 世間はやっぱり大晦日なのね。なんとも楽しそうだね。 でも、疲れきっている身としては、そんな余裕はない。 せめて、ぴょんぴょん舎だったけれど、休みだったし。 コンビニで夕食を買い、そのままホテルに直行した。 IGRの改札からだと、わりと近いホテルヒルズに投宿。 小さいけれど、従業員のお兄さんは、ずいぶんと丁寧親切。 ただ、ホテル内はスリッパという仕組みは、ちと不便かな。 少人数少予算のために、清掃を省略というのはわかるけれど。 紅白歌合戦を見ながら、コンビニご飯。 そして、あっさりとお目目を閉じてしまった。 まったく大晦日感がない、2008年の最終日になった。 いやでも、なんか知らないけれど、えらい疲れていたのです。 今までの修行とは、まったく違う感じの疲労度、疲労感。 なんだろう。なんでだろう。やっぱり。 600、函館自由市場麺忠。ミニいくら丼。 320、浅虫温泉道の駅。アポロソフト。 100、八戸バス。 650、八食センター大むら。かつ丼セット。 100、八食センターバス。 1200、三沢古牧温泉浮湯。 300、三沢古牧温泉元湯。 5400、盛岡ホテル盛岡ヒルズ。 500、盛岡コンビニ。夕食。 9170。 函館 *0848 (4014M/S白鳥14/\1680) 青森 1049 *1104 (2590M) 浅虫温 1125 1219 (572M) 八戸 1337 *1413 (南部バス/\100) 八食セ 1422 *1536 (南部バス/\100) 八戸 1545 *1618 (1553M/三沢シャトル) 三沢 1638 1840 (578M) 八戸 1900 *1915 (4540M/青い森鉄道/IGR) 盛岡 2102 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