雑味館抄 <あいさつ>  2003. 5. 4

ノアちゃんバースデイ
ノアちゃんの誕生日の写真がメールで送られてきた。4歳になった。最近のITのおかげで郵便を使用せず遠地へ写真を送ることが出来るようになった。ブロードバンドが一般的になっていないときは写真の添付はしんどかった。便利な世の中になったものだ。
便利になった反面、影の部分もありそうだ。写真屋さん、郵便屋さんを利用していないのだ困ってくるのであろう。

4年前、ノアちゃんが生まれて3ヶ月後に家内が亡くなった。今思えば赤ん坊を抱き上げることが出来ただけでも幸せだったかもしれない。
私は4月でリタイヤして1年になる。また母の在宅介護を再開して3週間になる。いろいろと考えさせられることが多いこの頃である。

生物は原則的に自分の生命を後世代に託し自らを終わる。よくサケが自分の生まれ故郷の川にもどり産卵後朽ち果てる映像をみる。
人間は次世代を育てあげるまでが使命であろう。
長寿命化はこの原則からはずれる方向にあるように思える。「長さ」だけを求めて幸せといえるのだろうか何ヶ月か前私の心にとまった新聞記事があった。

70年代、医療救護活動のため西アフリカのナイジェリアで3ヶ月滞在した人が体験から記されたもので概ね次のような内容である。
活動を始めてすぐ、二十歳の青年が、右手を毒蛇に噛まれ運ばれてきた。切断しないと助からない。青年は何もしないでくれと懸命の説得を断った。青年は厳しい自然環境の中で、片手で生きていくことの大変さを熟知していた。これが寿命と自ら死を選択したと思う。 当時の現地スタッフは「人は病気で死ぬのではない、寿命で死ぬ」と言う教訓を与えてくれた。日本では患者にとって効果の期待できない医療が(患者の意思にかかわらず)堂々と行われている。しかしこの未開の地では人々は生死の選択権をもっていた。

家内もこの原則に従ったわけだろうか。
私も原則に逆らうことのないよう気をつけなければならないと思っている。

ウオーキング距離が年間目標の2000kmを突破することが出来た。
ウォーキング距離表(月別)2003. 5. 4まで
日数距離(km)一日の平均距離
25220128.0
5月53 13.2
4月302658.8
3月312078.4
2月282217.9
1月282057.3
12月221737.9
11月251857.4
10月201688.4
9月252018.0
8月292177.5
7月10636.3

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2002年7月下旬からウォーキングの距離を記録しているので整理してみた。右の表のようになった。月に200km歩きたいと思っている。一年経って2000kmになるのが目標である。まさしくちりも積もれば山となるのだ。

雑味館抄<あいさつ>