しむ
03. 2. 7
春をさがして(1)
薬師池公園/早咲きの一本
 

立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いている。そんな季節なので少しでも早く春が来てほしいと願っているのは私だけだろうか。
ウオーキングの最中、あるいは 気まぐれに出かけたとき「春の香り」をさがしている。

節分の日、 町田市の「薬師池公園」、立春の日、府中市の「府中の森公園」、六日には八王子市の「長池公園」に行ってみた。春さがしの結果は「薬師池公園」には白梅 の木一本、ろうばい二本。「府中の森公園」には紅梅が数本、 レンギョウがつぼみをつけていた。「長池公園」にも春の兆しが見えた。里山の道端のネコヤナギが子猫のような尾っぽを見せていた。
街路樹のソメイソシノが固いつぼみを見せているの は驚きだった。桜も今のように寒い時期から着々と準備を始めている。

「薬師池公園」 は家から車で30分くらいの距離で鎌倉街道沿いにあり、 駐車場も完備し便利である。
公園に這ってみて期待は裏切られた。白梅の木、一本が咲き始めていただけである。
警備の人の話では「2月下旬から3月はじめ」だそうである。開花が遅いのは 「公園が谷底のようなところにあり気温が低い」からだそうだ。「一本咲いてますね」と言うとたずねられたら そうこたえると言ってた。 親切にも「電話をくれれば教えますよ」と言ってくれた。やはりすこし早すぎた。期待する方が無理な時期だが残念だった。
園内を歩いていると「ろうばい」を二本見つけた。2週間経った らまた行ってみよう。 この公園に関するホームページには白梅が220本、紅梅が80本あると記されていた。

私は常々この公園は手入れが行き届いており、管理する人々および市の姿勢がすばらしいと思っている。周辺にはぼたん園、ダリア園、 リス園、エビネ苑などが あり地味ではあるが心が癒されるエリアである。


府中の森公園/紅梅


「都立府中の森公園」 は京王線の東府中駅から歩いて10分位のところ。
168,800平方mの広さに日本庭園、テニスコート、サッカーグラウンド、美術館がある。また近くに 芸術劇場もある。
展望の広場のベンチには路上生活の人らしい姿があった。ベンチの下には持ち物が整然と配置されており常時住まいにしているのであろうか。
この人たちこそ 早く季節の春と人生のはるがきてほしいと思っているに違いない。

「長池公園」 は多摩ニュータウンの八王子・南大沢地区にある。公園内には雑木林に覆われた里山や炭焼き小屋などがあり、気軽に田舎を味わえる。また「長池見附橋」と称し1913年 (大正2年)に建築された四谷見附橋が移築されている。

薬師池公園について東京都教育庁発行のPOSTCARDに記載されている内容を抜粋し転記しよう。

薬師池公園は平成10年3月13日、都指定名勝にしていされている。鶴見川右岸の谷戸地形にあり寛永期(1624〜43)に耕地を潰して溜井にしたといわれている。 海抜60mにある約8000平方mの薬師池を中心に西方の緩傾斜地に梅林 があり、比高差40mの稜線上の山林の大部分はコナラ、クヌギなど落葉広葉樹の雑木林となっている。西側稜線上にある薬師堂は 桁行31尺、梁間30尺の入母屋造向拝一間付の規模で、 明治16年(1883)に再建された。
野津田薬師は「武相寅薬師」の札所であり、12年に一度、4月10日から5月10日めで薬師如来坐像が開扉される。梅林の近くには国の重要文化財「旧永井家住宅」、都指定有形 文化財(建造物)が移築復元されている。








春をさがして撮ったフォトを
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(蛇足ながら、imgはHTMLで画像の表示タグである。進行形のingとゴロあわせし、”待ちing”=waitingのつもりです)