工作教室

問題解決2CH戦車用アンプ2

今回の回路は配線量が多く、配線が交差してしまい、片面の基板では間に合いそうもありませんでした。そこで、仕方なく両面基板を採用しました。しかし、結果的に表面の配線は左の通り、ワイヤーで配線できないほどでもありません。むしろ両面基板の製作は、表と裏をあわせるのがむずかしく、エッチングも片面より困難です。裏面だけ片面基板で作成し、表をワイヤーで配線する方が簡単に製作できます。

プリント板表面(PDFファイル)

左の写真は今回製作したDMDのプリント基板を裏側から見たところです。縦方向を裏に配線し、横方向を表に配線して、マトリクス状の配線の表と裏を結んで配線の交差を回避しています。結果的に表と裏を結ぶ作業をする手間と表面の配線量を考えると、両面基板にしたメリットが少なかったと思われます。

プリント板裏面(PDFファイル)

 

 

プリント基板の寸法は前回の物と全く同じです。

74HC153と書かれたICがデータセレクタで、左右のモーターにそれぞれ1個ずつ使用します。このICで通常の前進-後退-左右緩旋回の1セット、超信地左右旋回(前進)、超信地左右旋回(後退)の3動作を切り替えます。

中程の4個のICはおそらくゲートアレー1個に集積可能な規模です。今後、さらに小型化するためにゲートアレーを設計するつもりです。

プリント板実装図(PDFファイル)

プルアップ抵抗とインバーター2個は、チップ部品を使用しました。これらはあまり入手性はよくありませんが、基板サイズを変えないためには少なくともインバーターだけはチップ部品を使用する必要があります。

 
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