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妊娠、出産、そして育児へ・・・母の悪戦苦闘の日々をまとめました。
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最近の日記 (4/5 update)

誕生日  無事に1歳を迎えました。
 最近よく、乳幼児の突然死の話題を耳にします。 新聞で、1歳の誕生日を2日後にひかえて突然死したというニュースを読み、 寝ている二人を見ながら、”このまま起きなかったらどうしよう・・・” なんて考えたりしました。 でも、大きな病気もせずに1歳を迎えることが出来て良かったです。
 大人にとっての1年なんて、たいして変わりはしないけれど、子供にとっては びっくりするほど成長する1年です。 1年前はただ寝ているだけで何も出来なかったのに、こんなに成長するなんて すごいなーって思います。

 初めての誕生日。どんなご馳走を作ろうかと、母は頭を悩ませました。 そんなにいっぱいは食べられないし・・・何がいいかなー。
とりあえずケーキはいるな。赤飯も炊こう。・・・と考えて作ったメニュー。

   赤飯、山芋ののり巻き、タイのフライ、茹でいんげん、
   豆腐の味噌汁、バナナケーキ

いつもは母と3人で食べるけど(朝、昼のみ)、今日は父も一緒です。
父と母はワインで乾杯です。
美乃里も穂乃佳もバナナケーキ(カップケーキ)を1個食べてしまいました。 赤飯やおかずもいっぱい食べました。いつもと違って食べやすかったかな?

 そろそろ断乳するべきなのかなと思いつつ、夜泣きをすると お乳をあげてしまいます。あげるとおとなしくなるから。 昼間は大丈夫だけど、夜になると恋しくなるのかな? お乳を見せると、飛ぶようにしてやってきます。
まだまだ赤ちゃんだね。

〜最近嬉しかったこと〜
 友達に双子が産まれるらしい。予定日は1月。

                      ’97.9.30. 記

結婚式  友達の結婚式に出席しました。
式場は鳥取だったので、父に車で送ってもらい、10時くらいに到着。
帰宅の予定は18時頃。
こんなに長い時間チビたちと別れるのは初めてです。 父とチビたちだけでのこんなに長い時間の留守番も初めてです。
 式の間も披露宴の間もずーっとチビたちどうしているかなと考えていました。 とことこ歩いて、ニコーって笑っている姿とか、思い出したりしました。 泣いて父を困らせてないかなとも、考えていました。
 だけど、帰ってきても全然大変じゃなかったって言われて、ちょっと気が抜けました。 チビたちも私が帰ってきても嬉しそうな顔をせず、平然としているし・・・。 でも、何事も無く終わって良かったです。

                      ’97.10.7. 記

旅行(1)  1泊で岡山県北部東粟倉村に行きました。
お互いの両親を招待して、のんびりと旅行をしたのです。 お宿は、私達が3回も訪れるほど、お気に入りの宿です。 お気に入りなので、両親を1度連れてきたかったのが実現しました。
 そこは、山の中のとても静かなところで、料理もとてもおいしいのです。 チビたちは、初めてのところで、最初は大泣きし、私達にべったりだったけど、 だんだん慣れてきて、部屋中歩き回っていました。 久しぶりに、じいちゃん、ばあちゃんに会うので、可愛い顔をいっぱい見せてあげてね。 私も、久しぶりに家事を休めてよかった。

                      ’97.11.8. 記

お正月  お正月が終わりました。
お正月休みは、毎年、お互いの実家で過ごします。
 私は、休み前に風邪をひき、ダウンしてしまいました。 しんどいのと、ストレスがたまっていたのとで、心身共に不安定な状態でした。 ほとんど家にこもりっきりで、人と話すことが無いのが原因でしょうか? 子供たちが、押し入れを開けて中のものを出したり、本棚の本を出して破ったりしているのを見る度に、 プチッときれたりしていたのです。
 正月休みの間、結局じいちゃん、ばあちゃんには慣れず、よく泣いては抱っこして大変でした。 でも、休みが明けて自宅に帰って来ると、自分自身の心は落ち着いているなあと思いました。 子供たちが以前と同じような悪さをしていても、怒る感情はないのです。 ”あ−あ”っていいながら片付けているのです。 大変でも、普段と違う人に会い、気分転換になっていたのでしょう。 たまにはどちらかの実家に帰って、心を休めるべきかなと思いました。

                      ’98.1.20. 記

旅行(2)  2月に2泊3日で鳥羽へ行きました。
 鳥羽に行く途中、伊賀上野にある”モクモクファーム”に立ち寄りました。 子豚がいてショーなどをしたり、地ビールを作っていて試飲が出来たり、 作っているところの見学が出来たりします。
 チビたちは、子豚を見て”ブーブー”と小さく言っているけど、 近寄れず、怖がっているみたいです。
でも、あいにく雨が降り出して、あまり遊べず残念。

 次の日、的矢へかき料理を食べに行きました。
大広間で、他のお客さんがいっぱい居られる中で、チビたちは動くし、 あまり機嫌もよくなかったりで、ちょっと大変でした。

 3日め、二見シーパラダイスへ行きました。
アッカンベーをするトドがいて、思っていたより大きくてびっくり!! 近くまで来て触らせてくれます。 きっとチビたちは怖がって泣くだろうと思っていたのに、平気そうです。 アシカのショーなどもあり楽しかったです。 私が一番喜んでいたみたいでした。

                       ’98.3.5. 記



1歳頃までの日記

妊娠中  7ヶ月位でよく、”もうすぐですか?”と言われる程、既に臨月並みのお腹の大きさでした。 自分では、自分のお腹は上からしか見られないので、そんなに大きいとは思いませんでした。 でも姿見で見て、本当に大きいんだと実感。妊娠線も、元の皮膚が分からない位出ました。
 7ヶ月の頃、早産しないため入院。 ひたすら安静に、という事だけ。1ヶ月程入院しました。 お家に帰っても、出来るだけ安静にしました。 食事の仕度、洗濯などは、夫が仕事から帰ってからしてくれました。
 さすがに10ヶ月くらいになると、動くのも大変。でも、よくここまでもったなあ。 お腹はすごく大きいけど、体重増加は13kgで抑えました。 妊娠中毒症のひとつ、むくみがずっと取れませんでした。 足を押さえるとへっこんだまま。おもしろい。
 9月に入っても、なかなか定期的な、お腹の張りが来ませんでした。 もういつでもO.K.というくらい赤ちゃんは成長しているのに...。 そして、9/18、ついにやって来ました。とりあえず病院に電話してから出かけました。 午前3時くらいでした。でも夫は、その日に産まれないと思ったみたい。 でも無事出産しました。
出産  1996.9.19 11時35分 1児出産。6分後、2児出産。 陣痛の苦しみ。腰が恐ろしく痛かった。出そうで出ないのが苦しい。 出た瞬間すごくすっきり。もう全部出た?って思ったのに、まだもう1人いた。 ちょっと痛かったけど、すぐに出てきたのでよかった。 夫は立ち合ってくれました。落ち着いているようにみえました。
 立ち合った感想は→「面白かった。」そんな事を言っては怒られます。母は大変だと実感しました。
育児  病院にいる頃から、母乳はよく出てくれました。 でも看護婦さんに”藤井さんとこの赤ちゃんは、よくミルクを飲むから、母乳だけでは足らないだろう” と言われ不安。でも、ほとんど母乳だけで育てる事が出来ました。 最初の頃と、私が風邪をひいた時くらいだけミルクをあげました。 皆にすごいと言われます。自分でも感心します。2人分の母乳がちゃんと出るのだから。 まもなく1歳になる今も、徐々に断乳準備はしているけどよく出ます。ありがたい。

 退院して3週間義母に来てもらっていました。その後、昼間赤ちゃんと私の3人の生活が始まりました。 最初は不安でした。今までは2人泣いても1人を抱っこしてもらえたからです。 それがなくなって、1人でやっていけるかな、何かあったらどうしよう、とか考えているうちに、 1日が過ぎ、夜、夫が帰ってくると「ほっ」としました。 2人とも泣いて泣き止まず、私も一緒に泣いてて”お母さんまで泣いてどうする” と夫に叱られた事もありました。

 3ヶ月位までは必死でした。あまりかわいいと思えず、仕事のような気さえしました。 そのうち、だんだん余裕が出来てきました。 赤ちゃんに表情が出てきて、かわいいと思えるようになりました。 美乃里は他人に愛想が良く、皆にかわいいと言われます。 穂乃佳は男の子に間違われます。人をにらみます。 でも私達には笑顔を見せてくれる、かわいいやつです。

 お互いの実家に帰ると、気はつかうけど、チビ達をずっと見ていなくてよいというのが楽です。 家だと泣くと抱かなくちゃいけないと思うけど、おばあちゃん達が競って抱いてくれるので助かります。 たまにしか会えないから、抱きたいだろうし、といいように思って抱いてもらうようにしています。 でも6ヶ月頃帰った時、人見知りをして、母じゃないと嫌ーっとばかりに、穂乃佳が大泣きしました。 私が抱くと泣き止むので、「可愛い奴」と、思いました。

 3月の終わりに、家族で旅行をしました。旅行といっても、家から1時間半くらいのところですが、 身内の家以外に泊まるのは初めてです。おでかけ好きの私は、旅行できるようになれてウキウキです。 でも、夜泣いて泣いてして、宿の人や他のお客さんに、迷惑をかけたらどうしようなどと考えていました。 着いてすぐ美乃里が大泣きしました。お風呂でも美乃里は大大泣きしました。 私が久しぶりにのーんびりと1人でお風呂に浸かって帰ってくると、部屋で2人が大合唱していて、 夫に悪い事をしました。でも、夜は1度も起きずによく寝てくれました。
 5月の終わりには、2泊3日の旅行もしました。1泊は私の姉家族と一緒でした。 荷物はいっぱいだし、ゆっくり食事が出来るというわけではないし大変だけど、それなりに楽しいです。

 “ふたごぐみ“というサークルが、岡山市を本部として活動されていて、 県北支部というのがあるのを知り、チビたちが5ヶ月くらいの時に、やっと連絡できました。 (病院に入院中に知ったから) でも、今は県北支部として活動はしていなくて、活動中に集まったメンバーでたまに集まったり、 連絡しあったりされているそうで、今度集まる事があれば、連絡しますと言ってくれました。
その後、メンバーの方が年齢が近いだろうからって教えてくれた人から、電話がありました。  でも、その後なかなか連絡する余裕もなく、2ヶ月がたち、やっと連絡して会うことが出来ました。 うちのチビたちより、7ヶ月ほど上の男の子と女の子の双子ちゃんでした。 あまり時間がなく、話が少ししか出来なかったけど、知り合いが出来て嬉しかったです。
 6/29には、元”ふたごぐみ”の集まりがあり参加しました。 10組くらいの双子ちゃん、三つ子ちゃんが集まりました。 暑い日だったので、まだ赤ちゃんのうちの子と、1ヶ月遅い三つ子ちゃんは、 日影でお弁当を食べたりしました。 だから他の人とはあまり話も出来ず、たまに三つ子ちゃんのお母さんや、元代表の人と話す程度でした。 でも、あまり外出することもなく、人と会うことも少なくなったので、 沢山の人に会え、知り合いが出来て良かったです。

 最近は2人でよく遊んでくれるようになり、家事もしやすくなりました。 あまり静かに遊んでいるので、心配になって見に行くと、1人ずつおもちゃで遊んでいたり、 2人でキャッキャッと笑って楽しそうにしているかと思えば、 紙を食べあったりしてびっくりすることもあります。 2人ともよく笑い、おしゃべりし、元気でとても可愛いです。 だんだんと可愛さが増してくる様に思います。 毎日いろんな事があります。それを父が帰ってきたら、お話するのも楽しいです。

 確かに育児は大変です。嫌になって逃れたいと思う時もあります。 でも、2人の笑顔を見ていたら、やっぱり可愛くて抱きしめてしまいます。 ずっと一緒にいるわけじゃないけど、少しでも一緒にいたいから、当分仕事はしないと思います。 もしするとしても、お家で出来ることをするでしょう。 仕事に出ちゃうと、チビたちのいろんな顔を、見落としそうでもったいないもの。 これは母の特権だと思うから。

 もうすぐ1歳のお誕生日です。今からどんなご馳走を作って、お祝いしてあげようか考え中です。 まだまだ育児は始まったばかりです。2人ともそろそろ歩き出しました。 3人でお手手つないで散歩に行けるようになるのももうすぐかな?


                    平成9年9月9日  母(美紀枝)



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