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南紀 西廻り編
(02/03/21〜02/03/23)
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リストマーク ビバ! 温泉 

 昨日は、酒蔵など大人の趣味で寄り道をしたので、今日は息子の趣味に合わせることにする。

 といっても、息子は、以前も書いたが 「だいの温泉好き」 なのである。
 親の露天風呂めぐりと意見が一致し(変な親子)本日は、温泉めぐりへGo!
 和歌山市内を離れ、一路南紀白浜へ向かう。


リストマーク ビール & うつぼ 

 白浜へ到着! が、温泉に入る前に、腹ごしらえをせねば。

 ということで、「ブルワーズキッチンナギサ」 へ
 ここは、白浜の地ビール 「ナギサビール」 が味わえる店。 直営店ぽくない直営店。 今まで行った地ビールの直営店を想像していたら、近所の喫茶店のようなたたずまいに、意表をつかれた。

 ありがちな、カフェテリア方式のバイキングよりは、ちゃんとした料理が食べれるから、こっちのほうがありがたいのだ。

 アメリカンウィート、ペールエールともにすっきり、きりっとした味でGoodでした。 また、この辺りの土産物屋でよく見かける 「うつぼの佃煮」 なるものも初めてチャレンジ! うつぼと思わなければ、これもGoodでした。


リストマーク 草原 

 温泉は、息子のリクエストにより 「草原の湯」 に決定!
 ここ、草原の湯は昔ながらの露天風呂ではなく、温泉テーマパークというのか、とにかくたくさんの湯舟が敷地内に点在していて、それをめぐることができるようになっている。

 入り口で浴衣を借りれば、各湯舟の脱衣場での脱ぎ着も楽なのだ。
ここ草原の湯は、大きく、3〜4箇所の湯船の集落があり、その集落ごとに脱衣所がある。 ひとつの集落に、数個の露天風呂もしくは、内湯が設けられている。 集落同士は、10数メートル離れているので、裸では移動できない。 途中エレベーターなんか有ったりして、なんともすごいのだ。

 これをすべて制覇すると、さすがに湯あたりというか、ヘロヘロになってくる。


リストマーク 誰だ!

 「これで最後! すべて制覇だ!」 
と、一番奥の集落から出ようとしたとき、

 「ない!

 下駄箱のスリッパが、一足たりないのである。

 我々は、レンタル浴衣なのでスリッパなのだ。 普通の靴は、あるようだがスリッパが無い! 靴で来た人が、間違えてスリッパで帰ってしまったようなのだ。

 しかもここは入り口から一番遠いところ、そんでもって雨が降っている。 
 
 「とほほ・・・」

 しょうがない、妻が息子の子供用のスリッパを履き、私が息子を背負って行く事に。(しかも、傘をさしている。)
 なんとも情けない格好であった。

 「くそー! 持ってたやつ! 出てこい!」 


リストマーク 輝春 参りました!

 次に、”本当”の露天風呂 「崎の湯」 へ行きたかったのだが、雨で断念。 宿へ向かう。

 本日のお宿は、「ホテル マーキーズ
 旅館の設備は、これといって普通で、可も無く不可も無くといったところ。

 しかし、サービスと料理がすばらしい!
 特に、料理は絶品ですな

 今日の料理 「輝春
  ・食前酒 桃源郷
  ・付きだし 和歌山産イトヨリの煮こごり、フルーツトマト添え
  ・前菜   長茄子とオマール海老のコンソメジュレ添え
         和歌山産地鶏のマリネ、カレー風味
         蜆のコチジャン和え、コリアン風
  ・御造り  髭長鮪の洋風薄造り

 てな感じで、この後も 汁物、魚料理、揚げ物、肉料理、飯物、デザート・・・と続き
 しかも、どれもありきたりの味ではなく、たとえば御造りといえば、単純に刺身を想像してしまうのですが、今回のは、わさびの利いたオリジナルソースを、葉野菜と絡めて食すようになっていました。
 「う〜ん」 今思い出しても、よだれが出てくる。

 その中でも一番の絶品は、「ごはん」 です。

 この素材のうまさといい、炊き具合といい いや〜 参りました。 本当に、参りました。

 悪く言えば他の料理は、目先を変えれば(奇抜にすれば)味をごまかせるかもしれませんが、こればっかりは、ごまかせません。 いや、他の料理がまずいわけではなく、ご飯、漬け物、のり、うめぼしこれらの手を抜いている料理屋は、はっきりいって失格だと思っています。

 その点、基本もしっかり押さえ (押さえるどころか絶品) しかも、非日常を演出できる。 すごいなあと(プロ)の仕事を見た思いがしました。

 もうこれだけで、単純 ”ななぐなぐ一味” は、スリッパを取られたことも忘れ、幸せな気分になれるのであった。


(つづく・・・)

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