お約束
「名古屋ICから沼津ICまでは、約3時間か・・・」
それなら、AM8:00くらいに家を出発すれば、昼頃にはそこら(沼津近辺)でメシを食えるな・・・。
「沼津 12時半」 とメモをする。
ガイドブックを見ながら、うまそうな昼食の店を探す。
沼津からなら伊豆高原まで数時間で行けそうだな、ならチェックインまでに少し余裕があるな。じゃぁどこかへ寄り道しよう・・・(メモ、メモ)
などと、色々考えていた計画は、名古屋ICに到着した10時30分には、早くも崩れさろうとしていた。 毎回のお約束とは言え、寝坊に 「とほほ」 である。
しょうがない
おいしい昼食をあきらめ、PA(パーキングエリア)で軽くメシを食べる。
しかし、なんでこういう所の 「たこやき」 ってこんなにおいしくないのか?
たこ焼き屋のオヤジよ! もうちっとがんばっとくれ!
「みのもんた」 に頼んで修行してくるのだ!
沼津で高速を降りるとそこは、「渋滞地獄」であった。
今日は、平日。 しかも、お昼時。 沼津市街は、こんな時間帯にいつもこんなに込んでいるのか?
昼飯を食べる予定であった沼津市街であったが、もう先ほど食ってしまったのだ。 だから、ここには用は無いのだ。 早く抜けたいのだ。
「はやく、ここから出してくれ!」
それに、追い討ちをかけるように 「道を、間違えているみたい・・・」 地図を見ていた妻がつぶやく。
よりいっそう沼津の中心部へ向かっているようだ。
地図を確認すると、ちゃんと 「常時込んでいる道の一つ」 とコメントがしてあった。
「とほほ・・・」
やっと
少し遠回りをしたものの、伊豆長岡、伊東を経て、目的地である伊豆高原付近まで来たときには、 「おやつの時間」 も とっくに過ぎた頃合であった。
当初の予定では、早く到着しそうだな 天城高原、一碧湖・・・ どこに寄ろうかな・・・ などと考えていたが、寄り道しなくてもチェックイン予定時刻 16:00には到着できそうもない・・・
「はははっ・・・」 である。
それでも何とか、予定の1時間遅れで 本日のお宿 「ルネッサ城ケ崎」 に 到着することができた。
----- 後日、再度情報誌をひっくり返していると、この辺りに行く 「ベストルート」(抜け道) が、載っていた (先に調べとけ!と家族に怒鳴られそうなのだが・・・)。 名古屋方面から行く場合は、沼津ICで高速を降りずに御殿場ICまでいって、箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン、伊豆スカイラインと有料道路を乗り継いでいけば、早く行けます。 参考になれば・・・
有料道路の使えない貧乏人は、我々と同じく渋滞で苦しんでください(笑) ------
今回は
ここ 「ルネッサ城ケ崎」 は、コテージタイプのお宿で、全棟とも 「温泉が出るお風呂」、「トイレ」、「キッチン」 が完備されている。
ありがたいのはその上、食器、調理器具もあるので自炊も可能である。 4人用と8人用のコテージがあるようだが、我々が泊まったのは、4人用のそれであった。 友人同士でわいわいやるのには、面白そうな設備である。
が、しかし
昼飯も、粗食であった我々が、夜も自炊などするわけがない!
昼の分も取り返さなくては、いけないのだ!
と言いながらも、磐梯あだたら編の新潟に続き今回も 「回転すし屋」 なのだ!
(進歩ねーなー)
まんまん
今回入った店は、「海女屋 伊豆高原店」
店内に入った時間は、6時になるかどうか、という時間であったにもかかわらず、ほぼ満席状態であった。少し経つと、もう行列が出来ていた。ぎりぎりセーフであった。
ダシ巻きたまごの切れ目に御飯が挟んである 「たまご」 が息子のお気に入りで、3皿ほど平らげていた。 また、さすがキンメダイなどの地魚は、特にうまかった。 そして、寿司ネタではないが、ジューサーで搾ってくれる生ジュースがあり、これまた美味かった。
ただ、ネタの旨さでは、新潟で入った「魚とごはん」 には、一歩およばずと言ったところだろうか。
おなかが 「まんまん」 になったところで、店を後にする。 その頃には、かなり行列が延びていた。 駐車場に停まっている車のナンバープレートを見ると、関東圏のナンバーが圧倒的に多い。 観光客に大人気の店らしい。
宿に戻る途中で、明日の朝食のパンと、今夜の晩酌の主役・地ビールを仕入れる。 これで、準備万端である。
おーゆー! Oh! No!
部屋に戻ると、とっとと風呂に湯を張る。 ここの蛇口には、「水」、「湯」 に加えて「温泉」という第3の蛇口があるのだ!
湯船は、こういった宿にしては、少し小さめで、一般家庭の大きさぐらいであった。 が、ほのかな温泉の香りがして、なかなか心地よい。 ただ、いただけなかったのが、「通常のお湯」
ガス給湯器から出てくるこのお湯。 なかなか、あったかくならないのだ。 しかも、一旦止めるとすぐサボり、冷たくなってしまう。 「こら! しっかり働け!」 って感じなのだ。
シャワーを「全開」にして、ジャージャー流すこと数分。
やっと、頭にかけても我慢できるくらいの、温かさになる。 頭を洗っている間、シャワーを止めると、またすぐに冷たくなる。
だから、「ずーっと」 全開で出しっぱなしにしておかないといけない。 この季節ですらこれなんだから、真冬はもっとすごい状況になっていたのでは? と想像してしまうのであった。
(他の部屋はどうだか知らないけどね・・・)
なんのかんの言っても
なんのかんのと言いながら、湯上りにはビールだべさ。
先ほど、手に入れた地ビール 「宇佐美地ビール」 を飲む。
伊東市の宇佐美にあるから 「宇佐美地ビール」。 えらく、マイナーな地名をつけたもんである。
ラベルには、「伊豆」 という文字が入っているのに、「宇佐美?」 で製造元を見ると 「ヨーロピアン地ビール」 と書いてある。
「伊豆なのか宇佐美なのか、はたまたヨーロッパなのか、どこやねん!」
と、実に紛らわしいネーミングが、入り乱れたパッケージである。
そんなことでは、ライバル 「伊豆高原ビール」 には、勝てないぞ!
ドナウ、モルダ、ライン、テムズと各国の川をつけたネーミングも、地ビールとしては、「・・・・」である。 ライバル 「伊豆高原ビール」 のように 「天城」、「大室」 などと地元の地名でもつけといたほうがいいんじゃないの。
確かに、ハンガリータイプのビールだから、ハンガリーの川 「ドナウ」 にしよう! という発想も分からなくはないが、わしらはハンガリーに来たわけではなく、
「伊豆に来ているのだ」 もっと 地元に自信をもとう!
「泉川」、「逆川」 など観光客が知らない名前でもいいじゃないか! それこそ、裏書にでも説明しとけば、地元を知ってもらうチャンスなのでは?
と、酔っ払いは、くだらないことに 「いんねん」 をつけながら、だんだん支離滅裂な会話に突入していくのだ。 ここから先は、あまりにくだらないので、書けませぬ。 それでは、また明日(あした)。
(つづく・・・)
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