はじめての囲碁
負けないコツ<6>
<負けないという事>
自分が強く取られない石を作れば敵も同じでしょう。
お互い守りあい、どちらも取れない展開になります。
もう取れる石がなくなればお互いパスし「引き分け」。
下図は、双方とも取れず下手に囲みに入れません。
囲碁は、同様に双方、手がなくなるまで打ち続けます。
囲碁は、降参するかお互いパスするまで打つのです。
<引き分けじゃ嫌>
お互い守ってしまってどうしても引き分けてしまう展開はありがちです。
それが嫌なら隙を作って乱戦に誘い込むのです。
コンピュータ相手なら適当に誘えば乱戦になるでしょう。
対人戦の場合は、ルールを変えるのが良さそうです。
最初の2手づつを下の図のように決めてから打つルールがあります。
こうする事で乱戦が起こりやすくなり決着もつきやすくなるのです。
<めちゃめちゃ手堅い相手を倒すには>
ルールを変える以外、たぶんありません。
ある程度強い人が引き分け狙いで守った場合はまず取れません。
むしろ、石を取ろうとする側に無理があるのです。
取られない方法は、取る方法よりも、簡単なのです。
<喧嘩碁と穏やかな進行>
囲碁では、取り合う展開を喧嘩碁と言います。
また、お互い守りあう展開を穏やかな進行と言います。
石取りゲームは、喧嘩碁に持ち込みます。
しかし、囲碁は穏やかな進行がわかりやすい。
初心者のうちは取る事より取られない事を重点しよう。
石取りゲームの解説はここまでです。
ここから次は、本来の囲碁の説明に戻ります。