実践例<1>

<日本棋院の9路盤を使う場合>

日本棋院のを使う人はゲームを起動したら「新規対局」を選びます。

<9路盤の設定と実戦例>

まず、対局の種類(互先、定先)や白黒等を選びます。

今回は、人間同士の対局をみてみましょう。

囲碁の打ち方の流れをざっと見てください。


<進行図1手〜10手>

上図、黒は右側、白は左側を陣地にしました。
白10で少しでも黒の陣地に入ろうとしています。
ここまで、お互い穏やかな進行です。


<進行図11手〜14手>

上図、黒1は、陣地にいれませんという手。
白2は、少しでも入ります。
黒3は、これ以上入れません。
白4は、アタリなので取られないように、つなぎます。
次の黒で△に打たれると取られてしまいます。 ですから次の黒の手は取られないような手を打ちます。
どこへ打ったら良いでしょうか?


<進行図15手〜20手>

黒5とつないでアタリを防ぎます。
白6は、入れてください。黒7はいれません。
白8も、入れてください。黒9がいれません。
押し問答のようです。
白10はアタリなので防ぎます。
次に白が△へ打つとアタリなので黒は守ります。

<解説図>

上図、余談ですが、もしも守らなかったらどうなるか?
白1から白7まで逃げても逃げきれず取られます。


<進行図21手〜23手>

上図、黒1は、アタリをまもりました。
白2は少しでも入ろうとした手。
黒3は、次に黒△のアタリを狙っています。


<進行図24手〜32手>

上図、お互いじりじりと押し引きしています。
32手でお互い打つ所がなく終了です。


<終局図>

上左図、白Xは、敵陣に孤立し逃げられません。
この石は、終局すると取られた事になります。
よって黒のアゲハマは黒1、白は0です。
上右図、□が白の、△が黒のポイントです。
囲碁ソフトでは、□と△を自動で数えてくれます。