石を取る<2>

<石を取らないテクニック>

下図の黒は、2眼ありに死なない石で11目の地です。

白も、黒と左右対象で同じ形なので11目です。



下図のように黒は、自分の地の中に打つのは損です。

黒は11目あった地が、2目になってしまいました。

当たり前ですが自分の地の中に打つのは大損です。



では、下図の白1に黒は、どうしたら良いでしょうか?



下図のように白を取るのは大損です。

黒は、白1つを取ったが、7目の地になってしまいます。

白は11目から取られた1目を埋めても10目です。





<答え>

白1は、無視して他へ打ちます。

黒は、生きている石なので何も問題ありません。

白の打った石は、このままで死んでます。

下図、黒は、白1目を取り11目の地です。

白は、11目から取られた1目を埋めて10目。

同点だったのが白1と打った事により黒勝ちです。

この事から、白1と打つのも悪い手だと知ってください。

相手の地の中に生きない無駄石を打つのは損です。



<応用>

下図で黒Aと打つのは悪い手です。

将来△のように予想すると自分の中に打ってます。

それに、黒は1手損した事も大きいのです。

仮に白は、Aと逃げてもアタリで取れているのです。



<1手の大きさ>

黒Aと打たずに黒1から打った場合。

黒Aと打ち白1から打たれた場合を比べてください。

下図、あくまで私の予想ですが大きく違います

もし、予想通りの進行なら13目も違います。

この場面での1手の無駄が、かなりの大きさです。